2020/09/26 - 2020/09/27
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nichiさん
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コロナ禍の県内旅行第6弾。
子供の頃に何度か訪れたことがある箱根湖畔の老舗ホテルである山のホテルを訪れました。
昨年70周年を迎えたこの山のホテルは、ツツジが綺麗なことが有名で、その時期の予約は困難です。
三菱の創始者である岩崎彌太郎の弟、彌之助の長男で、三菱4代目社長であった岩崎小彌太の別邸があった所。
国際観光株式会社が岩崎小彌太男爵の箱根の別邸を買い取り、素敵な庭はそのままに残し、ホテルとしてオープンさせました。
1955年(昭和30年)、山のホテルは小田急グループとなり、1978年(昭和53年)に新しく建て変わり今に至ります。
1968年(昭和43年)には当時大人気であったアラン・ドロンが宿泊。
その時の写真がロビーに掲げられていました。
このホテルの予約時は、箱根の外輪山で一番高い金時山に登る予定でしたが、一週間前、家内が西丹沢で怪我をしてまだ少し痛みが残っていたのと、朝から雨だった為、土曜の朝は11時ごろゆっくり家をスタートしました。
元箱根に到着後、まずBakery&Tableで芦ノ湖を見ながらの昼食を戴いてから山のホテルへ。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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旧国道1号線を登り、雨の箱根に到着。
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元箱根の信号です。
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元箱根の「逆さ富士有料駐車場」に車を駐車しました。
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箱根神社の芦ノ湖上の鳥居。
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この天気では逆さ富士は見えません。
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海賊船が停泊する元箱根港。
最近数年は、中国の団体さんが大勢並んでいたところです。 -
箱根神社の鳥居です。
元箱根のシンボルですね。 -
元箱根の芦ノ湖沿いのお店。
以前この辺りは中国の方々で一杯でした。 -
私達のお目当ては、「Bakery&Table 箱根」と言うレストラン。
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目指すは3階のレストランです。
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エレベーターで3階に上がり、名前を記入して順番を待ちます。
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10分ほどで呼ばれました。
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海賊船が元箱根港を出発していきました。
こんな景色を見ながらのランチです。 -
2人とも
「本日のスープセット」1,980円
をオーダー。
この日はコーンスープでした。 -
次の海賊船が入ってきました。
雨ですが、この景色はこれはこれで絵になります。 -
元箱根港は隣です。
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昼食後、車で「山のホテル」へ。
車寄せに古~いBMW525Iを停めたら、すぐにスタッフが来てくれて、
「いらっしゃいませ。」
「お荷物をお預かりいたします。」 -
「有難うございます。」
バレーサービスはありません。
さあ入りましょう。 -
チェックインの手続き。
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13時10分ぐらいでしたが、
「しばらくお待ちください。14時から15時にはお部屋のご用意ができると思います。」
とのこと。 -
ホテル内をプラプラすることに。
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「山のホテル」の歴史が判るパネルがありました。
この地は、三菱の創業者岩崎彌太郎の甥である岩崎小彌太が別邸を建てた所です。目の前には芦ノ湖が広がり、奥には富士山という、素晴らしい景勝地に建てられました。 -
石造りだった当時の岩崎小彌太の別邸。
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岩崎小彌太は、ココに9ホールのゴル場を造り、ボート遊びを楽しみ、別邸に集う人々の憩いの場所になりました。
別邸庭園には、約3000株のツツジが植えられ、ツツジが開花する時期、岩崎小彌太は庭園で、系列会社の経営陣や従業員たちを招いて園遊会を開きました。
このツツジが今でもホテルの庭に残っています。 -
1950年代、、1泊2食付きの宿泊料金は、新入社員の給料に匹敵するほどだったとか。
この「山のホテル」に泊まることは、たいへんな贅沢だったようです。
又この時代は映画ブーム真っただ中で、数多くの日本映画の撮影にも使われたようです。 -
東京オリンピックが開かれた1964年(昭和39年)は、全国各地で道路が整備され、自家用車を持つ人も年々増えてきました。
また、箱根を巡る観光バスはこの「山のホテル」に必ず立ち寄っていたようです。 -
赤いスポーツカーでお見えになるお客様の車と赤い三角屋根のホテルの写真がありました。
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この写真に驚き!
