2020/07/23 - 2020/07/25
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この旅行記のスケジュール
2020/07/24
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外出自粛要請が解除されての久々の旅行。
初日は岩手県の花巻を訪れ、老舗デパートの食堂の味を堪能し、宮沢賢治の童話の世界に浸りました。
2日目は、秋田と岩手の県境にある八幡平を目指します。
標高の高いところにあり、夏でも冷涼な気候なので避暑にはうってつけの場所です。
関東に住んでいると、東北地方を旅行するにしてもなかなか奥羽山脈あたりの山間部には行く機会がないので、楽しみです。
早朝6時過ぎ、普段会社行く日でもまだ寝てるわと言わしめるこの時刻、盛岡駅前から2日目の旅のスタートです。
https://youtu.be/DT_Weywx6H8
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- 楽天トラベル
PR
-
※前回の旅行記はこちらから↓
https://4travel.jp/travelogue/11644403
おはようございます。6時過ぎにチェックアウトをし、歩いて駅まで向かいます。
開運橋からの北上川。どんよりとした曇り空です。
荷物をなるべく軽くするため、昨日賢治記念館や童話村で買った小物のお土産をレターパックに詰め、先に家に送ることにしました。
一応昨日のうちに詰めたんですが、完成品は規定の厚さギリギリ…(いや、オーバーしてるかもしれん)
道中ポストを見つけ、「オルルルラァ!オルルルラァ!!」と気合の声を入れながらねじ込ませ…いや、投函します。
(↑やっぱりアウトぢゃないか( ゚Д゚))
※無事宅配されました。 -
コンビニであらかじめ昼食(兼朝食)を買い込み、バスに乗ります。
同じく八幡平まで行くであろうリュックを背負ったお客さんが数名並んでいました。
4連休真っ盛りですが、時節柄まだまだ旅行客は多くないのでしょうね。盛岡駅 駅
-
何とこのバス、Wi-Fiが装備されていました。
およそ2時間弱乗るので、暇つぶしに水曜どうでしょうを見ます(笑) -
標高が高くなるにつれ、だんだん天気が良くなってきました(笑)
一面に田んぼが広がりのどかな風景です。盛岡駅を出発しておよそ2時間ほど、乗り継ぎ地点の松尾鉱山資料館バス停までもうすぐなのですが、
ト イ レ 行 き た い
バスの車内にトイレが備わっており、着く前に済ませておくかと行こうとしたところ悪魔の4文字熟語が書かれた張り紙がドアに。
「使用禁止」
おおおおおおおおヤバいよヤバいよ‥!!
一応グーグルマップでバス停付近の地理を調べましたがトイレがありそうな場所が何もない…
うおおおぉぉぉぉぉ(泣) -
という心配も杞憂に終わり、幸いなことにこのバス停は広いターミナルになっており、公衆トイレも備わっていました(笑)
助かったぁ~八幡平市松尾鉱山資料館 美術館・博物館
-
かつてここには松尾鉱山という鉱山があり、そこで働く人やその家族で街が賑わっていたそうです。
1969年に閉山されてからはその賑わいはなくなり、今では従業員が暮らしていたアパートの廃墟や工場跡が見られるのみとなっています。
バス停には、鉱物の運搬に使用されていたディーゼル機関車が展示されています。 -
バスに乗り換え、御在所という場所で下車。
トイレと自販機があるだけの、パーキングエリアのような場所でした。道行く車も、ここに止めてドライバーたちがトイレ休憩を済ませていきます。 -
ここにもハイキングコースがあり、八幡平山頂に行く前にここで少し歩きます。赤い鳥居をくぐると、そこがハイキングコースのスタートです。
隣は地熱発電所になっています。 -
入り口には小さな社殿が。
安全祈願のために鈴を慣らします。
どうかクマに出くわしませんように。 -
ここから坂を下っていくわけですが、入り口には鐘があります。これは熊よけのための鐘で、歩き始める前にこれを鳴らすわけですね。
鳴らしてみるとかなりいい響きがします。
よく熊に遭遇したら死んだふりをしろとか、根拠のない対策法が蔓延っていますが、1番確実なのは大きな音を出すことらしいっすね。
108回鳴らそうかとも考えましたが、一晩中かかりそうなのでやめました。 -
ホントに道なのかこれ…
-
一応木の板で遊歩道は整備されてるようですが、草が侵食しとる…
ここはあまり人が来ないようですな。実際バス降りたの他にいなかったし我々の他に人間を見かけていない… -
何とか草を分けて進んでいきますが、なんと川から溢れ出た水で遊歩道が水没しており、先に進むことができません!
