高齢者グループホーム「ふぁいと戸塚ガーデン」

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2020/05/20 - 2020/05/20

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ドクターキムルさん

　小田急団地の入口に高齢者グループホーム「ふぁいと戸塚ガーデン」がある。何気なく見ると、「白寿会・平平会グループ」とある。む、では「平平」は何と読むのか？
　「へいへい」か「へいぺい」か、そんなところだろう。ホームページ（https://hakujukai.co.jp/）には記載はないが、”HEIHEI”と書かれた画像が一瞬ではあるが出る。
　しかし、一般的な日本人なら一般的な日本語の読みの「へいへい」ではなく、「ぺいぺい」の方が馴染みがあるだろう。あるいは、それが「ペーペー」に変わって平社員のことを指すようになっている。
　鎌倉時代には建長寺第二世に兀庵普寧（ごったんふねい）（慶元3年（1197年）~景炎元年（1276年））がいたが、彼は文応元年（1260年）に来日し、文永2年（1265年）に帰国している。
　しかし、建長寺第二世時代には、兀庵は、建長寺の本尊である地蔵菩薩は自分より下位であるとして礼拝しなかったという。そのために、仏事の毎に物議を醸し、もめごとが多かった。それが日本語の慣用句の「ゴタゴタ（ごたごた）」の語源になったと謂れている（https://4travel.jp/travelogue/11466036）。元の単語は「ごったんごったん」であるが、良くあるように促音と撥音が取れた。この当時から音を整えるために音を重ねるやり方が行われていたようだ。今なら「」の2乗と表記する。
　キャッシュレスのPayPayも「ペイペイ」である。これは2重払いではなく、音が良くなるように重ねたのであろう。全くのところ日本の発想である。
（表紙写真は高齢者グループホーム「ふぁいと戸塚ガーデン」の看板）