2020/07/04 - 2020/07/05
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goemonpさん
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ここしばらくの我が家のマスコット桜文鳥雛のぬいぐるみゴエモンとgoemonpの会話。
ゴエモン「ねえ~ 最近旅行に行ってないよ。どっか行こうよ~」
goemonp「人間世界ではコロナっていう悪い病気が流行っていてあぶないんだよ。今は旅行に行ってはいけないんだ。自分がかかっても、人にうつしてもいけないからね。」
ゴエモン「え~やだ 旅行行きたい~ 文鳥はコロナ関係ないし~」
goemonp「わがままいうんじゃありません。」
そんな会話が繰り返されること4か月。やっと県をまたいだ旅行も徐々にOKということで、あまり公共交通機関を使わずレンタカーで行けるところを探した結果、これまであまり足を向けることのなかった茨城に行ってみようということになりました。
星野リゾートの星野さんがwithコロナ時代の旅の在り方として、遠出するのではなく近場の魅力を再発見しようとマイクロツーリズムの考え方を提唱していらっしゃいますが、図らずしてgoemonp家でも実践です。
ゴエモン「時代の最先端だね。」
もちろんマスク着用、なるべく三密を避けるといったwithコロナ時代の基本ルールは順守。
厚生労働省のコロナ接触検知アプリもスマホにインストールしておきました。
(どうも感染登録がほとんどされていないようなので、気休めでしかないけれど。。。)
Part2は黄門様の隠棲所西山荘を訪れ、袋田の滝へ。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
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水戸藩第二代藩主水戸光圀公は多くの文化的・政治的な業績を残した後、1690年に62歳で藩主の座を退き、現在の常陸太田市にあるここ西山荘に隠居しました。
以後はライフワークである「大日本史」の編纂監修に努め、1701年に亡くなるまでこの地に滞在したとされています。
西山荘は現在は徳川ミュージアム財団の管理下にあるようです。駐車場のそばに土産物店があり簡単な食事などをとることもできるようです。 -
土産物店の中を通っていくと、光圀公が愛したと言われる庭園が目の前に。
ゴエモン「なかなかきれいだな。」 -
入り口からしばらく庭園が続き、その奥に西山荘の本体、右手に折れると茶室と池があります。
まずは茶室の方に行ってみましょう。 -
茶室はコロナの影響かこの時は営業していないようでした。
表示板を見ると、「助さん住居跡」と書かれています。
水戸黄門ファンのgoemonpとしては、あの助さんの住んでいたところとなれば、行ってみないわけには行きません。 -
池のほとりを廻る幅の狭い木道が続きます。
-
木道がずっと続きます。
あれれ何だか木道の整備状況も悪くなってきたし、大丈夫かな? -
げげげこれじゃ山登りじゃんか。
聞いてないよ。ひょっとして迷った?
後ろから妻のものと思われる「ブーブー」という声が聞こえるような気もしますが気にしないでおきましょう。 -
ご安心を。先ほどの坂を上りきると、ちゃんと「助さん住居跡」の立て札が立っています。もっとも、家とかが残っているわけではなく、昔使っていた井戸の跡があるだけ。
ゴエモン「なーんだ、これだけ?」
まあ黄門様ファン、助さんファン以外の人はわざわざ来なくてもいいでしょう。
助さんこと佐々木助三郎のモデルといわれる水戸藩家臣佐々宗淳は「大日本史」の編纂に中心的な役割を果たした後、1696年からこの地に住み光圀公に近侍したとされています。
ドラマでは格闘技や剣術のエキスパートなイメージですが、実際の助さんは一時期お坊さんであった時期があり、武術よりも学者としての力量を光圀に認められていたようですね。また光圀公が実際には諸国漫遊していないというのは広く知られていますが、助さんは大日本史編纂の資料集めのため、光圀の命で諸国に赴く機会が多かったそうです。 -
現在池になっているこのあたり一帯を不老沢といい、かつては助さん以外にも複数の光圀近侍の家臣が居を構えていたようです。
その後近隣の水田が利用するための用水池になりました。
助さんの家は高台にあったので、池の底に沈むのを免れたのですね。 -
さて次は西山荘本体です。
おそらくここから先が徳川ミュージアム財団の管理下にある施設なのでしょう。ここまでは無料で入れますが、ここから先は有料となります。
一人1200円とちとお高め。 -
西山荘の門です。
なおオリジナルの建物は1817年に火災によって消失してしまい、現在残っているものはその後に規模を縮小して再建されたものだそうです。 -
西山荘に至る上り坂。
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茅葺の質素な建物が姿を現わしました。
光圀公の時代は、これよりはもう少し規模が大きかったのかも知れませんが、殿様の屋敷としては粗末な印象がありますね。
光圀公自体が華美を嫌う性格だったためといわれていますが、そもそも水戸藩自体が石高の割に格式が高い家柄なため、体面を保つための入費が多く、いつも財政的に厳しく家臣や領民に節約を強いており、贅沢などする余裕がなかったことも実は一因なのかもしれません。 -
