2010/07/23 - 2010/07/30
3936位(同エリア17044件中)
kukkaさん
- kukkaさんTOP
- 旅行記20冊
- クチコミ0件
- Q&A回答0件
- 9,949アクセス
- フォロワー3人
マルメゾンの館(Château de Malmaison)は、パリ郊外にある小さなお城です。その女城主だったのが、ナポレオンの最初の妻ジョゼフィーヌ・ド・ボアルネ(Joséphine de Beauharnais )。美しいものに目がない彼女が、そのあまりの美しさに魅了され、遠征中のナポレオンに無断で購入したお城ということで、絶対にこの目で見てみたい!と高校生の頃から思っていました。
なお、マルメゾンの館ではなくマルメゾン城という日本語訳が一般的ですが、①ジョゼフィーヌのことを知るきっかけとなった漫画「静粛に、天才只今勉強中!」ではマルメゾンの館とされていること、②実際に訪れた時の印象が城というより館に近いことから、この旅行記ではマルメゾンの館としています。
-
ナポレオンと妻ジョゼフィーヌといえば、戴冠式の様子を描いたダヴィッドのこの絵が有名です。(右端がナポレオン、真ん中でひざまづいているのがジョゼフィーヌ。)現在はルーブル美術館に飾られているこの絵ですが、私が訪れた時は2回とも人だかりができていました。
-
マルメゾンの館は、地下鉄の終点であるラ・デファンスの駅から258番のバスで20分程度の所にあります。(停留所Le Châteauから300メートル。)パリ中心部から12キロほど離れた静かな住宅地の中を、街路樹の美しい通り沿いに歩いていくと目指す館の優美な姿がありました。
ジョゼフィーヌがこの館を購入したのは1799年。ナポレオンとの幸せな思い出が詰まった館です。マルメゾン城(マルメゾン城国立博物館) 城・宮殿
-
現在はバラ園を整備するなどして、庭の復元にも少しずつ力を入れているようですが、私が訪れた2010年当時、花は館周辺に少し植えられているだけでした。(ので、ここで日本で撮影したバラの写真をイメージとして載せておきます。)
入場料を払うと、入場料にオーディオガイド代金が含まれていると言われました。オーディオガイドを借りるには係員にパスポートを預ける必要がありますが、日本語版があり、内容も濃かったので借りることをオススメします。
無料のパンフレットは日本語版はありませんでしたが、英語版がありました。 -
マルメゾンの館の間取り図。お城というより館、という雰囲気が伝わるかと思います。
-
マルメゾンの館のリビング。館全体にいえることですが、華やかで美しいのにゴテゴテした感じがなく、居心地がよさそうです。なお、この部屋は公式サイトのバーチャルツアーで見ることができます。マルメゾンの館はヴェルサイユ宮殿のような派手さはないものの、家具からシャンデリア、天井、床、壁紙とどれをとっても美しいので、興味のある方はぜひご覧になってみてください。
-
ミュージックルーム。音声ガイドにはジョゼフィーヌの娘オルタンスの作曲した曲が収録されていました。これがものすごくロマンチックでかわいらしい曲で、私のオルタンスのイメージ(恋人がたくさんいる現実的な女性)を大きく変えたのでした。
-
会議の間。実際にナポレオンが使用したそうです。こんな優雅な会議室は世界広しといえどここだけなのでは?という位の美しさです。
-
壁を見ると、布を張ってテントのようになっています。お洒落!
