キタ(大阪駅・梅田)旅行記(ブログ) 一覧に戻る
電車の中でふと目にしたポスター。<br /><br />大阪市立東洋陶磁美術館で開催中の『天目』展のものでした。<br /><br />2年前、曜変天目の展覧会を滋賀のMIHO MUSEUMで開催していましたが、最寄駅からバスで50分かかるので(しかも1時間に1本…)、当時仕事がハードだったこともあり行くのを諦めてしまいました。<br /><br />MIHO MUSEUMはルーブル美術館のガラスのピラミッドを設計したイオ・ミン・ペイ氏が手がけていて、建物自体にもとても興味があったのですが。。。<br /><br />今回、建物自体は普通(失礼!)ですが、国宝の天目茶碗も所有している東洋陶磁美術館での開催ということで、近場で見られるなら…と出かけてみました。<br /><br />特別展「天目―中国黒釉の美」で展示されている国宝は『油滴天目』。<br /><br />天目といえば『曜変天目』くらいしか知らなかったのですが、深い黒の世界へと迷い込んでみました。

2020 深淵なる黒の世界! 『天目』展を見に行ってみた♪

47いいね!

2020/09/06 - 2020/09/06

584位(同エリア4163件中)

4

64

りぽちゃん

りぽちゃんさん

この旅行記スケジュールを元に

電車の中でふと目にしたポスター。

大阪市立東洋陶磁美術館で開催中の『天目』展のものでした。

2年前、曜変天目の展覧会を滋賀のMIHO MUSEUMで開催していましたが、最寄駅からバスで50分かかるので(しかも1時間に1本…)、当時仕事がハードだったこともあり行くのを諦めてしまいました。

MIHO MUSEUMはルーブル美術館のガラスのピラミッドを設計したイオ・ミン・ペイ氏が手がけていて、建物自体にもとても興味があったのですが。。。

今回、建物自体は普通(失礼!)ですが、国宝の天目茶碗も所有している東洋陶磁美術館での開催ということで、近場で見られるなら…と出かけてみました。

特別展「天目―中国黒釉の美」で展示されている国宝は『油滴天目』。

天目といえば『曜変天目』くらいしか知らなかったのですが、深い黒の世界へと迷い込んでみました。

旅行の満足度
4.5
同行者
一人旅
交通手段
私鉄 徒歩

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  • 梅田での用事を済ませ、やって来たのは大阪駅前第1ビル。

    梅田での用事を済ませ、やって来たのは大阪駅前第1ビル。

    大阪駅前第1ビル ショッピングモール

    サラリーマンの憩いの場 by りぽちゃんさん
  • ダーツの大会も行われる『英国パブ シャーロックホームズ』です。

    ダーツの大会も行われる『英国パブ シャーロックホームズ』です。

    英国パブ シャーロックホームズ グルメ・レストラン

    ローストビーフランチ by りぽちゃんさん
  • 店内には開店43周年をお祝いする胡蝶蘭が。<br /><br />長く愛されているのですね~。

    店内には開店43周年をお祝いする胡蝶蘭が。

    長く愛されているのですね~。

  • さて、オーダーしたのはローストビーフランチ880円。<br /><br />ドリンクセットで1000円ジャストですが、今回はドリンクなしで。<br /><br />久しぶりに食べたローストビーフランチ、ボリュームのある白身魚フライも含め、やっぱり美味でした~∩^ω^∩

    さて、オーダーしたのはローストビーフランチ880円。

    ドリンクセットで1000円ジャストですが、今回はドリンクなしで。

    久しぶりに食べたローストビーフランチ、ボリュームのある白身魚フライも含め、やっぱり美味でした~∩^ω^∩

  • 地下鉄で1駅、淀屋橋へ。<br /><br />大阪市役所の脇、土佐堀川沿いの遊歩道を歩きます。<br /><br />左手には大阪府立中之島図書館が。<br /><br />ここは吹き抜けのホールがとっても美しいんですよね☆

    地下鉄で1駅、淀屋橋へ。

    大阪市役所の脇、土佐堀川沿いの遊歩道を歩きます。

    左手には大阪府立中之島図書館が。

    ここは吹き抜けのホールがとっても美しいんですよね☆

    大阪府立中之島図書館 美術館・博物館

    中之島図書館 by りぽちゃんさん
  • 中央公会堂もステキ!<br /><br />コンペで選ばれた岡田信一郎氏(東京都美術館を設計)の原案を基に、辰野金吾氏(日銀本店、日銀大阪支店を設計)と片岡安氏が実施設計を行っています。

    中央公会堂もステキ!