アラン・ドロンではありませんか。。。
太陽がいっぱい、地下室のメロディー、冒険者たち、サムライ、さらば友よ、ボルサリーノ、レッド・サン etc
アラン・ドロン主演の好きな映画たくさんあります。
1968年(昭和43年)、映画俳優で当時の大スターであったアラン・ドロンですが、お客様としてこのホテルを訪れています。
「さらば友よ」の公開の頃に来日していたんですね。 -
赤い三角屋根のホテルは、老朽化の為、1976年(昭和51年)に建て直されました。
「クラシック&オーセンティックな箱根のリゾート」のコンセプトはずーっと引き継がれているんですね。 -
階段の下はラウンジです。
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吹き抜けになっています。
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階段の手すりもいい感じ。
このホテルの随所で感じるのですが、古くて劣化しているのではなく、経年優化と言う感じです。
全て新しいからいいわけではなく、時代を重ねたからこその風格や味があるんです。 -
せっかくだからこのラウンジでゆっくりしましょう。
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メニュー
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メニュー
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メニュー
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メニュー
山の上ホテルオリジンあるビールである、アルトビールを夫婦で2本オーダー。 -
いい感じの雰囲気ですね。
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はい!
「山のホテル」のオリジナルビールです。 -
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綺麗な色のビールです。
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コースターもこのホテルの3本の杉を表現したロゴ入りです。
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14時過ぎにフロントに行ってみたら、
「お待たせいたしました。お部屋のご用意ができました。
お部屋へのご案内、及びお荷物の運搬のお手伝いは如何いたしましょうか?」
「ありがとうございます。小さな荷物しかないので結構です。」
自分たちで部屋に向かいます。 -
エレベーターホール
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エレベーターホールにある建具も素敵です。
古きいいものを大事に使っているのでしょう。 -
こんな廊下を歩きます。
館内のBGMはクラシックピアノ。 -
部屋の入口
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スタンダードツインルームを予約していました。
こんな部屋です。 -
オーソドックスな部屋です。
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建具はココもいい感じ。
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落ち着いた感じがいいですね。
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部屋は広くはありません。
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ココでビールを何杯飲んだかな~?
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窓のカーテンを開けてみました。
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部屋からの景色は?
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山のホテルのお庭が広がっています。
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ホテルのお庭の奥には芦ノ湖が見えます。
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ツツジが満開の季節はかなり綺麗なんだろうな~
小雨が降っていますが、庭園を歩いてみることにしました。 -
小物入れのトレーも箱根の寄木細工。
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清掃の方が置いてくださる折り紙の鶴。
嬉しい演出です。 -
翌日、チェックアウトの12時近くまで部屋でこのコーヒーを戴きながらゆっくりしましたが、美味しいドリップコーヒーでした。
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バスルーム
温泉に行ってしまうので、洗面とトイレしか使っていません。 -
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さあ庭園に向かいましょう。
廊下ではクラシックピアノの調べが流れています。 -
廊下の壁に持寄木細工。
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お庭の入口に置いてある傘をお借りして、お庭を散策します。
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着物の若いカップルの写真撮影中。
ココで結婚式を挙げるカップルのようです。 -
小雨の中を夫婦で歩きます。
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雨でしっとりとしたお庭も素敵です。
この先に富士山があるのですが、生憎のお天気で見えず。 -
この杉はこのホテルのロゴになっています。
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見南山荘(けんなんさんそう)の碑
ココにあった岩崎小彌太の別邸は、「見南山荘」と言う名前でした。
大漢和辞典の編纂者で、漢学者の諸橋轍次氏につけてもらった名前だそうです。
碑には1938年、諸橋氏が別邸に赴いて講義をしたときの模様が歌われ、芦ノ湖の景観の素晴らしさなどが記されています。
漢文でサッパリ読めず。。
家内は途中までトライしていましたが、途中で挫折。 -
ツツジの咲くころに訪れてみたくなります。
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小雨が降っているにも拘わらず、散歩していらっしゃる方々がチラホラ。
すれ違う時に思わず「こんにちは」と挨拶し合います。 -
ココに富士山は見えません。
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安藤 楢六の像。
小田急の元社長ですね。
西武でいえば堤
阪急でいえば小林
東急でいえば五島 -
晴れた日には、ココに富士山が見えるはずです。
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所々にベンチがあります。
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こんなスペースも。
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パーゴラが見えます。
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チャペルです。
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しっとりとした庭園を歩きます。
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庭園越しに見える山のホテル。
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ツツジ越しの山のホテル。
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ホテルのHPからお借りした写真です。
ツツジが咲いている時にはこんな感じなんですね。 -
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庭園に日時計がありました。
2009年4月、ホテル開業60年を記念して、岩崎小彌太別邸時代に使われていた日時計を復活させたとのことです。
流石に文字盤と針は朽ちていたので、新たに作り直したそうですが、土台は昔使われていた100年前の物。 -
小雨では日時計機能せず。
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この旅行記へのコメント (4)
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- mistralさん 2020/10/07 21:25:02
- 歴史あるホテル。
- nichiさん
こんばんは。
いつもご訪問、ご投票までいただきありがとうございます。
お昼を召し上がったBakery & Table, 目の前には芦ノ湖が広がり
ゆったりした気分でお食事が出来そうですね。
パン屋さん併設のレストランでしょうか?
