2016/07/01 - 2016/07/05
1782位(同エリア6071件中)
まさとしさん
今回は観光ビザを取得することができた。観光ビザは1ヶ月まで滞在可能だが今回は2週間の予定でロシアに滞在しました。
サハリンからシベリア中央部ノボシビルスクに飛びました。
6/28
成田(1540)→ウラジオストク(1915)
★(ウラジオストク空港)
6/29
ウラジオストク(705)→ユジノサハリンスク(950)(コルサコフ)
ユジノサハリンスク ★Like Hostel
6/30
ユジノサハリンスク(ホルムスク)
ユジノサハリンスク ★Like Hostel
7/1
ユジノサハリンスク(925)→ノヴォシビルスク(1030)
ノヴォシビルスク★Centralnaya Hotel
7/2
ノボシビルスク(0603/モスクワ時間0303)→
★列車
7/3
→カザン(1550)
カザン★Hotel Kazantel
7/4
カザン
カザン★Express Hostel
7/5
カザン(1310)→
★列車
7/6
→サンクトペテルブルグ(1202)
サンクトペテルブルグ★Piter Dom Znamenskaya
7/7
サンクトペテルブルグ(1300)→モスクワ(1700)
モスクワ★Good Mood Hostel
7/8
モスクワ(モスクワ・スターリン建築巡り)
モスクワ★Good Mood Hostel
7/9
モスクワ(アルバート通り)
モスクワ★Good Mood Hostel
7/10
モスクワ(1150)→イスタンブール(1500/0140)→
★機内
7/11
→成田(1910)
S7航空 (成田~ウラジオストク~ユジノサハリンスク) 39,208円(22,747p)
S7航空(ユジノサハリンスク~ノヴォシビルスク) 38,129円(22,395p)
トルコ航空(モスクワ~イスタンブール~成田) 38,040円
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ユジノサハリンスクを出て6時間。ノヴォシビルスクの町並みを見下ろしながら着陸態勢に入った。オビ川に広がる大都会だ。
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10時半にノボシビルスクに着陸した。
ノヴォシビルスクはシベリアの新しい街という意味を持つ。シベリアの西の端に位置しでユジノサハリンスクから所要6時間弱。サハリンとの時差は5時間。シベリアを一気に空路で横断したことになるがここからモスクワはまだまだ遠い。ロシアの広さを思い知らされる。でも飛行機を使えばあっという間で時間短縮ができるのは助かる。
空港からはバスでノヴォシビルスク駅へ向かうことになるが30分に1本しかなくすでに満員だ。基本的にロシアの市内交通は満員だらけなので我慢するしかない。値段が安い(38ルーブル/50円)から文句はいえない。でもよく見ると奥に席が空いていたので座っていくことができた。 -
45分でノヴォシビルスク駅に到着、バスを降りた。
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街へ出る前に駅の切符売り場で次の目的地であるカザンへの予約をしておくことにした。明日の夕方にカザンに行く列車があるという情報をもっていたが、この列車の最安のツーリストクラスは満席なのかとにかく「ない」と言われた。寝台ならあるらしいが20000円位するので値段の高さに動揺してしまった。でも明日の朝6時に出発する列車なら個室寝台で(7522ループル/12499円)で行けるのがあるらしい。
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チケット購入。出発時刻はモスクワ時間だ。モスクワとの時差は3時間。
3時3分発と表示されているが6時3分発だ。かなり紛らわしい。
予定よりノヴォシビルスク滞在が短くなってしまったが、今後の予定が確定できて良かった。そもそもノヴォシビルスクに来た理由はサハリンからタタールスタン共和国の首都カザンへ移動する際、モスクワを経由したくなかったのが理由だった。西へ西へと順序よく移動して行きたかった。モスクワに行ってカザンを往復するようなルートはとりたくなかったのだ。なのでシベリア最大の街であるノヴォシビルスクへ立ち寄ることにしたのだ。なのでノヴォシビルスクの街自体に見たい場所、やりたいことがあるわけではない。街の中心部を散策してロシア料理を食べられれば十分だ。なので今日1日あれば十分だろう。
切符を買った後、歩いてレーニン広場近くの予約してある宿に向かった。 -
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従業員もフレンドリーで居心地が良さそうだ。
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とりあえずお腹が空いたのでロシア料理のレストランに入ってみた。「ニコラエフスカヤ」という地下にあるレストランに入った。
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小洒落たレストランでペリメンというロシア餃子とボルシチを注文してみた。値段は高くなく(429ルーブル/680円)、ノヴォシビルスクは辺境のサハリンよりも物価が安いのかもしれない。
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ノヴォシビルスクの見所はホテルに近いレーニン広場周辺に集中している。
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ニコライ礼拝堂。
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モダンな建物も多く、この中にはバーガーキングが入っていた。
