2020/09/30 - 2020/09/30
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itaruさん
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大山祇神社の参拝を終えたら、多々羅大橋を渡って生口島へ。しまなみ海道も後半戦、広島県の島々を巡ります。心配していた天候は何とか持ちこたえ、平山郁夫美術館や因島水軍城などに立ち寄りつつ、尾道まで無事に走りきることができました
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- JALグループ JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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富士見園で荷物をピックアップし近くの波止場へ。目の前に見えるのは生口島
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ここ井口港から大三島クルーズ船が出港し多々羅大橋などを巡るようです
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雨は降っていませんが、空を覆う雲
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大三島のほぼ中央に位置する鷲ヶ頭山(436m)の山頂付近も雲に覆われています
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この先の天気がどうなるか分かりません。先を急ぎましょう
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多々羅大橋に向かう手前、「道の駅 多々羅しまなみ公園」に寄ります
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ここにあるのが「サイクリストの聖地」の記念碑。何故にここが聖地なのかは知りませんが外せません(笑)
道の駅 今治市多々羅しまなみ公園 道の駅
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ここから眺める多々羅大橋はなかなかの迫力です。これで晴れていたら……
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やや右手に見えるのは伯方島、その奥に見えるのは多分、岩城島だと思います
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さて多々羅大橋を渡るためにつづら折りのサイクリングロードを登っていきます
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多々羅大橋は全長1480 m。吊橋の一種である斜張橋で中央支間長890 mは日本最大だそうです
多々羅大橋 名所・史跡
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多々羅大橋から眺める伯方島ら瀬戸内の島々。この橋の主塔のところに拍子木があります。これをたたくと反響して、こだまのような音が鳴り響きます。日光の東照宮の鳴竜と同じ現象で「多々羅の鳴き竜」の表示があります
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愛媛県から広島県の島、生口島に入りました
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海岸沿いの道を気持ちよく走ります
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800mの白浜と澄んだ青い海で有名な瀬戸田サンセットビーチ(しまなみレモンビーチ)。曇天なのが残念です
瀬戸田サンセットビーチ ビーチ
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季節が外れているので寂しい限り。まあ、今年は夏でもいつもの光景とは行かなかったとは思いますが
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無数の島が浮かぶ瀬戸内海。しまなみ海道のほかにもいくつかの島が橋で結ばれています。写真中央に見えるのは生口島と高根島をつなぐ高根大橋
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ってことで、生口島の中心部へ。しおまち商店街を抜けて
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その昔、浄土宗の法然上人が立ち寄ったという法然寺や万徳寺をのぞきながら(法然寺まで10.3km)
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向上寺への参道に合流します
向上寺 寺・神社・教会
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曹洞宗のこのお寺は室町期の創建ですが
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なんといっても見所は国宝の三重塔
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1432年(永享4年)建立の三重塔。訪れる人もなく、国宝を独り占め
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小高い場所にある三重塔から眺める瀬戸の海
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三重塔からさらに登った展望所から
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三重塔と瀬戸内海。これで天気が良かったら、って思うんですけどね
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この構図で描かれた平山郁夫の絵画があるそうです
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三重塔の周辺の高台は潮音山公園という公園にもなっています。港越しに見えるのは高根島
潮音山公園 公園・植物園
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気がつけば時刻は12時過ぎ。ちょっとお腹が減ったので、富士見園でもらったどら焼きで少しばかりエネルギーを補給します
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来た道を戻るのもつまらないので、ちょっと公園内の遊歩道を歩いて
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自転車をピックアップしたら耕三寺へ。ずいぶんと派手な色使いです。基礎知識なしできたので、これって中国系とかのお寺なのかな、なんて思っていましたが(法然寺から500m)
耕三寺博物館 寺・神社・教会
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ここは実業家の耕三寺耕三が昭和になってから建てた寺に博物館が併設されてもの。境内には936年(昭和11年)から30年以上かけて日本各地の仏閣に似せて造られた歴史的な建造物が並んでいます。ただ入場料は1400円となかなかのお値段です!