    コンペで選ばれた岡田信一郎氏(東京都美術館を設計)の原案を基に、辰野金吾氏(日銀本店、日銀大阪支店を設計)と片岡安氏が実施設計を行っています。

    大阪市中央公会堂 名所・史跡

    土佐堀川沿いにある大阪市中央公会堂 by りぽちゃんさん
  • 本日の目的地はコチラ。

    本日の目的地はコチラ。

    大阪市立東洋陶磁美術館 美術館・博物館

    天目展に行ってきました by りぽちゃんさん
  • 大阪市立東洋陶磁美術館です。

    大阪市立東洋陶磁美術館です。

  • この『天目』というポスターに惹かれてやって来ました。<br /><br />入口で手指のアルコール消毒、検温をしてからチケット売場へ。<br /><br />大人1400円です。

    この『天目』というポスターに惹かれてやって来ました。

    入口で手指のアルコール消毒、検温をしてからチケット売場へ。

    大人1400円です。

  • 2階の展示室へ。<br /><br />この竹細工はなんだ??(答えは帰りに分かりました)

    2階の展示室へ。

    この竹細工はなんだ??(答えは帰りに分かりました)

  • チケットとともにパチリ☆<br /><br />さ、いってみましょう~!

    チケットとともにパチリ☆

    さ、いってみましょう~!

  • 整然と並べられた展示室。<br /><br />特別展は24点の天目が展示されているとのこと。<br /><br />1室に5、6人しかいませんでした(日曜なのに!)。

    整然と並べられた展示室。

    特別展は24点の天目が展示されているとのこと。

    1室に5、6人しかいませんでした(日曜なのに!)。

  • 順に見ていくと隣の人との距離が気になるので、空いているところから見て廻ります。<br /><br />こちらがポスターにもなった国宝の『油滴天目』。

    順に見ていくと隣の人との距離が気になるので、空いているところから見て廻ります。

    こちらがポスターにもなった国宝の『油滴天目』。

  • 国宝 油滴天目<br />南宋時代・12~13世紀 建窯(けんよう)<br /><br />「油滴天目は福建省の建窯(けんよう)で宋時代に焼かれたもので、釉薬の表面に生じた油の滴(しずく)のような斑文がその名の由来です。茶碗の内外の黒釉にびっしりと生じた銀色の斑文には、青色や金色などに輝く光彩(虹彩)が加わり幻想的な美しさを見せています。口縁には日本でつけたと考えられる純度の高い金の覆輪がはめられ豪華さを増しています。手に持つと安定感のある心地よい重みが伝わります。本作は豊臣秀次(1568~1595)が所持し、のち西本願寺、京都三井家、若狭酒井家に伝来しました。伝世の油滴天目の最高傑作です。」

    国宝 油滴天目
    南宋時代・12~13世紀 建窯(けんよう)

    「油滴天目は福建省の建窯(けんよう)で宋時代に焼かれたもので、釉薬の表面に生じた油の滴(しずく)のような斑文がその名の由来です。茶碗の内外の黒釉にびっしりと生じた銀色の斑文には、青色や金色などに輝く光彩(虹彩)が加わり幻想的な美しさを見せています。口縁には日本でつけたと考えられる純度の高い金の覆輪がはめられ豪華さを増しています。手に持つと安定感のある心地よい重みが伝わります。本作は豊臣秀次(1568~1595)が所持し、のち西本願寺、京都三井家、若狭酒井家に伝来しました。伝世の油滴天目の最高傑作です。」