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チラシ配りの女性。民族衣装をまとって華やかだ。
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国立オペラ・バレエ劇場
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ノヴォシビルスクは路線は短いがシベリアで唯一地下鉄が走っている町でもある。値段は(20ルーブル/32円)と他の都市に比べて安めだ。
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夕食は中央アジアで飽きるほど食べたプロフとシャシリク(串焼き)を食べることにした。カフェテリア風の中央アジア料理店だ。油のしたたるプロフは久々に食べるとおいしい。シャシリクはチキンしかなかった。
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夜に雨が降り出した。明日は早朝に駅までは歩かないといけないのであまり降られるのは困る。
【7月2日(土)】
今日は列車でカザンへ移動する。ノヴォシビルスクの時間で朝6時3分に出発する。切符にはモスクワ時間の3時3分と表示されている。広いロシアでは時差が多く、紛らわしいので鉄道の時刻はすべてモスクワ時間に統一されている。駅に掲げられた時計もモスクワ時間と現地時間のふた通りが表示されている。
ホテルをチェックアウトして5時に駅に着くように歩いて向かった。案の定、雨だが傘は必要ない小雨だ。朝5時前だが日は完全に沈まないので薄明るい。ノヴォシビルスク駅までは歩いて15分ほど。 -
ノヴォシビルスク駅前にて。
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駅前の高層ホテル。
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近距離列車(エレクトリーチカ)用の駅舎。
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駅に到着し列車に乗る前に駅のカフェで軽い朝食を取ることにした。くつろいでいると列車は到着しているのようなのでホームへ向かった。
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13号車の個室寝台だ。車両は少し古いタイプで同室の客には同じくカザンへ向かい人がいるようだ。
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隣の車両は食堂車だ。
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機関車。
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列車は定刻通りに出発した。車内にはこの列車の時刻表が掲示されている。モンゴル国境近くのウラン・ウデからやってきたこの列車は停車駅の多いタイプだが、それでも所要時間の長い駅は数時間に一度しかない。
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ノヴォシビルスクを出発後オビ川に架かる鉄橋にさしかかった。
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少し寝た後、昼前に食堂車へランチを食べに行ってみた。食事の質は列車によって違うらしい。かつて15年前に乗ったシベリア鉄道の食事はおいしかった記憶がある。ランチはセットメニューがあり、コースになって割安な料金設定で400ルーブル(700円)だ。スープとサラダにメインのパスタと魚肉ソーセージ。正直あまりおいしくなかった。
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ノヴォシビルスクを出て以来の大きな駅「オムスク」に到着。
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【7月3日(日)】
深夜日付が変わってしばらくするとエカテリンブルグ駅に到着した。今回のカザンへの移動中の経由地としては最大の都市だ。この駅では30分以上停車する。深夜だがホームの売店は列車の到着に合わせて営業している・ホームを離れ連絡通路を通って駅舎の方に出てカフェで買い食いすることにした。
モスクワ時間は深夜1時(エカテリンブルグ時間では深夜3時)だが日本時間だと朝の7時になる。完全に目が覚めてしまった。 -
エカテリンブルグからはウラル山脈を越える。
カザンへは通常のシベリア鉄道のルートより南寄りの路線を経由する。シベリアの鉄道に変わりはないのだが、ウラジオストクからの「ロシア号」や北京からの列車とは違うルートを通ることになる。なのでここからは15年前とは違い初めてのルートとなる。 -
とはいえこれといった大都市もなく、地駅味なが続く。
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ロシア鉄道の車掌。
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朝食時間帯に食堂車に入ってみた。魚肉のハムエッグとサーモンサンドの朝食。まぁこんなものだろう。なぜかランチより高いのは卵が入っているからだろうか。
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比較的乗降客の多い駅に到着。
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ロシアでは石炭の需要はまだまだ多いようだ。
