2020/10/09 - 2020/10/09
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たびたびさん
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昨日までは三日かけて富士五湖周辺を巡ったのですが、妹はそもそも山梨が初めてだし、せっかく山梨に来たのならやっぱり甲府も少しは案内しておかないといけませんよね。そういう意味もあって甲府に宿を取ったので、早朝の時間を使って少し甲府市内の散策です。
ところで、甲府の中心は、武田信玄や勝頼がいた頃は躑躅ヶ崎館。甲府市街の北の端、今の武田神社の辺りなんですが、ちょっと遠いから朝の時間だけでは無理。なので、代わりに、駅のそばの甲府城の方を案内することにしました。
ちなみに、武田氏が滅んだ後、甲斐、信濃は織田家のものとなったのですが、本能寺の変によって真空地帯が生まれると、北条氏や上杉氏の機先を制し機敏に対応した徳川家康が掌中に収める。この時にこの一条小山に城が築城されたとも言われますが、本格的な築城は、小田原征伐によって北条氏が滅び、徳川家康が関東に移封。豊臣政権が甲府を支配するようになってからです。そして、江戸期に入ると基本は徳川の親藩とされましたが、例外的に大老格だった柳沢吉保が城主となり、その後、享保の改革が始まると、徳川幕府財政強化のため、甲府藩は幕府の直轄領化されてしまいます。五街道のひとつである甲州街道は、万が一、江戸城が陥落した場合、徳川将軍は甲州街道を甲府に避難するという目的もあったと言われるくらいでしたし、どっちにしても徳川幕府からすれば甲府は幕府の持ち物。直轄領化に違和感はなかったのではないかと思います。
ただ、一方で私としては、そのことで甲府の独自色というか地方色は育まれる余地が狭められたとも感じます。ちなみに、江戸時代、関東は関八州と呼ばれ、それは、相模・武蔵・安房・上総・下総・常陸・上野・下野の8か国。おしなべて徳川将軍のおひざ元であり、それぞれにカラーがあったわけではない。甲府藩の甲斐も言わば、それに準ずる位置づけとなって、この徳川将軍のおひざ元カラーに含められていたのではないか。その伝統がよくも悪くも今に至っているような気がするんですよね。甲府城はきれいに整備はされているのですが、甲府のアイデンティティはこの城ではなくやっぱり地元が生んだ英雄、武田信玄。4月の信玄公祭りが甲府最大のお祭りとなっているのも自然なことではないかと思います。
前段が長くなってしまいましたが、いずれにしても、今日のメインはその後の勝沼ぶどう郷。ぶどう狩りでぶどう三昧を楽しんで、ワイナリーもいくつか訪ねます。
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早朝、ホテルを出て。まずは、甲府駅から武田神社の方に少し行ったところ。
これは、西昌院跡。西昌院というのは、武田信虎の側室。死去した時の武田家当主は既に信虎の孫の勝頼でしたが、勝頼は西昌院の菩提寺として寺を建てる。その寺の名前も西昌院でした。
寺の境内に、京都山科より地蔵6体を迎え六角地蔵堂を造り、それがその後の今の建物なんでしょうが、残っています。なので、近所の人にはここは地蔵堂であって、西昌院という名前は全く知られていない。同じ通りにある家で場所を尋ねても、西昌院の名前では全く通じませんでした。
ただ、御堂の傍らにまだ新しいですが、石板が建っていて、西昌院のことが詳しく刻まれていました。 -
駅の方に戻って、改めて、甲府城へ。
あっという間に最上部に到着。石段はすべて坂になっていて風情はないけど、その分、楽には歩けるんですよね。 -
甲府城の天守台と周囲は芝生の広場です。
冒頭に説明しましたが、歴史的には徳川の城。このざっくりした眺めとともに、地元にとってのアイデンティティにはなりにくいかもしれません。 -
恩賜林謝恩碑を背後に見ながら、駅と反対側に降りていきます。
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外堀から改めて、駅の方に戻ります。
これは、商業施設の甲州夢小路。宝飾品の店や雑貨小物、喫茶店など小さなショップが集まっているんですが、まだ開いてないかなあ。奥に見えるのは甲府 時の鐘です。 -
路地の方に入ってみましたが、まだ開いてない。ここで待つことはできないし、まあ仕方ないですね。
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これから勝沼ぶどう郷に向かうのですが、時間が少しあるので、ちょこっとスイーツチェックしましょうかね。
ヤツドキじは、甲府駅北口を出てすぐの広場の傍らのスイーツのお店。地元シャトレーゼの系列ですか。シャトレーゼは安さを売りにしているようなところがあるのですが、ここは少し高級感があるのかな。 -
ちょっと目立っていたアップルパイをいただきました。しかし、お味の方はまあまあというか。やっぱり深い味わいとかがイマイチのように思います。
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kinseiken 甲府駅店は、甲府駅の改札を出てすぐの右手。小さなお菓子屋さんです。最近できたようですが、金精軒のことですね。
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豆大福を買って、待合室でパクリ。コンビニじゃないので安心感もあるし、落ち着いた味わい。さりげなく便利なお店です。
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で、最後はセレオの桔梗屋東治郎。