本日のお宿は袋田の滝近くにある「豊年満作」さんです。
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お部屋は和室。
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広縁にはリラックスできる洋風の椅子が。
妻がお気に入りでずっと座ってました。 -
ひと風呂あびて、夕食会場へ。
お風呂は他の宿泊客もいるので写真はありませんが、内湯と露天があり、ちょうどよい湯加減で長風呂ができる好みのタイプ。
ちなみに本日のお献立は茨城の美味しい食材を満喫できるプラン。 -
前菜の蛸のカルパッチョ。
右手上には合鴨燻製ともずく酢。
なかなか美味。 -
となれば茨城地酒の飲み比べセットも注文。
どれも美味しかったですが、単体で飲むなら御城、食中酒としてなら一品かな、というのがgoemonpの意見。 -
常陸牛の握りずし。
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お造り。お酒が進みます。さらに日本酒を追加。
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常陸牛の焼き物。
旅館によっては他の献立とのバランスも考えてか肉の量抑え気味なところもありますが、豊年満作さんは大盤振る舞いで量もたっぷり。
小食の妻などは食べきれなかったほど。 -
そしてとどめのローストビーフ。
常陸牛にうなされそうです。 -
〆は牛しぐれ煮ご飯。
そのまま食べても美味しいのですが、右の土瓶に入っている出汁をかけるとお茶漬け風にも食べられるという優れもの。
茨城の味覚、たっぷり堪能させていただきました。 -
コーヒーとデザートでさっぱり。
もう一度お風呂に入って、本日はおしまい。 -
翌日の豊年満作さんの朝食。
もちろん飯の友には茨城名産の納豆をいただきましたとも。 -
さて、今回の旅行の目玉の一つである袋田の滝へ向かいます。
宿は袋田の滝から近いので、チェックアウト後宿の駐車場に車を置かせてもらい、徒歩で滝へ向かいます。 -
袋田の滝の入り口が見えてきました。
周辺には土産物店や飲食店がいくつもあり、早朝のせいかコロナのせいか人影もまばらな中、客に来店を促していました。 -
滝に向かう途中にあった、可愛いハートマーク。
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こちらが滝へ向かう洞窟です。
手前のチケットオフィスでチケットを購入しないと入れません。
(一人300円) -
ゴエモン「まるで秘密基地への入り口みたいだな。わくわく。」
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トンネルの途中の分かれ道には、なぜかまるで場違いな「恋人の聖地」なるものがありました。
滝と恋人の聖地に何の関係があるんでしょうね。
著名なブライダルファッションデザイナーの桂由美さんのお名前があるので、なにかと思ったら、どうも恋人の聖地というのはどこぞのNPOがプロポーズにふさわしい素敵スポットを聖地として認定しているらしく、桂さんはその審査員をつとめていたということのようです。
全国では100か所以上の聖地が指定されているそうなので、実はそんなに珍しいものではないのですね。 -
吊り橋に向かう分かれ道があったので行ってみました。
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トンネルをぬけるとそこはド迫力の袋田の滝。
ゴエモン「おおこれはすごいな」
梅雨時ということもあって水量も増加しているのでしょうか。滝のかなり近くから見れるのでなかなかの迫力です。
正直こんなにすごい滝だとはここに来るまで思ってもみませんでした。 -
吊り橋はこちら。
渡ると元来た袋田の滝入り口の方に降りていけるようです。
吊り橋の上からは横から見た袋田の滝を眺めることができます。 -
そして第二観瀑台へ向かうエレベーター。
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コロナのせいでマスク着用、一度に乗れる人数の制限が義務付けられています。早朝で人手も多くなかったので特に問題ありませんでしたが、人が増えてくると結構待つことになるかもしれません。
それはそれで密になってしまうし、オペレーションが難しいですね。 -
第二観瀑台からの眺め。
袋田の滝は4層になっており、一番上の層の滝の一部がハート型に見えるのだそうですが、なにもそこまで恋愛にこだわってカップルにアピールしなくとも、滝だけでも十分に訪れる価値があると思います。 -
こちらは第一観瀑台からの眺め。
全景を捉えることはできませんが、滝からの距離がぐっと近くなるので、迫力があります。風向きによって水しぶきも飛んでくるので、濡れたくない人は気を付けましょう。
Part2はここまで。Part3は国営ひたち海浜公園と那珂湊のお魚市場、そして大型水族館アクアワールド大洗を訪ねます。
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