2019/09/13 - 2019/09/13
12位(同エリア525件中)
とーりさん
ヨーロッパ未踏破国は残り4カ国(スイス、リヒテンシュタイン、ラトビア、リトアニア)となりました。実は敢えて残していた国、それが今回訪問するスイスです。鉄道が発達し、観光立国としても世界に知れ渡っているので比較的回り易く、年を重ねてから訪れるのも可能との判断もありその計画を温めつつ「いつかはスイス」と考えてきました。ということでヨーロッパ踏破のラストを飾るべく残していたのですが、思ったよりも早く踏破が進んだことと、冬場よりもハイキングしやすい時期を逃すのも勿体ないので、遂に行くことにしました。本来街歩きが好きな私ですが、雄大な自然の中に身を置いて山歩きをし、好きな鉄道に乗って車窓からの眺めを堪能するなど、予想を遥かに上回る素晴らしい旅行となりました。
日程は以下の通りです。
1日目(9/12)羽田 ⇒ 北京
2日目(9/13)北京 ⇒ ワルシャワ ⇒ ジュネーブ市内観光、ベルン移動
3日目(9/14)ベルン市内観光、登山鉄道乗車、グリンデルワルト移動
4日目(9/15)ユングフラウヨッホ観光、ハイキング
5日目(9/16)ハイキング、ツェルマット移動
6日目(9/17)ゴルナーグラート観光、ハイキング、※MHGP観光
7日目(9/18)ハイキング、氷河急行ライン、サンモリッツ移動
8日目(9/19)ベルニナ線乗車、ハイキング、沿線観光
9日目(9/20)リヒテンシュタイン観光、チューリッヒ移動
10日目(9/21)チューリッヒ市内観光、チューリッヒ ⇒ フランクフルト ⇒ 北京
11日目(9/22)北京散策、北京 ⇒ 羽田
※ MHGP=マッターホルングレッシャーパラダイス
今回は2日目⑤です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ジュネーブからは18:00発のルツェルン行きでベルンを目指します。
(ジュネーブ18:00 ⇒ 19:55ベルン) -
やって来ました、こちらがインターレギオ(IR)15 2533列車です。ジュネーブから結構乗る人もいましたが、編成も長いのでゆったり座れました。インターレギオ(IR)とは列車種別で、基本国内列車ということのようです。停車駅は結構限定されていますが、日本と違い特急券・急行券は特にいりません。差し詰め快速列車というところでしょうか。
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ところで、スイスを周遊する際鉄道利用は欠かせません。とはいうもののスイスの物価は周辺諸国より高く鉄道運賃も例外ではありません。10日間鉄道を駆使しての旅行となると膨大な交通費が必要となります。ですがここスイスも日本と同じように乗り放題パスや割引切符などがあり、その利用によってはある程度価格を安く抑えることはできます。まず欧州の鉄道は1等と2等があり、パス類もそれぞれの価格設定があります。私の場合、ガイド本や先人の案内を参考に価格面を重視し、2等で充分と判断しました。次にパスの類ですが、種類としては大きく分けて①スイストラベルパス②スイス半額パスの2つがあり、どちらがトクか比較検討してみました。①は国内普通鉄道は乗り放題で切符の都度買いの手間からは解放されます。また、スイス国内の博物館などもフリーになるようです。ただし、パス自体の値段は高く(CHF418≒49,000円)、価格の高い登山鉄道はフリーとはならず割引の適用となり都度買い、その割引は25~50%offと渋めです。また、通用期間も8日間(他期間、分割期間もあり)で私の旅程だと1日足が出ます。②半額パスは1か月適用で基本何でも半額ですが、都度買いの手間はかかります。また、博物館等の入場には使えません。パスの値段は比較的安価(CHF120≒14,000円)ですが、それに乗った分の半額が載せられていくことになります。
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どちらにするか迷いますが、さらに3点ほど考慮することがあります。それは(1)スーパーセイバーチケット(2)ユングフラウヨッホのチケット(3)エンガディン(サンモリッツ)地区のチケットです。(1)は乗車列車指定で早めに買っておくと割引率が高くなり、それは半額パスも適用されます(割引率最大50%+35%=85%くらい?)。(2)ユングフラウヨッホ往復登山列車切符は非常に高価なのですが、早朝2番列車くらいまでに乗車する場合割引があり、半額パスも適用されます。(3)のエンガディン地区では加盟ホテルに連泊すると「エンガディンカード」というのを借りることができ、基本地区内の乗物はフリー乗車できるというものです。
今回の旅行では20本以上鉄道類に乗車するのでじっくり検討した結果、事前に日本で半額パスを買ったうえ、SBB(スイス連邦鉄道)のHPから列車指定できるものは早めにスーパーセイバーチケットで、乗車列車が未定の場合もできるだけ事前に半額パスを適用して買っておくことにしました。ユングフラウヨッホ往復切符も初めから一番列車に乗る予定だったので現地で割引切符を買うこととし、エンガディン地区はエンガディンカードを当てにしてフリーと考え、結果都度買いより70,000円強、トラベルパスに比べ45,000円強、スーパーセイバーチケットを利用することで単純な半額パス利用よりも10,000円強トクすることができました。 -
ちなみにこちらがSBBスイス連邦鉄道のHP。一例ですが、ジュネーブからベルンの時刻表&運賃です。このHPはよくできていて、登録すればここから簡単に切符を買うことができます。
