台湾 周遊4泊5日のツアー旅行③

2013/05/28 - 2013/06/01

この頃は休暇取得し易い部署へ配属され、宿泊を要する遠方への観光に興味が向き始めていた時期です。
初の海外旅行の際にパスポートを取得してから既に6年が経過し、このまま使わないのは勿体ないという思いもあったのでしょう。
そこで「日本から近い」「親日的」「日本語が通じやすい」という条件下の台湾へ行ってみる事にしました。
しかも海外に慣れていないということでツアーに一人参加。
この観光で海外旅行の魅力に気付き、その後毎年のように海外へ出るようになるとは、この時はまだ知る由もありませんでした。

エリア 花蓮(台湾)

• 旅行の満足度: 2.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 観光バス 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: JTB

台北から特急列車に揺られること約3時間、花蓮駅に着きました。
花蓮担当の現地添乗員と合流し次の目的地に向かいます。

花蓮駅 駅

着いたのは阿美文化村。
阿美族という、台湾の原住民で最も人数の多い部族の文化を見る事が出来る施設です。
入口を入ると早速数々の資料が目に飛び込んできますが、異彩なオーラを放ち一際目立つモニュメント。
少し目が怖いです…(笑)

阿美文化村 テーマパーク・動物園・水族館・植物園

更に奥にある劇場で民族舞踊を鑑賞。
華やかな衣装に身を包んだ阿美族の人達が大勢出て来て、多様な踊りを見ることができます。
カラフルな民族衣装が印象的でした。

宿泊したのはパークビューホテル花蓮。
夕食が美味しかったです。

パークビュー ホテル 花蓮 ホテル

しかし朝食は全く口に合いませんでした(笑)
朝食会場は開放的で良かったのですが…。

部屋からの眺めは最高でした。
台湾の中央山脈が視界いっぱいに広がります。

さて太魯閣渓谷へ向かい出発です。
途中、七星潭風景区という海岸に立ち寄りました。
綺麗に弧を描く湾によって、白い浜に青い海、それから湾岸に従って聳える中央山脈が一度に見渡す事が出来る絶景スポットです。

七星潭風景区 ビーチ

その後は大理石工場を見学し、太魯閣国家公園の入口に到着。
今回の旅で一番楽しみにしていた場所です。

太魯閣国家公園 和仁界址碑 国立公園

この太魯閣牌樓をくぐって、太魯閣国家公園に入ります。

太魯閣国家公園 国立公園

しばらく進み、長春橋という橋の近くで一旦車を降りました。
長春祠を遠くに臨む事が出来ます。
東西横貫公路という道を造る際の犠牲者を祀っているそうです。
これからあそこまで歩くのかと添乗員に聞くと、「今回のツアー行程には含まれていない、ここから見るだけ」とのこと。

長春祠 建造物

更に奥に進みます、遠くに霞む山を見ると期待が膨らみます。
と、ここでいきなり「この先は先日の暴風雨で落石があり通行止めになってます」って、…はい？
悪天候などの理由で観光中止になる可能性については事前説明はありました。
しかしツアー申込の時点では、太魯閣は大丈夫という説明だったし、申込から出発までの期間も、そのような連絡はありませんでしたが…。

という事でビジターセンターに行きました。
阿美族をモチーフにしたトイレマークが面白い…、ってイヤイヤイヤ。
「ここで3時間見学してて下さい」じゃないでしょう、どう考えても時間を持て余してしまいます。
このような時は普通、代替ルートを用意するものだと思うのですが。
先ほど遠くから眺めただけの長春祠を案内したりとか…。

旅客中心 (太魯閣観光案内所) 散歩・街歩き

「暴風雨で落石って良くあるんですか？」の質問に対し、「今年は3月下旬の一度だけですね」という回答。
日本の旅行代会社でツアー申し込みしたのは4月中旬だったのですが、まさか虚偽の説明をしたという事はないでしょう。
現地契約の旅行会社が日本の契約元へ通行止めを申告していないのか、それとも通行止め自体が嘘なのか。
とにかく旅先で気分を害したくはありませんし、現地の添乗員と揉めても良い事はありません。
この時は「そうなんですね、仕方ないですね」とだけ答えておきました。

この土地の郷土料理を昼食で頂いて、花蓮市の旅は終了です。
次の高雄市に向かうべく花蓮空港にやって来ました。
この空港の床は全て大理石で出来ているそうです。
…凄い。

ちなみに昼食はお土産屋を兼ねたレストランでしたが、昼食後は半ば強制的に土産スペースへ連れて行かれました。
花蓮でのスケジュールには土産屋は入っていないにも関わらずです。
しかし店員の押しというか圧力が物凄かった…(汗)
何も買わなかったけど(笑)

花蓮空港 (HUN) 空港

次の都市、高雄に向かいます。
飛行機からは宿泊したホテルが見えました。

後日談ですが、契約した日本の旅行会社へは下記クレームを入れました。
・太魯閣渓谷の観光事情が申し込み時の説明と異なる。
・代替ルートを用意せず(約3時間)放ったらかし。
・予定にはない(かなり押しの強い)土産屋へ連行。

5日の工程のうち、この日の1日がほぼ予定外という結果になったので、結局5分の1が返金されましたが、何とも腑に落ちない花蓮の旅となってしまいました。
その④へ続きます。