晴れおじさん「二つの城下町」を巡る(その１村上藩)

2020/07/22 - 2020/07/22

山形県民を対象とした「泊まって元気キャンペーン」を利用して、かねて泊まってみたいと思っていた温海温泉の萬国屋に一泊することにしました。
温海温泉は山形県鶴岡市の南端にあるので、新潟県の村上市にもほど近い位置にあります。藩政時代、鶴岡市は庄内藩、村上市は村上藩の領地だったので、ともに城下町。この二つの城下町を夫婦で巡った旅の記録です。

エリア 村上・岩船(新潟)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 自家用車

天気予報によると初日は鶴岡市よりも村上市の方が好天の可能性が高かったので、まず村上市に向かいます。自宅から120㎞ほどの道のりです。

国道１１３号線沿い飯豊町(いいでまち)の道の駅「めざみの里」で休憩。
飯豊牛(米沢牛)のモニュメントが牛肉の名産地であることをアピールしています。

中のレストランのサンプル。
こんな超が付く高級ステーキはどんな人が食べるのでしょうね。

新潟県関川村に入りました。鷹巣温泉の赤い橋が見えます。

関川村役場の駐車場に車を停めて、暫し散策。

役場の向かいにある国重要文化財「渡辺邸」。新潟県下有数の豪商のお屋敷です。
これまで3、4回入館しているので、今日は外観だけ。

少し先に庄屋だった「佐藤邸」がありました。これも国重要文化財だとのこと。

村上牛の幟が立っていたのでサンプルを覗いたら、

こちらは、手ごろな値段でした。

先を急ぐとしましょう。

村上市役所に到着。時刻は午後０時２０分。

駐車場が観光客に開放されていたので、歩いて観光することにしました。

まずは、おしゃぎり会館。

城下町らしい注意書きにホッコリ。

「おしゃぎり」とは、お祭りの山車のことで、もともとはお囃子を指していたようだとのこと。

例年7月上旬に開催される「村上大祭」は、やはりコロナ禍で今年は中止されたようでした。

なかなかの迫力。

二階から見下ろすとこんな感じ。

二階には、鎧兜など村上藩に関する資料が展示されています。

と、こんな表示が。

この小山が村上城跡。

昭和60年に市民が協力してパネルを張り付けて作ったという一夜城の写真が展示されていました。なるほど、こんな感じだったのか。

村上市は、雅子皇后陛下のルーツ。御成婚時に市を上げてお祝いした品々の展示もありました。

同上

同上

同上

次は、まいづる公園。

旧嵩岡家住宅

内部

内部

管理人の方の説明によると、嵩岡家は雅子様の祖母の実家で、１００石の村上藩士だったとのこと。
雅子様の御成婚を祝ってここに移築、公園施設として公開されるようになったとのことでした。

旧岩間家住宅

旧藤井家住宅

こちらは、２５０石の村上藩士の屋敷だったとのことで、旧嵩岡家住宅よりも広く内装も立派でした。

同上

車に戻って日本海方面へ。
写真は三面川(みおもてがわ)。鮭が遡上することで有名ですね。

国道３４５号線(日本海パークライン)を北進。

午後２時２０分、笹川流れ遊覧船発着所に到着。

二階の食堂で遅い昼食を摂ります。

地魚とおにぎりのセットに生岩ガキをプラス。
新鮮で旨い！

窓から遊覧船が見えますが、今日は波が高いので欠航だとのこと。

再び北進して、眼鏡岩海岸展望台。

展望台からの風景

同上

下に降りて、白波に足を浸してみました。冷たくて気持ちがいい。

下からの景色もなかなか。

そろそろ温海温泉に向かうことにしましょう。

今夜の宿は「萬国屋」。県内屈指の老舗高級旅館です。

コロナ感染防止のため、フロントでは体調を確認するだけで、宿泊者カードへの記入は部屋に案内されてからになっていました。
案内の仲居さんもエレベーターには同乗せず、階段で三階まで駆け上がってきました。

三階の１０畳の和室。装飾のある天井が高級感を漂わせています。

洗面所

広縁

窓からは温海川が見下ろせます。

さっそく三階の大浴場「山水」へ。
※写真は公式ＨＰから借用

夕食

山形牛のしゃぶしゃぶ、

ヒラメ、サザエのお造り、

フォアグラの蒸し物、

黒豆を使ったデザートなど、まずまずの品数で、満足しました。
これで1日目終了です。

その２に続きます。