2020/06/19 - 2020/06/20
5位(同エリア227件中)
ロムルスさん
県を越えての移動禁止が解除されたのを機に、かねてより行ってみたかった、予約がとれない宿として有名な「仙人仁温泉岩の湯」へ行ってきました。
(宿泊)
仙仁温泉 岩の湯
(ルート)
1日目、長野 → 須坂 → 仙仁
(泊)仙仁温泉 岩の湯
2日目、仙仁 → 小布施 → 長野
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長野駅 6月19日
仙仁温泉の最寄り駅「須坂」まで、ここ長野駅から地元の私鉄、長野電鉄で向かいます。 -
長野駅
2015年の北陸新幹線延伸時に改装された駅は、木の大きな庇と列柱が印象的です。 -
長野電鉄長野駅
長野電鉄の駅は、駅前広場の地下にあります。改札口の前では、地元の特産品を販売していました。 -
長野電鉄(13:12)
須坂行きの普通列車に乗車します。旧小田急ロマンスカーの車両を使った特急は、コロナの影響で運休中でした。 -
千曲川
須坂までの乗客時間は約30分。途中で悠然と流れる千曲川を横切ります。 -
須坂駅(13:38)
須坂駅に到着。かつて支線の分岐点だった名残りで、複数のホームをもった大きな駅です。 -
須坂駅
車庫の片隅で、コロナの終息を待つ特急列車。 -
須坂駅前
駅前には大きなロータリーがありますが、人影はなく静まりかえっていました。 -
すさか市民バス(14:00)
仙仁へ行くバスは1日6本、これを逃すと次は2時間後です。 -
仙仁停留所(14:45)
終点の仙仁の停留所は、旅館の正面でした。しかもバスを降りると、旅館の方が待っていてくださいました。 -
あずまや
旅館の方に案内され、木漏れ日美しい林間の小道を進みます。 -
つくばい
こちらの旅館もコロナの影響で、5月末まで休業されていたとのこと。 -
田舎風の門
やがて旅館の門が見えてきました。この小道は、休業中に美しく改装されたそうです。 -
仙仁温泉 岩の湯
いよいよ、仙仁温泉 岩の湯の世界へ入ります。 -
仙仁川に架かる橋
門を抜けるとすぐ、仙仁川のせせらぎに架かる橋を渡ります。 -
フロント
おもいのほか小さなフロントデスクを通り越し、横のロビーへ案内されました。 -
フロントロビー
仙仁川に面したロビーには、多くの本が置かれ思い思いの時間を過ごせるようになっています。 -
フロントロビー前の池
さらに奥の席は、この時期オープンエアーになっていて、鯉が泳ぐ池が眺められます。 -
池を臨むロビー
優しいそよ風の通る、こちらの席でチェックインです。 -
ウェルカムドリンク
さっそく、抹茶と季節の和菓子の、ウェルカムドリンクが運ばれてきました。 -
席から見た新緑
新緑の緑に包まれ、それを映したような、抹茶の緑にリフレッシュされます。 -
廊下
いよいよ、スタッフさんの案内で部屋へ向かいます。廊下もスポットごと、美しく飾られていました。 -
桜の間
今回は、中央に位置する仙郷亭の2階、山側の角部屋「桜」です。手前が和室、奥が洋室になっています。 -
桜の間・和室
夏らしく片隅に、団扇が置かれていました。角の小さな障子には、テレビが隠されています。 -
掛け軸
和室の掛け軸も、初夏らしく「風」でした。細かい気遣いが素晴らしい。 -
桜の間・洋室
和室の奥が洋室になっています。そして、奥にベランダが続きます。 -
桜の間・洋室
山側ですが角部屋なので、木々の緑の木漏れ日が差し込みます。 -
桜の間・備品類
BOSEのCDプレーヤーと、癒し系のCDが数枚、置かれています。他にレンジや湯沸し器、珈琲、紅茶などもありました。 -
ベランダ
洋室外の広めのベランダとの境は、アコーディオン式の網戸があり、防虫策も万全です。 -
洗面所とシャワールーム
洗面所にはアメニティが揃っており、バスタブはありませんが、シャワールームもついていました。 -
貸し切り露天風呂へ
部屋で一休みした後は、さっそく隣の仙寿亭の3階にある、貸切りの露天風呂へ行きます。 -
貸し切り露天風呂へ
岩の湯は山の斜面に建てられているため、施設は階段と渡り廊下で繋がれています。 -
風姿の湯
貸切り風呂は4箇所あり、うち露天風呂のある3箇所は仙寿亭にあります。まずは1番高い所にある、風姿の湯から。 -
風姿の湯
予約制ではなく、入って鍵を閉めると使用中のランプが点灯する仕組みです。内湯と露天が1つづつ、広いです。 -
風姿の湯
新緑に囲まれた露天風呂は、大小2連で、温度差つくようになっています。 -
風姿の湯
脱衣場の傍らには洗面台もあり、アメニティや、ハンドタオルとバスタオルが備えられています。 -
無想の湯
2箇所めは、風姿の湯の手前にある無想の湯です。 -
無想の湯
石造りの丸い内湯が特徴的です。貸切り露天風呂の内湯は、いずれもジャグジーがついています。 -
