2020/07/04 - 2020/07/05
200位(同エリア689件中)
夢道乗光さん
この旅行記のスケジュール
2020/07/04
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名古屋6:51⇒新大阪7:53
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新大阪8:01⇒大阪8:04 大阪8:09⇒弁天町8:17
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弁天町8:23⇒フェリーターミナル8:48
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大阪港10:00発⇒東予港18:00着・22:00発⇒
2020/07/05
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大阪港6:00着
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コスモスクエア9:30発⇒難波10:04着
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大阪難波11:00発⇒名古屋13:05着
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この旅行記スケジュールを元に
コロナ禍で世界中のクルーズ船が止まっておりクルーズに行きたくても行けないストレスは溜まるばかり。
日本クルーズ&フェリー学会が「ポストコロナにおける安全なクルーズの在り方の検証」の一環で新造フェリー「おれんじおおさか」を利用したワンナイトクルーズを企画したので参加して来ました。
6月末から7月初旬にかけて僚船の「おれんじ えひめ」が定期検査のためドック入りしていて、「おれんじ おおさか」1隻のみで東予(22:00発)→大阪(06:00着)を片道運航しています。
今回の企画は東予港では下船しない条件で往きは昼航の回航便(大阪(10:00発)→東予(18:00着)に乗船し、完全貸切という貴重な体験をしました。帰りは夜航の定期便(東予(22:00発)→大阪(06:00着))に連続乗船するとんぼ返りの日程です。
今回の企画はwith corona時代のフェリークルーズの実証試験ともいうべき船旅で全国から参集した39名の会員と久しぶりにクルーズ気分が味わえました。
ワンナイトクルーズから14日間以上経過しましたが、参加者から一人も感染者は出ておらず、フェリー旅は安心安全であることも立証できました。
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 船 新幹線 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 団体旅行
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大阪南港に朝9時に集合なので今回は新幹線を利用して新大阪へ。
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早朝でもあり、3密の心配がなく車両には3人乗っているだけ。
コロナ禍で旅行に出かける人もまだ少ないようです。 -
今日の天気予報は雨。伊吹山の雄姿は雲で隠れて見えません。
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N700Sが7月1日から運航開始。
N700Sのポスターが停車駅ホームに掲示されているのが目を惹きました。 -
コスモスクエアから南港ポートタウン線に乗ってフェリーターミナル駅へ
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フェリーターミナル駅に着き、フェリーターミナルへ向かいます。
外出自粛していたのでフェリーを見るのも久しぶり。新鮮な気分になります。 -
受付で検温確認済みのスタンプを押してもらい 「おれんじおおさか」に徒歩客として乗船。
受付で携帯用消毒液を手渡され、手指の消毒に心掛けて行動。接触者を明確にするため船内では氏名を明記したストラップを首に下げて船内で過ごします。
さあこれから現地0泊、船中1泊のとんぼ返りの弾丸フェリー旅が始まります。 -
利用したデラックスシングル
自転車も折りたたまずにそのままキャビンに乗り込めます。 -
窓側から見たデラックスシングルのキャビン
洗面台はありますが、トイレ、シャワーはありません。
新造船ですが、ルームキーはカードキーではなく昔ながらのキー。 -
四国開発フェリーは本社が愛媛県だけにタオルは上質な今治タオル。
入浴セットと浴衣も用意されています。 -
日本初の完全個室フェリー「おれんじえひめ」と「おれんじおおさか」のパンフレット
全室個室でポストコロナ時代に先駆けたフェリー -
スイートルームやシングルルームなど完全個室のキャビンは多彩です。
「おれんじえひめ」は赤、「おれんじおおさか」は青を基調として、パブリックスペースが配色されています。 -
マイバイク・ステイサービス
愛用の自転車を折りたたまずにそのままキャビンに持ち込めます。
(デラックスシングル限定・要追加料金) -
一般のクルーズ船に比較すると広々とした通路
自転車を持ち込むのを意識して広く設計したようです。 -
しっかりとコロナ対策されたフロント
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クルーズ船のアトリウムのような雰囲気が漂う4階から6階まで吹き抜けのエントランスホール
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椿をモチーフしたシャンデリア
