2020/08/24 - 2020/08/24
10位(同エリア106件中)
かっちんさん
東濃鉄道駄知線(とうのうてつどう だちせん)は、岐阜県土岐市内の土岐市駅~下石(おろし)~東駄知駅間10.4kmを結んでいた鉄道路線です。
駄知・下石地区は窯業の町で、大正時代に陶磁器原料と製品を運搬する目的で鉄道が敷設され営業開始。
しかし、昭和47年(1972)7月豪雨による橋梁流失に伴い全線で営業休止し、2年後の昭和49年(1974)にモータリーゼーションの影響も受けて全線廃止になりました。
現在、線路の跡地は自歩道(歩道とサイクリングロード)になっており、今回は山神駅付近にある橋台跡から下石駅(おろしえき)まで約3kmを歩きます。
下石町は「とっくり」の生産地として栄え、100余りの窯元が集まっています。
窯元のメンバーが考案したオリジナルキャラクター「とっくりとっくん」は路地のあちらこちらに約160体置かれていて、「とっくん探し」を楽しめます。
今回は2回目なので、まだ見つけてない「とっくん」を探します。
妻木川に架かる県道19号の「下石大橋」は、親柱に下石の陶芸作家・故 「佐渡山安正」氏が手がけた4体の「陶製狛犬」がどっしりと構えています。
佐渡山氏は型まで作った時点で亡くなったため、その後息子さんと弟子たちが遺志を継いで完成させました。
お昼は手打ちうどんと自然薯の店「郁兵衛」。
細めでコシの強いうどんにワサビ、大根おろし、玉子などを出汁に加え、自然薯のとろろご飯とあわせて味わいます。
今日は土岐市駅前から東鉄バスで山神まで行き、そこから自歩道に整備された廃線跡を下石まで歩きます。
下石町ではユニークな姿の「とっくりとっくん」を探し、「郁兵衛」で美味しいコロうどんを食べます。
帰りは阿庄口バス停から多治見駅へ向かいます。
なお、旅行記は下記資料を参考にしました。
・歩鉄の達人「廃線探索 東濃鉄道駄知線」
・広隆堂Homepage「東濃鉄道駄知線資料室」
・美濃焼ガイド「下石町アイワ」
・マルクニイトーHP
・東鉄バスHP「路線図」
・土岐市「土岐市章」
・土岐市観光協会「下石裏山地区」「とっくりとっくんに会いに行こう」
・下石陶磁器工業協同組合「窯元めぐり 阿庄地区情報」「窯元館情報」
・東濃ニュース 土岐市・瑞浪市版「佐渡山安正・安彦さん親子が作品展」
・宮公製陶所HP
・東濃西部広域行政事務組合、東濃プチ旅、「東濃グルメガイド」
・日本マンホール蓋学会「土岐市のマンホール」
・ウィキペディア「東濃鉄道駄知線」「下石駅」
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
「Ponta(ポンタ)」が朝のご挨拶
宿泊した「ホテルルートイン土岐」に常駐している「ポンタ」。
ホテルを出発し、土岐市駅まで歩きます(7分)。 -
「土岐市駅前」バス停
東濃鉄道駄知線の廃線跡を歩くため、駄知行きのバスに乗ります。 -
東濃鉄道バス路線図
廃線になった「駄知線」の近くをバス(土岐市駅前~東駄知)が走っています。
今日は「山神」から「下石」へ向かって、廃線跡の自歩道を歩きます。 -
駄知行きバスの案内画面(バス車内)
「とうてつバス」には動物たちが楽しそうに乗っています。 -
「山神バス停」に到着
土岐市駅前から24分ほどです。
バス停の南側に駄知線の橋台跡と山神駅跡があります。 -
イチオシ
駄知線の橋台跡(山神)
この道の先に集落があります。
左側が駄知方面、右側が下石方面です。
橋桁は撤去されていますが、石積みの橋台が残されています。 -
反対側から見た橋台跡(山神)
山神駅跡は左側のすぐ近くにあります。
ここから駄知方面の廃線跡に「日帰トンネル」があるのですが、藪が茂り歩くことが困難です。 -
「猿投神社」(山神)
橋台から駄知側の斜面にある「猿投神社」。
鳥居前には狛犬ではなく、陶磁器の町らしく「とっくり」が置かれています。 -
山神駅手前の築堤
橋を架けるためにつくられた築堤があり、ここには桜並木が残っています。 -
山神駅ホームの跡
一面草に覆われていますが、ホームの端と一段低いところに線路跡が見えます。
線路の向かいは現在、印刷工場と土岐市総合公園になっています。 -
純白の「テッポウユリ」(山神)
印刷工場の正門付近で見つけました。 -
竹林の左が廃線跡(山神)
山神駅跡を過ぎ、下石方面です。
草に覆われているので、隣の舗装された道を歩きます。 -
この先は整備された廃線跡(山神)
土岐市総合公園の南側に来ると、廃線跡を整備した自歩道となります。 -
白い建物「土岐市生涯学習館」(山神~下石)
廃線跡の自歩道に入るとすぐにある白い建物。
自歩道の右側には下石川支流の小さな川が流れています。 -
樹木に囲まれる自歩道(廃線跡)
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ヤマイモの白い花(道端)
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ウリカエデの実(道端)
翼状の赤い翼果(よくか)です。 -
気持ちいい自歩道(廃線跡)
地元の人の散歩道になっていて、何人かとすれ違います。 -
古レールを使った土留(廃線跡)
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イチオシ
朝のジョギング(廃線跡)
木陰もあり、ジョギングに最適なコースです。 -
草地もあります(廃線跡)
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デザインマンホール(廃線跡)
