フィルム写真からデータに（島根県）

1989/03/10 - 1989/03/11

また古い写真を引っ張り出してきて、以前の仕事で研修に行った島根県益田市、休みの日に訪れた萩城、津和野、益田の写真をデータ化してみた。この頃石見空港も無い時代だったので、電車移動は乗りごたえがあった。

当時一か月もの間、地方に滞在する事が無かったので、（学生時代にアルバイトで沖縄の久米島に、一か月半ほどはあった）非常に貴重な体験となった。折を見て、改めてこの界隈には行ってみたい。

エリア 益田(島根)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: 友人
• 交通手段: JALグループ JR特急 JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

当時益田市は縫製工場が多く、アパレルメーカーに入社した時の研修先に、縫製工場がある益田と本社のある大阪に1か月滞在した。

海はとても綺麗で、都会暮らしの私には希少な日々であった。

休みの日などは、先輩に釣りに誘われたりもした。

その後出来た`石見空港’近くの道を日参。それは工場から地元のおばあさんに、細かい部分の縫製をパートとしてお願いしたものの商品渡しと回収だった。

こんな長閑な風景は今も残っているのか？今一度訪れたい地。

工場が休みの一日、萩、津和野と回った。

萩城跡指月公園 名所・史跡

関ヶ原の戦いに西軍の総大将に就いたことにより周防国・長門国の2ヶ国に減封された毛利氏が、広島城に代わる新たな居城として慶長9年（1604年）に築いた城。完工は慶長13年（1608年）だが、築城者である毛利輝元は、慶長9年12月に未完成のまま入城していた。（Wikipediaより）

指月山
海にこれだけ近い城は見た事は無かった

日本海沿いの海は初めてで、季節柄かこの場所ゆえか太平洋の荒々しさとは違い静かな海であった。

どこをどう回ったか覚えていないが、のんびり街歩きを楽しんだ。

蔵と柑橘系類の町

明倫学舎

続いて津和野。萩と津和野はセットで観光する人が多い。

津和野城跡

津和野城は津和野盆地の南西部に横たわる標高367メートルの霊亀山に築かれた山城である。築城時からは少なくても室町時代後期（戦国時代）までは三本松城（もしくは一本松城）と呼ばれていた。尾根伝いに南にある出城の中荒城、当城と併せて史跡指定されている。（Wikipediaより）

人質郭跡と三の丸

津和野らしい長閑な景色

津和野カトリック教会
1931年（昭和６年）ドイツ人のシェファー神父が、殉教者を讃えるために建てた教会。
長崎県浦上の潜伏キリシタンの弾圧で、津和野に153名移送され、37名が殉教したと言う。その弾圧が行われた乙女峠には‘マリア聖堂’が立っている。そこは日本で唯一聖母マリアが降臨した場所とされている。
この頃は興味が無かったが、今となってはそちらも行ってみるべき場所だった。

再び益田
柿本神社
柿本人麻呂を祀る神社で、柿本人麻呂の終焉地とされている。

医光寺
臨済宗東福寺派の寺院で山号は滝蔵山、本尊は薬師如来である。元は天台宗の崇観寺という寺院で創建は1363年。

雪舟庭園は国史蹟および名勝に指定されている。丁度訪れた時に、有名な枝垂桜が咲いていた。

万福寺
時宗益田道場として平安時代に建立され、当初は安福寺と号し益田川河口付近にあった。しかし大津波で流出していまい、後の1319年、游行4代呑海上人が再興。1374年には益田七尾城11代城主が現在の地に移築して萬福寺と改称、益田家の菩提寺と定められた。（益田市観光協会より）
こちらの庭も雪舟によるもので、国史蹟および名勝に指定されている。

この涅槃図も万福寺で撮ったはずだが、今のガイドではどこにも出てこない。