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この五重塔は奈良の室寺模したもので、等の向かいにある法宝蔵 は四天王寺金堂を模したものだそうです
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豪奢な門は日光東照宮を模して建てられた孝養門。もちろん日本を支配した権力者と一事業家では、かけられる予算も違うのでよく見ると微妙な感じはしますが
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本殿は宇治の平等院がモデルだそうです
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ちなみに本堂に翼廊に安置されている釈迦如来像は奈良の興福寺から移された重要文化財で平安時代の作です
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救世観音大尊像は色彩のためか、個人的にはB級感満載です
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耕三寺のもう一つの見所が、伽藍の背後にある丘の上に造られた白い大理石の庭園「未来心の丘」
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一面白い世界。大理石はイタリアのカッラーラからわざわざ運んできたそうです。なかなか不思議な感じです。インスタ映えするポイントなんで、ポーズをとって撮影している人がかなりいます。ゆっくりカフェクオーレでお茶するのもいいかも
カフェクオーレ グルメ・レストラン
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丘から眺める生口島。白い大理石がアクセントになって日本ではないみたい
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B級って感じは拭えないのですが、これはこれで面白いかな。最後は道路を隔てて向かいにある金剛館へ。ここには耕三寺所蔵の重要文化財が展示されています
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思いのほか、耕三寺に時間を費やした後、次に訪ねたのは生口島出身の画家、平山郁夫の作品を集めた「平山郁夫美術館」。入館料は920円
平山郁夫美術館 美術館・博物館
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平山は1930年(昭和5年)生口島の瀬戸田町に生まれ、瀬戸内の青い海や緑の島々の織り成す豊かな自然の中で少年期を過ごしました。そんな平山が故郷を描いた作品の一つ「天かける白い橋瀬戸内しまなみ海道」(2000年)
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アンコールワット遺跡 朝陽(2000年)。館内全体が撮影OKだったかは覚えていないのですが、大作が揃っているメーンの展示室はストロボを使わなければ大丈夫でした
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シリアのアレッポのバザールの熱気を描いた「群畜穹閭」(1973年)。内戦状態が続くシリアですが、当時はまだまだ安定していたんですよね。個人的には平山郁夫というと、シルクロードのイメージが強いので、こういう作品があると見入ってしまいます 。写真は撮っていないですが、アフガニスタンを訪ねた時の絵なんても旅心をそそられます。とはいえ、アフガニスタンを訪ねることができるようになるには、まだまだ時間がかかりそうですが
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名もなき巡礼の僧侶を描いた「求法高僧東帰図」(1964年)
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平山郁夫美術館には約1時間滞在。時刻は14時、お昼を食べたい気もしますが、先を急ぐことにしましょう。心配していた天気もこれなら持ちそうです
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椅子に座って海を眺めながらボケーッとしたい誘惑にもかられながら
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因島を目指して自転車を走らせます
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生口島と因島を結ぶ生口橋は全長790m
生口橋 名所・史跡
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今治から5つ目の橋です
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しまなみ海道の旅も終盤戦です
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さてここから因島水軍城に向かいます。海岸沿いに遠回りをすれば平坦な道ですが、最短距離で行こうとすると峠を越えていくような感じになってしまい、転車を降りるほどではありませんが、ママチャリで走るにはなかなかハードな感じ
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平山郁夫美術館から12.2km45分ほど走りました。城はかなり高い場所にあるので麓?に自転車止めて向かいます
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小高い丘の上にある因島水軍城。立派な城が復元されているように見えますが
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実はこれ水軍城型の資料館。麓にある金蓮寺住職の住職が村上水軍を資料展示した施設をつくって観光客を誘致しよう1983年に建設されたものです。建てられた城も水軍城はこんなものだろうというイメージによるもの。因島に水軍の城があったのは確からしいのですが、場所もここではないようです
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とはいえ、この島が海賊たちの拠点の一つであったのは確か。島の小高い場所で瀬戸内海を行き交う船を見張っていた
因島水軍城 名所・史跡
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復元した本丸は村上水軍ゆかりの武具・甲冑や古文書などを展示した資料館。大島の村上水軍ミュージアムとは、また違った角度から海賊たちの姿を学べます
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二の丸では人形による軍法会議が開催中
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城からの眺め。麓に見えるのは金蓮寺
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この島も起伏に富んでいます
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気がつけば時刻は15時30分を過ぎています。最後の島、向島に急ぎましょう
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因島大橋が見えてきました。手前に見える2つの小島は八重子島で、ここ大浜海岸から見る八重子島は因島八景の一つだそうです。この島には潮が引いた時には歩いて渡れるとか
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写真を撮ったら進みましょう
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因島大橋に向かうつづら折りのサイクリングロード。このダラダラ続く坂道もこれが最後。ちと疲れましたが、さあもう一踏ん張り
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長さ1270mの因島大橋。これまでの橋が車道と並行していたのと違って、ここでは車道とは残念なことに上下分離式。景色を楽しむわけにはいきません
因島大橋 名所・史跡
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向島に到着、尾道まであと少し
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つくづく天気が良ければ最高だったのに
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と思いながら、因島大橋を眺めながら走り続けます
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向島休憩所で一休み
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因島大橋にさよならして
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水軍城から11km、向島と岩木島を結ぶ向島大橋。橋下の道が工事中のため、迂回してから反対側へ
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さあラストスパート
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しまなみ海道で最後の橋、尾道大橋は基本的に車専用なので尾道には渡船で渡ります。いくつかルートがあるんですが、たまたまたどり着いたのが福本渡船。自転車込みで70円、ほかの渡船が100円を超えているのでラッキー。向島大橋から4.4km
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ってことで、16時40分過ぎに尾道に到着しました。あとはママチャリを返却するだけ
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渡船に時刻表はないですが、頻繁に往復しているようです
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最後に1.1km走って17時前にママチャリを返却。この日は48.1kmで総走行距離は96kmでした
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こちらは尾道駅から一番近い駅前渡船。こちらは歩行者と自転車のみのようで通学する学生の姿もちらほら見かけます。料金は100円+自転車10円
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結局、お昼を食べ損ねていたので駅前の「尾道ラーメン たに」で腹ごしらえ
尾道ラーメン たに 尾道駅ビル店 グルメ・レストラン
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さて通常であれば、尾道から直通のバスで広島空港へ行くことができるのですが、昨今の事情でバスは運休中。近場では三原からのバスがあるのですが、三原に向かうJRのローカル線までは30分以上時間があります。なので、ミスタードーナッツでお茶して時間をつぶします
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やってきました三原駅。バスの時刻までは時間があるので駅直結の三原城跡へ。明治以降、城はぶち壊されたって感じで山陽新幹線が貫いている!ような感じ。今考えると歴史的な遺産にこんな扱いはできないよなあ
三原城跡 名所・史跡
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三原駅構内にあった「らっきー神社」。そういえば、三原って蛸で有名だっけ。時間があれば蛸料理もいいのですが、もう空港に向かう時間です。蛸料理はまた今度(笑)
三原駅 駅
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ママチャリでしまなみ海道を走ってみよう
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