県内旅行で元箱根の「山のホテル」へ。その2

2020/09/26 - 2020/09/27

コロナ禍の県内旅行第６弾。
子供の頃に何度か訪れたことがある箱根湖畔の老舗ホテルである山のホテルを訪れました。

家内が足を怪我した為、今回はリゾートライフに徹することにしました。
老舗ホテルである「山のホテル」の昭和ならではの日本特有のおもてなしを満喫しました。

山のホテルで1泊お世話になりました。
結果は期待通り、いや期待以上でした。
古き良き施設は老朽化ではなく、歳を重ねた重みになっています。
「経年劣化」ではなく「経年優化」と言う感じですね。
歴史は重ねるもので、簡単にはつくれませんから。。。。
一番良かったのは「人」です。
スタッフのお客様との距離感が絶妙です。
これは外資系のホテルでは体験できません。
臨機応変な対応が超一流です。

これが若いスタッフに浸透していることに驚かされます。
これは清掃スタッフも同じことなんです。

カチッとしてキチッとしているのですが、かたすぎず、マニュアルではない、スタッフの人間性とも思えるような心のこもったおもてなしを感じます。
私が日本での宿泊時に同じ経験あるリゾートホテルは、上高地の帝国ホテル、軽井沢のホテルオークラ、白馬東急ホテル、日光金谷ホテル、赤倉観光ホテルかなぁ～？

外資系では体験できない、昭和の日本らしい一流のサービスを満喫しました。

エリア 元箱根・芦ノ湖周辺(神奈川)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

ホテルの庭園の散策を終えて、ホテルに戻り、今度は最上階の展望台へ。
エレベーターで４階まで上がり、そこから階段で上がるとそこは展望台。

最初行き方が判らず、廊下で清掃スタッフに伺ったところ、丁寧に行き方を教えてくださった最後に、
「生憎のお天気ですが、少し霞んだ芦ノ湖と雲がかかった山々をご覧いただけます。これはこれで綺麗ですよ～。私もココで好きな景色の一つです。」
と言う言葉が返ってきました。
なんかホッコリします。

小さな部屋になっています。

先ほど歩いた庭園も眼下に見えます。

ツツジが咲くころにはココからも綺麗に見えることでしょう。

小雨が降ってますが、距離が近い為、芦ノ湖ははっきり見ることができます。

180度　芦ノ湖です。

清掃スタッフの方がおっしゃっていたように、確かに幻想的でこれはこれで素敵な景色です。

庭園越しの芦ノ湖。
ツツジが咲いて、富士山が見えたら凄い景色になるんだろうな～

部屋に戻って浴衣に着替えて温泉に。
男女ともにコロナ対策の為にロッカーの使用が制限されています。

男湯女湯共に少し待ってから入りました。
ロッカーを利用する方がMAXになっても中はゆったりしています。
ちゃんとしたコロナ対策ですね。

宿泊フロアの一階下にある男湯です。

露天は山肌の木々を見る感じで、空は見えません。

写真はホテルのHPよりお借りしました。

これも男湯。

この写真もホテルのHPよりお借りしました。

女湯は宿泊フロアと同じフロアでした。

写真はホテルのHPより。

これは女湯です。

これもホテルのHPよりお借りしました。

露天からは山の木々が目の前に見え、上には空が見えたそうです。

お湯に浸かった時は、夫婦共にあまり温泉らしさを感じませんでした。
しかし、温泉から上がって暫くしたら肌がスベスベになり、夫婦共にビックリ。
こういう温泉なんだ～

部屋に戻って、冷蔵庫のビールを戴きます。

丁度海賊船が目の前を通過しました。

ココに富士山が見えるはずですが、この幻想的な景色もいいものです。

肌寒くなってきたので、窓を閉めました。

暫くしてディナーの予約時間になりました。

私はジャケットとスラックス、家内はワンピースに着替えて
フランス料理レストラン
「ヴェル・ボワ」へ。

席に着くと、「山のホテル」オリジナルの食器が迎えてくれました。

予約済みのコース料理のメニューを渡され、

説明を受けます。

スタッフから話しかけられ、暫くスタッフと会話。
季節ごとのホテルの魅力を教えて頂きました。

私共は初めて訪れており、常連ではありません。
雰囲気で判るのですが、常連さんが半分近くいらっしゃるように思えます。

三本杉のロゴの件も話題になりました。
私からスタッフに話を振ったのですが、謙虚にでも誇りを持って丁寧に説明してくださいました。

シャンパンで乾杯！

このお天気だし、そもそもまだ家内の足の具合もイマイチなので、金時山は登れなかったけど、芦ノ湖近辺でゆっくりダラダラするのもいいもんだね～
なんてどうでもいい会話をしています。