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カステラとか山梨と関係ないのですが、ここで妹は近所のお土産を大量に調達してました。
全然甲府の観光にはなってないんですが、甲府城や駅前の通りとかを歩いたことで、甲府の街のスケール感は分かったはず。そんなことでも初めての街だから意味はあったかなと思います。 -
甲府駅から勝沼ぶどう郷駅に到着。
駅のプラットホームからは周囲のぶどう畑の丘が見渡せて、一気にぶどうの里の風景ですよね。天気が良ければここからも富士山が見えるんですが、それはこの日も無理でした。 -
駅を出て。
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これは改札を出てすぐのところにある小さな勝沼ぶどう郷駅 観光案内。女性が一人で対応してくれます。
ぶどう狩りの農園の情報を聞きましたが、まあこの辺り一帯どこにでもある感じかな。特におすすめありますかの質問にもあいまいな答えしかありませんでした。 -
遠方に見えているのはぶどうの丘なんですが、立ち寄るには方向違い。今日はあきらめます。
ついでに言えば、勝沼ぶどう郷駅から歩ける範囲では、大善寺という武田家ゆかりの寺があります。武田勝頼が落ち延びてきた時にこれを迎えたという一族、理慶尼の墓というのもあって、時間があればこれも案内してもいいんですが、まあ、とてもそんな余裕はないですね。 -
勝沼ぶどう郷駅から、まずはひたすらハーブ庭園旅日記を目指します。事前情報では、ぶどう園もその辺りがメッカのはずですからね。
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イチオシ
近道の小道を抜けていきます。
目の前にはぶどうの房。生食用なのか、ワイン用なのかはよく分かりませんが、こんなのでも山梨に来た気分は出てきます。 -
これは、内田フルーツ農園。ここまででもだいぶ歩いたような気がしますが、勝沼ぶどう郷駅からハーブ庭園旅日記に向かうちょうど中間辺りかな。軒先が濃い緑の蔦に覆われていてちょっといい感じ。
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葡萄の試食とか積極的だし、店員さんもフレンドリーだし、
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中堅のぶどう園だと思いますが、ここも観光農園としての質が高いような気がしました。
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ハーブ庭園旅日記の辺りに到着して。その前に、こちらのパンテーブルへ。ロードサイドの小さなかわいらしいパン屋さんです。コロナ過で入店は二人までとありましたが、コロナ過じゃなくてもこのスペースならそんなもんかなと思います。
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いただいたのはぶどうパン。ハード系にしてはちょっと柔らか。しかし、その加減がなかなかよくてこの上品な仕上がりは絶妙。とってもおいしいです。小さいけど実力は侮れないパン屋さんですね~
寄ったのは正解です。 -
これがぶどう農園とかが集まる大通り。国道411号線です。
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その通り沿いにあるのが、このハーブ庭園旅日記。
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施設はしゃれた庭園を中心に大きなお土産物ショップやレストランがあって、
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ちょっとしたテーマパークの雰囲気もありますね。
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では、さっそくショップの方へ。
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道の駅なんかとはちょっと違って、
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やっぱり、ハーブのコンセプトを前面に出したような雰囲気でしょうか。
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係の人からはハーブのお茶をずいぶん勧められて試飲も。
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まあ、軽いから邪魔にはならないしで、それをお土産に頂きました。
でも、なんでしょう。軽い感じの施設ですね。それなりには期待していたのですが、勝沼ぶどう郷を深く味わうというものではないかもしれません。 -
さて、本日の最大の目的はぶどうの食べ放題。これまでそんなことはしたことないし、もぎたての新鮮なぶどうで思い切り楽しみたいんですよね~
いろんな情報を総合して、決めていたのはこのあすなろ園です。 -
国道沿いの敷地に入ると、駐車スペースいっぱいにぶどう棚が広く覆って、迫力十分。
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どういう手入れをしているのか分かりませんけど。