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二等寝台。二段ベッドが向き合う四人用の個室だ。
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同じくカザンまで行くロシア人乗客。
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ノヴォシビルスクから36時間。15時50分にカザンに到着した。カザンまで来るとモスクワ時間を採用しているので時刻表と現地時間が一致する。このままモスクワやサンクトペテルブに移動しても時差はないのでもう混乱することはない。
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カザンには二つの駅があり、この列車は街の中心部から離れた第2駅に到着した。新しくスタイリッシュで簡素な駅だ。基本的な機能は揃っているようだが、駅自体に面白味はなさそうだ。
町の中心部にある宿に向かう前にカザン2駅で次の目的地サンクトペテルブルグへの切符を購入しておくことにした。
出発は翌々日だ。列車は一本しかなく一番安いツーリストクラスはやはり売り切れでここまで利用したのと同じクペと呼ばれる2等寝台になってしまった。値段は6587ルーブル/10869円。
どうやら一番安い開放寝台(3等)は出発の2、3日前だと予約は難しいみたいだ。 -
予約してある宿は街の中心にあり、地下鉄で向かうことになる。カザンの地下鉄は新しく、もはやソ連の面影は全くない。下車したクレムリョーフスカヤ駅は内装が若干豪華な造りになっていること位が唯一ロシアらしい。
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地下鉄の駅を出るとクレムリンの鮮やかなモスクが見えた。
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同じ駅のもう一つの出入口。
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宿泊先は街の中心とカザンのメイン駅との間にある「カザンテル」という宿で1泊1800ルーブル/2900円。シャワートイレ付きの清潔な宿だ。ロシアの宿泊事情のすばらしさをここでも実感させられた。出発が1日伸びたので延泊をお願いしたら明日は予約で一杯らしい。一応キャンセル待ちをお願いしたが別の宿に移動してもいいだろう。
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カザンのメイン駅(第1駅)を見学に向かった。宿泊先から歩いて5分ほどの距離だ。サンクトペテルブルグへはこの駅から列車に乗ることになる。
こちらは歴史的な建造物が駅舎になってるが、その建物自体ホテルになっていて駅としての機能は果たしておらず、隣にあるモダンな建物に切符売り場や待合室が入っている。 -
駅前でトルコ料理を食べることにした。カザンはイスタンブールからトルコ航空のフライトがあるだけあってトルコ系の人が多いように感じる。ロシアとトルコの関係が正常化したのでここの人たちも一安心だろう。
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町の中心にあるタタールスタンホテル
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夜はツインピークスに入ってみた。北米以外で出店されているのはロシアだけでこのカザンにある1店舗のみだ。
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今夜はサッカー「ユーロ2016」の準決勝(フランスvsアイスランド)の試合が行われるのでモニターで観戦することにした。人口の少ないアイスランドがベスト4まで勝ち残っていたのは驚きだ。12時には閉店となり宿へ戻ることにした。
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ツインピークスの店員。
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【7月4日(月)】
タタールスタン共和国(共和国と行ってもロシアの自治体の一つに過ぎない)の首都カザンの街は白く、清潔感のある町並みが広がっている。 -
クレムリンにはクル・シャリーフ・モスクがそびえる。町並みに圧倒され予想以上に来た価値があると感じた。
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クレムリンのクル・シャリーフ・モスク。
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カザンのクレムリンは無料で中に入ることができる。しかし早朝は人影もまばらだ。
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その後官庁街を歩いてトゥカイ広場へ向かった。平日の朝だがあまり街に人通りがなく、よく言えば落ち着いた街だ。
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タタール人居住区は観光化され、建物はきれいだが雰囲気的にはいまいちだった。
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人造湖の湖畔は開放感のある広場と噴水がある。
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タタールスタン地区の外れにあったヌルッラモスク。
今泊まっているホテルは今夜は他の客で埋まっているらしく、移動しなくてはならない。昨日の時点ではキャンセル待ちをしてでも同じ部屋に泊まりたいと思っていたが、そこまでこの部屋にこだわることはない気がしてきた。ダブルルームなら空いているようだが値段が5割増しになる。チェックアウトして駅前のホステルへ移動することにした。こちらのホテルは値段が3分の1で明日出発の際駅へ行くにも便利だ。
