2020/09/09 - 2020/09/09
82位(同エリア362件中)
愛吉さん
日本民家園を出て生田緑地を奥に進むと、林の中に見えてくるのが岡本太郎美術館です。
この美術館は太郎が生誕地である川崎市に作品352点を寄贈したのに伴い、川崎市が平成11年10月30日ここにオープンしました。
建設計画が発表されると地元の住民が、この緑地に住むキツネやタヌキ、それに植物を原告として生存権を主張、反対運動を展開します。
結果はキツネやタヌキが敗訴しましたが、川崎市は展示場を地下に設け、地上部分を少なくする等配慮した建物を造りました。
美術館自体は、岡本太郎の世界を体験できる美術館として、映像とグラフィックを多用しています。
又企画展として、高橋士郎氏の古事記展開催中です。
尚この企画展は、9月20日のNHK日曜美術館のコラム、アートシーンで取り上げて居ましたのでご覧になられた方も多いと思います。
表紙は岡本太郎美術館のシンボルタワー”母の塔”
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 私鉄
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林を抜けると向こうの丘の上に白い塔が見えてきました。
岡本太郎美術館のシンボルタワー”母の塔”です。 -
母の群像をアップします。
一番上はお母さんと子供たち、次はお父さんもいますね。 -
母の塔があるのは屋上の展望テラス。
入口は下に降りて地下階から、穴倉に入る感じです。
穴倉に入ると、ここが入場券売場と会場入口、マスクをした岡本太郎が出迎えてくれます。
会場入口は三角の薄暗い竪穴式住居に入って行く感じ。 -
薄暗い空間を曲がるとスポットに照らされた強烈な赤が目に飛び込みます。
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そこを過ぎるとやっと展示室になります。
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太郎らしい作品が並びます。
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順路は決まっておらず、縦横に部屋がつながる為、同じ処をクルクル回るはめになります。
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絵と彫刻が混然一体です。
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美術館全体のテーマは生命の樹だそうですが私には判りません。
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この部屋のテーマは椅子、真ん中の橙色の円筒形のものは、座る事を拒否する椅子だそうです。
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壁面の飾り、私には右端の太陽しか判りません。
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このコーナーには太郎本人が説明役で立っています。
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最後は太郎の世界を体験する映像とグラフィックのコーナーになります。
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常設展の最後、太郎と企画展の高橋士郎作品のコラボになります。
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では企画展、高橋士郎の”古事記展”に移動します。
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古事記展の会場に入りました。
解説書によりますと、高橋士郎が日本最古の歴史書であり神話である古事記上巻に登場する神々を現したもので、別天、七代、小国、生神、黄泉、禊の6部門からなるそうです。
ここは生神、一番スペースが広く力が入ってます。
後は順番に見ていきます。 -
七代
まず神様が7人生まれます。 -
生国
7人の最後に生まれたイザナギとイザナミが日本の国を次々生んで国造りをします。 -
生神
国を生み終えたイザナギ、イザナミは次に生きるために必要な神を次々生んでいきます。 -
生神
最後に生んだのが火の神ですが、イザナミは炎に焼かれ死んでしまいます。 -
黄泉
イザナミに会いたいイザナギが死者の国黄泉を訪ねます。 -
禊
黄泉の国から戻ったイザナギが川の水で身を清めると、三人の貴子が生まれます。
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禊
今回の展示はここ迄。
次回をお楽しみにといった処です。
では出口に向かいましょう。 -
出口を出て来ると木々の緑に癒されます。
横に太郎というカフェがあり、入って一服。
カフェの前には小さな池、池の中には”樹霊”と名付けられた造形物が。
一服後は岡本太郎美術館とお別れし駅に向かいます。
終
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