2017/10/06 - 2017/10/15
151位(同エリア822件中)
食い倒れさん
コロナで行動が制約され、旅で他所の空気も吸えず呼吸困難な中、ため息をつきながら過去の写真を見ているうちに、ようやく書く気になりました、「旅行記」(笑)
てなわけで、三年の時を遡ってみます。
++++++++++++++++++
2017年10月6日~15日
日本~サンフランシスコ~ラスベガス(ラスベガス、アンテロープ)~サンディエゴ(サンディエゴ、メキシコティファナ)~サンフランシスコ~日本
のつもりが、帰りはロサンゼルス経由で日本へ。
何でサンディエゴメインかって?
前回旅行(スペイン)の機内で、「トップガン」を、今更、初めて観て感化されたから(笑)
大統領が壁高くする前にメキシコにも国境越えしてみたかったしね♪
初日から波瀾万丈。
波瀾万丈っぷりでいけば自分史上初めてかも。
ま、何とか無事帰ってこれました(笑)
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さて、楽しいアメリカ滞在もいよいよ帰国の途へ。
普通ならモヤーンっと旅の思い出を噛み締めながら、ラウンジで最後のビールなんぞをすすっていたり、名残惜しく空港のショップを見て回っていたりするはずなのですが、今回は雰囲気が違います。 -
何故なら、
予定のフライト、「サンディエゴ→サンフランシスコ→東京」の一番始め、サンディエゴでチェックイン機にてチェックインしようとすると、見たことのないレシートがっ。
そこに印字されているのは搭乗時刻やゲートや座席が書いてあるいつものヤツではなく、
「IMPORTANT INFORMATION REGARDING YOUR CONNECTION」
何やねん?それ。
「乗り継ぎに関する重要な情報」的な?
このペラペラを握りしめ、ユナイテッドのカウンターへ行くと、たった一言、「お前の飛行機は飛ばねぇ」と。
は?
ホワイ?
まぁ、何とかかんとか聞き質すと、
①ちょっと前に発生したサンフランシスコの山火事がどんどん大規模化して未だ鎮火せず、てか、拡大の模様。
→知っとるよ。俺たちサンフランシスコ出てラスベガスへ移動するとき、「あっぶねー!自己中で申し訳ない言い方すれば、自分等がサンフランシスコ発つ時でセーフだったなー」って言ってたもん。
②おかげで、街は煙だらけて空港も煙ったままなんだそうだ。
→フムフム。で何?日本へ帰る便とかが止まってるわけ?
→いや、予定どおり飛んでる。
→ならいいじゃん?何が問題?
③サンディエゴからサンフランシスコへ飛ぶのが止まってるから、お前はサンフランシスコへ行くことが出来ない。だから、お前はサンフランシスコから日本へ帰る便にも乗れない。
→いやいや、飛んでるって言ったじゃーん。
→煙くて視界が無いので、無理やり離陸はしてるが、着陸は絶対無理。だからここからサンフランシスコへ飛ぶ便はねぇ。
えーっ!?いやいや、日本帰った翌日から仕事なんですけどぉ。困るんですけどぉ。何とかなんないんですかぁ?(ここから先はもう自分の語学力で話すことは無理なので、全てをgoogle翻訳に委ねて、スマホをやったりとったりしながらトーク。いやぁ、世の中便利になったもんだ。)
あ、わかった。じゃあ、便変更してよ!追加料金かかってもいいから!
→だーかーらー、サンフランシスコへは飛んでないんだよ!
→ブー!なら解った!一度東へ飛んで、そこからサンフランシスコへいく便でも良いぞ!
→おメェもわかんねー奴だなー、サンフランシスコへは何処から来た便でも着陸出来ねぇっつーの!
→なるほど(ようやく事態の深刻さを受け入れる)。ならば、そうだな、帰れるなら何処でもいいよ、ラスベガスでもシアトルでもどっか別のとこでトランジットして帰るから。
→お前みたいな奴がゴマンといるから、どのルートもキャンセル待ちだ。
→マージー!?どん位待つのさ?昼くらい?午後?
→このまま言えば三日後だ。
→は!?(いよいよフリーズ) -
一旦ユナイテッドのカウンターを離れ、外へ。ふぅ、まず、一服して冷静になろう。
今回の旅はANAの特典航空券なので、まずはANAのマイレージクラブへ電話。
とりあえず泣きを入れてみる。サンディエゴにはANAのカウンターはなく、しかもANAは乗り入れていないため、担当の人は親身になって何とかしてくれようとするものの、なかなか思うように進まない。
よし、もう一度ユナイテッドにアタックだ!
カウンターの担当者が変われば、何か進展があるかもしれない。
とにかく三日は無理だ。もう帰った翌日から仕事の予定バンバン入ってるしね。
最悪、このチケットは捨ててカード会社のコンシェルジュに何とかしてもらおう。
そう考えながらユナイテッドへ。
さっきの人はもういないようだ。
ならばこっちも何食わぬ顔でもう一度アタックしよう! -
ええと、、、アッサリ玉砕。
やはり、別ルートもダメ、キャンセル待ち日数も変わらずだ。
よし、こんなときは一服しながらもう一度考えよう。 -
考えた愚策
①ダメ元でカードコンシェルジュに相談。
→物理的に振替便は埋まってそうだし、望みは薄いかな、、、
②ん!?思いきって、カナダとか、ロンドンとかパリとか、ここから飛んでる外国へ行って、そこから日本に帰るのはどう?
→やってみる価値あるか???