  • 高感度なカメラ技術ではこう見えるそうです。<br /><br />照明のあたり方もあって、肉眼ではここまで深い色合いでは見えません。。。

    高感度なカメラ技術ではこう見えるそうです。

    照明のあたり方もあって、肉眼ではここまで深い色合いでは見えません。。。

  • 禾目(のぎめ)天目<br />南宋時代・12~13世紀 建窯(けんよう)<br /><br />同じ窯で焼かれた天目茶碗。<br /><br />禾目とは釉の中の酸化鉄の結晶斑が筋状となり、それが禾(稲などの穂先の毛)に似ていることから日本で付けられた名前。<br /><br />中国ではウサギの毛のように見えることから兎毫盞(とごうさん)と言うそうです。

    禾目(のぎめ)天目
    南宋時代・12~13世紀 建窯(けんよう)

    同じ窯で焼かれた天目茶碗。

    禾目とは釉の中の酸化鉄の結晶斑が筋状となり、それが禾(稲などの穂先の毛)に似ていることから日本で付けられた名前。

    中国ではウサギの毛のように見えることから兎毫盞(とごうさん)と言うそうです。

  • この形状は口縁部が一度内側にすぼまってから外側に反る鼈口(すっぽんぐち)というそうです。 <br /><br />茶道でお茶碗を拝見するのは、こういうのを見るためなんでしょうか~??(茶道のたしなみがなく単なる推測ですが…)

    この形状は口縁部が一度内側にすぼまってから外側に反る鼈口(すっぽんぐち)というそうです。 

    茶道でお茶碗を拝見するのは、こういうのを見るためなんでしょうか~??(茶道のたしなみがなく単なる推測ですが…)

  • こちらも高感度カメラで撮られたもの。<br /><br />禾目以外に油滴も見られる希少なものだそうです。

    こちらも高感度カメラで撮られたもの。

    禾目以外に油滴も見られる希少なものだそうです。

  • 禾目天目 建山(けんさん)天目<br />南宋時代・12~13世紀 建窯(けんよう)<br /><br />こちらは口縁部に覆輪(ふくりん)が施されたもの。

    禾目天目 建山(けんさん)天目
    南宋時代・12~13世紀 建窯(けんよう)

    こちらは口縁部に覆輪(ふくりん)が施されたもの。

  • 覆輪とは写真左側にあるような、金や銀などで作られた輪っか状のもの。<br /><br />黒色の天目を華やかにする装飾効果の他、口縁部を保護したり、欠けを目立たなくするために使われていたようです。

    覆輪とは写真左側にあるような、金や銀などで作られた輪っか状のもの。

    黒色の天目を華やかにする装飾効果の他、口縁部を保護したり、欠けを目立たなくするために使われていたようです。

  • その覆輪が施された木葉(このは)天目の写真。<br /><br />重要文化財で、ホンモノの木の葉が焼き付けられています。<br /><br />南宋時代・12~13世紀 古州窯

    その覆輪が施された木葉(このは)天目の写真。

    重要文化財で、ホンモノの木の葉が焼き付けられています。

    南宋時代・12~13世紀 古州窯

  • 実際には覆輪が外された状態で展示されています。<br /><br />確かに口縁部が欠けています。

    実際には覆輪が外された状態で展示されています。

    確かに口縁部が欠けています。

  • 白覆輪天目<br />金時代・12~13世紀 磁州窯系<br /><br />「茶碗に黒釉をかけてから口縁部の釉薬を削り取り、白化粧を施してから透明釉をかけたものです。白色の縁があたかも覆輪のように見えることから日本では「白覆輪天目」と呼ばれています。」(説明文を一部抜粋しました)

    白覆輪天目
    金時代・12~13世紀 磁州窯系

    「茶碗に黒釉をかけてから口縁部の釉薬を削り取り、白化粧を施してから透明釉をかけたものです。白色の縁があたかも覆輪のように見えることから日本では「白覆輪天目」と呼ばれています。」(説明文を一部抜粋しました)

  • 次は韓国陶磁室へ。

    次は韓国陶磁室へ。

  • 青磁がズラッと並んでいます。

    青磁がズラッと並んでいます。

  • 上:青磁陽刻(ようこく) 双鶴文(そうかくもん) 枕<br />  高麗時代・12世紀<br /><br />下:青磁 獅子形枕<br />  高麗時代・12世紀<br /><br />どちらも枕!!<br /><br />・・・痛くないのかな?(笑)

    上:青磁陽刻(ようこく) 双鶴文(そうかくもん) 枕
      高麗時代・12世紀

    下:青磁 獅子形枕
      高麗時代・12世紀

    どちらも枕!!

