フランスからスペイン　ローランの裂け目を目指すハイキング

2016/09/13 - 2016/09/13

2016年　初秋　ピレネー山　2つの日帰りハイキング
フランスとスペイン国境越えハイキング
歩いた距離11.72Km　所要時間4時間07分　標高差560ｍ
ガヴァルニ大圏谷ハイキング
歩いた距離11.23Km　所要時間2時間31分　標高差401ｍ

エリア ガヴァルニ(フランス)

気持ち良く晴れたハイキング日和

ガヴァルニの村から谷を登り、冬場はスキー場も直ぐ近くのコルドテンテス（Col des Tentes）の駐車場へ行く時間は牛達の出勤と同時刻だった。待つのは当然此方　行ってらっしゃーい　

駐車場にあったパネル地図
駐車場の標高2208ｍ

殆ど平坦で穏やかなハイキング道が続いている

標高2275m/距離1.68㎞　ブハウェロ峠（Port de Boucharo）からスペイン側の展望　景色も良く気持ち良い

駐車場が小さく見える　

9月で残雪チラホラ　

V字を描く様に歩いて来たので駐車場が反対側に見える　標高2362ｍ/距離約3㎞

途中滝のように流れ落ちる沢を横切らなくてはならない。9月で水量はかなり少ない筈だが流れは速く濡れた岩がかなり滑る。渡り始めに滑って転びかけた私にはかなりの恐怖だった。

氷河が美しい

ザラドゥ小屋（Refuge de la Breche de Roland）が見えた。ローランの裂け目ももう直ぐだ

出発地である駐車場が未だ見える

ローランの裂け目

工事中だったザラドゥ小屋でお手洗いを借りた際、休憩中だったフランス人のおじさんグループがストーム注意報が出たと教えてくれた。もう目の前の国境へ行けないのは残念過ぎるので我々は強行する事に

ザラドゥ小屋を過ぎるとザレ場が続く

ザレ場なので中々前に進まないが雨が降る前に下山したいので必死に登る

しかし確実に天気は急変している模様

氷河の上を滑って転んでいる人が沢山

国境は直ぐそこ。。ローランの裂け目に立つ人も見える　しかしアイゼンも無く氷河を歩くと必ず転ぶのでは？とか雨が降ってくると来る道にあった滝の様な沢の水量が増えて渡れなくなるのでは？と思い始めると怖くなり断念。。。。標高2750ｍ/距離5.85ｋｍ　ローランの裂け目の標高は2807ｍ本当に直ぐそこだったのに　涙

ザレ場を降りていると先に会ったフランス人のオジサン達が登って来ていて「帰るのか？富士山の国の人がそんなでどうする」と激励されるも沢の増水が怖くて戻る元気は湧かなかった。。。

ガヴァルニ渓谷(Gavarnie)の大滝グランカスケードも見える

登る時に見た氷河も雲で覆われ始めている

水量は往きと変わらずの様子　でも怖いのだ

此の辺りの雲が届いていない様子を見てやっぱりローランの裂け目まで行けば良かった。。と後悔するも遅い

ガヴァルニの村への帰り道では晴れ間も見え始めた

ガヴァルニ村に戻っても未だ雨は降っていない。何とも中途半端な気持ちでコーヒーブレイク

このままホテルに戻るのは勿体無いのでグランカスケード滝へのハイキングを行ける所迄行ってみる事にする　出発地点の橋標高1386m/時間15時05分　雨が降らなくても時間は余り無いので急ぎ足で進む

やはり雲が多くなってきた　ガヴァルニ村ではストームアラートが出ていますというアナウンスが響いていた

グランカスケードが見えて来た

綺麗な水が流れる谷

高さ421mのグランカスケード滝

グランカスケード滝が見えるオテル・ドゥ・シルク（Hôtel du Cirque）はストーム注意報を受けてか閉まっていた　標高1585m/距離3.72ｋｍ

風は強くなったものの結局雨が降らなかったのでグランカスケード滝の下までやって来た　標高1759m/距離5.55㎞

オテル・ドゥ・シルクとガヴァルニ村を望む

結局ハイキング中は雨に降られませんでした　ローランの裂け目は何時かこのガヴァルニ村から歩いてリベンジしたい