冬のグランドサークルをキャンピングカーで回る子連れ旅行4～アーチーズ国立公園

2019/12/23 - 2020/01/03

2019年の年末は、いつか行きたいと思っていたグランドサークルへ！
この年の夏の旅行でキャンピングカーを初体験し、その魅力に取り憑かれ、今回冬のキャンピングカー旅行に挑戦しました。

寒い中で見た雪景色のグランドサークルの国立公園は、それはそれは美しいものでした。
年末のグランドサークルは思いの外寒く、運悪く大雪に当たってしまったのでいろいろトラブル続きでしたが、終わってしまえばそれもいい思い出です。

旅程はこちら↓（★が今回の旅行記です。今回は7日目の前半編）
1日目：ラスベガスへ移動
2日目：キャンピングカーをレンタルし、ボルダーシティへ
3日目：グランドキャニオン国立公園へ移動
4日目：グランドキャニオン国立公園観光
5日目：モニュメントバレーへ移動
6日目：モニュメントバレー観光後、モアブへ移動
★7日目：アーチーズ国立公園とキャニオンランズ国立公園観光
8日目：スノーキャニオン州立公園観光
9日目：バレーオブファイヤー州立公園へ移動。
10日目：バレーオブファイヤー州立公園観光
11日目：キャンピングカー返却後、ラスベガス観光
12日目：帰宅

エリア アーチーズ国立公園周辺(アメリカ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 乳幼児連れ家族旅行
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

旅行7日目の朝。当初は、キャニオンランズ国立公園で朝日を見る予定でした。
が、早朝キャンピングカーの水が出なくなるという事件が発生！
なんと、この旅行一番の冷え込み（－18℃！）で、水タンクが凍ってしまったようです。
仕方がないので朝日は諦め（国立公園ないは携帯が圏外なので）、レンタル会社の営業時間までキャンプ場で待機し、電話で指示を仰ぐことに。

レンタル会社からは2つの選択肢を提案されました。
1 整備工場でウィンタライズしてもらう（配管内の水を抜き、不凍液で満たす）
2 暖かい地域まで移動する
一度ウィンタライズすると、旅行中水が使えなくなってしまうので、我が家は後者を選びました。

各地の天気予報をチェックし、ユタ州南部のネバダ州境まで行けば比較的暖かいことがわかり、ハリケーンという町のキャンプ場に予約を入れました。
当日でしたが、なんとか予約が取れてホッと一安心。

写真はモアブのキャンプ場。すぐそばまで山が迫っています。この素敵なキャンプ場に2泊する予定でしたが、急遽出発することになり、残念でした。

モアブからユタ州南部のハリケーンまでは、高速で5時間の大移動です。
が、せっかくここまで来たのだからアーチーズ、キャニオンランズのふたつの国立公園を見なくては帰れません。

無謀ながら1日で２カ所を回り、さらにその日じゅうに5時間移動するという超ハードな1日の始まりです。

モアブの町中からアーチーズ国立公園入口までは車で10分ちょっと。
国立公園の入り口からはクネクネ坂道をひたすら登ります。
車窓からはこの絶景！

駆け足で見なければいけないのに、うっかり最初のビューポイント、ラサル山脈展望台に立ち寄ってしまいました。

アーチーズ国立公園 国立公園

ここでは色んな形の岩が見られます。
写真は望遠で撮ったスリーゴシップ。３人で噂話しているように見えることから、この名前がつきました。

スリー ゴシップ 自然･景勝地

後ろを振り返ると、遥か遠くにラサル山脈を望みます。
見る限り、視界に一切人工物がないという、なかなか経験できない光景。

さあ先を急ぎます。
こちらは車窓から見たバランスロック。確かに頭でっかち！
ここには短めのトレイルが整備されていますが、立ち寄ることなく奥に進みました。

バランスロック 自然･景勝地

やってきたのはサンドデューンアーチトレイル。
本当は、ランドスケープアーチやデリケートアーチなど、有名なトレイルを歩きたかったのですが、積雪＆寒さが心配だったのと、何より時間がないので短いトレイルを選びました。
片道300mの、小さい子連れでもOKの簡単なコースです。

トレイルの駐車場では、カラスが。食べ物を狙っているのか、車を一台ずつ見て回っていました。

ここの駐車場にはトイレ（水洗ではない）もあります。

トレイルは雪が積もっていても踏み固められて分かりやすい。

右手に見える岩をぐるっと回り込んだところにアーチがあります。

岩と岩の狭い隙間を通ります。
この日はここが１番の難所でした。日陰なので、地面が完全に凍ってツルツル！前後に居合わせた人たちで協力し、手を引いたり後ろから押したりしてなんとか通れました。

難所を通り抜けたところ。
一人通るのがやっとの幅で、滑り止め手袋をした人は両側の岩を抑えつつ通っていました。
私や子供達はその方に手を引いてもらってなんとか通ることができました。

ここ、雪がなければちょっとした冒険気分で楽しいでしょうね。

難所を過ぎるとすぐにゴールのサンドデューンアーチが。
決して大きなものではありませんが、人が少なく、近くには登れる岩があって子供たちが遊んでいました。
アーチの上には登らないよう、注意書きがありました。

サンド デューン アーチ 自然･景勝地

1時間足らずでトレイルを終え、来た道を戻ります。
とにかく景色が素晴らしいのですが日が当たらない場所はアイスバーン状態なので、運転していた夫は全く見る余裕がなかったそうです。

次に向かうは、ウィンドウズセクション。
入り口でもらった案内マップに、「時間がない人もここは外せない！」（意訳）と書かれていた場所です。

道路からもアーチが見えてきました。

そういえば、広いアーチーズ国立公園とはいえ、道路から見たアーチはこれが初めて。

タレット アーチ 自然･景勝地

ウィンドウズセクションの駐車場に着きました。
アーチーズ国立公園の中でデリケートアーチと並ぶ人気スポットだと思うのですが、意外と駐車場は小さめです。
オフシーズンとはいえ、お昼前にはほとんど満車でした。
駐車場にはお手洗いがあります（水洗ではない）。

トレイル案内です。それほど高低差はなく、歩きやすいコースです。

ウィンドウズ 自然･景勝地

アーチの下に、観光客が写っているのが見えますか？
人と比べると、アーチの大きさがよく分かります。
駐車場から写真のノースウィンドウまでは子供の脚でも往復20分くらいでした。