    ・・・痛くないのかな?(笑)

  • 上:重要美術品 青磁象嵌(ぞうがん) 鳳凰文 方盒(ほうごう)<br />  高麗時代・13世紀<br /><br />説明文によると「化粧品などの容器だと思われます」とのこと。<br /><br />下:青磁象嵌 六鶴文(ろっかくもん) 陶板 <br />  高麗時代・12~13世紀

    上:重要美術品 青磁象嵌(ぞうがん) 鳳凰文 方盒(ほうごう)
      高麗時代・13世紀

    説明文によると「化粧品などの容器だと思われます」とのこと。

    下:青磁象嵌 六鶴文(ろっかくもん) 陶板 
      高麗時代・12~13世紀

  • 青磁象嵌 蓮唐草文(はすからくさもん) 鶴首瓶(かくしゅへい)<br />高麗時代・12~13世紀<br /><br />「文様の背景部分を削り落として白土を埋め込む逆象嵌の技法で蓮唐草文が施されています。逆象嵌の鶴首瓶は現在この1点しか知られていません。」

    青磁象嵌 蓮唐草文(はすからくさもん) 鶴首瓶(かくしゅへい)
    高麗時代・12~13世紀

    「文様の背景部分を削り落として白土を埋め込む逆象嵌の技法で蓮唐草文が施されています。逆象嵌の鶴首瓶は現在この1点しか知られていません。」

  • 左:青磁鉄絵(てつえ) 宝相華(ほうそうげ)唐草文 壷<br />  高麗時代・12世紀<br /><br />右:青磁鉄絵 宝相華唐草文 梅瓶(めいびん)<br />  高麗時代・12世紀<br /><br />宝相華(ほうそうげ)とは牡丹、蓮、ざくろなどいろいろな植物の要素を組み合わせて作られた空想の花のこと。<br /><br />梅瓶(めいびん)とは口がすぼまり、頸が短く立ち上がり、肩が強く張って胴から裾にかけてすぼまっていく形の瓶のこと。(いずれも公式HP参照)<br /><br />「黒褐色の発色する鉄絵具によって文様を描く青磁を鉄絵青磁と呼びます。胴面の宝相華は、鉄絵青磁には珍しく端正で丁寧かつ細かくほどこされています。」

    左:青磁鉄絵(てつえ) 宝相華(ほうそうげ)唐草文 壷
      高麗時代・12世紀

    右:青磁鉄絵 宝相華唐草文 梅瓶(めいびん)
      高麗時代・12世紀

    宝相華(ほうそうげ)とは牡丹、蓮、ざくろなどいろいろな植物の要素を組み合わせて作られた空想の花のこと。

    梅瓶(めいびん)とは口がすぼまり、頸が短く立ち上がり、肩が強く張って胴から裾にかけてすぼまっていく形の瓶のこと。(いずれも公式HP参照)

    「黒褐色の発色する鉄絵具によって文様を描く青磁を鉄絵青磁と呼びます。胴面の宝相華は、鉄絵青磁には珍しく端正で丁寧かつ細かくほどこされています。」

  • 白磁 壷<br />朝鮮時代・18世紀<br /><br />この壷は・・・<br />↓

    白磁 壷
    朝鮮時代・18世紀

    この壷は・・・

  • 「志賀直哉から東大寺元官長・上司海雲師に贈られ、東大寺の観音院に飾られていましたが、1995年に泥棒が地面に叩きつけ、粉々になりました。その破片が、すぐれた技術による修復を経て、以前と変わらない姿でよみがえりました。」<br /><br />とのこと。<br /><br />えーっ!!Σ(・ω・ノ)ノ

