2020/08/02 - 2020/08/02
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Adventure K&Fさん
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以前から行きたかった山古志村(現長岡市)。引き分けを原則とした闘牛(国の重要無形民俗文化財)を生で見たくて苗場から2時間のドライブ。 2004年の”新潟中越地震”全村避難から帰村まで3年間2か月かかったそうです。現在は伝統の闘牛”牛の角突き”を復興させ観光客も足を運ぶようになり,また山古志が原産地とされる”錦鯉”も若い後継者が世界に飛び出し、海外からのバイヤーも訪れるようになりました。←コロナ禍の為今年は縮小。また新たにアルパカ牧場も開設されていました。
山古志村最後の村長であり復興に尽力された長島村長さんは有名でしたよね。(その後衆議院議員を務めましたが66歳で没)
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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毎年5月から11月の間に数か所で行われる越後山古志の闘牛大会(牛の角突き)。今年はコロナ感染防止対策で中止や入場制限をするなどして新しい観戦ルールにより開催されるという事で、戸惑いもありましたが車での移動でしたので”感染させない、感染しない”を心がけて出かけました。
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10時開場、13時開始という事でしたのでドライブを楽しながら9時に苗場を出発し、国道17号で左右に雪のないスキー場を眺めながら小出まで1時間。R291に入り山道をくねくね。山古志は山深かったです。
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地震?で崩れた崖を左右に見ながら細い道を約15分登りました。
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途中、雪国ならではの消火器発見!(私達にはなんか可愛い)背後の家は地震後に建てられた公営住宅。壊滅的な打撃を受けた旧山古志村の復興計画は住民主導により土地利用計画を新たに策定してインフラなどを整備したそうです。
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動物との共存もあり集落から離れると家の周りを高い頑強な防止柵で囲んでいました。
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山道を登りきると闘牛場入り口まで舗装道路になっていました。(私達は裏道を通ってきたようです)
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2時間弱で到着、途中立ち寄りたかったところもありましたが、切符を見せれば出入り自由という事でとりあえず入場することになりました。一人2200円。
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ここで検温や住所、氏名など記入。
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山古志の牛の角突きの歴史は古く、1000年前とも言われています。その歴史が入り口からの壁に記されていました。
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足腰が強く寒さや粗食に耐える牛は昔からの運搬、農耕に貴重な働き手。そんな飼い主との関係の中での角突きは人々の娯楽でもあったそうです。
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思っていたより闘牛場は整備されていました。売店もあり食べ物も売っているという事でしたが、コロナ禍での対応ですので仕方ないですね。牛肉の串差し800円がありましたが流石に買えませんでした(牛を目の前にして食べられない)。
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闘牛場の周りの日陰にはもうたくさんの牛が到着していました。
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戦うのは雄です。新米の牛はソワソワしていましたが、百戦錬磨の牛はすでに戦うという気が入っているのか大きな唸り声で周囲を威嚇、自己の存在感を表現していました。思っていたほど匂いもなくきれいな牛たちでした。
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この牛はもうリタイアーして今は営業部長だそうです。牛は目の前のものに闘争心を表すが横にいる分には安全のようです。因みに馬は後ろに立つと蹴られるのは後に警戒心があるからだそうです。
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向こう正面ですが屋根が無いので空席です。
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こちらはぼちぼち埋まり始めました。
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ここでもソーシャルディスタンス、一人置きです。売店で買った五目御飯で簡単なお昼。
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開始前のお神酒と塩でのお清め。
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本日の取り決め、打ち合わせ。
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これが取り組み表です。本日は1頭参加できなくなり12番の取り組みになりました。3歳から15歳までの雄牛の戦いです。
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さぁ~開始です。 でもなんか優しい2頭。 まだ新米で戦い方が分からず勢子(せこ)と呼ばれる綱を持っている人からきっかけを貰って戦います。慣れてくると鼻にかけられている綱を外し牛だけで戦います。
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角を突き出し始めました。
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大きいものは1トンもあるそうです。
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山古志の特徴である”引き分け”は家族同様である牛を勝敗が決まるまで戦わせる事により大きなダメージ(肉体的、精神的)を追う前に引き分けにして、傷をつけることを極力避けるようにしているそうです。
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これは8歳前後の戦い。一番脂がのっている時期です。左の白っぽく見える毛並みの牛は闘争心が強いそうです。
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角がぶつかる音は重く、凄さを感じました。
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勢子が声をかけて戦いを促します。
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角を相手の下に入れる、首の柔らかさと体重で相手を受け止める、そして横から攻める等、戦う技法はその牛が持つ特徴を牛自身が考え、戦いの中で修正するそうです。
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勢子が縄を持っています。引き分けにするにはこの縄を牛の後ろ足にかけ、引き離します。その引き離し時の勢子と牛の掛け合いがまた見ものです。離れずにまだ戦いたい牛を縄一本で両方から引き離します。12番2時間でしたがあっという間に終わりました。
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記念にこの時期でもありますのでマスク買ってきました。300円まだまだ必要ですね。そういえば売店で長岡名物の”神楽なんばん”売っていました。帰りに買おうと思っていたら売り切れでした。
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帰りは勢子の皆さん全員で送ってくださいました。ちょっと道のりはありますがコロナが収束したら伝統ある闘牛に是非足を運んでください。
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山古志は錦鯉の原産地としても有名ですよね。 稲作が終わった後の田んぼが早変わり、鯉の養殖場に。
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この棚田もそうなのかな? 後ろの茶色に削られているのは地震の爪痕。
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帰りはR291を使い裏道を。正面の2つの雲の後、左が越後駒ケ岳、右が八海山。
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これぞ ”魚沼産 こしひかり” 新米まであと一月ですね。去年は晴れた日が少なく小粒でした。今年は大雨の影響がどう出るのでしょうか。現地でも5㎏3000円くらいですよ。
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