アミューズブーシェ

ノルウェー産アトランティックサーモンのショーフロワ
カリフラワーのブラン・マンジェ

カリフラワーが苦手な家内には、ミートローフ。
シェフのお洒落な計らいに感謝。

本日のスープ

ポタージュです。

メインディッシュ

私は魚料理を選択。
これ、何だったかな～？

メインディッシュ

家内は肉料理を選択。
鴨胸肉のロースト スパイス風味、赤ワインソース 蕪のマルムラード添え

赤ワインをグラスでオーダー

デザート

コーヒー

どれもこれもメッチャ美味しかったです。
ご馳走様でした。

バーに寄って夫婦でウィスキーのロックとハイボールを一杯づつ戴きました。

グランドピアノの自動演奏が流れていました。
ピアニストがいないのがちょっと残念。
そこまで贅沢は言えないか。。。

この後、再び温泉に浸かってマッタリしてから部屋でビールを戴いてから寝ました。

翌朝の部屋からの景色です。
まだ雨が降っています。

少々肌寒いです。

部屋から見える庭園は緑が綺麗です。

夫婦それぞれ温泉に行って部屋でお茶を戴き、

朝食を戴きにレストラン「ヴェル・ボワ」へ。

雨が降って無ければ、この時期は外の席が最高だそうです。

メニュー

雨が降っていますが、クラシックが流れ、若いスタッフたちの笑顔が爽やかな朝です。

パイナップルジュース
フルーツコンポート
コーヒー

私はオムレツをオーダー

漬け添えのベーコンは味噌漬けでした。

家内はフライドエッグをオーダー。

部屋に戻ってマッタリ。

小雨のこの景色を眺めながら、

家内が入れてくれた部屋備え付けのドリップコーヒーを戴きました。

芦ノ湖に湖面の上ギリギリの雲が美しい。

箱根港が見えます。

雲の位置が絶妙。

夫婦それぞれが持参した単行本を読み始めました。

時々　本から目を窓の外に移して景色を楽しみます。

こうやってゆっくり雲の動きを見るのも最近は無かったな～

４本見えますが、通称３本杉。
このホテルのロゴマークの題材になった木です。

芦ノ湖に海賊船が見えます。

アップで。

11時を過ぎました。
そろそろ帰宅の準備。

ロビーにあった映像を撮影。

満開のツツジと芦ノ湖と富士山。

私を真似して隣のおばあさんがスマホでこの映像の撮影を始めました。

綺麗ですね～

こんな時期に訪れてみたいです。

昨日歩いた庭園がこんな景色になるんですね～

チェックアウト
フロントで笑顔のスタッフとたわいもない会話。

バレーサービスは無いものの、小雨降る中のスタッフの気遣いには頭が下がります。

何から何まで大満足でした。

これはホテル出口近くですが、この辺りを歩いていた若いコックさんが笑顔でお辞儀してくださいました。

最期まで素敵な気分でホテルを出ました。

いいホテルだったね～

なんて会話をしながら芦ノ湖畔の杉並木の中を進みます。

母と義母の御土産に「雲助だんご」を買いたくて。
箱根の関所の近くです。

箱根を訪れた際、たまに寄るお店の一つです。

このようなスペースでお茶と共にお団子を戴くこともできますが、いつもお土産として持ち帰っています。

お抹茶とのセットもあるようです。

さあどれにしよう。

季節限定の栗あん
義母が好きそうですね。

これも戴いて帰りましょう。

結局、うちを含めて３軒分、結構買っちゃいました。

雲助団子の裏側は芦ノ湖。
小雨は止みました。

雲の合間に箱根駒ヶ岳の山頂ロープウェイ駅が見えます。

丁度遊覧船が入ってきました。

箱根町港に入港する海賊船。

芦ノ湖に別れを告げて、旧国道一号線で山を下ることにしました。

旧国道１号線を走ること数分。
お目当てはココ！

離れてパシャッ！

甘酒茶屋です。

さあ入ってみましょう。

前から気になっていたのですが、いつも駐車場がいっぱいで諦めていました。
今回はスッと入れましたが、店内はコロナ対策で席の制限があり、少々混雑気味。

いい雰囲気の茅葺屋根のお茶屋さんです。

天井を見るとこのような素敵な空間。

シソジュースを２人分オーダー

昔の箱根越えで使われた籠ですね。

現在の店主が十三代目になります。
創業は江戸初期。
関所越えの前後に休む茶屋として商いを始めたとのこと。
江戸の昔から、ずっと営業しているようです。

やっと甘酒茶屋に寄ることができました。

さあ間もなくお昼の12時。
横浜に帰りましょう。
渋滞もなく、すんなり帰れました。