畑でもなくこんな何でもないところに、大量のぶどうがたわわに房を付けていますよ。ぶどう、ぶどうと思ってここまでやってきましたけど、それはなんか魔法でもつかったんじゃないかくらいのあっけない眺め。どこからこんなたくさんのぶどうができるような栄養を吸収しているんでしょうね。まったく不思議に思えます。 -
ぶどう棚はさらにずっと奥まで続いていて、ぶどうはそこのテーブル席でいただくんですね。
しかし、それにしても、いろんなぶどうがあって、 -
それぞれが、まあ見事。
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いろんな種類のぶどうをいっぺんに実らせるっていうのも技術なんじゃないかなと思いますが、
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イチオシ
本当に、どれもまさに今が食べごろって感じですよね。
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新しいのを見つけるたびに、その見事さにテンションは上がりっぱなし。
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イチオシ
想像以上にすごいじゃないですか。
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ただ、ぶどうは手の届かない高い場所なので、ぶどう園の人が収穫して、長いテーブルの上にずらりと並べてあります。
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イチオシ
つまり、ぶどう園のぶどう狩りといっても、ぶどうを自分で取るのではなくて、言ってみればこれはぶどうのバイキングなんですね。並んだぶどうから、それを少しづつ自分の皿に取ってきていただくということ。
さてさて、ぶどうの種類は20種類以上はありますね。手持ちの皿に盛れるだけ盛って。いただきますよ~
うーん、甘いし、濃厚。瑞々しいぶどうの味わいは、たまりませんね。 -
そして、何度かお代りをするうちにどれがどんな味かが分かってくると効率もよくなります。
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イチオシ
ぶどう棚を見上げながら食べるのも楽しいし、やっぱり来たかいがありました。
ちなみに、これは、完全に昼飯代わり。まあ、始めからそのつもりでしたが、これで何年分かのぶどうを食べた気分です。満足、満足。ごちそうさまでした。 -
ぶどうでお腹いっぱいになったところで、続いては、ワイナリーにもいかないとね。
シャンモリワインは、シャトー勝沼ほどではないですが、勝沼ぶどう郷では大手のワイナリー。敷地も広いし大きなレストラン棟もあったりして、かなり本格的です。 -
ただ、醸造所の見学はないし、ワインの売り場はこじんまりしたもの。
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やっぱり、レストランの方が主力なのかなあと思います。
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続いては、メルシャン。
日川は、勝沼ぶどう郷を流れる笛吹川の支流。甲州市と笛吹市の境ともなっているようです。
勝沼ぶどう郷の中心部からするとだいぶ南寄り。メルシャンは、この川を越えた側のワイナリーですが、川を越えると駅から遠くなったなあという感じがします。 -
宮光園は知りませんでしたが、なんか目立ってますよ~
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メルシャンの葡萄酒資料館の向かい側に建つこちらも日本のワインの歴史に関する資料館。
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葡萄酒資料館と同じく「日本ワイン140年史~国産ブドウで醸造する和文化の結晶~」の構成文化財なんだそうです。
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それじゃあ、入ってみるしかないですね。
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受付を済ませて
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順路は二階からですか。
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即ち、明治10年に設立された日本初のワイン醸造会社、大日本山梨葡萄酒会社が明治19年に解散。
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その際、醸造器具等一切を引き継いでワインの醸造を始めたのが宮崎光太郎。
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館内にはその歴史やその後の宮内省御用達のメーカーとして華麗な皇室とのつながりなどを紹介。
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イチオシ
山梨のワインの歴史を語る上で外せない存在であることが分かります。
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甲州ワインが社会的に認知されるには、やっぱり長い歴史があったんですね。
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ひたむきに取り組む姿勢は、日本人の美徳ともつながるもの。ワインに限らず、今でも参考にしなければならない面がたくさんあるような気がします。
