2020/07/01 - 2020/07/02
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ばねおさん
コロナウイルスにより続けられていたフランスの国境閉鎖であるが、6月15日からは欧州域内の移動制限が解除となった。
このまま順調に推移すれば日仏の往来も9月頃にはできるようになるだろう、と勝手に見込んでいたのだが、規制緩和のピッチは予想をはるかに上回り、7月1日からは日本からの入国も制限なしで可能となった。
もっともこれは後になって知ったことで、自分が7月1日にパリから羽田へ向かう時点では、日仏間の自由往来はまだしばらく先のことだろうと思っていた。
6月の半ばに、JALが7月からパリー羽田の直行便を週2便運航開始するらしいうニュースが入ってきた時には聞き流していたのだが、それがどうやら確定となったと知り、さてどうしようかと迷い始めた。
もともとは6月に日本への一時帰国を予定していたものが、予約便を含めAF以外は全て運休となり、いずれ時期が来たら再検討するつもりでいた。
その「いずれ来る時期」を8月の再開決定、9月からの運行開始と読んでいたのだが、これほど早く到来しようとは...
帰国するだけの片道切符であれば、国境閉鎖中でも方法はいくつもあったのだが、フランスに再入国できなければ困るのでこの点を慎重に駄目押しして、結局、7月1日の運行第一便を予約した。
自分が対処しなければならない問題が日本で山積しているのだが、7月末までにはフランスに戻らなければならず、入国後2週間の隔離期間を考えると残り滞在期間は2週間ほどしかない。
しかもカレンダーを見ると連休があり、平日の活動可能日は5日間しかない。
9月は?とみると、やはり連休で同じような日程だ。
もしかしたら9月には2週間の隔離は撤廃されているかもしれないが、あくまで可能性でしかない。
ということで、あれこれ考え抜いた結果の一時帰国である。
パリから日本へ行くだけの道程なのだから、本来わざわざ書き出すほどのものはないのだが、おそらくは再び経験することはないだろうコロナウイルス管制下の国際移動、そしてその後の自宅隔離生活。
自分にとって忘れない記憶となろうが、記録も残しておきたい
4トラの設定では、「エリア」とタグつけが必須なので、便宜上「パリ」、「フランス」としたけれど、あるいは「羽田」にしても良かったかもしれない。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 飛行機
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
帰国便は確保してもCDG空港までの交通手段をどうするか、
目に見えぬウイルスの存在を考えると、電車バスタクシーは却下。
いつも空港送迎を依頼している馴染みのところは今どうなっているのだろうか、
祈る気持ちで問い合わせたところ車を出せるとのこと。
まずは空港まではOK。
その後、貸し切り専用車であるはずだったところ、日本に荷物をまとめて帰国する人がいるので同乗させてもらえないか?とのこと
大型のワゴン車なので席は隔離可能とのことで異存なく同意。
当日は朝から雨模様。次第に雨脚が強くなり、おまけに市内は大渋滞。
15区の住居を出発して、途中で追加同乗者を拾うまでに30分以上の遅れが出てしまった。
さらに同乗する予定のひとの住居に到着したあと、なぜかなかなか本人が現れずここで15分消費。
運転者は焦って何度も呼び出しの電話をかけるもようやく現れた本人は平然とした態度。
ひとの迷惑や好意を考えないひとはどこにでもいるものだ。 -
市内を抜け、空港までの自動車道に入ったあとも渋滞の連続。
車線変更、速度オーバーを繰り返し、何とか遅れを取り戻そうと運転者は必死に努力をしてくれたが、結局、予定していた到着時刻から1時間以上の遅れになってしまった。
2Eターミナルビルへの出入り口はいくつもあるのだが、ほとんどが封鎖されていてひとつに誘導されていたため唯一の出入り口付近は混雑状態。
中に入ると思っていた以上に人は多いのだが照明がやけに暗い。
空港職員の指示に従って長蛇の列に並ぶことになった
いずれもマスク姿で東洋人らしき人が多いので安心していたのだが、距離を置いて聞こえてくる会話はどうも中国語?
