2020.7　ＪＡＬどこかにマイルで道南へ～(1)４０年ぶりの函館。こんなに観光客少なくて大丈夫？

2020/07/19 - 2020/07/21

新型コロナウィルス感染症で海外には全く行けず、国内旅行需要を喚起しようと「Go　To　トラベルキャンペーン」が実施されるも、第2波とも思える感染者の急増で東京都発着除外とどんでん返し・・・。

そんな折、「Go　To」の適用日前でしたが「ＪＡＬどこかにマイル」で道南へ行ってきました。九州など大雨被害に遭われた地方の方々には申し訳ないけど、札幌・青森・函館などの北方空港をチョイスして申し込み、当選したのが函館空港でした。
家内は「腰が痛い・・・」「こんな時期に・・・」と乗り気でなく、道南旅行は一人旅になりました。

往復のＪＡＬ機内に人は疎ら、有数の観光地「函館」も外国人が皆無、少ない日本人観光客も殆どが道内からの人達のようでガランとしていました。
観光業界の傷跡は相当大きいと痛感した２泊３日でした。

★(1)４０年ぶりの函館。こんなに観光客少なくて大丈夫？
　(2)函館での一番のごちそうは「やきとり弁当」だった！
　(3)松前半島に向かいます。すいすい快適ドライブでした！
　(4)上ノ国町、江差町を回って函館空港から帰京です！

エリア 函館(北海道)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス レンタカー JALグループ 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

「ＪＡＬどこかにマイル」ですので、羽田空港第1ターミナル。
パワーラウンジで一服します。

パワー ラウンジ ノース 空港ラウンジ

ガラガラです。

食事可のコーナーは、ソーシャルディスタンスでこのようになっています。
衝立・・・。

パワーラウンジはクレジットカード会社が共同で運営するラウンジで、ゴールドなど一定の条件のカードを提示すると料金無料で利用でき、アルコール以外はフリーです。
少し腹に入れたいと、500円でパンとコーヒーのセットを注文。

これでした。
（余りにも小さくて、これパン？）
足りないけど、仕方ない・・・。

ラウンジから見えた17番ゲートに駐機中のＪＡＬ機。
Ｂ７６７です。これに乗ります。

行きの機体は何故か大型機のＢ７６７でした。
申し訳ないほどのガラガラ。

コロナウィルス感染予防で、飲み物もこの様な紙パックで提供されました。

１時間と５分で函館空港に到着。１４：００に着きました。
左から朝市、西波止場、明治館、はこだてビール。
観光スポットが並びます。

函館空港 空港

「ラッキーピエロ」！
全国ご当地バーガーNo.1に輝くなど、函館を中心に展開する人気バーガーショップ。
一度は行ってみたい・・・。

以前函館に来たのは４０年近く前。
覚えたてのゴルフを１泊２ラウンドでプレーしに来たことがあるだけです。
観光など一切無しで、ただただゴルフ、酒、ゴルフの旅でした。
誰と行ったかも覚えてもいないという・・・（笑）。

空港からＪＲ函館駅まではシャトルバスに乗ります。

函館バス 乗り物

空いていて、２０分ほどで到着です。
料金は４５０円でした。

函館駅。
駅ビルや駅前広場は随分広くて綺麗。5代目駅舎だそうです。
青函トンネル開通に伴い青函連絡船が廃止、北海道新幹線開業に伴い本州直通列車の乗り入れも廃止されてはいますが、立派な駅です。

函館駅 駅

駅に向かってすぐ左側にあるのが人気の函館朝市のあるエリア。
明日、立ち寄りましょう。

駅から徒歩３～４分で宿泊するホテル。
函館市電の通る海峡通りに面しています。

ホテルリソル函館 宿・ホテル

ホテルリソル函館。

１４：３０頃でしたがチェックインできました。

フロントでは検温した後、カード式キーを渡されました。
素泊まりシングルで３５００円と格安でした。

客室の窓から、ちょうど正面に見えるのが函館朝市の建物です。

それでは、少し観光に出ましょうか。

海峡通り沿いを歩いて観光スポットを目指しています。

「うにむらかみ」の函館駅前店。大人気の高級うに料理店。
この日、日曜日の１５時ころ、営業していないようでした。コロナの影響かな？

うにむらかみ 函館駅前店 グルメ・レストラン

市電「市役所前停留場」です。

函館市電 市役所前停留場 駅

路面電車のある街。
住んだことのあるのは高知が最初で最後でしたが、風情があっていいですね～。

函館市電 (路面電車) 乗り物

マンホールはイカ！

しばらく進むと右側に神社を発見。

豊川稲荷神社だそうです。
お詣りします。

豊川稲荷神社 寺・神社・教会

こちらのレトロな建物は、豊川町会館兼豊川稲荷の社務所。

１９３４（昭和９）年ころ建てられたと伝わり、三角の塔屋が印象的な洋風建築ですね。

これもご当地マンホール。
五稜郭バージョンですね。彩色されていて綺麗。

神社のエリアから海の方に少し歩くと見えてきたのが「はこた?て明治館」。

はこだて明治館 専門店

この建物は、1911年（明治４４年）に函館郵便局として建てられた、古い赤レンガの建物です。
アーチ型の窓枠と蔦が絡まるレンガが美しいですね。
戦火を耐え、函館の歴史を語る建物としてその形を今に残しています。