-
図書室。ナポレオンが実際に仕事で使用したそうです。緊急時のための秘密通路も備え付けられているとのこと。ナポレオンと離婚したジョゼフィーヌは「この部屋の全ての物の位置を変えることを禁じます」と言ったそうです。
ジョゼフィーヌといえば、お金欲しさにジョゼフ・フーシェにナポレオンからのラブレターを見せていたことを思い出してしまう私ですが、やはりナポレオンのことを愛していたのだなと思いました。
1階にはこの他にも大きな食卓のあるダイニングルームがありました。 -
ここからは2階です。ここはジョゼフィーヌ専用のリビングで、くつろいだり身支度に使用した部屋のようです。化粧道具などが展示されていました。壁紙や絨毯など、美しさと家庭的な感じが上手く溶け合っています。なお、写真左手の椅子の白い部分は白鳥をモチーフにしているそうです。
-
ジョゼフィーヌの寝室。深紅の布がテントのように張り巡らせてあって、とても美しい部屋です。この部屋も公式サイトのバーチャルツアーで見ることができます。ジョゼフィーヌは1809年に離婚した後このマルメゾンの館に引っ越してきて、1814年に亡くなるまでずっとこの館で暮らしました。このベッドに横たわりながら、最後に「ボナパルト」と言って亡くなったそうです。
-
3階はミュージアムのようになっていて、ジョゼフィーヌのドレスや身の回りの品が飾られていました。面白かったのが、「ジョゼフィーヌは友人の子供が就職するので援助してほしいと言われた時、スーツがいくら、鞄がいくら、靴がいくら、半年分の生活費がいくらときちんと計算してお金を渡していた」というような解説があったことです。(多少の記憶違いはあるかもしれませんが、大体こういう感じでした。)ジョゼフィーヌの前のフランスのファーストレディといえばマリー・アントワネットですが、生まれながらの王族の彼女は金銭感覚が全くないため、同じような場面で法外な金額をあげてしまっていたことでしょう。ジョゼフィーヌの魅力は彼女が苦労してきたからこそなのでは、と思ったのでした。飾られていたドレスも、ものすごくセンスがよかったです。
写真はマルメゾンの館を横から撮影したものです。 -
ジョゼフィーヌが生きていた頃はかなり立派なバラ園があったそうですが、私が訪れた時は、館周辺の花壇と庭の一部に花が植えられているのみでした。館はジョゼフィーヌの遺族が売りに出した後、持ち主を転々とし、現在はフランス政府が管理しています。なかなか庭までは手が回らないという所なのでしょう。でも、花壇の花はとても上品に植えられていましたし、マルメゾンの館の学芸員が「庭の復元にも力を入れていきたい」とインタビューで言っていましたので、もっと良くなっていくのではないかと期待しています。
-
マルメゾンの館の裏側。コロニアル風というのでしょうか。ジョゼフィーヌがフランスの植民地マルティニーク島の生まれだったことを思い出します。
生涯マルメゾンの館を愛したジョゼフィーヌでしたが、ナポレオンにとってもここは幸せな思い出の詰まった場所だったようで、セントヘレナ島に流刑になる前の一時期、ここに滞在していたそうです。 -
ナポレオンと彼の息子(ローマ王。ナポレオンと2番目の妻との間の子供)が眠るアンヴァリッド。
-
ナポレオンが小さすぎる!と文句を言ったこの凱旋門は、ルーヴル美術館のすぐそばにあります。ナポレオンに文句を言われて作った大きな凱旋門はシャンゼリゼ通りの先にありますが、完成したのはナポレオンの死後。大きな凱旋門の階段を登るのは当時20代の私でも大変でしたが、凱旋門の上から見るパリの街の美しさは圧巻でした。
-
ルーヴル美術館にあるナポレオン三世(ジョゼフィーヌの娘オルタンスとナポレオンの弟夫婦の息子)のアパートメント。五ツ星ホテル顔負けのきらびやかな部屋が続きます。やっぱり2代目って難しいよね、というのが当時の私の感想です。
-
2010年当時のノートルダム大聖堂。セーヌ川方面から撮影したものです。ナポレオンの戴冠式が行われた場所でもあります。
-
ノートルダム大聖堂正面。修復が完成する日を楽しみにしています。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。古い旅で写真もよくないため投稿するかどうか迷ったのですが、日本語でアクセス出来るマルメゾンの館の情報があまり多くないため、思いきって投稿することにしました。
安心して旅行が出来る日が早く戻ってきますように。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
パリ(フランス) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
19