2013/03/12 - 2013/03/12
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「またどこか海外旅行したいなぁ~。」独り言の様に呟いた私の提案に、同級生が乗ってきた。彼は仕事が早くて、仕事の要領も良く、そ れでいて面倒見の良い3拍子揃った珍しい奴だった。高専生は中学を卒業してから5年(専攻科生は7年も)同じ学校に通っている為、外に目を向ける意識が非常に低い。他の学生とも触れ合う機会が少なく、完全に「井の中の蛙大海を知らず状態」にあると言える。しかも理科と算数の得意な人間が自然と集まる為、相対的に語学への関心が薄く、高専5年生ですら高校1年生レベルの英語の授業を受けている。英語の授業は英語のテストの為だけに受講しているので、テストが終わってしまったら構文も単語も全て忘れてしまう。そんな高専に居ながら、彼が私のこの話に乗ってきた事は正に「渡りに船」だった。
お互いのシンポジウム、学会、バイトの都合をすり合わせ、旅行期間は3月、最後のテストが終わり卒業式までの2週間になった。行き先については格安中華系航空会社の多く就航するアジア、そして私の「陸で国境を超えてみた い」と言う希望を優先して貰い、ベトナム~カンボジア~タイ~マレーシア~シンガポールを陸で移動する事で話が纏まった。
その後詳細調査を進めていった。カンボジアビザの取得方法、それぞれの国の入国手段等、お互い限られた時間であったが、要領よく旅の大枠を決めていった。卒業に必要なあらゆる成果品、論文、書類を提出し終え、翌2013年3 月5日に我々はホーチミンへ出発した。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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マレーシア行きの飛行機に乗るために朝4時に起床した。ゲストハウス前にスワンナプーム空港行きのバスが来るというので、まだ暗い中、ゲストハウス前で「ダコ」という在タイ日本人向けの情報誌を呼んで到着を待った。
ちょうど5時にバスがやってきた。既に中には欧米人が乗っており、我々を乗せると満席になって出発した。Walkmanで音楽を聞いている内に眠ってしまい、気づくとスワンナプーム国際空港に到着する寸前だった。Bella Bella House ホテル
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4階の国際線出発ロビーに向かい、フライト案内の電光掲示板で、Air Asiaのクアラルンプール行きを探す。しかしE-ticketに打刻のある時間の便はどこにも見当たらない。おかしい。LCC専用のターミナルがあるという話も聞いたことがないし…。
チェックインカウンターには、申し訳程度に小さなAir Asiaのブースがあり、座っているお姉さんにチケットを見せて尋ねると、紙をビシビシボールペンで叩きながら「ドンムア~ン!!!」と叫んだ。ボールペンで示された欄を見てみると、出発空港のところに「ドンムアン空港」と書かれている。スワンナプーム国際空港発ではなかったのだ!2人とも、予約の段階から全く気づかなかった。
急いで今度はインフォメーションデスクに行き、どうやったらドンムアン空港に行けるか尋ねてみた。するとタイ人のお姉さんが、「無料のシャトルバスが2階の3番ゲートから出るから、早く!急いで!」と我々を急かす。お礼を言い、すぐさま言われたバス停に走る。時間は6時丁度、飛行機の出発まで2時間30分。バスは我々を乗せた瞬間出発した。これだから旅は面白い。
よくよく車内で地球の歩き方を読んでみると、バンコクの東にあるスワンナプーム国際空港は主に国際線を、北にあるドンムアン空港は国内線を受け持っているらしいのだが、LCCのエアアジアについては、ドンムアン空港から離発着する事になっているそうだ。空港使用料の関係かもしれない。バンコク=スワンナプームという認識があったがためのミステイクだった。スワンナプーム国際空港 (BKK) 空港
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お姉さんの話では乗車時間は1時間とあったが、30分程度でドンムアン空港に到着した。飛行機の離陸2時間前、一時はどうなることかと思った。
ドンムアン空港 (DMK) 空港
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慌ただしくセルフチェックインと出国審査を済ませた。スワンナプームに比べれば大分小ぶりな空港である。特に免税店街などがあるわけでもなく、飛行機の搭乗開始時刻を待った。
ドンムアン空港 (DMK) 空港
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エアバスA321に乗り込み、途中で時計を1時間ずらした。これで日本との時差も1時間に縮まった。
ドンムアン空港 (DMK) 空港
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飛行機はマレー半島に沿う様に飛び、クアラルンプール国際空港LCC専用ターミナルに11時35分に到着した。天気はバンコクからず~っと快晴で、雲もなく最高のフライトだった。
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タラップを降り、マレーシアの地を踏む。アジア一円にネットワークを持つAir Asiaの本拠地空港なだけあり、見渡す限りエアアジア一色のLCCターミナル。作業車から制服に至るまで真っ赤っ赤だった。施設に沿うように長い距離をターミナルビルまで歩き、陽気な入国管理官に出迎えられ、無事マレーシアのスタンプをゲット。近くにあった両替所で1万円を両替すると312リンギットになった。
KLIA2 (クアラルンプール 格安航空会社専用空港) 飛行機・セスナ
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LCCターミナルの中は、平日にも関わらず人で大混雑。マクドナルド、バーガーキングなどの定番から、様々な国のファストフード店が入居しており、昼時真っ盛りということでどこも満杯だった。
KLIA2 (クアラルンプール 格安航空会社専用空港) 飛行機・セスナ
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LCCターミナルから市内中心部まではかなり距離があった。Air Asiaでは、バス会社と提携している為、航空券の発券時に市内行きのバスを割安で予約する事ができ、我々はそれに申し込んでいた。しかし、航空券のe-チケット以外にバスの乗車券の様な紙は持っていないし、機内でも渡されなかった。チェックイン時もそのような説明を受けた訳でもない(というかセルフチェックインだったし)。仕方なくAir Asiaのカウンターでその旨を伝えてみると、搭乗券の半券に[PAID]というスタンプをポンッと押し、こちらに渡してきた。こんなシステムならもし本当に予約していなくても乗れちゃうのでは?と思ってしまう。
