2020年　四国旅行　1

2020/07/22 - 2020/07/23

2020年7月22日～25日

　青春18きっぷと四国満喫きっぷスペシャルを組み合わせた四国一人旅。「四国満喫きっぷスペシャル」は、2020年の夏休み期間に、JR四国全線などが連続3日間乗り降り自由になる切符で、JR四国全線と土佐くろしお鉄道全線の特急・普通列車の普通車自由席、阿佐海岸鉄道全線と一部のJRバスが利用可能な、神切符です。

　折角なので、四国全線特急で乗り潰そうと考えたのですが、一日一本で工事で一部運休中の牟岐線と土佐くろしお鉄道の宿毛は断念（土佐くろしお鉄道は宿毛から全線2006年に乗っていますが）、それ以外を全線乗りながらも、日本百名城のうちの丸亀城(2016年訪問)、高知城(2019年再訪問)を除く城を訪問しました。（宇和島城、松山城、高松城、徳島城は学生時代にも訪問しているので二度目の訪問です）

　きっぷを最大限活用するために、行きは神戸からのジャンボフェリーで高松IN、帰りは岡山県の児島OUTであとはひたすら鈍行で戻る旅です。また今回の旅は、2018年の愛媛県の豪雨復興支援の旅も兼ねています。

　四連休、梅雨明け前で、旅の途中かなり降られました。。。

　前回とは違っていつものひたすら走り回る旅のスタイルです。国内夏旅三連発企画のうちの一本目、ウィズコロナの時代、感染症に最大限注意しながらの旅です。行くことを決めてから急に感染者数が増えてきて、不安にもなってきたのですが、人が少ない所から少ない所への旅なので、多分大丈夫かと。。。


7/22(水)
20:14　越前花堂
21:03/21:11　敦賀
21:51/21:57　長浜
00:01/　三ノ宮

7/23(木)
00:30　三ノ宮駅前
01:00　神戸三宮港
05:15　高松東港
06:04　高松（しまんと1号）
09:06/09:40　窪川
12:23/14:56　宇和島（宇和海20号）
15:40　伊予大洲

7/24(金)
08:25　伊予大洲（宇和海6号）
08:35/10:54　内子（宇和海10号）
11:20/15:28　松山（しおかぜ24号）
16:06/18:13　今治（しおかぜ28号）
19:56　高松

7/25(土)
09:11　高松（うずしお7号）
10:18/12:01　徳島（剣山5号）
13:16/13:22　阿波池田（南風14号）←大雨で30分遅れかつ多度津で運転打ち切り
13:57/14:23　多度津（しおかぜ18号）←実際は30分遅れで、接続を待ってくれました。
14:49/14:55　児島
15:29/15:39　岡山
16:47/16:48　相生
16:57/17:14　網干
20:53/20:57　敦賀
21:45　越前花堂

エリア 宇和島(愛媛)

7月22日（水）
　仕事終わったらダッシュで帰宅し、食事とシャワーを済ませ出発。久しぶりの北陸新幹線工事定点観測、橋脚の上の部分もできています。

越前花堂駅 駅

　ひたすら乗り継いで三ノ宮駅に到着、この時間帯のフェリーターミナル行きのバスは、ミントではなく歩道橋下からになります。

三ノ宮駅 (JR) 駅

7月23日（木）
　1時発のジャンボフェリー高松・小豆島行き、通算三回目のジャンボフェリー。安くて時間が有効活用できるので、お気に入りです。連休初日の深夜という事で、かなり混んでいて、予約が必要でした。オリーブうどん、顔みたいです。基本的にどこでも寝れるたちですが、横になる場所が少なく、やっと確保できた場所が冷房吹出口の真下、寒かったです。マスク着用したまま寝たのって初めてかも。

　ジャンボフェリー、時期によっては「密」になるので注意が必要です。

小豆島ジャンボフェリー 乗り物

　朝5時過ぎに高松東港に到着、相変わらずジャンボフェリーのテーマ曲で起こされます。

　バスで高松駅に移動。みどりの窓口で「四国満喫きっぷスペシャル」を購入、8000円で3日間でかなりお値打ちです。購入する際にアンケートを書きます。私の場合、今回の旅はこの切符の存在がきっかけとなった旅です。

　せっかくのうどん県、恒例のうどんの朝食、前回行った5時から開店の味庄と思ったのですが、、、定休日で閉まっていました。駅から歩いていけてこの時間帯に開いている讃岐うどんってそこくらいしかなさそうです。仕方なくコンビニでおにぎり。。。