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一階に降りて、この蔵は貯蔵のためかな。
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いずれにしても、広々した邸宅とともに往時の雰囲気に思いを馳せることができました。
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あんまり知られていないような施設ですが、勝沼ぶどう郷の観光では外せないスポットの一つかなと思います。
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では、改めてシャトーメルシャンへ。こちらは、日本のワインの源流につながるワイナリーとして名前がしっかり通ってます。
宮光園でもありましたが、こちらも明治10年に設立された大日本山梨葡萄酒会社がおおもとです。 -
ワインの販売所を拝見しましたが、シンプルできれいな店内。係の人にワインの種類って、赤・白くらいしか知らないけどという話をしたら。赤・白はスティルワインの範疇。それ以外に、スパークリングワイン、フォーティファイドワイン、フレーバードワインとワインには四種類があるんだそう。しかし、なるほどねという感じはしてこない。むしろ、ワインのことはまだまだ縁遠い世界なのかなといった気持ちにしかなりません。加工の方法としてはそういう分類なのかもしれませんが、そういうことではなくて、例えば、ボルドーワインはこんな特徴があるみたいに、日本のワインの特徴はこんなこと。日本のワインの産地はこんなところがあって、甲州ワインはこんな感じとか。なにか歯車が合わないように感じます。
ただ、少し違いますけど、それは日本酒にもありがち。銘柄や吟醸、大吟醸とかでうまいまずいという評価がありますが、大事なのはどういう料理に合うかなんですよね。秋田の酒は高知で飲んでもおいしくないし、その逆もしかり。私は、魚の味でその違いが生まれると思っているのですが、そういうことをもっとちゃんと発信してくれないかな。ワインも日本酒も最後はどういう合わせ方をするかでしょう。ワインの特徴の説明もそういう視点で考えてほしいと思います。 -
こちらは、同じ敷地内にある葡萄酒資料館。メルシャンが所有する日本最古のワイン醸造場を資料館として活用し、ワイン造りの歴史を紹介する施設で、これも日本遺産「日本ワイン140年史~国産ブドウで醸造する和文化の結晶~」の構成文化財です。
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入ってすぐの年表にはその歴史の詳しい記載がありました。
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今では当たり前のような甲州ワインですが、ここに立つとその歴史の重みをいやがおうでも感じることになると思います。
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イチオシ
メルシャンから、一気に市街地の方に戻ってきて。
旧田中銀行博物館は、かつての甲州街道の宿場町、勝沼宿の一角。もともとは、明治31年頃に建てられた勝沼郵便電信局舎。その後、銀行から住宅に用途が変わりましたが、今でも繭蔵などは銀行としての当時のものです。 -
ただ、今の感覚で見ると
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擬洋風建築もおもちゃのようなもの。
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迫力はあんまり感じませんね。
ただ、係のおばあちゃんが人懐こくて、いい味出してました。 -
そして、最後はやっぱりシャトー勝沼ですよね。ここまで戻ると、勝沼ぶどう郷駅までは歩いて15分くらい。かなり帰ってきたように感じて、気持ちに余裕ができます。まあ、ここまで、信じられないくらい歩いてますからね。けっこうへとへとです。
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イチオシ
勝沼ぶどう郷にはたくさんのワイナリーがあるのですが、工場の見学から、ワインの試飲などここほど充実しているところはないですからね。
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さっそく、ショップの中へ。
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ここは、とにかくちょっとびっくりするくらい大盤振る舞い。
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係の方に勧められて、ワインもジュースも何種類も飲んでしまいます。
本当に破格のサービスですね。 -
山梨の旅の締めくくりだし、ここで最後のお土産タイム。食べてなかった鳥のもつ煮もここで買いました。
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あとは干しブドウも。生のぶどうはさっきのあすなろ園でもらっているし、けっこう大荷物になりましたけど、もうあとは東京に帰るだけ。それも含めて、最後がここでよかったと思います。
以上、山梨の旅もこれで終了。お疲れ様でした。
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