GoYu 東京　その2

2020/07/22 - 2020/07/25

GoYu＝豪遊。高級ホテルに泊まって高級料理を食べる。

エリア 神田・神保町(東京)

• 旅行の満足度: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 5.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: 楽天トラベル

帝国ホテルで優雅にアフタヌーンティーを楽しんだ後、次の目的地に向かう。帝国ホテルの玄関でスタッフの方に「お車をお呼びしましょうか？」と声をかけられたが、まだGoYu（豪遊）の世界に馴染みきれない私は「地下鉄の駅はどこでしょう？」と尋ねてしまう。帝国ホテルのある日比谷から地下鉄で3駅、新御茶ノ水駅で下車。そこから坂道を下って神保町方面に向かう途中、この日の宿「山の上ホテル」の看板がある。帝国ホテルからタクシーでも料金はそんなにかからなかったと思う。

御茶ノ水駅から神保町の三省堂書店へは何度も通ったことがあり、山の上ホテルの存在は知っていた。しかし、わざわざ泊まろうと思ったことはない。新型コロナ感染症（COVID-19）のため遠出ができなくなったが、夏休みは日常から離れたい。そこで思い出したのがこの山の上ホテルで、2連泊で予約した。帝国ホテルを予約したのはその後である。

山の上ホテル 宿・ホテル

ホテルのホームページによると
「アールデコ様式の建物は、建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズ氏の設計。当初は財団法人日本生活協会の管理下に置かれ、西洋の生活様式、マナー等を女性に啓蒙する施設として利用。太平洋戦争中には帝国海軍に徴用、日本の敗戦後には連合国軍最高司令官総司令部（GHQ）に接収されて陸軍婦人部隊の宿舎として用いられ、ホテルとしての開業は1954年（昭和29年）1月20日。」という歴史がある。

英語名は”Hilltop　Hotel”となり、この”HH"のマーク玄関横などにある。

川端康成、三島由紀夫、池波正太郎など多くの作家に愛されたホテルで、フロント横にこんな机が置かれたスペースがある。

ダブルの部屋に泊まる。他に畳敷きの和室にベッドの部屋もあるそうだ。

備え付けの浴衣。和洋折衷の雰囲気。

部屋から見えるのは明治大学の建物。

レトロな雰囲気の部屋の鍵。キーホルダーは売店で売られている。

1泊朝食付きで2万7千円、2泊で5万4千円のところ5％割引で5万1300円。帝国ホテルほどではないが、そこそこ良いお値段である。こんなところで缶詰めになって執筆活動できるのは売れっ子作家だけね。

これがエアコンだが、レトロな昭和の雰囲気を伝えている（ここからではなく上の方から冷気が出た）。

部屋の入り口の扉と衣装ダンス。

バスルーム。

物干しのロープは必要よね。

部屋で一休みしたら、三省堂書店でショッピング。やはり本屋は落ち着く。

夕食はホテル内のコーヒーパーラーヒルトップでいただく。セットコースを注文。サラダも付いていたがその写真はない。写真はメインのアクアパッツァ。

山の上ホテルは35室だけのこじんまりしたホテルなのだが、5つのレストラン、2つのバーを併設している。ここで缶詰めになって執筆した作家さんたちはグルメが多かった。ただし、新型コロナ感染症（COVID-19）のため営業しているレストランは3つだけ、バーは2つとも休業していた。代わりに「緑と星のガーデンテラス」というのが営業していた。

コーヒーパーラー ヒルトップ グルメ・レストラン

デザートは桃とアールグレイのムースだったかな。

食後の飲み物はミルクティー。牛乳は温めた状態で提供してくれたのが嬉しかった。食後の飲み物もコースに含まれていて、税込み4598円。

翌朝。新型コロナ感染症（COVID-19）のため、朝食はレストランではなくルームサービスになっている。洋食を選択。目玉焼きには醤油が好きなのだが、塩コショウしかない。グレープフルーツジュースにブリオッシュパン。

山の上ホテルで営業中の3つのレストランのうちのひとつ、てんぷら山の上。山の上ホテル滞在2日目のお昼はここの予約をしていた。

てんぷらと和食 山の上 本店・御茶ノ水 グルメ・レストラン

ランチコースで1万円超える高級店。GoYU（豪遊）だからね。

真ん中のお値段の「ロ」（1万1千円）のコースを選択。
海老は2匹。

小玉ネギ。野菜は5種。他にアスパラガスとかナスとか、インゲンの青じそ巻きなどあった。

稚鮎。魚は3種。

コースとは別に注文していたサツマイモ。15分かけてじっくりと揚げるので、ネットリとした感じ。揚げるのに時間がかかるので前日に頼んでおいた。

魚3種の中のひとつ、アイナメ。

カウンターの向こうにある戸棚のように見えるのは実は冷蔵庫。木の扉を開くと大きな氷の塊が入っていて、その上にトレーに入れた食材を置いて冷やしている。

コースのご飯は天丼、天茶などから選べて、私は天丼にした。エビがたくさん入ったかき揚げ。揚げ油が良いのと衣が薄いので、天ぷらをコースで食べても胃もたれしない。

最後はシャーベット。ウーロン茶と別注文のサツマイモを入れて、税込み1万4千円近かった。ヨーロッパに行くことを思えばたいしたことない。でもランチで1万4千円…・ご、豪遊だからね。

腹ごなしに周辺をお散歩。近くにある東京復活大聖堂教会（ニコライ堂）。　

しかし、新型コロナ感染症（COVID-19）のため、内部見学はできない。
三省堂書店や御茶ノ水駅周辺をブラブラする。

再び山の上ホテルに戻る。

鹿のマーク。

前の晩に食事をしたコーヒーパーラーヒルトップでお茶にする。

電灯にはバラの花の飾り。

レモンのケーキと水出しストロングコーヒー。セットで税込み1113円。

ホテルの中を散策。

外に通じる非常口の鍵。昭和な感じだね。

廊下の壁の装飾。

廊下にあった小箪笥。

螺旋階段。

螺旋階段上の天井にはステンドグラス。

この日の夜はホテルの営業中のレストランのひとつ、中華料理の新北京でいただく。

五目焼きそば。これだけで2千円もする。飲み物は杏露酒のロック。

デザートは杏仁豆腐。全部で税込み3872円。

レストランの様子。私の他にお客さんは4組ほどだった。

最後の日の朝食は和食を選択。てんぷら山の上が提供する豪華な朝食。朝からお刺身などが付いている。
ほとんどホテルで過ごすGoYu（豪遊）の旅は終わりを告げる。御茶ノ水から我が家まで地下鉄を乗り継いで1時間ほど。

終わり。