　6:03発のしまんと1号で、高知県の窪川へ。

高松駅 駅

今回は行かないのですが、丸亀城が見えます。

大歩危・小歩危辺り。

　高知駅に到着、去年のちょうど今頃に訪問。結構な乗客が乗ってきましたが、満席には程遠い状態です。

　旭、朝倉と、高知市内の駅を小刻みに止まりながら進みます。

朝倉駅 (JR) 駅

　須崎駅、鍋焼きラーメンで有名。

須崎駅 駅

　終点の窪川駅に到着、予土線に乗り換えます。予土線三兄弟のうちの一つ三男の新幹線型の「鉄道ホビートレイン」に乗ります。ちなみにあとの二つは、長男「しまんトロッコ」と次男「海洋堂ホビートレイン」です。

窪川駅 駅

　車内には車両が展示されています。

　一つ目の若井駅を過ぎると、土佐くろしお鉄道と分岐します。ちなみに窪川駅～若井駅は土佐くろしお鉄道の路線という扱いなので、この区間を青春18きっぷで通り抜けようとすると追加料金がかかります。

　列車は四万十川沿いをゆっくりと走ります。日本最後の清流といわれる四万十川、綺麗です。そして人が殆ど住んでいない、乗客は明らかに観光客ばかりです。

　癒される景色です。

　半家駅（はげ）。名前が面白い珍駅名です。ちなみに同じようにわざわざ駅名だけ写真撮っている人、他にもいました。(笑)

　地名の由来は、平家の落人が、自分が平家であることを隠すために、平という字を半にしたため、らしいです。

　留萌本線の増毛駅があった時代は、半家（はげ）から増毛なんて言う切符が流行ったらしいのですが、残念ながら増毛駅は廃止になってしまいました。

半家駅 駅

　江川崎駅に到着、30分以上停車します。車両にトイレがないので、トイレ休憩可能です。昔一度降りたことあります、今は無き四万十川ユースホステルの最寄り駅で、学生時代の初四国で行きました。四万十川でカヌー乗りました。

江川崎駅 駅

　しまんトロッコが反対側から来ました。

江川崎駅 駅

　四万十川と言えばこれ、沈下橋。日常生活に欠かせない橋で、水位が低いときにのみ使えます。

　高知県内はひたすら四万十川沿いを走りますが、宇和島が近づくと普通の地方ローカル線という感じになってきます。そして地元の高校生が増えてくる。

宇和島駅に到着。

宇和島駅 駅

　宇和島と言えば宇和島風鯛めし、目星をつけていた「ほづみ亭」に行ったのですが、店外にも行列ができていて時間が少なかったので断念。

郷土料理 大衆割烹 ほづみ亭 グルメ・レストラン

　もうひとつ目をつけていた「かどや駅前本店」へ。

かどや 駅前本店 グルメ・レストラン

　宇和島市内の飲食店で2000円以上食事すると30%割引というキャンペーン。宇和島市が独自にやっているそうです。参加している飲食店は外にのぼりが立っています。コロナ禍で苦しんでいる飲食業界への支援でしょうけど、個人的にはいいと思います。

かどや 駅前本店 グルメ・レストラン

　鯛めし定食と思っていたのですが、2000円以上にするために伊達御膳に変更。宇和島鯛めしだけではなく、じゃこ天他宇和島の郷土料理が出ました。宇和島風鯛めしは、鯛の刺身をたれにつけてご飯にかけます。宇和島などの南予地方と松山周辺の中予地方だと鯛めしといってもレシピが違っていて、中予地方は釜めし風です。

かどや 駅前本店 グルメ・レストラン

10分ほど歩いて宇和島城の入口へ。

宇和島城 名所・史跡

ひたすら険しい道を進みます。

宇和島城 名所・史跡

（宇和島城井戸丸跡）

宇和島城 名所・史跡

（宇和島城　本丸石垣）

宇和島城 名所・史跡

　山頂にある宇和島城天守閣に到着、現存12天守閣のうちの一つ、20年以上ぶりの訪問です。

宇和島城 名所・史跡

（記念の一枚、写真撮影時はマスク外します）

宇和島城 名所・史跡

　城内に入ります、ザッザッザ。

宇和島城 名所・史跡

　（天守閣から市街地を望む）

宇和島城 名所・史跡

　（天守閣から港を望む）

宇和島城 名所・史跡

　反対側に下ります。児島惟謙の銅像があります。大津事件の時の大審院の院長で、三権分立を守った人物として有名です。今でいう最高裁判所みたいなものですね。昔習った記憶が。。。