再度、整列にあたっている空港係員に尋ねるも東京行きで間違いないとのこと
しかし、列が進まないまま時間がどんどん経過、すでに搭乗予定時刻前の1時間を切っている。
やはり変ではないかと思い始めたころJALのボードを持った職員がやってきた。
結局、そのボードの職員に先導され、とぐろを巻いているような列を横切りJAL受付カウンターに到達。
その先導した職員が、Webチェックインの確認、手荷物の受け入れまですべてやってくれた。
あの列の案内は何なんだ!と文句をつけたくなるが
ここはフランス、よくあることと思うほかない。 -
出国審査、荷物検査を通過し、搭乗時刻までにあまり余裕はないのだが、
少しでも腹を満たしておこうとAIR FRANCEのラウンジに行ったところ、なんと閉鎖中。
灯りは点いているのだが、入り口に張り紙でアナウンスされていた。 -
やはりコロナウイルスによる閉鎖云々
あきらめて搭乗口へ向かうも途中の店舗はいずれも営業休止
ミネラルウォーター一本すらも手に入らない。 -
K27搭乗口付近
まだ搭乗受付は開始されていないが待つ人の姿は少なく、照明も絞られているのか
やけにガラーンとした雰囲気だ
奥にあるPAULの店も閉店。
座席には一つ置きにシールが貼付されている。 -
搭乗の優先順位はクラス別ではなく
機内奥の座席から搭乗グループに分けられて案内をされる
全体で何人くらいがいるのだろうか
母子の家族連れが多い印象だ
機体が沖止めのためバスに乗って機体下まで移動 -
タラップを昇るという久々の経験をしたあと、自席に到着
どうやら雨は上がり、雲の合間から日差しも射している。
今回は座席選びにも長考を要した。
あらかじめ間隔を置いた座席指定とは聞いていたが、できるだけ他のひととの接触が回避できる席はどこだろう
選んだのがプレエコの最後部席窓側
ここなら背部が壁面で仕切られ、トイレ利用客の通過も少ないはず、と見込んだ -
実際に搭乗中、通路を乗客が通過することは一度もなかった
しかも周りを見回しても乗客の姿がどこにもいない
着席後しばらくしたらCAさんがわざわざ挨拶に来てくれた
よほど手が空いていたのだろう
プレエコの乗客は僅か3名であるという
ビジネスクラスも数人らしい -
飛行が安定高度に達すると、食事のメニューが配られた。
事前に収集した情報では機内食は弁当タイプ、トイレの利用頻度が高まるためアルコール類の提供なしという経験談もあったのだが、機内食もドリンクも通常の形式であった。
これは情報が誤っているというよりは、おそらく時期によって対応に大きな変化があったのだろう。
まずはシャンパンで出発の無事を独り祝い -
いよいよ羽田に到着。
事前に配布されたウイルス症状の質問書に記入
すべてに先立ってウイルス検査がおこなわれ、そのあとに入国手続きとなるという
降り立った乗客全員が一堂に集められ
ここではじめて全体のおおよその人数が把握できた
約70名くらいか
CDGで感じたように、やはり母子連れが多く、あとは若い人たちが大半
それぞれの事情は分からないが、駐在員家族の日本への退避、仕事や留学を切り上げての帰国だろうか
フランス人と思しき数人もいたが、彼らは日本での居住許可を有しているのだろう -
まずは機内で配布された質問書のチェック。
次にPCR検査の場に移動。
このピンク色のカードが検査済み証となって
入国審査へ行きつくまでの、いわば構内通路通行証となった。
要所要所には係員が居て、このカードをチェック
通路途中のトイレはすべて利用禁止になっていた -
まだ真新しいように思えるターミナル内を指示に従ってかなりの距離を歩き
ようやく奥に見えてきたのが最後のチェックポイント。
ここでは帰宅手段等の確認が行われた。
検査チェックに要する時間は2時間を予定してほしいとのことであったが、1時間ほどで検疫チェックは完了し、以後は入国審査、税関申告の通常のパターンとなった。
前を行くチーフパーサーに付き添われている女の子
最初の書類チェックのあとから順番が保たれているので、ずっと前後一緒となった
どうやら独りで飛行機に乗ってきたようで、リラックスさせようと終始チーフパーサーが話しかけるのだが緊張感が拭えない様子。
その後、偶然にも迎えの母親と再会した場を通りかかり、安心したのかすっかり寛いでいる様子が見えた。
思わず「よかったね」と声をかけたら、母親が何か世話になったと勘違いしたらしくお礼を言われてしまった。
いえいえ何も手助けはしておりません。 -
パリの住居からCDG空港までとは意味は異なるが、羽田から自宅までの交通手段も公共交通機関以外で確保しなければならず、レンタカーを予約しておいた。