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「シンギュラリティ・イヴ」(福島万里子作)
夢か、現(うつつ)か、幻か。
宇宙を背にまとい摩天楼を泳ぐジンベイザメ。
段々と魔法にかかっていく世界を創造し、そのファンタジーを作品に込めて造船所内で建造中に描き上げられたそうです。 -
乗船の記念写真を撮るコーナー
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談話スペース
「動く海上ホテル」がキャッチフレーズだけにラウンジが随所にあり寛ぎやすい -
オレンジフェリーと九四オレンジフェリーの航路マップ
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スカイラウンジ
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24時間入浴可能な展望浴室
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浴室の更衣室
独立したシャワールームもあります。 -
大阪湾内は強風が吹いていましたが、明石海峡を越えた辺りから風が弱まり、雨も降りやんで、オープンデッキへ。
海風に当たれるデッキはコロナも退散! -
座席数を減らしたレストランのテーブル席とカウンター席
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船内レストランの銘酒コーナーには各種酒が豊富に用意され旅行気分が盛り上がります。
フェリーのレストランでこれだけの品揃えは立派! -
昼食のメニューはオレンジフェリーの中でも人気が高い「宇和島鯛めし」
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鯛刺身に山芋とろろと生卵を混ぜ合わせてご飯の上にかけて食べるという絶品。
食べる前に事前説明をしてもらい美味しくいただけました。 -
愛媛特産のじゃこ天
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昼食後にロイヤルからシングルまでのキャビンやスイート・ロイヤル利用客しか入れないラウンジを見学させてもらいました。
ロイヤルA 居室 -
ロイヤルA 寝室
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スイート洋室
本船の船室で残念なのはロイヤルしかトイレ、シャワーは設置されておらず、スイートクラス(旧特等)でも、トイレ、シャワーが設置されていない事です。
「蛇口を捻ってから暖かいお湯が出るまで時間が掛かる」「経年時の配管のメインテナンスコストが高額」など配管に関する様々な懸念から設置しなかったらしい。 -
スイート和室
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スイート和洋室
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ロイヤル、スイート船客だけが利用できるフォワードラウンジ
全員マスクを着用して間隔を空けて行動 -
シングル+
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シングルバリアフリー
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バリアフリー浴室
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一般販売していない団体用4名室
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備讃瀬戸では海は穏やかになりましたが、瀬戸大橋は霞んでいました。
デッキに出れば換気全開でコロナの心配無用! -
瀬戸大橋は一般道と本四備讃線の二段構造になっており、長編成の貨物列車が走って行くのが見えました。
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瀬戸大橋通過後、講演会が開催されました。
四国開発フェリー(オレンジフェリー)の瀬野副社長から「新たなるオレンジフェリーの挑戦」と題しての講演、池田事務局長から「ダイヤモンドプリンセスの新型コロナウイルス感染禍とポストコロナ時代の客船事業」、梅田会長から「クルーズ再開に向けて」と題する講演そして会員による船の傑作写真の披露会などが催されました。 -
せっかく愛媛県の東予港に着いたのに四国には上陸せず眺めただけ。
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帰りは乗用車やトラック、貨物も積み込まれ、通常便となり一般客も乗船。
長距離移動を伴う観光は地球温暖化を抑制するためにも乗用車を利用するよりもカーフェリー利用が最適だと思いました。
しかもフェリーは船内が広々とした空間があり3密回避が容易で移動の過程もクルーズ気分で楽しめる。新しい旅のスタイルを感じました。 -
さあお楽しみの夕食タイムです。
先ずは前菜で赤ワインと白ワインの食前酒を賞味 -
感染防止の配慮からカフェテリア式ではなく夕食は本船特製の懐石弁当。
シェフから献立説明もあり、クルーズ船に乗船しているような気分。 -
東予港では上陸しないので着岸中に夕食。
豪華な懐石弁当:
密柑ブリ塩焼き、鶏西京味噌焼き、夏野菜煮浸し(茄子・オクラ・南瓜・茗荷)、出汁巻き玉子、海老・アスパラ揚げ、鰻と胡瓜の酢の物、和牛リブ焼肉風、モロコシごはん -
デザートは宮崎完熟マンゴー