児島惟謙銅像 名所・史跡

　宇和島市立伊達博物館、宇和島伊達家の文化財が保管されている博物館、残念ながら館内撮影禁止なので写真はありません。

　宇和島初代藩主は伊達秀宗、あの伊達政宗の長男で、秀宗が一時期豊臣秀吉の養子になっていたのを徳川家康が問題視して、政宗の仙台藩の跡継ぎにはしたくなかったらしく、代わりに宇和島の土地を与えて初代藩主になった、とのことです。

宇和島市立伊達博物館 美術館・博物館

　天赦園、宇和島藩2代藩主伊達宗利が作った御殿を改良して7代藩主伊達宗紀が築庭した大名庭園。

天赦園 名所・史跡

（養老の滝と四方竹）

天赦園 名所・史跡

（春雨亭）

天赦園 名所・史跡

（枯流石組）

天赦園 名所・史跡

（臥牛石）

天赦園 名所・史跡

（黒竹）

天赦園 名所・史跡

　とにかく竹が多い庭園です。伊達家の家紋が「竹に雀」だったかららしいです。

天赦園 名所・史跡

（蘇枋竹）

天赦園 名所・史跡

（淡竹）

天赦園 名所・史跡

　アーケード商店街、人少ないです。

　牛鬼、らしいです。本当であればうわじま牛鬼祭りもあったのですが、コロナ禍で中止だそうです。

　2時間ちょっとでダッシュでランチと観光を済ませ、宇和海20号で次の目的地、大洲を目指します。

宇和島駅 駅

　リアス式海岸とミカン畑、南予地方らしい景色です。

　伊予大洲駅に到着。

伊予大洲駅 駅

　市内を渡る肱川と渡り、大洲城を目指します。

　大洲城、肱川でカヌーする人もいます。

　昔ながらの商店街を抜けると、

　ようやく大洲城が見えてきます。

　2004年に市民から寄付を募って、木造で復元された大洲城天守閣。天守閣は明治時代中頃まで残っていたものの、老朽化が酷くて解体。当時の資料を基に忠実に再現した、との頃です。

大洲城 名所・史跡

　城内に入ると、観光列車「伊予灘物語」が通るので、旗振りをお願いしますとのアナウンスが。面白そうだったので参加してみました。

大洲城 名所・史跡

　肱川をゆっくりと渡る「伊予灘物語」。人気があるらしく、中々予約取れないみたいです。

大洲城 名所・史跡

　侍に扮した皆さんと、他の観光客と一緒に旗を振ります。

大洲城 名所・史跡

　鉄砲狭間、こういう所まで忠実に再現されていて感心です。

大洲城 名所・史跡

　大洲城キャッスルステイ、100万円払って、大洲城に一泊できるイベントだそうです。ちなみにこの日が最初の日だそうです。先ほどの侍に扮した人達他、衣装を着た人たちがお城にくるお客様を皆さんで歓迎するそうです。

　面白そうですけど、それにしても100万円払ってわざわざ泊まりに来る人ってどんな人だろう。。。

大洲城 名所・史跡

　階段までも、バリアフリー無視でしっかり再現されています。

大洲城 名所・史跡

（大洲城天守閣から肱川方面を望む）

大洲城 名所・史跡

（大洲城天守閣から）

大洲城 名所・史跡

（大洲城天守閣から）

大洲城 名所・史跡

　当時の衣装を着た人たちも沢山います。

大洲城 名所・史跡

（記念の一枚）

大洲城 名所・史跡

　旧市街を探索してみます。

　ポコペン横丁、営業時間外で入れませんでした。

ポコペン横丁 名所・史跡

　いわゆる明治の家並みを散策します。

（明治の家並み）

（明治の家並み）

（明治の家並み）

（おはなはん通り）

おはなはん通り 名所・史跡

（おはなはん通り）

おはなはん通り 名所・史跡

　本日のお宿、松楽旅館へ。

松楽旅館 宿・ホテル

　いわゆる地方の古い旅館、という感じです。風呂は共用で一人用。部屋自体は広かったので、のんびりできました。二食付きもあるのですが、素泊まりで税込3000円でした。駅から少し離れますが、お城と明治の家並みの間くらいにあるので、立地はまずまずです。

松楽旅館 宿・ホテル

　祝日という事もあり、空いている夕食スポット少ないんです。数少ない夕食スポット、「大洲炉端　油屋」。かなり混んでいて一時間近く待ちました、でも他に選択肢が殆どないんです。

大洲炉端 油屋 グルメ・レストラン

　宇和島風鯛めしと、大洲コロッケ（タロイモ）。本当はじゃこ天も頼んだんですけど、写真撮り忘れました。中の雰囲気は結構いいです。

大洲炉端 油屋 グルメ・レストラン

（おおず赤煉瓦館の夜景）

おおず赤煉瓦館 名所・史跡