プレートに載ったパンがとても美味しそうです。
今度機会があったら探してみようと思いました。
老舗、山のホテル
私もクラシックホテル、大好きです。
大切に使い込まれてきた調度品、食器、照明器具などなどに
歴史を感じさせられ、同時に品よく、安らぎが感じられますね。
ラウンジも、宿泊されたお部屋の設えも素敵でした。
このコロナ禍がどれほど長引くのかわかりませんが
せめて国内の、身近なところに目を向けて
自由に旅ができる日まで、なんとか健康で過ごしたいですね。
mistral
- nichiさん からの返信 2020/10/07 23:00:17
- RE: 歴史あるホテル。
- mistralさんこんばんは。
こちらこそいつも「いいね」ありがとうございます。
> お昼を召し上がったBakery & Table, 目の前には芦ノ湖が広がり
> ゆったりした気分でお食事が出来そうですね。
> パン屋さん併設のレストランでしょうか?
> プレートに載ったパンがとても美味しそうです。
> 今度機会があったら探してみようと思いました。
→はい。赤倉高原ホテル系列のベーカリーです。
2013年だったかな?
芦ノ湖畔にオープンしました。
オープン以来、家内とたまに訪れます。
パン屋さんの上にレストランがあります。
一階には足湯があり、ベーカリーでパンとドリンクをテイクアウトし、足湯に浸かりながら戴くこともできます。
私共夫婦はたまにこうやってココで朝食を済ませます。
パンは少々お高めのお値段ですが、お値段に正比例して美味しいと思います。
mistralさんも機会があればぜひお越しください。
↓ ↓ ↓ ↓
http://www.bthjapan.com/hakone.php
> 老舗、山のホテル
> 私もクラシックホテル、大好きです。
> 大切に使い込まれてきた調度品、食器、照明器具などなどに
> 歴史を感じさせられ、同時に品よく、安らぎが感じられますね。
→mistralさんはひょっとして1960年(昭和35年)生まれでいらっしゃるのでしょうか?
私はこの年の3月生まれで還暦を迎えた所でございます。
同じ時代を生きてきて、価値観も共有できるところがあるのかもしれません。
外資系の高級ホテルも好きなんですが、古き良き伝統ある人のぬくもりを感じるクラシックホテルも大好きです。
> このコロナ禍がどれほど長引くのかわかりませんが
> せめて国内の、身近なところに目を向けて
> 自由に旅ができる日まで、なんとか健康で過ごしたいですね。
→おっしゃる通りでございます。
mistralさんもお身体に十分気を付けてご旅行を楽しまれてくださいませ。
- mistralさん からの返信 2020/10/08 08:35:19
- RE: RE: 歴史あるホテル。
- nichiさん
おはようございます。
詳細な情報、ありがとうございました。
> mistralさんも機会があればぜひお越しください。
> ↓ ↓ ↓ ↓
> http://www.bthjapan.com/hakone.php
機会がありましたら
行ってみたいです。
> →mistralさんはひょっとして1960年(昭和35年)生まれでいらっしゃるのでしょうか?
> 私はこの年の3月生まれで還暦を迎えた所でございます。
nichiさんの方がお若いです。
ただ価値観など、共感できるところがたくさん!
そんなわけで、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
mistral
- nichiさん からの返信 2020/10/08 12:58:44
- Re: 歴史あるホテル。
- 大変失礼いたしました。
私の方が若造でございましたね。
永いことmistralさんの旅行記を拝見してきて、共感できる部分が多いと感じております。
こちらこそ宜しくお願い申し上げます。
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