2020/08/24 - 2020/08/24
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スカイバードトラベル(旧:日通ペリカントラベルネット エジプト店)さん
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カイロからこんにちは!
※エジプトの新型コロナウイルス関連情報は、当店ウェブサイトおよび当店のブログで随時ご案内しています。
当店ウェブサイト: https://www.pelican-travel.net/EGY
当店ブログ: https://ameblo.jp/ptn-egypt
今回は、修復が終わり、初めて一般公開されたバロン宮殿をご紹介します!
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カイロ空港から近いSalah Salemという大通りを車で走ると、自然と目に入る、広い敷地の奥に見える不思議な建物。
まるでアンコールワットかのような造りで、古代エジプト遺跡とも、中世のイスラーム建築ともまるで異なります。
中に入ることはできませんが、夜になるとライトアップされていて、ミステリアスな雰囲気が増します。
(こちらの写真はWikiよりお借りしました) -
カイロにおいて異端的なこの建物は、バロン宮殿と言われ、ベルギー人の実業家であるエドワード・エンペインが1911年に、自分で住む為に建てた建物です。
ちなみに、「バロン」とは英語で「男爵」という意味です。
エドワード・エンペインさんが男爵と呼ばれていた為に、エジプト人達から「バロン宮殿」と呼ばれるようになったようです。 -
実はこのバロン宮殿があるヘリオポリスというエリア自体を開発したのが、このエドワード・エンペイン男爵なんです。
1905年頃から開発が始まったヘリオポリスは、今でも、大統領官邸や大使館、アッパークラスの住宅街などがあり、景観がよいのですが、とりわけ、コルバと呼ばれるエリアは、ヨーロッパ調の建物が並び、エジプトではないみたいです。 -
では、チケットを買って中へ入りましょう。
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外国人の大人は100エジプトポンド。学生は50エジプトポンド。
それ以外に、屋上へ上るには、別途50エジプトポンドのチケットが必要です。
カメラの持ち込みは50エジプトポンドかかりますが、スマートフォンなら無料で内部でも撮影ができます。
(三脚の持込にも別途20エジプトポンドかかります)
開園時間は午前9時から午後4時となっていますが、現在は、午後6時までオープンしています。(期間未定) -
チケット売り場にはコロナ対策の案内もありました。
1時間につき100チケットのみ販売。1日の上限は700チケット。
ひとつのホールに一度に入れる人数は10人まで。
屋上には一度に15人まで。
宮殿内での滞在時間は一人45分まで。 -
チケットの窓口に並ぶ為の、ソーシャルディスタンス対応。
実際は、そもそも誰も並んでいませんでした・・・。
外国人観光客が増え、外国人がきちんと列を作るようになると、エジプト人も自然とそれに倣うかもしれません。 -
入り口からすぐの場所に展示してあるのがこちら、路面電車の車両です。
ヘリオポリスの開発が始まった1905年に導入されたもので、ほんの数年前まで走っていました。
今はなくなってしまって、少し残念です。 -
暑くなるのを見越して朝一番に来たのですが、日陰のない広い庭をマスクして歩いていると、汗が噴き出してきます。
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なんと!分別のゴミ箱がありました!!
日本では当たり前(というか、もっと細かく分別が必要ですよね)ですが、エジプトではゴミの分別は全くされていません。
多分、エジプト人は守らないだろうな・・・ -
宮殿の手前左に、古いロールスロイスと、
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手前右に、古いベンツが展示されていますが、特に、バロン宮殿本体とは関係ないもののようです。
(なんとも適当でエジプトらしいです) -
写真だとあまり伝わりませんが、近くにくると結構大きいです。
うーん、それにしても日差しが強烈。
エジプト人は自分撮りが大好きで、永延と撮影しているので、誰もいなくなる瞬間を待つのはなかなか難しいです。 -
こんな感じで、一人ずつ永延と撮っているので・・・。
エジプト人に、スマートフォンの写真を見せてもらうと、ほとんど自分の写真なんですよ。 -
それにしても、本当に、カンボジアのクメール遺跡か、インドの遺跡へ来たかのようです。
当時のヨーロッパは、パリ万博の影響で、東洋建築がとても流行っていたそう。
ヨーロッパの人たちにとっては、インドも東南アジアも極東アジアもみんな「東洋」。東洋の複数の要素が混ざっているようです。 -
と、そこに、なぜか大理石のダビデ像と、
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ナルキッソス像が・・・。
とても場違いな感じですが、もともとここにあったものなのでしょうか。 -
宮殿に近づくと、ものすごい細かい装飾に驚かされます!
後からわかりましたが、右側の塔の部分は吹き抜けの階段になっていて、ここを上って屋上まで行くことができます。 -
いよいよ中に入ります。
立派な入り口ですね。
古代エジプトとも、中世のイスラーム建築とも違う造りは、なんだか新鮮です。 -
中へ入ると、なんと!冷房が入っていたー!!!
