2020/08/16 - 2020/08/17
241位(同エリア310件中)
公共交通トラベラーkenさん
- 公共交通トラベラーkenさんTOP
- 旅行記444冊
- クチコミ3852件
- Q&A回答0件
- 743,889アクセス
- フォロワー33人
8月16日(日)~8月17日(月)の1泊2日で西伊豆の土肥温泉へ行ってきました。
Go Toキャンペーンが始まり宿泊施設が割安になったのを利用しての旅行になります。新型コロナウィルスはいまだ収束の兆しは見えませんが、感染防止対策を万全にして旅に出ます。
その2は土肥の寺社巡りから、もう一つの金山である龕附天正金鉱見学、帰りのバスを途中下車して天城にある伊豆極楽苑、さらに三島駅から三島大社まで足を延ばしました。
1泊2日の近場旅行でしたが、今回も案外盛沢山な旅になりました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- JRローカル 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
民宿の朝食です。アジの開きとサバの味噌煮。
-
昨日の夕飯で出たメダイの残り等々、朝から魚づくしの食卓です。
-
プリンも出てきました。
-
どれも美味しくて朝から満腹です。
民宿の朝食の決定版みたいなメニューでした。 -
チェックアウトしてそのまま観光スタートです。
民宿の前を流れる川の対岸に渡って、山のふもとにある寺社を巡ります。 -
馬場という地区に来ました。楠の湯という共同浴場も近くにあるようです。
-
土肥神社というところに来ました。入り口に大きなクスノキがあります。平安の大楠という名前が付いています。どっしりとした立派な樹木です。
-
境内の中に入ります。
とても静かです。 -
力石がありました。
-
願い事を念じて潜れば霊氣により叶うという「木くぐり」というものもありました。
-
コンクリート造りの社殿が少々味気ない気もしましたが、大変歴史の古い神社らしく、土肥の総鎮守であるとのことです。
-
静かな裏路地を歩きます。小さな旅館がたくさんありました。
-
続いて安楽寺に来ました。ここにも入り口に大きなクスノキがありました。
-
山門に入る前に右側に続く細い道があります。
-
奥に進むと古い坑道があります。
-
坑道の中に入ると、土肥温泉発祥の湯となっている「まぶゆ」があります。浴槽の脇に湯かけ地蔵が祀られ、病気平癒を祈念しつつ願う部位と同じ地蔵のその部位に温泉をかけると霊験ある、とのことです。
-
坑道最深部には女陰型の御神体を祀る夫婦神社があります。写真を撮った時には暗くてよくわかりませんでした。
-
境内も見させてもらいました。「寺で販売の、恋愛・結婚成就を願う夫婦達磨も人気です。」と観光情報サイトにありましたが、私が訪れた時には特に販売員の姿は見られませんでした。
-
安楽寺を出て先に進みます。
-
伊豆市立土肥小学校の跡地の隣にある山門に入ります。
-
一楽山 清雲寺というお寺に来ました。
特徴的な楼門をくぐって境内に入ります。 -
本堂内には明治時代に奉納された90枚の板絵が掲げられています。伊豆市指定有形文化財となっている日蓮上人の一代記を描いた大きな極彩色の板額絵です。
-
ちょうど法事の予定があったようで、準備に動き回っている方々がいらっしゃいました。邪魔にならないよう、ちょっとだけ中を見させていただきました。
-
とても立派なお寺です。あまり日蓮宗のお寺を見たことがなかったので興味深いです。
-
境内に急な階段があります。暑くて大変でしたが一応登ることにしました。
-
77段あるそうです。途中には十二支の像が飾ってありました。
-
上に建つお堂には良縁成就、夫婦円満のご利益のある、七面天女をお祀りしてあるそうです。中を覗き込みましたが、小さくてよくわかりませんでした。
-
階段の中間あたりから本堂全体を眺めることができます。かなり立派なお寺でした。
-
次の観光場所に移動します。昨日行った土肥金山の前の道をもう少し先に進みます。
崖の下の穴に大きな天狗のお面が祀られています。由緒などはわかりません。 -
土肥温泉最後の観光は龕附天正金鉱(がんつきてんしょうきんこう)です。
-
ここも一応観光施設として料金を取ります。
茶色の小屋が受付です。お兄さんが一人いました。料金を払うと、解説するスタッフが来るまで少し待つように言われます。木陰に椅子を出してくれて、うちわを貸してくれました。 -
今回の旅行の目玉スポットです。
しばらくすると杖をついたおじいさんがやってきました。この方が説明をして下さるのです。 -
挨拶もそこそこに説明は始まります。マスク越しにモゴモゴしゃべるので何を言っているのかほとんどわかりませんが、時々「金」とか「台風」などの単語が聞こえてきます。
-
杖を突きながら山の斜面の細い道を登り始めます。相変わらず解説はよく聞き取れませんが、どうやら山の上に金鉱の入り口があるようです。
途中に古びた小屋があります。 -
内部は簡単な資料館になっていました。
ここでも色々説明をしてくれました。 -
いよいよ金鉱に入ります。大丈夫なのか心配になりますが、慣れているようでスイスイ入っていきます。
-
土肥金山の整備された穴と違い、ここは手掘り坑道がそのまま残っています。全長100m、最奥部まで60m。松明をつけて作業していたので、逆さ階段など換気を考えた工夫が見られます。松明の煙の処理が大切だったと解説のおじいさんは何度も強調しておられました。