歩いてカザン1駅前にあるエクスプレルホステルに向かった。共産色の強い雑居ビルの4階に入っている。外観はくたびれているが内装がリニューアルされ機能的にできている。 -
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受付は英語も通じて部屋は広くシングルベッドが並んでいる。シャワーやトイレの数も多く居心地のようホステルだ。場所が駅前で下層階にはショッピングセンターが入り、目の前はカフェで隣はマクドナルドとめちゃくちゃ便利な宿だ。移動して良かったのかもしれない。
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お土産物屋の前の巨大マトリョーシカ。
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ロシア正教会。
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クレムリン。
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夕暮れのカザン中心部にて。
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夕食は「ビリャール」というタタール料理の店に行ってみることにした。
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木をふんだんに使った内装。
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ここでラプシャという汁麺と餃子(ベリメン)を注文してみた。
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ビリャールの店員。
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夕方ライトアップされたクル・シャリーフ・モスクを見に行ってみた。
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【7月6日(水)】
今日出発するが昼過ぎまで時間がある。朝食は隣にあるマクドナルドで済ませた。駅前だがドライブスルーもある郊外型の店舗だ。 -
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朝のセットメニューで264ルーブル/422円。
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食事を済ませた後、中央市場へ行ってみた。昨日は閉店間際に行ったので閑散としていて閉まっているブースも多く今ひとつだった。でも今日は営業が始まったばかりで活気がある。
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肉屋のブース。
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木イチゴなど
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カッテージチーズ、カイマクなどが売られている。カイマクはクリーム状の乳製品でパンにつけて食べるとおいしいので購入することにした。今夜乗り込む列車に持ち込もうと思う。
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クルミも買うことにした。
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チェックアウトは12時。荷物をまとめて歩いて目の前のカザン駅へ向かった。旧カザン1駅は重厚な歴史建造物だ。
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こちらが実際のカザン1駅舎で切符売り場や待合室、食堂が入っている。
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出発までは1時間あるが列車はすでにホームに入線していた。30分前に車内に入ることができた。
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この列車でカザンからモスクワを通り過ぎて、西の端にある観光都市サンクトペテルブルグに向かう。ソ連時代はレニングラードと呼ばれたロシア第二の都市で未だ訪問したことがなかった。
モスクワにはまた戻ってくるのでサンクトペテルブルグへは直接向かい、その後モスクワへ戻った方が効率がいい。これで今回の旅のルートは希望通りの理想的な形に落ち着くことができた。 -
サンクトペテルブルグへも二等寝台を利用するのだが、今回の車両は比較的新しい。トイレも垂れ流し式ではないので停車中も使用することができる。
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出発後あまりおいしくないが軽食とおやつ、ペットボトルが出された。食堂車は連結されているが、あまり世話になることはないだろう。
車内は満席だが、みんな静かだ。 -
カザン発サンクトペテルブルグ行きの車内に掲示された時刻表。
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雨も降っているし、途中の停車駅も少ないので途中下車の楽しみもない。時差ボケが治っていないので早めに就寝だ。
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