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今回はデラックスシングルのキャビンを利用しましたが、静かで振動も感じない快適さで朝目覚めた時は既に明石海峡大橋の直前でした。
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ホーサーの先端が岸壁のビットに掛けられ「おれんじおおさか」は大阪南港に着岸。
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大阪南港には定刻(6:00)入港です。
既に名門大洋フェリーのフェリーきょうとⅡが停泊。
8:00までに下船すれば良いので、入港後ゆっくりと朝食。 -
コロナ対策のため「朝食ワンコイン洋食」、「朝食ワンコイン和食」の2種類の定食から選択制になっており和食を選択。
だし巻き卵、焼鮭、しらす卸し、味海苔、ご飯、味噌汁、牛乳、食後のコーヒー -
7時半に名残り惜しく下船。
ターミナルフェリー駅からフェリーターミナルに通じる歩道橋には大阪南港に入港しているフェリーの絵が描かれおり注目。 -
下船後は東海汽船を6月26日に運航を終了したばかりの2代目「さるびあ丸」が大阪港に入港するという情報が入り、仲間と「さるびあ丸」の写真を撮りに行きました。
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日曜日の朝でもあり岸壁には釣り人がいっぱい。
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「さるびあ丸」の雄姿
<シップデータ>
総トン数4,965トン、全長120.5m、全幅15.2m、喫水5.4m、
就航1992年12月25日、運航終了2020年6月26日 -
「さるびあ丸」は海外売船に備えてサノヤス造船に寂しそうに入って行きました。
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「さるびあ丸」を見送ったあとは帰途に。
コスモスクエア駅から地下鉄中央線に乗って難波駅へ。
車内で見掛けた「ひのとり」の中吊り広告 -
大阪難波駅のエスカレーター上に設置されている「ひのとり」の大型ポスターが一際目を惹きます。
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往路は新幹線で来たので、変化を楽しむべく復路は近鉄特急で帰ります。
大阪難波駅に「ひのとり」出発時間より少し早く着いたので、近鉄大阪難波駅到着ホームの方に移動し、出発ホームに入線する近鉄特急を撮り鉄して時間潰し。 -
賢島行き「しまかぜ」が入線
<しまかぜのレポート>
https://4travel.jp/travelogue/11628165
<伊勢志摩ライナーのレポート>
https://4travel.jp/travelogue/11628577 -
これから乗る「ひのとり」が10:45に入線。
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真横から先頭車両をパチリ
<ひのとりプレミアムシートのレポート>
https://4travel.jp/travelogue/11614356 -
「ひのとり」のプレミアムシートには前回乗車したので、今回はレギュラーシート。
レギュラーシートでもゆったりと座れます。 -
帰宅してから車を運転する予定だったので、お茶で我慢!
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大阪難波駅構内で買った「大阪肉番長ローストビーフ丼」を車内で賞味
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定刻の13:05に近鉄名古屋駅に到着。
隣のホームには2階建ての30000系ビスタカー車両が待機。2020年度に大きく変わる近鉄特急の見比べができました。
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この旅行記へのコメント (3)
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- funasanさん 2020/08/10 05:51:50
- 安全証明のフェリー旅
- 夢道乗光さん、お久しぶりです。
コロナ時代の発フェリー乗船記、楽しく見させて頂きました。
人数限定の新造船で安心・安全、これなら乗船してもいいかな?という感じです。
個室が多く多彩なレイアウトで、特に「自転車持ち込み客室」が興味あります。フェリー+サイクリングで日本各地を旅行する…。
ダイヤモンドプリンセスのコロナ集団感染が強烈だったので、「船=危険」というイメージがついてしまいました。当分、海外クルーズは無理なので、国内のフェリーで船旅の気分を満たすのは“あり”ですね。参考になりました。
- 夢道乗光さん からの返信 2020/08/10 08:15:42
- Re: 安全証明のフェリー旅
- funasan こんにちは!
おれんじおおさか は自転車を折りたたんだりせずにそのまま乗り込めて遠出でき、サイクリストでもあるfunasanにはピッタリのフェリーです。
暫くは海外クルーズはできないですが、フェリーなら通常運航されており自由自在
- 夢道乗光さん からの返信 2020/08/10 08:23:53
- Re: 安全証明のフェリー旅
- funasan
先程の返信は編集中に誤送信してしまい失礼しました。
当分は国内フェリーで充電しようと思います。
クルーズマンズの方にも寄稿していますので、ご覧ください。
https://cruisemans.com/b/shibata/12108
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