中央に土岐市の市章。土岐市の頭文字である「土」を図案化したもので、窯焼く煙と温泉の湯煙も表しています。
まわりに地場産業の陶磁器と市の花キキョウが描かれています。 -
見晴らしのいい自歩道(廃線跡)
左側の高台に県立土岐紅陵高校があります。
昭和37年(1962)に開校していますが、ここに駅はできなかったです。 -
下石川(廃線跡)
右側の斜面下には下石川が流れ、その先の県道392号に紅陵高校前バス停があります。
高校生はバス停から坂道を上がり、廃線跡を横断します。 -
屋根に並ぶ煙突くん(廃線跡)
マグカップなどを作っている陶磁器製造工場「アイワ」の煙突です。 -
住宅地を通る自歩道(廃線跡)
下石の住宅街に入ってきました。 -
大きな倉庫(廃線跡)
陶磁器の卸問屋「マルクニイトー」の倉庫です。 -
ずらりと並ぶ大鉢(倉庫)
業務用食器、家庭用食器の卸販売を行っています。 -
歩道橋(廃線跡)
妻木と下石を結ぶ道路に架かる歩道橋です。
駄知線が通っていた頃は踏切があったのでしょう。 -
「下石貢」バス停(廃線跡)
歩道橋の下にある「下石貢(おろしみつぎ)」バス停。
バスは土岐市駅・駄知経由瑞浪駅・多治見駅行き等があり、中央線各々の駅へ出られます。 -
製造をやめた陶磁器工場(廃線跡)
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「助けてくれぇ~」(公民館)
下石駅跡付近に「土岐市下石公民館(楽集舎)」があります。
公民館の外壁に「とっくりとっくん」がいます。 -
「壁にくっついて離れない~」(公民館)
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「これって、僕の右手かなあ~?」(公民館)
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「どんどん沈む~」(公民館)
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「苦しくてもVサイン」(公民館)
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下石バス停(廃線跡)
駄知線下石駅があったところです。 -
下石駅跡(廃線跡)
旧下石町の中心駅であり、旅客と貨物駅だったところ。
駅跡地にあるうっすらと「東鉄ターミナル」の表示が見える建物は、バス待合所と東鉄タクシーの営業所のようです。 -
下石駅跡(廃線跡)
広い駅構内だったことがわかります。 -
下石川に架かる橋(廃線跡)
昔の面影はありません。 -
三角屋根の建物(廃線跡)
陶磁器製品の倉庫だったのでしょうか。 -
巨大とっくりの並ぶ「下石窯元館」(下石)
廃線跡歩きはここで終え、これから下石の「とっくりとっくん」探しをはじめます。 -
「うなぎ屋のおやじ」(下石)
団扇を片手に味自慢のうなぎを炭火で焼いています。 -
「探し物はあっちだよ」(下石)
舌を出しているので、本当かどうか・・・ -
「陶磁器制作中」(下石)
カエルくんの話相手をせず、真剣にロクロを回しています。 -
「あっ、見つかっちゃった」(下石)
チョークでいたずら書きしていたのに・・・ -
「次の人、どうぞ」(下石)
人気者のとっくんが、次から次へとサインをしているところ。 -
「電話番号は何番だっけ」(下石)
夕食の野菜を注文したいので、八百屋さんの看板によじ登り、上から電話番号を調べています。 -
イチオシ
威厳のある「陶製狛犬 吽像」(下石大橋)
妻木川に架かる県道19号の「下石大橋」は、親柱に下石の陶芸作家・故 「佐渡山安正」氏が手がけた4体の「陶製狛犬」がどっしりと構えています。
明治44年(1911)生まれの佐渡山さんは、多治見工業高校の教師としてデザインを教え、定年退職後、本格的に陶芸の道へと進み、昭和49年(1974)下石町に築窯しました。 -
イチオシ
横向きも素晴らしい「陶製狛犬 阿像」(下石大橋)
-
「今日はいい天気だなあ」(下石)
再び「とっくん」探し。 -
イチオシ
「楽しい宴」(下石)
昼間っから阿庄の路上で吞んでいます。 -
「ひそひそ話」(下石)
秘密だから教えないよ。 -
「あー、お腹いっぱい」(下石)
-
お昼は手打ちうどん「郁兵衛」(下石)
営業日は金土日月の11:00~17:00(売切れ次第終了)
昨年11月にも訪れており、女将さんは私たちのことを覚えていてくれました。
二人ともカメラをぶら下げ、リュックを背負った姿が印象的だったのかも・・・ -
イチオシ
とろろご飯ところうどん大盛セット(郁兵衛)
細めでコシの強いうどんにワサビ、大根おろし、玉子などを出汁に加え、自然薯のとろろご飯とあわせて味わいます。 -
湯呑(下石)
美濃焼の窯元「宮公製陶所」です。
寿し湯呑、フリーカップ等、オリジナルカップを作っています。
帰りは多治見行きのバスに乗るので、阿庄口へ向かっています。 -
阿庄口のとっくり(下石)
下石の窯元は、阿庄・裏山・清水・釜屋敷・山神地区にあります。 -
阿庄口バス停に到着
-
多治見行きのバス(阿庄口)
中央線多治見駅からは東海道線経由で川崎に帰ります。
「とっくりとっくん」探しは昨年もやり旅行記にしているので、よかったご覧ください。
『下石町のとっくりとっくん~窯元の路地に隠れるとっくん発見旅~(岐阜)』
https://4travel.jp/travelogue/11594933
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