連日雨続きだったからでしょうかね、もはや水たまりのレベルを越えて池になっていたので、長靴を履いていない僕たちにここを渡るのは困難です。
前に、どこぞの政治家が、視察先で水たまりを越えるために自分を部下におんぶさせていましたが、残念ながら近くには僕たちをおんぶしてくれるような人たちはいません。
本当はこの先に赤沼という見所があるのですが、断腸の思いで引き返すことにします。後進一杯! -
遠くに赤沼が見えます。行ってみたかったな…
以上の経験を踏まえますと、御在所のハイキングはオススメしません。とにかく歩道が整備されていない。歩くのには適していません。コロナの影響で管理する側も十分に出来ていなかったのかもしれませんが、もう少し整備してもらいたいものです。
八幡平山頂へ行くバスまではあと1時間半もありますが、バス停前のベンチで待ちぼうけすることにしましょう。
電波も十分に入らずスマホも満足に使えないので、前を通る車を観察することしかできません。
その後も、ちらほらとハイキングコースに向かおうとする人たちがいましたが、皆案の定すぐに引き換えしてきました(笑)御在所沼 赤沼 自然・景勝地
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再びバスに乗り、八幡平山頂を目指します。
山道の途中から見えた沼。 -
八幡平山頂に着きました。
-
ちょうどバスを降りて後ろ側にレストハウスがあります。
1階が売店となっていて、大きな荷物がコインロッカーに入らない場合は1個200円(くらいだったかな?)でお店で預かってくれます。
荷物を整理して、ハイキングに出発!八幡平山頂レストハウス グルメ・レストラン
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ゆるい石段を登ります。
-
イチオシ
スタート地点からの景色。
だんだんと青空が出てきて、美味しい空気が澄み渡っています。八幡平山頂遊歩道 公園・植物園
-
道のそばには高山植物が咲いています。
-
意外にも多くの観光客で賑わっていました。
アップダウンがほとんどない道なので、歩きやすいです。 -
しかし、本当に歩いていて気持ちがいいです。
僕が住む地域とは全く違った自然があり、美味しい空気に包まれる空間にいるだけでリラックスできます。
自由な外出が出来ず、ずっとストレスのかかる生活を送っていたので、やはり旅行はいいものだと思えました。 -
サワギキョウ
(違ってたらゴメンヨ) -
八幡沼が見えてきました。
いかにも湿原といった景色です。 -
イチオシ
ニッコウキスゲ
-
イチオシ
見渡す限り、高山植物が一面に広がっています。
本当にいい景色(X回目)。 -
陵雲荘に到着。
八幡沼付近にある小屋で、トイレもあります。
しかしここのトイレは男女兼用の個室が1つと男性用(小)が1つずつで、入口のドアがないためオープンな状態であり、少々用を済ませにくいかもしれません。 -
ちょうど八幡沼の脇道にベンチがいくつも並んでおり、休憩スペースになっています。ハイキングに来る人たちはほとんどがここで食事を摂るようで、なかなか賑わっていました。
時間も12時半を回っています。こちらも昼食にしましょう。 -
前日に盛岡駅のフェザンで仕入れた、さぼてんの値引きチーズカツサンドと、今日の朝NEWDAYSで買ったホタテ飯。
旅行中に外でお弁当を食べるなんて経験、あまりありません。ですがその分非常に特別な感じがあり楽しいですね。
とっても美味しいです。 -
食後のおやつも食べちゃいます。
結構ここ蜂が多くて座ってると避けられないのが難点ですな(笑)
食べた後はゴミを残していないかしっかり確認して、行進再開!
