復活ゴエモン旅　マイクロツーリズムで茨城の魅力を再認識　Part3

2020/07/04 - 2020/07/05

ここしばらくの我が家のマスコット桜文鳥雛のぬいぐるみゴエモンとgoemonpの会話。

ゴエモン「ねえ～　最近旅行に行ってないよ。どっか行こうよ～」
goemonp「人間世界ではコロナっていう悪い病気が流行っていてあぶないんだよ。今は旅行に行ってはいけないんだ。自分がかかっても、人にうつしてもいけないからね。」
ゴエモン「え～やだ　旅行行きたい～　文鳥はコロナ関係ないし～」
goemonp「わがままいうんじゃありません。」

そんな会話が繰り返されること４か月。やっと県をまたいだ旅行も徐々にOKということで、あまり公共交通機関を使わずレンタカーで行けるところを探した結果、これまであまり足を向けることのなかった茨城に行ってみようということになりました。

星野リゾートの星野さんがwithコロナ時代の旅の在り方として、遠出するのではなく近場の魅力を再発見しようとマイクロツーリズムの考え方を提唱していらっしゃいますが、図らずしてgoemonp家でも実践です。

ゴエモン「時代の最先端だね。」

もちろんマスク着用、なるべく三密を避けるといったwithコロナ時代の基本ルールは順守。
厚生労働省のコロナ接触検知アプリもスマホにインストールしておきました。
（どうも感染登録がほとんどされていないようなので、気休めでしかないけれど。。。）

Part3は国営ひたち海浜公園、那珂湊のお魚市場とアクアワールド大洗を訪問。

エリア 大洗(茨城)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: レンタカー 徒歩

国営ひたち海浜公園にやってきました。

天気があまりよろしくないのと、やはりコロナのせいでしょう。駐車場にはそれほど車が止まっていません。

ここひたち海浜公園は面積が215haもあり、一日では回り切れないくらいスケールの大きな公園です。
とりわけ4月～5月にかけて園内の見晴らしの丘には一面の青いネモフィラの花が咲き誇り、沢山の観光客でにぎわいます。また秋には赤いコキアの紅葉が同じ見晴らしが丘を真っ赤に染め、とても美しいのだそうです。

残念ながら今の季節はあまり花には恵まれていませんが、園内には遊園地、砂丘、草原や森などみどころは沢山あります。

園内はとても広く、移動のためのシーサイドトレインなども運行されていますが、今回はレンタサイクルを利用してみました。
妻と二人で中年夫婦でタンデム車。ああ恥ずかしい。
（もっとも園内には同じような人が沢山いるので、恥ずかしがる必要は全くありませんでした。）

ゆるやかに自転車で坂を下っていくと、香りの谷というハーブが栽培されているエリアにやってきたのでちょっと降りてみることにしました。

ラベンダーとゴエモン。

ベルガモットってこんなきれいな花が咲くんですね。

こちらはレモングラス。タイ料理にはつきもの。

個人的にはちょっと苦手だったりするのですが、そもそもイネ科の植物なのですね。

こちらはミント。いい香りがします。

園内にはあちこちにこのような駐輪場があり、レンタサイクルで快適に移動することができます。

遊園地には大きな観覧車も。

ゴエモン「あれに乗りたいよ～」

わかったわかった。

ゴエモンにせがまれて観覧車に乗ることになりました。

出発です。

ゴエモン「わくわく」

と思ったら雨が降ってきました。

ゴエモン「びぼー」

ゴエモン「せっかく観覧車に乗ったけど雨のせいで景色はいまいちだな。」

屋外施設の悲しさ、雨が降ると楽しさが半減してしまいます。今回はみはらしエリア等も訪問できず、早々に退散することになりました。
ひたち海浜公園、天気のいい時にまた訪問したいものです。