現在は、オルゴールやガラス製品、土産物などのショッピングモールとして利用されています。

こちらにも赤レンガの美しい建物。
観光人力車の人が力なくお客さんを呼び込みますが、何せ客が居ません・・・。

「BAYはこだて」と呼ばれる赤レンガの建物で、1882年（明治15年）頃に建造されたと言われます。

アクセサリーやオルゴールショップ、カフェやチャペルなどを備えた複合施設で人気のスポットの一つ。

正面が海側です。
二つの建物の間に運河があり、架かっている橋が七財橋です。

ぐるりと回り反対側にやって来ました。
七財橋の上から撮った写真です。
現在の橋は1969年（昭和44）年に掛け替えられ、高倉健主演の映画「居酒屋兆治」に登場したことなどもあって、観光客にも広く親しまれているといいます。
絶景ですね。

七財橋 名所・史跡

七財橋の名前の由来は、三菱倉庫の建設工事全体の責任者で、橋の完成を待たずして死去した石川七財から採ったものです。
倉庫は商業施設の「BAYはこだて」に転用され、建物と掘割と七財橋の3つがセットのままで維持されてきたことから、歴史的な価値が認められています。

更に進むと右側に波止場と、左側に赤レンガ倉庫が並びます。

金森赤レンガ倉庫 名所・史跡

停泊しているのは「観光遊覧船ブルームーン」。
函館湾を一周する観光遊覧船で、昼と夜、2つの顔を持つベイエリアを海の上から眺めることができます。船上で結婚パーティーや宴会の開催も可能（要予約）だそうです。
料金は昼２０００円夜３０００円で、所要約60分のクルーズが楽しめます。

観光遊覧船ブルームーン 乗り物

その波止場近くに見つけたのが・・・。

ラッキーピエロ マリーナ末広店 グルメ・レストラン

今回の道南の旅の目的の一つ、「ラッキーピエロ」です。
函館市内と道南の近郊のみで17店舗を展開するハンバーガーショップで、「ご当地バーガーNo.1」にも選出された人気店。一番人気の「チャイニーズチキンバーガー」をはじめ、「函館山ハンバーガー」、「土方歳三ホタテバーガー」など個性的なバーガーメニューを揃えているほか、カレーやオムライスなども有名といいます。

もちろん、初来店。
普段なら観光客でぎっしりなんでしょうが・・・。

人気ナンバーワンの「チャイニーズチキンバーガー」と生ビールのセット！

気温はどんどん上がっていて、ホテルから３０分ほど歩いたこともあり、冷たくて美味し！

チャイニーズチキンバーガー。
超弩級のボリュームです。
「甘辛い味付けの鶏の空揚げ、レタス、マヨネーズをはさんだ、ありそうでどこにもない味が癖になる」と評判だそうです。
ちょっと変わった味だが病みつきになりそう。満足・満足～。

モチーフのピエロも可愛い！

金森赤レンガ倉庫群。

金森商船（株）が管理・運営を行う建物です。
金森商船は、大分県出身の実業家、初代渡邉熊四郎が明治時代に開業した「金森洋物店」が起源で、現在では、ショップやレストラン・カフェのある「BAYはこだて」「金森洋物館」「函館ヒストリープラザ」と「金森ホール」の4つの施設があります。

金森赤レンガ倉庫 名所・史跡

「函館西波止場」。
こちらもベイエリアの金森赤レンガ倉庫群そばにある総合みやげ店です。

函館西波止場 お土産屋・直売所・特産品

「赤い靴の少女像」。

赤い靴　履いてた女の子～、といえばてっきり横浜だとばかり思っていましたが、どうやら函館が本場らしい。
（以下、函館市公式観光情報ＨＰより）
「野口雨情作詞の童謡「赤い靴」のモデルとされる少女・きみちゃんの像が、函館港の見える場所にあります。
1903（明治36）年、きみちゃんは、お母さんのかよさんと一緒に静岡県から函館へと移り住み、その後、母親は後志管内留寿都村の農場に入植しましたが、病弱だったきみちゃんはアメリカ人宣教師に預けられ、函館が母子の別れの地になったといわれています。」だそうです。

赤い靴の少女像 名所・史跡

ベイエリアの観光を終え、もう一つの観光スポットの元町地区に向かいます。
途中見かけた、「ラッキーピエロ　ベイエリア本店」。
隣には、函館名物「やきとり弁当」のハセガワストアもある！

ラッキーピエロ ベイエリア本店 グルメ・レストラン

かなり急な坂にやって来ました。
正面に見えているのが函館山。

真ん中の石畳は車道、その外に歩道、更に外側には階段道があります。

函館 八幡坂 名所・史跡

これが有名な八幡坂。
かつてこの坂を登り切ったところに函館八幡宮があったとされ、名の由来となっているそうです。坂を上り、元町地区の観光です。

(2)に続きます。
https://4travel.jp/travelogue/11635461