立つ鳥跡を濁さず。 -
八幡沼の展望台から。
ここでもビニールシートを広げてお昼を食べているグループがいました。なるほど、それもありだな。八幡沼 自然・景勝地
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ガマ沼のほとり。
ここら辺の沼はおよそ6000年前の噴火で出来たものだそうです。
ガマ沼はその時にできた釜の沼から転じてガマ沼となった、というのが由来とか。
ちょうどここの散策路で、ウグイスが綺麗な声で鳴いていました。
(32秒)
https://youtu.be/-kTZvfhAbgk -
少し歩くと山頂の展望台に着きました。
八幡平山頂 自然・景勝地
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木々の間から山が見えます。
ここから見るだけでも数多くの植物があることが分かります。 -
ガマ沼を上から。
-
めがね沼がちょうど岩手と秋田の県境なんですね。
ここから先は秋田県になります。
秋田入るどー!八幡平山頂遊歩道 公園・植物園
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こちらがめがね沼。
沼が2つあってめがねみたいだからめがね沼。 -
鏡沼。
ここ八幡平は雪が降る地域ですが、5月になるとそれが溶け始め、鏡沼ではその様子がまるで竜の目のようになることから「ドラゴンアイ」と呼ばれています。
何でいきなり英語なんだ(笑) -
謎の窪地。
看板に本当に「謎の窪地」と書いてあるんですよ。
地質学的に見ても何でここに窪地が出来たか分からないそうです(笑) -
はい、お疲れ様でした。
これで八幡平山頂ハイキングは終了です。
ここにも県境の標識が。こっちが秋田で…、 -
んでこっちが岩手なわけか。
つまりレストハウスは秋田県だけども、歩き始める場所は岩手県だったわけですね。 -
まさしくここが県境。
両足を広げてここに立てば「俺今2つの県にいる~」ってできますよ。
やらなかったけど(笑) -
駐車場の後ろが実は絶景スポットだった件(笑)。
ここからバスに乗り、ホテルまで向かいます。
(40分ほど爆睡…) -
今日泊まるのはアクティブリゾーツ岩手八幡平。
最初は別のもっと安いホテルを予約していましたが、素泊まりプランしかなく、しかも付近には飲食店が皆無であったため、このまま食いっぱぐれてはいかんと思い、2食付きのプランがあったこのホテルにしました。
露天風呂の温泉もあり、たくさん歩いた後だけに非常に気持ち良かったです。アクティブリゾーツ 岩手八幡平 宿・ホテル
-
夕食はバイキング。
バイキング会場のテーブルはいつもより少ないのでしょう、余裕を持って配置がしてあり、料理は会場の外の特設スペースに取りに行く方式でした。
料理を取る際は、マスクと配られたビニールの手袋の着用が必須です。
ドレッシングや醤油も、すべて小分けの袋です。
セルフきりたんぽ鍋。
よく旅館の食事に出てくる、固形燃料に火をつけるやつ、これもセルフで初めて自分で全部準備しましたが楽しいですね(笑)。 -
ステーキとカニ。
-
焼きそばとカレー。
この焼きそばがうまかった。 -
デザートまで存分にいただきました。
10時半には就寝して、2日目は終了!
八幡平のハイキングですが、僕は半袖のTシャツに七分丈の羽織、ハイソックスに長ズボンという服装でしたが、これで正解でした。
涼しいですが、この時期は寒いわけではないので、そこまで厚着はしなくていいかもしれません。
道中は植物が多く、肌が露出していると触れて切り傷が出来てしまうかもしれないので、なるべく長い丈の服装が良いでしょう。
標高が高いので、日焼け止めを塗るか、帽子をかぶると安心です。虫も多いので、虫よけスプレーもするといいかもしれませんね。
明日3日目は盛岡まで戻り、市内を散策します。
ではまたm(__)m
ー 〈第2幕〉【2日目:八幡平編】 了 ー
⇒〈第3幕〉【3日目:モリーオ編】に続く
https://4travel.jp/travelogue/11651604
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この旅行記へのコメント (2)
-
- かれんさん 2020/10/02 18:56:11
- 八幡平って 本当にきれいですね!
- たくさん写真を見せていただき、ありがとうございます。私も15年ほど前に、母と孫と3人で岩手に行きました。その時は 蛍を鑑賞しに、小岩井牧場のほうへ行ったのですが、源氏ボタルや平家ボタルが乱舞して とてもきれいでした。「わんこそば」は20杯しか食べられなかったけど、美味しかった。宮沢賢治記念館では「よだかの星」の一説がモニュメントされており良かった。投票ありがとうございました。
- Fidelioさん からの返信 2020/10/02 20:40:03
- Re: 八幡平って 本当にきれいですね!
- かれんさん 様
コメントをお寄せいただき、ありがとうございます。Fidelioと申します。
こちらこそ、当旅行記に投票くださり、ありがとうございました!
サファリパークの旅行記、表紙のフクロウがとってもかわいいですね!
ライオンや熊など、まず人が近くに寄ってはいけないような動物たちを間近で見られるのがサファリパークならではですね。とても臨場感の伝わるお写真でした。
八幡平は初めて行くエリアでしたが、本当に歩いていて気持ちのいいところでした。きれいに咲く高山植物や風、鳥の声に囲まれていると、今の世の中が大変な状況にあるのも忘れてしまいそうでした。
小岩井農場は私も高校生のころ行ったことがありますが、ホタルが見られるのですね!さぞかしきれいな光景だったことでしょう。自分は生まれてこのかたホタルが光る光景を見たことがないので、とても羨ましいです。
わんこそばは家族でトライしたことがありますが、両親が早々にギブしてしまい、自分1人に対して係の方が1人の状態になってしまったので、横からの圧がハンパなかったです(笑)
結局50杯でお手上げでしたが、1杯の量にかなりムラがあったのであまりフェアじゃないなぁ…と思ったのが正直な感想です。
前日の花巻編、今月中には八幡平の翌日の盛岡編を上げる予定ですので、よろしければそちらもぜひご覧ください。
今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。
Fidelio
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