    「志賀直哉から東大寺元官長・上司海雲師に贈られ、東大寺の観音院に飾られていましたが、1995年に泥棒が地面に叩きつけ、粉々になりました。その破片が、すぐれた技術による修復を経て、以前と変わらない姿でよみがえりました。」

    とのこと。

    えーっ!!Σ(・ω・ノ)ノ

  • 左:鉄砂(てっしゃ) 虎鷺文(とらさぎもん) 壷<br />  朝鮮時代・17世紀後半<br /><br />右:鉄砂(てっしゃ) 虎鹿文(とらしかもん) 壷<br />  朝鮮時代・17世紀後半<br /><br />鉄砂の壷にトラが描かれているもので、現存が確認されているのはこの2点だけなんですって~!!

    左:鉄砂(てっしゃ) 虎鷺文(とらさぎもん) 壷
      朝鮮時代・17世紀後半

    右:鉄砂(てっしゃ) 虎鹿文(とらしかもん) 壷
      朝鮮時代・17世紀後半

    鉄砂の壷にトラが描かれているもので、現存が確認されているのはこの2点だけなんですって~!!

  • 右側の虎鹿文、シカはどこ?と思ったら裏側に描かれているようで・・・<br /><br />横に廻ってみましたが、後ろ足が少し見えただけでした(。-∀-)

    右側の虎鹿文、シカはどこ?と思ったら裏側に描かれているようで・・・

    横に廻ってみましたが、後ろ足が少し見えただけでした(。-∀-)

  • 虎鷺文のトラの方がユーモラス!<br /><br />ちなみに鉄砂(てっしゃ)とは砂鉄のことで、酸化鉄を多く含むので黒褐色に発色するそうです。<br /><br />いろいろ勉強になるわ~.....φ(・∀・*)

    虎鷺文のトラの方がユーモラス!

    ちなみに鉄砂(てっしゃ)とは砂鉄のことで、酸化鉄を多く含むので黒褐色に発色するそうです。

    いろいろ勉強になるわ~.....φ(・∀・*)

  • 韓国陶磁室を出て次へ。<br /><br />途中のホールにあった白輪天目釉茶碗(清水卯一(ういち)1955~60年頃)。<br /><br />このあとの特集展で展示されている「現代の天目ー伝統と創造」のひとつのようです。<br /><br />吸い込まれそう!

    韓国陶磁室を出て次へ。

    途中のホールにあった白輪天目釉茶碗(清水卯一(ういち)1955~60年頃)。

    このあとの特集展で展示されている「現代の天目ー伝統と創造」のひとつのようです。

    吸い込まれそう!

  • このまま現代の天目を見たいところですが、順路通り日本陶磁室を先に見学します。

    このまま現代の天目を見たいところですが、順路通り日本陶磁室を先に見学します。

  • 色絵(いろえ) 相撲人形 (二対)<br />江戸時代・1680年代頃 備前・有田窯(柿右衛門様式)<br /><br />ヨーロッパ向けの輸出品だったそう。<br />

    色絵(いろえ) 相撲人形 (二対)
    江戸時代・1680年代頃 備前・有田窯(柿右衛門様式)

    ヨーロッパ向けの輸出品だったそう。

  • 色絵 椿文 輪花向付(りんかむこうづけ) (五客)<br />江戸時代・18世紀 尾形乾山(乾山焼)<br /><br />マリメッコみたい!(怒られるかな?笑)

    色絵 椿文 輪花向付(りんかむこうづけ) (五客)
    江戸時代・18世紀 尾形乾山(乾山焼)

    マリメッコみたい!(怒られるかな?笑)

  • 上:色絵 石畳鶴文 大皿<br />  江戸時代・1640~50年代頃 備前・有田窯(古九谷様式)<br /><br />下:色絵 菱畳地(ひしだたみじ)瓢箪文 大皿<br />  江戸時代・1640~50年代頃 備前・有田窯(古九谷様式)<br /><br />どちらも加賀藩前田家にゆかりのあるもののようです。<br /><br />写真上の大皿は絵付けの一部が流れていることから、やや立てて焼かれたことがわかるとのこと。

    上:色絵 石畳鶴文 大皿
      江戸時代・1640~50年代頃 備前・有田窯(古九谷様式)

    下:色絵 菱畳地(ひしだたみじ)瓢箪文 大皿
      江戸時代・1640~50年代頃 備前・有田窯(古九谷様式)

    どちらも加賀藩前田家にゆかりのあるもののようです。

    写真上の大皿は絵付けの一部が流れていることから、やや立てて焼かれたことがわかるとのこと。

  • さ、次は特集展「現代の天目ー伝統と創造」へ行ってみましょう!