左点が発駅のジュネーブ出発時刻、直線の右端がベルン到着時刻です。ちなみに直線間に小点がある列車は乗換があるということで、その右側が所要時間。さらにその隣の数値が1となっているのは1回乗換ということです。そして画面右端の価格が運賃ですが、列車によって違います。白色は半額運賃で割引なし、黒色はスーパーセイバーチケットで列車指定になりますが、その場合の割り引いた額が記載されています。
また、前掲の半額パスもこちらで購入できますが、私は、日本語で手続きできてHPと同額で買えるベルトラさんから購入しました。 -
乗車するジュネーブからベルンへの行程はこんな感じです。
ちなみにこの間の切符は事前に購入しておきましたが、飛行機の乗り遅れも考慮して、列車指定のスーパーセイバーチケットではなく、普通に半額バスを利用して買っておきました。 -
ジュネーブを発車した列車は高速で走り、10分ほどで最初の停車駅ニヨンに到着しました。
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続いてモルジュ。
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列車は快調に走りローザンヌ停車。ここは今回は通過ですが、いずれまわって見たい街です。
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レマン湖が見えてきました。弓なりの形状をしたスイス最大の湖です。列車は湖岸沿いに走ることもあり、面する街並みや遥か対岸に雪を頂く山々が見え眼福です。
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早速スイス鉄道の旅の素晴らしさを満喫しています。
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ジュネーブという大きな都市を抱えながらもそれを感じさせない自然美がなんとも言えません。
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湖岸を離れ内陸へ。牧草地でしょうか、のんびりした風景が広がります。
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続いての停車駅パレジューです。
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そして最後の停車駅フリブール。結構乗り降りがあります。
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19:55ほぼ定刻通りベルン到着。スイスの鉄道は噂に違わず時刻に正確です。
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ベルンの駅舎は古い街並みとは対照的に新しい現代的なつくりです。
(駅19:55 ⇒ 20:20ルモット) -
駅を出て、とりあえずスーパーへ。閉店ギリギリでビールとサラダを買いました。
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明日の昼には出発してしまうのでベルンの夜景を見られるのは今日だけです。荷物があるのであまり動けませんが雰囲気だけでも味わいます。
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トラムが行き交い、なかなか元気な街並みのようです。
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牢獄塔が藍色の空に浮かび上がります。
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さらに奥はベルナーミュンスターのシルエットが。いい感じの風景です。
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ところで宿に直行せずに牢獄塔のあるベーレン広場に来たのは、「ルモット」というレストランで「レシュティ」という郷土料理をテイクアウトしようと思ったからです。ウエイターに声をかけ、テイクアウトを依頼しましたが、そんなのやってないよという感じで断られました。
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諦めきれないので別のウエイターに聞くと「あっちに居るボスに聞いてみたら?」とのこと。ボスに聞くとあっさり「OK!」。粘ってよかったです。
(ルモット20:20~20:35) -
さて買い物も終わったのでホテルへ。途中ライトアップされた連邦議会議事堂を見ながら、急坂降りて行きます。
(ルモット20:35 ⇒ 20:54ホテル) -
ちょっと寂しいところを行くとありました。本日の宿ベルンユースホステルです。
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チェックイン手続きをしてベルンカードをもらい部屋へ。YHはドミトリーが基本ですが個室もあるので予約しておきました。少し高いですがそれでも他のホテルに比べれば格安です。シャワーを浴びて先ほど買ったレシュティを頂きます。ジャーマンポテトにベーコンと目玉焼きを載せたものでした。少な目を頼んだのですが、ベーコンの量は半端なく多く食べきれませんでした。基本スイス料理は今日だけで、後は日本から持参したレトルト類を食べるつもりです。
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