これは期待していませんでした。
外が暑かったので嬉しい。
中はいくつかの部屋に分かれています。
建物内部にある扉なのですが、上や柱部分のインドっぽい装飾が見事です。 -
残念ながら家具などは一切残ってなく、各部屋に写真付きの展示パネルがあります。
展示パネルと、ゴージャスな建物本体を楽しむ形です。 -
展示パネルは、バロン宮殿の歴史や建築構造、このバロン宮殿があるヘリオポリスの建設や歴史、その建設に携わった人のことなど、かなりの量で、展示パネルをひとつひとつ読んでいったら、1日かかりそうです。
英語とアラビア語。 -
暖炉も何部屋かにありました。
実際に使っていたのか、単に装飾なのかはわかりませんが。
(カイロも冬になると結構寒くなります) -
2階へ上がります。
この吹き抜けの階段が素敵なのですが、結構狭いスペースで、写真撮るのが難しい・・・ -
吹き抜けの階段の壁にも展示がありました。
展示方法はオシャレなのですが、内容を読むには文字が小さ過ぎる・・・ -
よくわからない写真ですが、これは、階段の途中で、上を見上げたところ。
上の方は木製の階段になっているようです。 -
ちなみにこの塔の部分が階段になっているんですね。
この階段で屋上まで上がることができます。 -
中に戻りまして、2階に上がって最初にあったのが、浴室。
大きな窓があるのも、タイル張りなのも、エジプトの一般的な造りとは大きく異なります。 -
2階も各部屋に展示パネルがあります。
バロン宮殿の設計図や、修復の様子など。
私にはちんぷんかんぷんですが、建築関係の方が見ると興味深いのかもしれません。 -
木の階段を上っていよいよ屋上へ!
-
屋上は別料金になりますので、ここでチケットの提示が必要です。
屋上に上る為には、最初に2枚の入場券を買う必要があります。
(建物の中では入場券は買えません)
本体の入場料が100エジプトポンドで、屋上が50ポンドというのは、
ちょっと高い気がしますが・・・。 -
屋上からの景色!
今は高い建物が多いので、遠くまでは見えませんが、当時は街を見渡せたと思います。 -
この柱に囲まれた細いスペースは、お茶コーナーだったそうです。
ここに座ってお茶を飲みながら景色を楽しんでいたのですね。 -
日差しを遮るものがないので日中は暑いですが、夕方に来たら気持ちよさそう!
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宮殿を出て、お庭へ。
カフェのようなものがあります。
こちらも日中は暑いですが、夕方なら気持ちよさそう。 -
よく見ると、車にバロン宮殿の写真が!
なかなかこだわっていますね。 -
裏の方から見たバロン宮殿。
塔の反対だと、ちょっとこじんまりして見えますね。
バロン宮殿のおすすめポイントは、なんと言っても、カイロ空港から近いこと!
考古学博物館やピラミッドなど、主な観光地は空港から離れており、年中大渋滞しているカイロでは移動にも時間がかかるので、乗り継ぎ時間などに訪問できる観光地がありませんでした。
エジプトに来てわざわざ東洋建築?という気もしますが、カイロの近代の歴史に触れるという意味でも、興味深いと思いますよ。
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この旅行記へのコメント (2)
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- スイカさん 2020/09/03 23:20:08
- お久しぶりです
- エジプトとは思えない建物ですね。
ところで、カメラは50で、スマホは無料。
これってエジプト「あるある」でしょうか?
私はクフ王ピラミッドの中で、カメラは持ち込みダメだったので持ちこまなかったのですが、中でスマホはいいって言われたんです。
言った人がエジプト人旅行者のような感じだったので、ホントか?と思いましたが、数枚撮りました。
ホントにスマホならok なんでしょうか。
今やスマホカメラの性能はデジカメ並みですよね。
スイカ
- スカイバードトラベル(旧:日通ペリカントラベルネット エジプト店)さん からの返信 2020/09/04 16:52:42
- Re: お久しぶりです
- スイカ様
ご無沙汰しております。
お元気そうで何よりでございます。
早速の旅行記のご訪問と、いいね!もしていただきありがとうございます。
2019年8月より各観光地でスマホによる撮影がOKとなりました。
(一部撮影禁止場所を除く)
ただ、スイカ様がいらっしゃった時はクフのピラミッド内部はまだスマホでも撮影が禁止されていたのですが…。
多くのエジプト人がルール無視(守ろうという意識がないので、ルールがあるということ自体、認識していない)で、考古学博物館内でも展示物に寄りかかって撮影したりしておりますから、適当に言ったものと思われます…。
来年2021年には大エジプト博物館もオープン予定です。
またぜひエジプトへいらして下さいね。
日通ペリカントラベルネット エジプト店
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