-
名称の「龕付」の「龕」は坑道の最奥にある祭壇のくぼみの事のようです。「坑夫が最奥に金銀が多量に埋蔵する鉱脈を発見し、これ以上掘り進むと祟りがあると恐れ、龕を彫り山の神として祀ったところであり、全国的にここだけである。」とウィキペディアにあります。解説のおじいさんも同じようなことを説明していたような気がしないでもないです。
-
最奥の龕(女陰形金脈龕)。
個人的には土肥金山よりもこちらのほうがずっと興味深い金鉱でした。
解説のおじいさんも含めて、観光スポットとしては超一級だと思います。 -
出口です。こちらは後から雑に作った穴なんだそうで、手掘りの坑道のようなこだわりも何もないとのこと。
すべて観光しても30分程度ですが、満足度はとても高い場所でした。解説のおじいさんがご健在なうちに大勢の人に訪れてもらいたいですね。 -
土肥からバスに乗って修善寺方面にもどります。宝蔵院前というバス停で途中下車します。
-
バス停の前が宝蔵院というお寺だったのでちょっと覗いて行きました。
-
弘法大師の創建と伝わる寺で、現在は曹洞宗になっています。山門には狩野元信の下絵で左甚五郎作と伝えられる竹に虎の彫刻があります。
-
道路を挟んだ反対側にある施設に向かいます。
-
伊豆極楽苑というあの世のテーマパークです。
-
ここに来るためにわざわざバスを途中下車しました。
-
地獄の鬼がお出迎えです。
-
単なる珍スポットだと思って入場したところ、最初の部屋でスタッフの方が、人が死ぬとどうなるかを真面目に解説してくださいます。「往生要集」に基づいた死後の世界を教え広めるための施設みたいです。
-
解説のあとは館内を順路にしたがって自由見学させてもらいます。
薄暗い室内にあの世の様子を表現した展示が続きます。 -
賽の河原エレージー
-
良く見るとけっこう怖いですね。
良くできた人形と効果的なライティングです。 -
なかなかインパクトのある展示です。
幼児が見たらトラウマになること必至です。
情報が氾濫する現代社会においても、日本人としての根本的な死生観を幼い子供たちの心に植え付ける役目を果たしているのは案外こんな施設なのかもしれません。 -
やっと地獄を抜けました。
-
最後は極楽です。
なんと素晴らしいせかいでしょう。 -
最後の展示エリアには往生要集がおいてありました。実際に手に取って読むことができます。
-
ここにはなぜか秘宝館も併設されています。一昔前までは各地にあった秘宝館も廃館が多くなりました。ここも案外レアなスポットになってしまっているかも。
-
秘宝館内部は子供立ち入り禁止、写真撮影禁止です。まぁ当たり前ですね。
伊豆で発生したとされる真言立川流48手と、その他世界各地から集めた秘宝を展示しています。
世界各地の秘宝が思いのほか充実していて興味深く見学できました。 -
わざわざ途中下車してでも見る価値ありの伊豆極楽苑でした。
宝蔵院前バス停は次のバスがなかなか来ないので、少し歩いて別のバス停に移動します。 -
篠原バス停にきたのですが、結局ここも1時間くらい待つことになりました。
近くにある道の駅で休憩することにします。 -
広い駐車場にかなりたくさんの自家用車が停車しています。
三密を避けてドライブ旅行が多くなっているのかもしれません。 -
店内のスタンドでソフトクリームを食べます。
-
最中ソフトの芋あん付を注文。
とても美味しかったです。 -
やっとバスが来たので修善寺駅に移動します。
駅前近く、車窓から長倉書店と大きく書かれたビルが見えました。
20年以上前、ほんのしばらくの間だけ修善寺に住んでいたころにもこの本屋さんはありました。今でもしっかり営業中です。頑張っていますね。 -
帰りは各駅停車でのんびり帰ります。
三島駅まではラッピング列車でした。 -
三島駅に到着しました。このままJRに乗り換えて帰ってもよかったのですが、ついでなので三島駅周辺を散策することにしました。
-
白滝公園というところに立ち寄りました。
富士山の雪解け水が湧き出す池がありました。水はヒンヤリとしていてとても気持ちよかったです。 -
湧水は公園の脇を流れる桜川にそそいでいます。小さな子供や、部活帰り中学生らしき子供たちが川に入って遊んでいます。
-
澄んだ水の流れです。水量もかなり多かったです。
-
三嶋大社にやって来ました。
-
ちゃんとお参りするのはこれが初めてです。
-
すっきりとした美しい本殿です。
-
この本殿は国指定重要文化財に指定されています。
-
源頼朝が放生会を行ったといわれる神池と、厳島神社。
-
大鳥居に出てきました。まだまだ気温が高くて、立っているだけで体力が消耗していきます。
-
三島駅に戻ってきました。
これにて今回の旅行はおしまいです。 -
帰りの電車で読んだ本。修善寺駅近くにあった長倉書店が発行しているようです。
岡本綺堂の修善寺物語です。かなり面白かったです。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
もっと見る
この旅行で行ったグルメ・レストラン
土肥温泉(静岡) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 2020年8月16日(日)~17日(月)西伊豆 土肥温泉旅行
0
76