猫探し【沖縄・与那国島（Yonaguni Is.）フェリーよなくに編】

2020/02/04 - 2020/02/04

　石垣島で数日過ごした後，いよいよ与那国島へ．与那国島へは飛行機でも行けますが，値段が高いのと，「沖縄の離島は船旅」というイメージがあるので，フェリーに乗ってみたいなと思っていました．同行したEさんは「飛行機」を主張したのですが，何とか無理を言って，フェリーを利用することにしました．地方に住んでいるEさんは，仕事の関係もあって長くは休めず，帰りは一足早く飛行機で帰り，その後私は与那国島に一人で数日過ごした後，フェリーで石垣島へ戻りました．

　船旅は好きですが，決して船に強いわけではありません．ネットの記事を読むと，与那国島行きのフェリーはよく揺れるようで，「船酔い」はとても心配でした．昨年粟国島に行った際も海が荒れていて，結構大変だったので，それよりも時間がかかる与那国島まで，もし天候が悪かったらどうしようと心配していたのですが，当日は海も穏やかで，多少の揺れはあったものの，何とか無事与那国島に着くことが出来ました．
　
　与那国島のフェリーは週2回で，火曜日に石垣島へ出発すると，土曜日まで石垣島へ戻れません．料金は往復で6750円でした．フェリーは大きいですが，客席は少なく，主に貨物を載せるためのもののようです．週2便ではさもありなんと言ったところです．フェリーのシートは普通の座席の他，雑魚寝できるフロアや二段ベッドもあり，どこでも自由に使えます．デッキもありますが，冬は寒かったです．売店はなく，自動販売機があるだけでした．

　石垣島を10時に出て，与那国島到着は午後2時，4時間の船旅ですが，外用に出るので，西表島を回った当たりからそれなりに揺れました．私のように船酔いしやすい人にとっては，波が高いときには要注意だと思います．石垣島では到着した日にレンタカーを借りて島を一周しました．3時間もあれば回れてしまいます．ただ，レンタカーの数は多くないらしく，到着後にレンタカー屋さんにTELして，借りられたのは1軒だけでした．

エリア 与那国島(沖縄)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 友人
• 交通手段: 船

朝のフェリー乗場．このときはお天気は良かったですが，与那国島はどんよりと曇っていました．

フェリーよなくには，石垣港離島ターミナルではなく，港の反対側にある石垣島ドリーム観光の埠頭から出ます．建物は小さく，離島ターミナルのように売店が沢山あるわけではありません．チョット失敗したのは，10時発～2時着のフェリーなので，昼食は船の中ということになるのですが，「お昼はターミナルで買えばいいや」と考えていたために，結局何も食べ物を買えずに乗ってしまったことです．船の自販機でさんぴん茶を買い，バックパックに入っていたお菓子を食べて昼食の代わりにしましたが，正直，せっかくな船旅なので，もう少し豪華な昼食を買っておけば良かったと，少し後悔しました．

チケットは，福山海運のチケット売り場で購入．往復で6750円（片道だけだと3550円）．この時点でクレジットカードは使えませんでした．Eさんは余り現金を持ち合わせていなかったので，滞在中私が2万円ほど貸すことになりました．

待合室．後に自販機があるだけでした．

こちらがフェリー．

結構大きなフェリーです．

船内にあった案内図．貨物スペースが殆どで，乗客はせいぜい200-300人くらいか？と感じました．

船内にあったディスプレイ．なお，Wi-Fiは使えませんでした．テレビも途中で出なくなったので，船旅中にはスマホの充電が必須なようです．

こちらが椅子席．リクライニングで立派です．テレビは最初から写っていませんでした．

フェリーよなくに 乗り物

一番前の席．窓際に座れば眺めは良いですが，揺れは大きいです．

後部にあるベッド

男女は別れていないようでしたが，カーテンがあるのでプライバシーは保たれます．後部なので余り揺れませんが，エンジン音が結構うるさかったです．船の両側にベッドスペースがあって，全部で24くらい？？

こちらは中央部にある雑魚寝スペース．結構ココが人気で，一番先に埋まっていました．地元の方は専らここで過ごすようです．

同じく中央部にある談話スペース．後ろに自販機があります．価格は160円くらいで，それほど高くはありません．

こちらは後方のデッキにある椅子席．椅子は固定されています．風を避けられるので，寒くなければ快適にすごせそうです．

海が穏やかなら，ここも悪くありません．

女子トイレ．洗浄便座付きで豪華です．船酔いの方が利用するスペースもありました．

昼食を買えずに，さんぴん茶とお菓子で昼食．チョット寂しい．

船にあったオブジェ．スクリューのようです．

前方のウインチ．流石に大きいです．

石垣港を定時に出発しました．

石垣島を後に・・・

小浜島の北を通り・・・

西表島を超えると外洋に出ます．この頃から天候も悪くなり，波も高く，船が揺れ始めました．

それでも何とか与那国島へ到着．

フェリーが到着する久部良港は，与那国島の西端にあります．

フェリーターミナルはのどかそのもの．

久部良漁港 名所・史跡

下船

事前に予約していた民宿の出迎えが来ていました．

少し離れたところにある民宿もすらへ．ここにしたのは安かったのもありますが，素泊まり（朝はパンが食べられます）専門だから．以前訪れた西表島や慶良間諸島は食事付きの宿を予約したのですが，そうすると夜飲みにもいけないので，それ以来，自由な所を選ぶことにしています．

民宿には本が沢山置いてあり，滞在中の1日は雨のためずっと宿にいたのですが，本を読んでいたので飽きが来ることはありませんでした．

民宿の共同キッチン．夜間，宿の人は常駐していないので，宿泊客が適宜管理します．冷蔵庫やコーヒーメーカー（ドリップ式．無料）もありました．

部屋は布団と小さなテーブルがあるだけ．テレビはなかったと思います．ただ，Wi-Fiは使えるので，困ることはありませんでした．

民宿もすら 宿・ホテル

アメニティーはタオルと歯ブラシ．洗濯機は自由に使えたので，良かったです．

朝食のパン．無料でジャムやマーガリンもありましたが，私は専ら商店で購入してきた物を食べていました．

お腹がすいた人のためにはカップ麺もあります．料金は各自で料金箱へ．なお，宿泊客が残していった泡盛も自由に飲めて良かったです．つづく．