KLIA2 (クアラルンプール 格安航空会社専用空港) 飛行機・セスナ
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SKYBAS「LCCT-KL SENTRAN」と書かれたバスに乗り込む。KLはクアラルンプールの略。付近のバスは、内装も外装も真っ赤っ赤で、マレーシアでどれだけAir Asiaが勢力を持っているのか思い知った。
KLIA2 (クアラルンプール 格安航空会社専用空港) 飛行機・セスナ
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1時間ほど高速道路をぶっ飛ばし、バスはKLセントラル駅に到着した。KLの中心地らしく、凄く近代的なターミナルだった。
KLセントラル駅 駅
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クアラルンプール市内の移動方法は、LRT、鉄道、モノレールがあり、いずれも運賃は安い。さっそく今日の宿探しの為に、安宿の多いチャイナタウン方面へLRTで向かった(1.0RM)。車窓からの景色は、今まで訪れてきたどの都市よりも近代的だった。
KLセントラル駅 駅
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通りを歩く女性達が皆、頭にスカーフを巻いており、町の所々には、モスクの特徴的なドーム屋根が見える。ムスリムの国に来たことを実感する。
チャイナタウン (マレーシア) 散歩・街歩き
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宿泊するチャイナタウンは、漢字がそこここに氾濫しており、ホテルは共同部屋の汚らしいところが多かった。何軒かまわった後、華僑の営むホテルを押さえた。
チャイナタウン (マレーシア) 散歩・街歩き
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荷物をおいて身軽になったところで、まずはクアラルンプールという地名の由来となった場所、2つの川の合流地点へ向かった。クアラルンプールとは泥の合流するところと言う意味。なるほど、写真の通り二つの川が合流していた。
アベニュー J ホテル セントラル マーケット KL ホテル
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時刻は16時になるところだった。それまで蒼く澄んでいた空に、瞬く間に黒い雲が広がりだした。間もなくして、かなり強い雨が降ってきた。我々は、急いで近くのモスクの軒を借りた。
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雨は数分の間にさらに強くなり、雷鳴があちこちで鳴り響いている。一発一発、飛び上がりそうになるほどの轟音だった。このスコール、マレーシアでは一般的なのか、バイクのドライバーは、頭さえ濡れなければいいやと言わんばかりに、平気で運転している。たくましいなぁ。
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雨は約1時間降り続き、その間我々は一歩もその場所を動けなかった。予定ではクアラルンプールのシンボル、ペトロナスツインタワーを徒歩で見に行こうと思ったのだが、未だしとしと降る雨の中を歩くのも嫌だったので、LRT(地下鉄)を使って行くことにした。ペトロナスまで料金は1.6RM(約50円)、トークンを改札でかざす。電車の中は冷房が効いていて快適だった。
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ペトロナスツインタワーのあるKLCC駅へ到着する。雨はすっかり上がっていて、ペトロナスツインタワーを目指して歩いてゆく。下から巨大なツインタワーを見上げると、かなりの迫力があった。ツインタワーの麓には、伊勢丹が入居するSCがあった。
ペトロナスツインタワー 現代・近代建築
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雨はすっかり上がってこの夕景。
スリアKLCC ショッピングセンター
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ツインタワーの展望台は入場料が80RM、日本円にすると2400円!歩き方には無料と書かれていただけに、貧乏人の我々は残念ながら退散を決断。下からのタワー撮りに留めることに。ライトアップが始まるまでまだ時間があったので(現在18時だが、全然太陽が沈む気配がない!) 、もう1つのKLのシンボル的なタワーである、KLタワーへ行くことに。
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あたりはビジネス街になっており、身なりの良いお腹の出た人たちが、仕事帰りなのか同僚らしき人と喋りながら歩いている。通りに屋台などは無く、オシャレなバーが並んでいる。
KLタワーに着く頃にはすぐ向かいに見えるペトロナスのライトアップも始まっており、KLタワーからペトロナスツインタワーを撮影することに決定。こちらの入場料は47RMで、少しお得。まぁせっかく来たんだしと、展望台に上がってみる。KLタワー (ムナラKL) 建造物
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地上275mにある展望台まで、高速エレベータで移動する。上海のSWFCよりも少々揺れの激しいエレベータだった。
KLタワー (ムナラKL) 建造物
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展望台に到着。上空はガスが少しかかっていて、絶好の夜景とは言えなかった。KLタワーから見ると、向かいにあるツインタワーは重なって見え、その点は少し残念。通常夜景撮りの際、レンズと窓ガラスの距離をゼロにして、窓ガラスに映る反射光の入射を防ぐのだが、ここはフェンスとガラスの間に距離があり、必死に手を伸ばして撮影する。
KLタワー (ムナラKL) 建造物
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めちゃくちゃ綺麗なクアラルンプールの夜景!
KLタワー (ムナラKL) 建造物
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一通り楽しんだところでツインタワーの方へ戻る。ふもとの公園が撮影スポットになっているらしく、多くの外国人が集まっていた。手ブレに気をつけながら何十枚も写真を撮った。ライトアップされたタワーはとても綺麗で、旅の疲れも暑苦しさも吹き飛ばすほどだった。
その後SC内のフードコートでサテー(5本6.5RM 200円)とミーゴレン(7.5RM 250円)を食べた。SC内のフードコートなのに驚くほど安かった。ペトロナスツインタワー 現代・近代建築
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