１８きっぷで銚子電鉄と犬吠崎へ

2020/07/26 - 2020/07/26

７月２０日からは「青春１８きっぷ」の季節。
青春とは程遠い中年のおっさんですが、「鉄子」を誘って銚子まで往復してきました。
コロナで苦戦している銚子電鉄に乗り、犬吠崎で波しぶきの海を見てきました。

エリア 銚子(千葉)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

東京を９時過ぎの成田空港行の快速電車で出発。
成田駅で銚子行の普通列車に乗り換えて銚子駅に到着。
東京から約３時間弱でした。

東京駅 駅

銚子駅のホームの先に停車している銚子電鉄の電車です。
昭和３２年製の６０歳近い「ベテラン」。
２枚の窓は懐かしい電車です。

銚子駅 駅

車内は昭和レトロ風に改装されていました。

コロナのおかげで観光客９５％減と苦戦が伝えられている銚子電鉄ですが、この電車はほぼ座席が埋まるほどの観光客が乗っていました。

銚子電気鉄道線 乗り物

戦前のポスターでしょうか。

「ワンマン」電車ですが、今日は女性の車掌さんが乗車していました。
あとで調べたら、銚子電鉄唯一の女性車掌さんで、「アイドル車掌」さんだとか。
制服姿がとてもカッコいい女性でした。

本銚子駅 駅

まず、終点の外川駅へ。
この駅は朝ドラ「澪つくし」（沢口靖子さん主演）の舞台になった漁港の町です。

外川駅 駅

外川駅は大正時代の開業時からの駅舎が修復されながらも健在です。
きっぷ売り場もその当時のまま。
貴重な駅舎なので、このままずっと残ってほしいものです。

外川駅 駅

昼時なのでランチ。
せっかく漁港の町に来たこと、銚子名物の「伊達巻」が食べたかったので、このお寿司屋さんへ。

外川漁港 名所・史跡

銚子の地産ビールで乾杯。
黒ビールのような味です。

治ろうや鮨処 グルメ・レストラン

８つのネタと伊達巻きのコース。
４，０００円。
少々高いですが、「大トロ」や「鯛」、そしてプリンのような伊達巻ととてもおいしい店でした。

治ろうや鮨処 グルメ・レストラン

外川駅から１駅戻り犬吠駅へ。
電車は先ほどの電車と同じで、女性車掌さんも乗っていました。
今日はこの電車が１日往復運転されるようです。

犬吠駅 駅

犬吠駅は銚子電鉄の中心的な観光駅です。
駅舎もとても立派。
駅では、「たいやき屋」や銚子電鉄の名物「濡れせんべい」等のお土産店があります。
銚子電鉄が副業で始めた「濡れせんべい」ですが、今では銚子電鉄の売り上げの８割近くが「濡れせんべい」だそうで、お菓子屋さんが電車を動かしているようになりました。

犬吠駅から犬吠崎まで歩いて１０分ほど。
犬吠崎の入り口には正岡子規の一番弟子で、俳人の高浜虚子の歌碑がありました。

犬吠崎灯台です。
周辺は公園のようになっています。
今日は天気もいいので、たくさんの人が集まっていました。

犬吠埼灯台 名所・史跡

犬吠崎です。
たくさんの家族連れが海を楽しんでいました。

犬吠埼 自然・景勝地

このあたりの地層は、白亜紀の地層が表面に出ています。
白亜紀は恐竜の繁栄した中生代（２億５千年前から６５００万年前）の最期の時代です。
恐竜が登場した三畳紀、恐竜が繁栄したジュラ紀、そして私たちになじみのある有名なティラノサウルスなどが活躍する白亜紀と続きます。
ちなみにゴジラはジュラ紀の生き残り、「ジュラシック・パーク」はジュラ紀の公園の意味です。

つまりこの地層はティラノサウルスが歩いていた時代の地層なのです。

犬吠埼 自然・景勝地

犬吠の海と言えば、「東映」映画のオープニングの「ザッパーン！」。
今日は風強く、見事な「ザッパーン！」。

犬吠埼 自然・景勝地

「東映」映画のオープニングの場所は今は立ち入り禁止になっていましたが、その場所以外でも十分「ザッパーン！」を楽しめました。

犬吠崎灯台の前にある「なぎさや」。
多くの有名人が訪れているようで、たくさんの色紙が飾ってありました。

なぎさや グルメ・レストラン

銚子と言えば、「醤油」の生産地。
醤油ソースのソフトクリームを売っていました。
味は意外に悪くなく、ちょうど「みたらし団子」のような味でした。

なぎさや グルメ・レストラン

犬吠駅に戻り、「ぬれ煎餅」を購入。
ここからまた普通列車で東京へ戻りました。

銚子電鉄 犬吠駅売店 グルメ・レストラン