花より団子ということで、雨に影響されない那珂湊のおさかな市場にやってきました。

那珂湊おさかな市場には、魚市場に隣接して海鮮丼やお寿司などが食べられるレストランが何軒もあります。

今回は「海鮮処海門」さんにおじゃましました。

しかしこちらの魚市場は盛況でたくさんの人でごった返しちょっと密な状態でした。もちろん感染リスクにはみなさん気を遣っていると思いますが。

こちら一番人気の賄い丼のグレードアップ版デラックス。

10種類以上のネタが一つの丼にオンザライス。

やや肌寒く温かいものが食べたいということでgoemonp妻は天ぷら刺身定食。

お腹も一杯になったところで、今回最後の目的地、車ですぐのアクアワールド大洗にやってきました。

この大洗という街は、「ガールズアンドパンツァー」というアニメの舞台になっているらしく、そこここにアニメのキャラクターがディスプレイされていました。

またこの水族館は、AIを使ってスマホのカメラでとらえたお魚の名前を表示することができるアプリを無償で使うことができます。

精度は高いですが、表示までの時間は少しかかります。また沢山のお魚がいるところでは、目的の魚を特定するのが困難でしたが面白い試みですね。

近海の魚コーナー。

これはアジとかの仲間でしょうか。

ゴエモン「開きにしたら美味しそうだな。」

アジ「物騒な話はやめてくれ。」

大水槽にはサメやウミガメなど沢山の魚が乱舞。

「エイの赤ちゃんを探せ」というコーナーがありました。

砂をかぶっていると海の底と同化してどこにいるかわかりません。

しっぽが一番わかりやすいですね。

こちらのアクアワールド大洗はサメの展示に力を入れているらしく、飼っているサメの種類は日本一なのだそうです。

こちらのサメは「シロワニ」といい、見た目はとても恐ろし気ですが、意外と性格はおとなしく、滅多に人を襲うことはないそうです。

まあ海の中では出会いたくないですけどね。

突き出た目が特徴のハンマーヘッドシャーク。

あまりに目が離れているので、正面はよく見えないそうです。
一方ハンマー部分には魚から出る微弱な電気を感知する器官が備わっており、砂の中に隠れている魚などを捕食することができるらしいです。
こちらも人間を襲うことはほとんどないとか。

深海サメの一種であるイモリザメが展示されていました。

このサメは今のところ日本近海でしか発見例がない貴重なサメなのだそうです。

深海を住処としているためとても目が大きく、光に対する感度が高いためもちろんフラッシュ撮影は厳禁です。

マンボウの展示。ふぐの仲間なのだそうです。

左手の普通のマンボウもかなり大きいですが、右手のマンボウはウシマンボウといい、３．５メートルもの大きさになるとか。

海鳥コーナーには、葉加瀬太郎の曲でもおなじみのエトピリカがいました。

世界中にはそこそこ生息数がいるそうですが、日本では北海道の一部にしか生息が確認されていない鳥です。

実物を見るのははじめて。なんだかペンギンみたいですね。

なんとこのエトピリカ、見た目がペンギンぽいばかりでなく、ペンギンよろしく海に潜って魚を獲るのです。

まるで海の中を飛んでいるようです。

まあペンギンほどスピードは出ませんが、その分ペンギンは空を飛べないのに対し、エトピリカは空も飛ぶことができるのです。

ゴエモン「僕は水中には入れないし、雛鳥だから空も飛べないぞ。」

で、こちらはみんなのアイドルペンギンさん。

妻はすっかりエトピリカに心を奪われていたようでしたが、海中を飛ぶ鳥ならペンギンの方が有名です。

ペンギン「エトピリカなんかに負けるもんか。」

以上で茨城の魅力を再発見する旅は終了。
茨城というと、都道府県魅力度ランキングでは失礼ながらいつも最下位周辺にいる県という印象が強かったのですが、今回久々に訪れてみて、
どうして常陸牛や海産物、納豆など食べ物もおいしく、
観光スポットもたくさんあり、
歴史や文化的な遺産も豊富な魅力あふれる県ではないかと再認識させていただきました。


なお茨城県ではひたちなかから大洗にかけての一帯を、より充実したリゾートとして開発すべく、昨年度「ひたちなか大洗リゾート構想」なるものを立ち上げたらしいです。
ラグジュアリーホテルの誘致やマリンスポーツ施設などの整備が検討されているようですが、東京からも近く、ポテンシャルは十分だと思うので、どうせなら中途半端なものでなく、しっかり魅力あるリゾートとして再開発してほしいものです。

しばらくぶりでしたが、やはり旅行は楽しいですね。最近感染者がまた増えだしてちょっと心配ですが、このままでは観光地も疲弊してしまいます。
GoToキャンペーンもはじまるようですし、みんなでルールを守って楽しく旅行に行けるようがんばりましょう！