岡山の旅(2)おかでんのチャギントン

2020/09/23 - 2020/09/25

→「おかでん」は路面電車を運行する岡山電気軌道
　「チャギントン」は英国の鉄道アニメ

福山/岡山方面へ私用を兼ねて行ってみた。
鉄道案件中心で一般観光スポットは後半。
笠岡市(岡山県)
福山市(広島県)
井原鉄道
旧井笠鉄道関連
旧西大寺鉄道関連
岡山電機軌道(ﾁｬｷﾞﾝﾄﾝ電車）
岡山市(岡山後楽園,岡山城)
さんすて岡山(+付録)

行程
2020年
9/23
　本庄～東京～岡山～笠岡～東福山～福山(泊)
9/24
　福山～神辺～小田～小田東～新山～小田東～小田～清音～西大寺～岡山(泊)
9/25
　城下～柳川～西大寺町～城下～後楽園～城下～岡山～品川～本庄

エリア 岡山市(岡山)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 3.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス 新幹線 JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

9月24日
井原鉄道（小田）
　神辺行をお見送り
　こうして見ると車体はやや小ぶり

小田から総社行に乗り清音まで移動

矢掛
　旧山陽道の宿場町→だから奴さんの図柄？
　昔は井笠鉄道の東端の駅があった。

高架で眺めはいい

IRT355－201(夢やすらぎ号)と再び交換
車両をデザインした水戸岡鋭治は地元岡山出身とのこと

水戸岡デザインの特徴でいつもの通り文字が多い。
但し今回は文字の大きさが控えめで画像拡大しないとよく読めない。
資料を見ると、床/座席/内窓枠/ブラインド/荷だな/吊り手等が木製。
和風の車内にテーブルを備えた4人がけ固定クロスシートが展開する。
直角のクロスシートは疲れるので自分は2人掛け転換クロス座席の方が好き。

平地の線路が続く

伯備線の清音で乗り換え、
山陽本線の岡山から乗り換えなしでそのまま赤穂線に入れるのが便利。

播州赤穂行で西大寺にて下車
山陽本線に多い113系の平面顔(別名食パン)はどうも違和感がある。

駅名標らしいがなぜか両隣の駅名が無い？
金陵山西大寺(高野山真言宗)は「会陽」(裸祭り)で有名。

駅から徒歩15分の西大寺バスセンターへ保存車を見に行く。

キハ7
　旧西大寺鉄道の気動車で川崎車両製定員60名
　前後に大型荷台があり通学自転車や行商荷物などを積んだ。
　フォードｖ8ガソリン機関からいすゞのディーゼル機関に換装した。

小型ながら両端部は流線形。
きれいに整備されて屋根もある。
この車両自体涙ものだがネットでは更に興味深い他の車両画像がある。

西大寺鉄道(1911～1962)とは
後楽園～西大寺市(現岡山市東区)間11.4kmの非電化軽便鉄道。
軌間914mmは国内にほとんど例がなくキハ7は「推薦産業遺産」に認定。
両備バスに合併後も国鉄赤穂線の開通までは黒字経営で順調に走り続けた。

車内の床は板張り

両端の運転席はコンパクト。
向こうのかぶりつきの席がイイネ。

道路をまたいで全体が見られる。
保存状態は良好なのだが周囲をなぜか生垣で完全に覆われていた。
その為足回りが全く見えずにこれはいき過ぎに思える。
せっかく努力の割には車両の見せ方で不満足と言わざるをえない。
せめて片側だけは台車と線路まで見えるようにしてほしかった。
これを見るのに期待して遠くからきたのだから…。 ゜゜(>_<)゜゜

岡山駅を東西に結ぶ自由通路
改札口前にさんすて岡山(商業施設)がある。

岡山駅前
岡山電気軌道(通称おかでん)の路面電車用電停

今宵の寝床、ホテルエクセル岡山
電停「城下」にあり岡山後楽園に近い

玄関ロビー

部屋の一部
　訳ありの選択で今回に限って広～い

備前焼の茶碗はめずらしくて気に入った。でも持ち出さない。

9月25日
電停「城下」
　岡山城と後楽園の玄関

岡山電気軌道は、総延長4.7km/軌間1067mm
路面電車の架線柱が軌道中央にあり見映えがスッキリして感じが良い。
ＪＲ岡山駅への乗り入れを計画中

8000形
全身ピンクの「ハローキティー」仕様♪

7000形の車内
　いかにも路面電車らしい内装

3000形「ＫＵＲＯ」
　元東武日光軌道線100形だが水戸岡鋭治の塗装デザインによるもので非冷房
　当月は運休中でこれは前の画像

9200形「ＭＯＭＯ」
　水戸岡鋭治デザインの超低床車がかっこいい！
　それにしても西日本には「水戸岡印」が多いと思う。
　

9200形「ＭＯＭＯ」
　木を多く使用した斬新な車内はやさしく温もりある雰囲気。

チャギントンとは
鉄道車両を擬人化した英国の子供向けのテレビアニメで日本ではフジテレビが著作権を得て放映。
岡山電気軌道が世界最初に2両を実車化して運行しているもの。
内装デザインはこれも水戸岡鋭治の担当だが乗らないと見られない。
ウィルソン（Wilson）　　：赤、アメリカのディーゼル機関車がモデル
ブルースター（Brewster）：青、イギリスのディーゼル機関車がモデル

ウィルソンとブルースターが岡山駅へお迎えに行く。

岡山駅発車
　先行の電車と車間が近いみたい

初めましてウィルソン！
先頭車は運転席だから目玉無し

初めましてブルースター！
目玉は後追いで撮るので難しいがこちらを先頭と思う事にする。

子供にやさしく英語ではなくカナで名前を表記している。→ｸﾘｯｸで拡大
集電装置(ﾊﾟﾝﾀｸﾞﾗﾌ)はイメージを壊さないシングルアームで正解。
　→おかでん名物のパンタグラフでなくて良かった

ブルースター快走
車内は子供向けで3500円払って見たかったが時間が足りなかった。
乗ると清輝橋線/東山線を通り終点の東山まで降りられない。

ウィルソンの正面(実際は後ろだが)はこれ1枚だった。

柳川
　　清輝橋線から東山線への交差点にて

さすがに車は入ってこなくて助かった

よし！
「チャカチャカチャカチャカ　チャギントン♪♪」

東山へ帰る
あの目玉まで再現してよくアニメ原作のイメージを踏襲しており出来栄えは上々。

車庫へ戻ったブルースター＆ウィルソン
本日の運行終了、お疲れ様でした。
→同様の事例で大井川鉄道が「機関車トーマス」を走らせているが、
　あちらは既存車両が化けたもので、ここは新規製作というのがすごい。

本日のおかでん切符
月日を1日分けずりとる

岡山後楽園への道
　朝日川のほとりから月見橋を渡って南口から入る。
　後方は岡山城

この看板も思い出になってほしい

後楽園南口
　入場料￥410だが宿で招待券をもらった。

入ってすぐの簾池軒

広大な池を巡る道

沢の池から中之島を望む

砂利島
→岡山の旅(3)へ続く
　ここまでご愛読頂き感謝申し上げる<(_ _)>