2020/10/24 - 2020/10/25
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7月から県内旅行を続けています。
このようなコロナ禍にならなければ訪れることもなかったところもあり、神奈川再発見になっています。
コロナ禍の県内旅行第10段。
今回は丹沢の南端にある大山に登ります。
登ると言っても、家内が西丹沢で怪我をしてから1ケ月。
脚の痛みはもう無いようですが、まだ無理はできません。
今回は怪我の後の初ハイキングです。
よって下から歩いて登るつもりでしたが、途中までケーブルカーで登ることにしました。
標高1252mの三角形の山で、横浜方面から見ると、丹沢山脈の一番左に見える山です。
雨が多く、別名「あめふりやま(雨降山)」転じて「あふりやま(阿夫利山)」となったようです。
江戸時代、大山詣りで賑わった山です。
江戸の人口が100万人の頃、山頂への登山者がひと夏で20万人だったようですので、江戸の人の5人に1人が大山詣りをしていたことになります。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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8時10分、伊勢原市の大山の大山第1市営駐車場に到着しました。
途中、東名が少し混みました。
登山口に近い第2駐車場はすでに満車の表示です。
この大山第一駐車場は、今晩お世話になるなぎさ荘に近いので、元々この駐車場狙いでしたので駐車出来て良かったです。 -
駐車料金は1日600円。
ココから上の駐車場は公共民間ともに1,000円です。 -
駐車場に車を停めて、靴を履き替え、山を登る支度をしている最中に、この駐車場は満車になりました。
これは駐車場の入口にあった大山に登る案内図。
家内は西丹沢で足を痛めて以降、初めての山歩き。
よって途中まではケーブルカーで登ります。 -
大山街道の参道を登り始めました。
すぐにお豆腐屋さんが現われました。
大山豆腐のお店です。
大山豆腐は、にがり100%の絹ごし豆腐です。
このお店は小出とうふ店。
明治15年創業の老舗大山豆腐のお店です。
これから参道を登る途中に大山豆腐のお店が出てきます。
大山豆腐は、江戸時代に大山寺へ参拝する人々が野菜や大豆を持ち寄り 豆腐を作ったことが始まりで、大山阿夫利神社の参道では美味しい豆腐を食べられるお店が並んでおり、私達が今晩泊る宿で美味しい大山豆腐を戴くことができました。 -
大山街道を登って行きます。
大山街道とは江戸時代の関東各地から、大山の大山阿夫利神社への参詣者が通った古道のことで、大山を中心に放射状に広がっていて、関東地方の四方八方の道がほぼ全て大山に通じる状況となっていたようです。
その中の一つが、矢倉沢往還と言われる街道で、江戸城の赤坂御門を出発点としており、江戸から大山への参詣道として使われていました。
その街道は今では国道246になっています。 -
元宿坊だった目黒旅館。
先導師
の表示。
これから大山街道を登る時、左右にある元宿坊は、皆「先導師の宿」です。
先導師って何?
ググってみました。
先導師は、御師(おし)と呼ばれ、阿夫利神社並びに大山寺の信仰を広める役割をしていました。
関東八州と言われる、相模・武蔵・安房・上総・下総・常陸・上野・下野の8か国とその周辺や伊豆七島にまで信仰を広めました。
明治維新後、御師 は先導師と名を改めました。 -
元宿坊の東学坊。
風情のある風景が続く街並みを登って行きます。 -
お豆腐と湯葉のお店 湧水工房
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夢心亭
大山豆腐のお料理屋さんです。 -
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大山まんじゅう本舗良辨です。
大山まんじゅうは、黒糖を使用した茶色の皮にあんを包んだ饅頭で、江戸時代から大山詣の土産品として親しまれています。
買えばよかったかな~? -
良弁滝
寄らずに大山街道を登ります。 -
良弁滝のバス停を過ぎてさらに登ります。
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大山川沿いを上っています。
見えてきた橋は開亀橋です。
紅葉はも言う少しだな~ -
元宿坊だった「山荘だいとう」の前を通ります。
ココも先導師の旅館です。 -
ココも元宿坊だった「旅館まりや」
ココも先導師の旅館です。 -
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大山観光案内所まで登ってきました。
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阿夫利神社御神燈
常夜灯ですね。 -
第一番霊場雨降山大山寺
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現在位置の確認。
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振り返ると湘南の街と相模湾、三浦半島が見えます。
その奥は房総半島でしょうか? -
これから登る大山は雲の中です。
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大山ケーブル駅まで徒歩13分。
ここから「こま参道」 -
階段が362段あるんですね。
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大山こまは、ココ大山の郷土玩具です。
大山詣りの土産物として、江戸時代中期以降に大きく広まりました。
造れる職人が減り、無形民俗文化財に指定されていました。
木肌の温もりを感じる郷土玩具で、よく廻ることから金運がついて廻るといわれる縁起物だったようです。
その大山こまが参道のタイルにデザインされていて、数が数えられるようになっています。 -
これは1.