    さ、次は特集展「現代の天目ー伝統と創造」へ行ってみましょう!

  • こちらのプレートには寄贈した人の名前がズラリ☆彡<br /><br />特集展では寄贈品を順次展示します、とありましたが、多すぎて全部は展示出来なかったってことですね(スゴイ!)。

    こちらのプレートには寄贈した人の名前がズラリ☆彡

    特集展では寄贈品を順次展示します、とありましたが、多すぎて全部は展示出来なかったってことですね(スゴイ!)。

  • 特集展のポスターをパチリ☆<br /><br />キレイです~(*´ω`*)

    特集展のポスターをパチリ☆

    キレイです~(*´ω`*)

  • この2つは藤澤秀行氏の曜変天杢。<br /><br />天“目”ではなく天“杢”となっているのは、黒檀や栃材を使っているからのようです。<br /><br />しかも螺鈿(貝)で曜変を表しているのがスゴイです。

    この2つは藤澤秀行氏の曜変天杢。

    天“目”ではなく天“杢”となっているのは、黒檀や栃材を使っているからのようです。

    しかも螺鈿(貝)で曜変を表しているのがスゴイです。

  • こちらは特別展に展示されていた国宝の油滴天目を、彦十蒔絵・若宮隆志氏が漆器で作った見立漆器です。<br /><br />見立(みたて)とはそのままの意味で、漆器を陶磁器に見立てて作ったもの。<br /><br />ケヤキ材を天目形(てんもくなり)に成形してから漆を塗り、色漆や蒔絵の技法を駆使して仕上げているそうです。

    こちらは特別展に展示されていた国宝の油滴天目を、彦十蒔絵・若宮隆志氏が漆器で作った見立漆器です。

    見立(みたて)とはそのままの意味で、漆器を陶磁器に見立てて作ったもの。

    ケヤキ材を天目形(てんもくなり)に成形してから漆を塗り、色漆や蒔絵の技法を駆使して仕上げているそうです。

  • 他にも美しい天目茶碗がズラリと並んでいます。

    他にも美しい天目茶碗がズラリと並んでいます。

  • 紫紅釉(しこうゆう)や紅釉(こうゆう)を使った木の葉天目などもありました。

    紫紅釉(しこうゆう)や紅釉(こうゆう)を使った木の葉天目などもありました。

  • 中でも一番惹かれたのはコチラ。<br /><br />フランスの陶芸家、ジャン・ジレル氏のIRIDESCENT TENMOKUです。<br /><br />ジレル氏はフランスで唯一の陶芸の人間国宝(メートル・ダールMaître d&#39;Art)だそう。

