冬のグランドサークルをキャンピングカーで回る子連れ旅行3～モニュメントバレー

2019/12/23 - 2020/01/03

2019年の年末は、いつか行きたいと思っていたグランドサークルへ！
この年の夏の旅行でキャンピングカーを初体験し、その魅力に取り憑かれ、今回冬のキャンピングカー旅行に挑戦しました。

寒い中で見た雪景色のグランドサークルの国立公園は、それはそれは美しいものでした。
年末のグランドサークルは思いの外寒く、運悪く大雪に当たってしまったのでいろいろトラブル続きでしたが、終わってしまえばそれもいい思い出です。

旅程はこちら↓（★が今回の旅行記です）
1日目：ラスベガスへ移動
2日目：キャンピングカーをレンタルし、ボルダーシティへ
3日目：グランドキャニオン国立公園へ移動
4日目：グランドキャニオン国立公園観光
5日目：モニュメントバレーへ移動
★6日目：モニュメントバレー観光後、モアブへ移動
7日目：アーチーズ国立公園とキャニオンランズ国立公園観光
8日目：スノーキャニオン州立公園観光
9日目：バレーオブファイヤー州立公園へ移動。
10日目：バレーオブファイヤー州立公園観光
11日目：キャンピングカー返却後、ラスベガス観光
12日目：帰宅

エリア モニュメントバレー周辺(アメリカ)

旅行6日目。
この日も朝はご覧の通りのどんより模様…。ということで、朝日は諦めのんびり10時ごろ出発。
このあと天気は回復傾向という予報を信じて、モニュメントバレー・ナバホ・トライバルパークまで行ってみることにしました。
キャンプ場やグールディングスロッジの周辺は霧で全然景色が見えません。

グールディングス ロッジ ホテル

霧の向こうに、ビュートがうっすら見えてきて、車内のテンションは上がりっぱなし。
グールディングスロッジからトライバルパークまでは、車で20分くらい。凍結した路面が滑ってのろのろ運転だったので、本来はもうちょっと近いはずです。

駐車場に到着しました。
あまり除雪がされてなくて、足元がめっちゃ滑ります。

この日は雪でバレードライブが閉鎖＆全てのガイドツアーが中止とのことで、通常20ドルかかる入場料が無料でした。ある意味ラッキー！

モニュメントバレー ナバホ トライバル パーク 国立公園

だんだんと霧が晴れてきて、ビジターセンターのテラスからはモニュメントバレーのビュートがくっきり見えました。
写真では全くスケール感が伝わらないと思いますが、実物を目にすると本当に感動…。しばし言葉を失いました。

ただし、この日は気温が－10℃のうえに強風で、屋外は極寒でした。スマホのシャッターを切るのに手袋を外さなくてはならず、手の感覚があっという間になくなります。
冬はスマホ対応手袋が必要かも（笑）。

あまりの寒さに、いったんビジターセンターの中に避難。
ビジターセンターは、ナバホ族の歴史に関する博物館とお土産屋さんを兼ねています。

意外なことに、ナバホ族は太平洋戦争中に日本に出兵していたのだとか。ナバホの言葉が暗号に使われていたようです。

モニュメントバレー ナバホ トライバル ビジターセンター 散歩・街歩き

暖かい屋内で英気を養ったら、再び外へ。
こちらは、ビジターセンターのテラスから見たビューホテル。全室モニュメントバレー向きで、部屋のベランダからビュートを見ている人の姿もありました。

ザ ビュー ホテル ホテル

時間と共に、どんどん晴れてきました。いろんな角度からビュートを眺めていますが、全然飽きない！
寒ささえなければ、何時間でも見ていられそうです。

行く前は、「ただの岩山でしょ？」なーんて思っていましたが、神々しさというか、畏れすら感じられるところでした。ナバホ族が聖地としたのも頷けます。

名残惜しいですが、今日はこの後モアブへの移動があるので、お昼前に退散しました。

モニュメントバレーを後にした途端に晴れて、視界が開けてきました。
それでも路面は完全にアイスバーン状態。大きくて重いキャンピングカーでは運転に気を使います。

10分も走ると、道路からは雪がなくなりました。
それにしても、このエリアには至る所にビュートがあって、晴れたら本当に絶景です。

モニュメントバレーから北に走ること30分弱で、フォレスト・ガンプポイントに着きました。
映画の中で、全米中を走っていたガンプが突然足を止めたのがここと言われています。
特に看板などはありませんが、路肩に車が停まっていて撮影している人がいるのでわかりやすいです。
交通量は少ないですが、走っている車は100kmは出してますので車道での撮影は自己責任で…。
ビビリは私は路肩から。

フォレストガンプポイント 散歩・街歩き

さらに30分ほど進むと、メキシカンハットという岩があります。
モニュメントバレーを見てきたばかりでちょっとお腹いっぱい。。ということで車窓から眺めただけです。

メキシカンハット 自然･景勝地

さらに走らせ、ブラフという小さな町でお昼休憩。
どうもオフシーズンのせいか町全体が休業状態。家や案内所はあれど全く人の気配を感じませんでした。
なので、閉鎖中のビジターセンターの駐車場を借りて、キャンピングカーでインスタントラーメンを食べました。
写真は、その合間に撮った青い鳥。

いかにもアメリカ西部！というような赤土の大地に伸びる道路です。

4時間ほど走ってモアブの近くまでやってきました。
モアブに近づくと再びの雪景色です。

道路はきれいに除雪されていて、走りやすいです。

雪をかぶった岩山が、なんだか生クリームや粉砂糖をかけたチョコレートケーキに見えて、美味しそう…なんて思っちゃいました。

今夜のキャンプ場はモアブ南側の町外れにあるSpanish Trail RVパーク。
オフシーズンだからか、素敵なラウンジがあるのに誰もいない！子供たちは大画面のテレビでアニメを見てます。

ラウンジの隣はコインランドリー。
洗濯を待っている間、ラウンジで寛げるというわけです。

特筆すべきは、共同のバスルーム！
シャワーしかないものの、清潔を通り越して、豪華！ホテルのバスルームのようです。

本当ならここに2泊して、アーチーズやキャニオンランズといった国立公園を巡るはずでした。
が、事前の天気予報を遥かに上回る冷え込みで、キャンピングカーの水タンクが凍るという事件が発生し、ここから当初の予定がどんどん崩れて行きました（涙）。

この旅行記へのコメント （2）

• ぴろろんさん 2020/06/18 14:21:20

  2002年の映画

  morityonさん、こんにちは。
  はじめまして。
  
  旅行記を拝見していて、ある映画を思い出し出しました。
  ナバホ族が戦時中に米軍にかりだされていた、という話。
  それを題材にしたニコラスゲイジ主演の映画を見た覚えがあるなぁ、と、ふいに思い出しました。
  ウインドトーカーズ、というハリウッド映画です。
  ビジターセンターに説明があったのですね。
  私は覚えてないわぁ。
  
  映画自体はまあまあ良かったのですが、興行的には失敗だったようで、ヒットしませんでした。
  
  私もアメリカの大自然大好きです。
  また訪問させていただきますね。
  
  ぴろろん
  

  morityonさん からの返信 2020/06/18 16:08:09

  Re: 2002年の映画

  ぴろろんさん、はじめまして！
  コメントありがとうございます。
  
  戦時中のナバホ族を描いた映画があるのですね！知りませんでした。今度チェックしてみます。
  絶景のモニュメントバレーに戦争の展示があるのはなんだか異質な感じで、印象に残っていました。
  
  アメリカは自然が壮大で美しいですよね。
  またぜひ、読みに来てください。