無想の湯
露天風呂は、傍らに寝湯もありました。蝉や鳥の声を聴きながらの寝湯は、最高です。 -
無想の湯
この露天風呂は唯一、垣根に窓が切ってあり、遠くの山が見渡せ解放感があります。 -
野守の湯
3箇所めは、野守の湯です。こちらは、寿亭の3階の一番手前に位置します。 -
野守の湯
野守の湯は、階段を少し下っていく造りになっています。 -
野守の湯
こちらも内湯1つと露天風呂1つです。他の2箇所に比べて、落ち着いた雰囲気です。 -
野守の湯
日が落ちて行灯に明かりが灯ると、さらに情緒が増します。 -
野守の湯
先の2箇所に比べやや低い所にあるため、周りを大木に囲まれた森の湯といった趣です。 -
サンテラス
貸切り露天風呂の中心に当たる場所には、見晴らしの良い、湯上りの休憩スペースがあります。 -
サンテラス
隣にはハンモックの吊られた、涼しげな部屋もあります。露天風呂が満室の時は、待機場所としても使えます。 -
遊歩道へ
連続のお風呂の後、涼みに3階からさらに上の遊歩道へ出てみます。 -
遊歩道
この時季は、つつじが綺麗に咲いていました。遊歩道は、旅館の裏山から玄関口まで続いていました。 -
洞窟仙人風呂
旅館に戻り、仙寿亭1階の大浴場、洞窟仙人風呂へ入ります。 -
内湯
懸け湯の先に、内湯がひとつ。共同浴場ですが、ほとんど他の方に会うことはありませんでした。 -
半露天風呂
奥には、男湯は半露天風呂が、女湯は露天風呂があります。いずれも静かで落ち着く空間です。 -
洞窟風呂
内湯の奥に、有名な洞窟風呂があります。ここは混浴のため、男女とも湯浴み着を着用して入ります。 -
洞窟風呂
お湯の温度はぬるめです。奥行きは30mほど、意外と奥があります。途中に滝のような落差もあり、冒険感満点です。 -
湯上がりスペース
仙人風呂の入口にも、ロッキングチェアが置かれた湯上りスペースが設えてあります。館内には、こんな絵になるスポットが数多くあります。 -
家族風呂
貸切り風呂の最後の4箇所めは、仙郷亭の1階にある家族風呂です。他の貸切り風呂と比べると、小さめです。 -
喫茶コーナー
館内を散策すると、様々な魅力的なオープンスペースがあります。ここは、仙郷亭1階、ちょっとした喫茶店のようなスペース。 -
談話室
こちらも仙郷亭の1階です。客室の内部のような、お洒落な談話室です。 -
談話室
ここには、様々な本も用意されています。 -
図書コーナー
さらに、図書コーナーのような小部屋もあります。岩波ブックレットがたくさん並んでいました。 -
テラス
こちらは、仙山亭の2階にあったテラスです。 -
テラス
タイのリゾートホテルにでも滞在しているかのような雰囲気です。 -
飲湯コーナー
ちょっと変わった所では、こんな飲湯コーナーもありました。奥に仙人の像があります。 -
茶房 櫓へ(18:30)
今回の夕食は、仙寿亭の下にある茶房櫓です。滝の前の小道を通って向かいます。 -
茶房 櫓
夕食の時間は6時から7時半の間で、予約不要で好きな時間においでくださいとのこと。 -
前菜
まず、リンゴ酢に続き、前菜の蓬生の葛豆腐とうるいのぬた、白会え、そして、煎り玄米の香ばしい薫りのスープから。 -
お造り
お造りは、信濃雪鱒の活造りと鯉のあらいを、醤油、酢味噌、玉葱醤油の3種の味で頂きます。 -
夕食の個室
食事場所は、川のせせらぎが聴こえる、広いテラスのある個室でした。 -
焼き物
そして、鱒の炭火焼きが、薄煙をあげる炭火の鉢に刺さった状態で登場。なかなかの演出です。 -
炊き合わせ
続いて、筍と小椋の煮物です。 -
擦り流し
珍しい一品ですが、新玉葱を擂り潰し、だし汁を加えてあります。濃厚な玉葱の風味と、ほんのりとした甘味があります。 -
ステーキ
そして、メインは信濃牛(A5ランク)の杉の香焼き。熱した石に乗っています。とても柔らかくジューシーでした。 -
酢の物
最後に、野沢菜と長芋の酢の物です。 -
お食事
そして、締めのご飯と信州名物鯖のお味噌汁。一品づつお皿まで暖かい状態で運ばれてくるので、ゆっくり2時間をかけての夕食でした。 -
デザート
デザートは季節の果物とシャーベットです。初夏らしく、さくらんぼが添えられていました。 -
談話室
食後はゆっくりお風呂へ入り、フリースペースで寛ぎます。満室のはずですが、不思議と他の方に館内で会いません。 -
岩の湯、6月20日
朝食は、深仙庵というお食事処です。8時から10時まで、予約無しでお好きな時間にどうぞとのこと。 -
朝食の個室
朝食も夕食同様、個室で頂きます。川に面した明るいお部屋です。 -
部屋の前の仙仁川
外には小さな縁側があり、下を涼しげに仙仁川が流れています。 -
朝食
山菜のお浸し、ベーコンと野菜のサラダ、ルッコラと小松菜のスムージーなどが並びます。野菜は自家農園産だそうです。 -