レンタカーの利用の場合には、検疫係官が車両の受け渡し場所までついてきてルートを含め確認するという話も聞いていたのだが、そんなこともなく空港内の受付カウンターで予約の確認をしたあとはレンタカー営業所までの送迎車待機場所を案内されてひとりで向かった。
利用する人が少ないためか、送迎人数をプールするらしく40分待ちと言われ驚いた。
飲食店は開いているのだが利用することは遠慮して、この殺風景な場所でペットボトルのお茶を飲みながら待つこととなった。 -
羽田空港でレンタカーを利用するのは初めてだ。
空港内には受付カウンターのみしかなく、実際の貸し出しは車で10分ほど離れた営業所である。
そのためいずれのレンタカー会社も貸し出し営業所まで送迎車で人と荷物を運んでいる。
40分後、迎えのマイクロバスがやってきたのだが3組の利用者の内、1組の予約者が現れず待つことに。
10分後にようやく現れたのは母子2名。
遅参を詫びるでもなく、どうやら空港内の飲食店で時間を過ごしていたらしい。
CDG空港までの同乗者といい、どうも送迎に関してはツイていない。
今回利用したのはトヨタレンタカー。
乗り捨て営業所が、自宅から最も近い場所にあるということから選択したが、
利用時間2時間弱、走行距離25kmで10,495円となった。
少し高すぎやしませんか、と思うがこの際やむを得まい。 -
さて、帰国後は「自宅待機」を選んだので帰国翌日から14日間は外出せず、人との接触を可能な限り控えるようにとの指示で、以後はLINEを通じてチェックを受けることとなった。
-
LINEの帰国者フォローアップ。
毎日10時前に健康状態を尋ねる質問が送信されてくる。
回答すると、内容が地域の保健所にも連絡される仕組みらしい。 -
羽田空港でのPCR検査実施の説明の際に、検査結果は「陽性」のひとだけに連絡がいくという話であったが、実際には検査4日後に東京空港検疫所からメールが届き、「陰性」であるとの知らせであった。
検査結果には安堵したが、だからといって自宅隔離が解けることでもなく喜びも半分といった気分だ -
ところで、7月1日のパリ出発時には知らなかったが、同日付でフランスは13か国の入国制限を解除し、日本も含まれることとなった。
これによって、それまではフランス入国時に必要とされていた
「国際移動証明書」、「コロナウイルスの症状がない旨の宣誓書」が不要になった
自分はさらに再入国時の審査に備えて、滞在許可証明書類一式を携帯しているのだが、こうなるとたぶんすべて不要で入国できるだろう。
ほぼ無条件で入国OKとなったのだから、14日間のフランスでの隔離はないが、日本への入国の場合は入国翌日から14日間の隔離は続けられている。
この点、フランスはイギリス、スペインとの間では相互主義の原則から、双方で14日間の隔離が義務付けられているのに、これはなぜだろう。
いずれにせよ、フランス観光は可能にはなったのだが、帰国後14日間の隔離がある点を考えても、果たして今どれほどの人が行くのだろうか。
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この旅行記へのコメント (2)
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- KIKIさん 2020/07/14 20:23:19
- 申し訳ございません
- ばねお様
初めまして。
大変な経験をされての投稿なのに 思わず(いいね)を押してしまいました。
経験しないで越したことがないのに失礼いたしました。
本来なら コメント欄で 感謝の気持ちを伝えないといけないのに。
4トラ初心者かつこのようなやり取り初心者なので どうぞお許しくださいませ。
早くコロナウイルス禍が治まり皆様が安全で楽しい暮らしを過ごせますように。
ご自愛くださいませ。
- ばねおさん からの返信 2020/07/14 23:27:33
- RE: 申し訳ございません
- KIKIさん
こんにちは、初めまして
「いいね」と、ご丁寧なコメントをありがとうございます。
この場合、経験内容は「いいね」とは言えなくても、ひとつの経験を書いたことに点を付けていただいたということで有難く受け止めております。
> 早くコロナウイルス禍が治まり皆様が安全で楽しい暮らしを過ごせますように。
> ご自愛くださいませ。
コロナウイルスとの共生が言われている中で、KIKIさんも日々くれぐれもご用心のうえお過ごしください。
ありがとうございました。
ばねお
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