    中でも一番惹かれたのはコチラ。

    フランスの陶芸家、ジャン・ジレル氏のIRIDESCENT TENMOKUです。

    ジレル氏はフランスで唯一の陶芸の人間国宝(メートル・ダールMaître d'Art)だそう。

  • 側面から見てもとても美しい・・・<br /><br />青みを帯びた黒の色合いにしばらく目が離せませんでした。

    側面から見てもとても美しい・・・

    青みを帯びた黒の色合いにしばらく目が離せませんでした。

  • 最後の展示室に行く前にこちらのスペースでしばし休憩。<br /><br />窓の外は少し前から激しい雨が降っています。

    最後の展示室に行く前にこちらのスペースでしばし休憩。

    窓の外は少し前から激しい雨が降っています。

  • 反対側の壁にはデジタルサイネージが。<br /><br />この美術館の収蔵品や、今回の展示品を高感度カメラで撮影した映像が映し出されていました。

    反対側の壁にはデジタルサイネージが。

    この美術館の収蔵品や、今回の展示品を高感度カメラで撮影した映像が映し出されていました。

  • 最後は中国陶磁室へ。

    最後は中国陶磁室へ。

  • 緑釉(りょくゆう)を使った壷。<br /><br />釉はいろんな色があるのですね。

    緑釉(りょくゆう)を使った壷。

    釉はいろんな色があるのですね。

  • 重要文化財 青花(せいか) 蓮池魚藻文(れんちぎょそうもん) 壷<br /><br />元時代・14世紀 景徳鎮窯<br /><br />魚の中国語音は財産が余るという意味の「余」に通じ、縁起のいい文様だったそうです。<br /><br />コバルト顔料が使用されているとのこと。

    重要文化財 青花(せいか) 蓮池魚藻文(れんちぎょそうもん) 壷

    元時代・14世紀 景徳鎮窯

    魚の中国語音は財産が余るという意味の「余」に通じ、縁起のいい文様だったそうです。

    コバルト顔料が使用されているとのこと。

  • 重要文化財 法花(ほうか)  花鳥文 壷<br /><br />法花とは、立体的に表わした文様部分に各色の鉛釉をかけわける技法のこと。<br /><br />緑を帯びたブルーが独特の色合いでした。

    重要文化財 法花(ほうか)  花鳥文 壷

    法花とは、立体的に表わした文様部分に各色の鉛釉をかけわける技法のこと。

    緑を帯びたブルーが独特の色合いでした。

  • 地味ですが国宝です(笑)。<br /><br />飛青磁(とびせいじ)と言われる元時代・14世紀の花生けです。<br /><br />中国では主に酒器として使われていたようです。<br /><br />3時間近くかけてじっくり鑑賞しました。

    地味ですが国宝です(笑)。

    飛青磁(とびせいじ)と言われる元時代・14世紀の花生けです。

    中国では主に酒器として使われていたようです。

    3時間近くかけてじっくり鑑賞しました。

  • 展示室を出て、再びこの竹細工とご対面(=´∀`)人(´∀`=)<br /><br />吹き抜けになったホールを見下ろしてみるとかなり大きなオブジェです。

    展示室を出て、再びこの竹細工とご対面(=´∀`)人(´∀`=)

    吹き抜けになったホールを見下ろしてみるとかなり大きなオブジェです。

  • 階段を下りて階下へ。

    階段を下りて階下へ。

  • なんかスゴイことになってます!

    なんかスゴイことになってます!

  • 4月12日に終了した『竹工芸名品展:ニューヨークのアビーコレクション メトロポリタン美術館所蔵』で展示していた、四代田辺竹雲斎によるインスタレーション作品《GATE》でした。<br /><br />9月27日まで展示を再延長していたようです。

    4月12日に終了した『竹工芸名品展:ニューヨークのアビーコレクション メトロポリタン美術館所蔵』で展示していた、四代田辺竹雲斎によるインスタレーション作品《GATE》でした。

    9月27日まで展示を再延長していたようです。

  • まだ雨が少し残っていたので雨宿り~。<br /><br />中央公会堂の西側にあった中之島ソーシャルイートアウェイクへ。

    まだ雨が少し残っていたので雨宿り~。

    中央公会堂の西側にあった中之島ソーシャルイートアウェイクへ。

    中之島ソーシャルイートアウェイク グルメ・レストラン

    モエとコラボした「MOET MOMENT」開催してました by りぽちゃんさん
  • 窓辺にあったこのモエのボトル、外からチラッと見えてたんですよね~(笑)。<br /><br />『SHARE MOET MOMENT』、以前に東京でイベントやってた時に行ったことがありました。<br /><br />旅行記はコチラ⇒2017【年パス日記】その10 どっちがメイン!?ファッショナブルイースターとMOËTのロゼ~ザンビ編~https://4travel.jp/travelogue/11232707

    窓辺にあったこのモエのボトル、外からチラッと見えてたんですよね~(笑)。

    『SHARE MOET MOMENT』、以前に東京でイベントやってた時に行ったことがありました。

    旅行記はコチラ⇒2017【年パス日記】その10 どっちがメイン!?ファッショナブルイースターとMOËTのロゼ~ザンビ編~https://4travel.jp/travelogue/11232707

  • モエのグラスが@990!<br /><br />おトク~∀o(^^*)♪

    モエのグラスが@990!