朝食
そして、だし巻き卵、焼き魚、湯豆腐に蕎麦の実粥と続きます。かなりのボリュームです。 -
デザート
夏らしく、わらび餅と西瓜、さんらんぼ、メロンのデザート。朝食も1時間以上かけてゆっくり頂きました。 -
館内図
部屋にあった案内図です。スタッフの方によると、同じグレードのお部屋でも、それぞれに個性を持たせてあるそうです。 -
須坂駅(13:55)
12時に宿をチェックアウトし、須坂の駅から小布施へ向かいます。電車だけ見ると、東京と錯覚しますね。 -
小布施駅(14:02)
ほどなく小布施駅に到着です。ドラマに出てくるような、典型的な信州の田舎の駅。 -
栗の小径
まず、有名な栗の小径へ。ここは、小布施の住民による町並み造りで整備され、栗の間伐材を敷き詰めことからこう名付けられたそうです。 -
高井鴻山記念館
栗の小径の中ほどにある、北斎と親交があった豪農商の館です。 -
栗の小径
とても雰囲気のある小径でした。周囲には和菓子店なども、多く散在しています。 -
北斎館
小径を抜けた所が北斎館ですが、残念ながら改装で休館中。かつて葛飾北斎はこの街に滞在し、作品を残しているそうです。 -
小布施堂
そして小布施に来た第一の目的、モンブラン朱雀を求め、和菓子の老舗、小布施堂さんへ向かいます。 -
小布施堂
裏門から入ると、広い敷地が広がっています。この周辺も、町並み整備で美しく整えられています。 -
喫茶室・えんとつ
モンブラン朱雀専門の喫茶室、えんとつは、ランドマークの煙突の下、もと精米蔵を改装して作られたそうです。 -
モンブラン朱雀
栗あんの風味を生かした、小布施堂の特製モンブラン。栗の甘みが生きてます。営業時間は短く12:00~16:00です。(珈琲セット1600円) -
市村家・正門
築260年ほど経つ、市村家の正門。商家ですが、特別に許されていたそうです。ここを抜け、小布施堂の本店へ。 -
小布施堂本店
栗菓子で有名な、小布施堂本店。ここで、お土産に購入しました。 -
桝一市村酒造
隣には、同じく市村家が営む、創業260年の造り酒屋があります。 -
桝一市村酒造
大きな酒樽と杉玉が印象的です。 -
小布施駅(15:41)
あいにくの曇り空で、遠くの山は見えませんでした。早くコロナの病禍も晴れることを祈って、帰路につきます。
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この旅行記へのコメント (5)
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- travel.reikoさん 2020/07/27 23:25:53
- 仙人温泉、素敵だったで賞☆
- 同じ旅館の旅行記にイイね!を頂戴いたしまして
有難うございました
中々、予約が取れないお宿でしたけど、泊まると
又、泊まりたくなるほど、噛めば噛む程良い趣のお宿でしたね~(^^♪
- ロムルスさん からの返信 2020/07/28 00:18:02
- メッセージありがとうございます
- 本当にそうですね
今回は新緑の季節でしたが、紅葉や雪景色も見てみたくなりました
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- ロムルスさん 2020/07/22 23:14:21
- メッセージありがとうございます
- たらよろさん、こんばんは
やっと念願の仙仁温泉へ泊まることができました。コロナに便乗してしまいましたが、スタッフの方も親切で、本当に素晴らしい宿でした。
季節ごとにそれぞれ魅力があるとのこと、また再訪したい宿です。
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- たらよろさん 2020/07/19 21:23:13
- さすがのお宿
- こんばんは、ロムルスさん
予約が取れないお宿!
このタイミングで素敵に予約して行って来られたなんて、
コロナのありがたいところ…って、これだけでしょうか(笑)
さすが、素晴らしいお宿と銘打たれるだけあって、
本当に全てが素敵♪
緑がいっぱいで、開放的な眺望が目に眩しくて…
モンブラン朱雀!!
美味しいですよねー♪
私も小布施まで食べに行きたいわ。
たらよろ
- ロムルスさん からの返信 2020/07/22 23:15:37
- メッセージありがとうございます
- やっと念願の仙仁温泉へ泊まることができました。コロナに便乗してしまいましたが、スタッフの方も親切で、本当に素晴らしい宿でした。
季節ごとにそれぞれ魅力があるとのこと、また再訪したい宿です。
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