③ふふふ、ゴネるか。。。
そして、三度目の正直でまさかの③を選択。 -
もう、遠慮せず、アメリカ人のように自分の事情と権利主張を最前面にして再交渉開始!
もう、カウンターの向かい側ではなく、カウンターの内側でパソコンの便がズラーッと出てる画面を見ながら指さしであれやこれやとやりあった結果、、、
やったー!
何とか今日出発の便ゲット!
夕方の便だけどサンディエゴ→ロサンゼルス→羽田です。
最短距離でいいじゃない!
これで不安も解消!あとは帰るだけ!
と心を踊らせながら発券。
発券、、、
と思いきや。。。 -
妻の分の二区間分のチケットが出て、自分の分のロス行きのチケットが出て、あと一枚!俺の羽田行き!という一番おいしいところで、
まさかのシステムダウン(;_;)
自分の帰国便のチケットは発券されず、ユナイテッドの人からは「ま、まぁ、とにかくロスへ行け!そして続きはロスのANAで何とかしろ、帰国便はANSだから俺らユナイテッドにはわからん!」みたいに半ば逆ギレの突き放しを食らいました(笑)
もう、仕方ない。
システムが動かないなら何を言っても無駄か、、、と観念し、ラウンジで休むことに。 -
このままでは、妻は帰れるけど、俺は帰れません(笑)
せめて予約は成立しているのかだけでも確認したくANAにもう一度電話すると、「サンディエゴのユナイテッドのシステムが飛んだとは聞いてませんが、、、とにかくロスまでは来れるんですね!?であればロスで何とかしますからロスまで来てください!」と言うので、せめて自分の予約は成立しているのかを尋ねると、「奥様のは入っているんですが、、、」って、入ってないんかい! -
ここまで来ると何だかよくわからないけど、とにかくロスまでは行ける、妻だけは帰れる、と、何となく50%達成みたいな感じになり、これ以上は案じても仕方ないので昼飯を食べに。
よく考えてみればランチタイム。てことは、朝からずーっとこのことやってたのか(笑) -
適当にお店をチョイス。当たり外れのなさそうなミートボールスパゲッティに決定。
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勿論、もう頭を使う交渉はなさそうなので、飲みます。
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当たり外れがないはずのミートボールスパゲッティとピザ。
外れでした(笑)
まぁ仕方ないけど、茹ですぎ(笑) -
少し正気に戻って空港内をブラブラするも、潰しても潰しても時間は経過せず、、、
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やがて空港散策も尽き果て、
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再びラウンジへ戻り、
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やさぐれながら飲んだくれる(笑)
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夕方になり、やっと搭乗の時が来ました。
結局サンディエゴで10時間くらい待っただろうか。。。 -
大丈夫さ、きっとロスへ行けば何とかなると信じ、ロスへ向かいます。
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その先の切符がない旅行。
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夕陽が美しい時間にロスへ到着。
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なーにがwelcome to Losだ!
望んで来た訳じゃねぇ!(笑) -
空港って、制限区域内の方がお店が充実してて、外側って結構簡素ですよね。
でも、制限区域を出なければならないんです。何故なら、目的のANAカウンターは普通に保安検査前にあるから。
妻はこのまま制限区域内で羽田行きを待てるけど、俺は待てない、っていうか、そもそもその羽田行きに乗れるかもわからない(笑)
万一俺が乗れず、再び変更をかけることになったときを考え、妻も区域外へ道連れ。
意気揚々と航空会社のブースを歩き回る。
無い!無いぞANA!
何故ここまで不幸なんだ!俺!
空港職員に尋ねたら、ANAのカウンターは他社のところを借りて開けるので、チェックイン開始時間までブース自体が出現しないとのこと。
えーっ、ってことは、かなりギリまで俺の処遇は決まらないということ!?
ここまで来ると楽しくなってくる(色々ありすぎてマヒ)。 -
出国前のフロアにはあまり何も無いので、仕方なく二時間外で一服しながら待つ。。。
はい、ロス、踏みましたー。 -
帰って来た人、これから何処かへ行く人、、、空港は常に安堵や期待や、いろんなエネルギーが充満しています。
その中にあって、俺だけ難民(笑)
ようやく時間が近付いたので再びブースへ。
まだオープンはしていないもののANAの制服を着た職員さんを見つけたので嘆願。
まだANAの端末が立ち上がっていないらしく、手の施しようが無い段階にも関わらず必死にお願いして、何とか二人分ゲットー!!!
そうなればいきなり厚かましくなって好みの席をチョイス。
ワガママな私に笑顔で対応してくれたマネージャーっぽい偉そうな感じの人、ありがとうございます! -
無事チケットを手に入れ、今日の夕食です。
-
最後の最後に一番アメリカらしい食べ物。
安心感や満足感や達成感が手伝ってか、このさもない食事が今回の旅行で一番美味しかった(笑) -
既に時は深夜。
朝6時頃、「アメリカよありがとう!楽しかったぜ!」なんていいながらサンディエゴ空港へ行ってから17時間位の難民生活もようやく終わりです。 -
ここまで来てふと気がついたのですが、
もともとサンディエゴ→サンフランシスコ→成田→仙台でチケットをとっていたせいか、サンディエゴのユナイテッドの人が変更後も仙台までチケットをとってくれていたようです。
おかげで、新幹線にのればもう家に着く位の時間をかけて、羽田から成田へ移動(爆) -
成田の閑散とした国内線ロビーで久々の蕎麦。
無事帰途へとつきました。
食あたりに始まり、山火事で飛行機は飛ばず、ようやくゲットしたチケットはシステムダウンで発券されず、、、散々でしたが、一生忘れ得ぬアメリカになりました。
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