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こま参道を上がる途中、右側には大山豆腐料理誕生のお店 和仲荘。
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これは3
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こま参道を進むとこのような所を通ります。
金子屋 大山こまのお店です。 -
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とうふクランチ
とうふかりんと
とうふひねり餅 -
さらにこま参道を進みます。
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これは14。
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旅館 ねぎし
宿坊です。
かなり昔からあるんだろうな~ -
さらにこま参道を進みます。
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これは25。
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急に列が始まりました。
ケーブルカーのチケット売り場の列です。
通常は9時から運転開始ですが、8時40分現在、すでに動いています。
皆さん密にならない様に、1mぐらい開けて並んでます。 -
巨大な木太刀を担いだ大山詣り
雨乞いや五穀豊穣の祈願、商売繁盛の願いを込めて江戸時代にはやった大山も詣り。江戸から大山詣りを終えて江の島に立ち寄って5日程度の旅行だったようです。 -
この画、面白い。
町内会や同業者組合による団体で、皆で費用を積み立て、お参りツアーとして「大山詣り」に出かけていたようですが、その際に江戸から持参したのが大きな木の太刀。
江戸から肩に担いで運んだ巨大な木太刀は、源頼朝が武運長久を祈願して自分の刀を大山寺に奉納したとされることに由来し、参拝に際して奉納する納め太刀です。
面白い風習ですね。 -
この画も判りやすい。
でも、木製とはいえ、よくこんな大きな太刀持って江戸から大山まで歩いてきましたね。 -
ケーブルカーチケット購入の列。
間隔を空けて並びます。 -
相模湾が輝いています。
写真には撮りませんでしたが、大山の上の方は雲の中。
ケーブルカーを降りたら霧の中を歩くのかな~? -
大山ケーブル駅。
開業は何と1,931年(昭和6年)と言う古くからあるケーブルカーです。
古くは大山詣りがさかんであったことが判りますね。 -
阿夫利神社まで往復で1,120円。
途中に大山寺と言う途中駅もあるんですね。 -
チケット購入。
SuicaやPASMOの時代に、今時珍しい硬券です。
これは嬉しい。 -
これに乗り込みます。
鉄道会社の名前は大山観光電鉄。
小田急の子会社なんですね。 -
2,015年に登場した新車両です。
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標高差278mを登ります。
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新型ウィルス対策でマメに車内消毒をしたり、乗車数を制限している旨の放送が流れますが、車内は混雑。
密です。
全員マスクして子供以外誰も喋らないで黙ってます。 -
上から対向車両が降りてきます。
途中駅である大山寺ですれ違います。 -
さらに登って、
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間も無く終点の阿夫利神社駅。
この辺りの霧は晴れたようです。 -
約6分の乗車でした。
ココは標高678mです。 -
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雲は随分上に上がったのと、少しづつ雲が切れてきました。
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登って来たケーブルカーの線路を見下ろします。
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少し、大山の紅葉も始まっていますね。
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阿夫利神社に向かいます。
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この階段を上がって、
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結構、長い。
家内は怪我した割には早くトントン登って行きます。 -
おーーー
ココが、、、、
おそらく、数分前まで霧の中だった境内です。
阿夫利神社のHPより
→大山阿夫利神社(おおやまあふりじんじゃ)は、今から二千二百余年以前の人皇第十代崇神天皇の御代に創建されたと伝えられている式内社でございます。 古くから相模国は許より関東総鎮護の霊山としてご崇敬を集めて参りました。海抜一二五二米の山頂からは、祭祀に使われたと思われる縄文土器が出土しており、当山の歴史の古さを物語っております。
えーーーーっ?
崇神天皇?
私の拙い日本史の知識でいえば、実在した可能性のある最初の天皇です。
私にとってはもう古代。
皆さん一例して鳥居をくぐります。 -
大山獅子
富士山の岩を用いて復興された五頭からなる大山獅子です。
周りには十二支も配されてます。 -
拝殿。
江戸からはるばるやって来た参拝の方々は、ココがゴール。
江戸から担いできた大きな木の太刀をココの奉納し、五穀豊穣、商売繁盛を祈願したんでしょうね。
当時は当然ケーブルカーなんてないし、、、、、 -
拝殿から鳥居を振り返ります。
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これは?
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大きな木の太刀を江戸から運んでココに奉納していた時の像ですね。
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少しづつ晴れてきました。
相模湾がはっきり見えます。
三浦半島も。 -
江の島もはっきり見えます。
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登山口はこっち。
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拝殿を横から。
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紅葉が葉先だけ少し赤い。
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こっちの木も紅葉始まってます。
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ココから大山登山の始まりです。
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旅行記グループ 県内旅行で丹沢 大山へ。
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