かながわ平和祈念館向かいの庚申塚（横浜市港南区大久保1）

2020/06/05 - 2020/06/05

　かながわ平和祈念館向かいには墓地があり、道路側が切り込まれて道標と庚申塔の2基が並ぶ庚申塚になっている。
　この街道は最戸町と大久保1との町境になっており、かつては最戸村と大久保村との村堺であったのであろう。庚申塔（文化九壬申年十二月吉日（1813年1月3日以降）銘）には「最戸村両講中」と刻まれているが、大久保村 最戸村両講中の上部（大久保村）が剥離したものであろう。
　また、道標（元禄9年（1696年）銘か？）は庚申塔以上に風化しているように見え、古いもののようだが、3面に北・東・南と方角で街道名を記しているようだ。ただし、正面には「東…道」と刻まれているようにも読める。なお、道標で東西南北の方位を記したものは少なく、大抵は「右　…道」・「左　…道」と表記されている。
（表紙写真は庚申塔（文化九壬申年十二月吉日（1813年1月3日以降）銘））

エリア 戸塚・いずみ野・港南台(神奈川)

墓地と背中合わせに庚申塚。

道標。「東…道」か？

「南　とつか道」。

「北　ぐミやうじ道」。

庚申塔（文化九壬申年十二月吉日（1813年1月3日以降）銘）。

「最戸村両講中」。久保村 最戸村両講中か？その脇には道標か？

「文化九壬申年十二月吉日」。年を越えた1813年1月3日以降になる。

「元禄…」。

「元禄九…」（1696年）。