    おトク~∀o(^^*)♪

  • ハンバーガー@660をオーダー。<br /><br />+@220でポテトセットにしました。

    ハンバーガー@660をオーダー。

    +@220でポテトセットにしました。

  • パティの部分は普通のお味でしたが(笑)、お値段的にはお手頃で満足♪<br /><br />雨も止んだようなので帰りま~す(*゚▽゚)ノ

    パティの部分は普通のお味でしたが(笑)、お値段的にはお手頃で満足♪

    雨も止んだようなので帰りま~す(*゚▽゚)ノ

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この旅行記へのコメント (4)

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  • イチロー51さん 2020/09/26 15:19:59
    陶磁器にも深い造詣 (^-^)v
    りぽちゃんさん様 こんにちは~

    Parisや宝塚とは対極の東洋陶磁器ーーー
    多才ですね!

    ナントカ天目って聞き覚えがありますが、りぽちゃんさん様の旅行記を拝見し、
    改めて、陶磁器の美しさを感じる事が出来ました~
    (上海の博物館でたっぷりと見学した記憶が少しだけ蘇りました)

    最後の締めくくりは、りぽちゃんさん様らしく モエ*\(^o^)/*

    今回もキレイな厳選写真と丁寧な解説ありがとうございました m(_ _)m

    りぽちゃん

    りぽちゃんさん からの返信 2020/09/27 15:01:12
    Re: 陶磁器にも深い造詣 (^-^)v
    イチロー51さま、こんにちは~(*´∇`*)

    確かにParisや宝塚のキラキラ感とは対極の東洋陶磁器!
    でも天目はワビサビとかでもなく、ちょっと華やかさもあり…
    以前この美術館に西洋磁器を見に来たことがありますが、その時は写真撮りすぎて旅行記作るの挫折しました(笑)。
    少ししかない方がずっと書きやすいですね!
    説明文を撮ってたこともあって、写真枚数は半分になりましたが、それでも今回もなかなか大変でした。

    イチロー51さまも上海の美術館でご覧になられたのですね!
    見始めるとおもしろいなと思いますが、知識がないので初めて知ることばかり☆
    後で見返した時にわかりやすいようにコメント入れたかったんですが、説明文マルッとうつしたものもあり…(^◇^;)
    もうちょっとわかるようになりたい今日この頃です。

    明日はシーに行ってきます!

    りぽちゃん

    イチロー51

    イチロー51さん からの返信 2020/09/27 18:16:18
    RE: Re: 陶磁器にも深い造詣 (^-^)v
    りぽちゃんさん様 こんにちは〜

    明日 シーなんですね!
    宝塚の素敵なマスクお忘れなく (^^)

    美女と野獣オープン日だから、空いているかも! ですね。

    お天気は晴れ 最高気温26℃

    11月は是非とも1回くらい当選したいです(^_^*)

    りぽちゃん

    りぽちゃんさん からの返信 2020/09/28 21:56:33
    Re: 陶磁器にも深い造詣 (^-^)v
    イチロー51さま、こんばんは~☆彡

    シー、行ってきました!
    ミキミニダッフィー のキャラグリが復活して、エントリー受付とやらに早速挑戦しましたが全部ダメでした…_| ̄|○
    頼みのシンドバッドもシス調続きで乗れず…(;ω;)
    結局食べてばかりで、歩いたわりに太って帰ってきたような?
    気持ち空いてるような気がしましたが、例の如くアメフロ中心に過ごしてたのでよくわからず・・・(笑)

    ちゃんと宝塚マスクで行きましたよ!
    コットン100%で肌触りが良いので気に入ってます♪

    キャラグリ復活したので、私もまた11月の申し込みしようと思います☆

    りぽちゃん

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