寒くなる前にフィンランドの旅 ①ヘルシンキ・アイノラ 家庭料理やサウナ

2006/09/22 - 2006/09/26

バーゼルで仲良くなった同い年のフィンランドの友人が9月に帰国、寒くなる前にぜひ遊びにおいで！北欧はblue 1ってLCCがあって安く来れるから、というお言葉に甘えて、4泊5日のフィンランドとエストニアの旅。
彼氏と一緒に大学の寮に住んでいて広くて泊まれるよ！というの、大学の寮といったら吉田寮や恵迪寮のイメージしか無く、彼氏と一緒に住んでるってどういうこと？と想像がつかずにいったら、おしゃれな高級マンションみたいなとこでした。（数年後、私の日本のぼろアパートに2人で来てくれた。びっくりしたに違いない。）
食洗機やオーブン内蔵のシステムキッチンを活用し、サーモンケーキ等フィンランドの家庭料理をふるまっていただき、彼氏の実家の別荘のスモークサウナにも連れて行ってもらったり。コンサートと予定を合わせることはできなかったけれど、フィンランディアホールやアイノラもしっかり行ってきました。

9月22日
バーゼル→（IC）→チューリヒ→（Blue 1）→ヘルシンキ
アアルト大学（当時のヘルシンキ工科大）寮泊
9月23日
ヘルシンキ観光　アアルト大学（当時のヘルシンキ工科大）寮泊
9月24日
ヘルシンキ郊外観光　アアルト大学（当時のヘルシンキ工科大）寮泊
9月25日
タリン観光　スタディオン泊
9月26日
ヘルシンキ→チューリヒ→バーゼル

エリア ヘルシンキ(フィンランド)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 4.5

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: レンタカー 徒歩 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

北欧のお得なLCC Blue 1はバーゼルからは飛んでないので電車でチューリヒ空港まで行き、13:05発、17:00にヘルシンキ着。お得と言っても往復273ユーロはeasyJetなどよりも割高感あり。遠いからそんなものかしら。
空港まで車で迎えに来てもらいましたが、夕方の通勤ラッシュの時間帯でかなりの渋滞にはまりました。

で、到着した「大学の寮」の立派さとゆとりありげな暮らしにびっくり。ベランダがあって、植物もいっぱい。りんごもいっぱい。1LDKで食洗機やオーブンや洗濯機が備え付けですっ

ヘルシンキ工科大学 散歩・街歩き

2日目
朝も気持ちの良い窓辺です。

寮の外観

ヘルシンキ工科大学 散歩・街歩き

ヘルシンキ散策はシベリウスモニュメントからスタート

シベリウス・モニュメント モニュメント・記念碑

モニュメントの周りはこんなシラカバ林。

岩山をくり抜いて作ったテンペリアウキオ教会。

テンペリアウキオ教会 寺院・教会

柱が立派な国会議事堂

国会議事堂（エドゥスクンタ） 現代・近代建築

港の青空市場「トリ」でシーフード！スナフキンの飲み物を添えて。

フィンランド の9月下旬にしては異様な暑さ、防寒対策しかしてこなかったので、Tシャツを借りて着てました。
そして、暖かくなったので蜂が大量発生してました。

元老院広場 広場・公園

フィンランド の福音ルター派の総本山。友人がよくルスランがどうのこうの言うのと「ルター」が結びついていなかったけれど、ルター派の英語がLutheranでした。（ちなみに日本でよく見るルーテル教会がルター派であることもずっと知らなかった(^_^;)）

ヘルシンキ大聖堂 寺院・教会

ここで、正教会の教会を人生初体験！イコンだらけで落ち着かなかった。
教会の前には「シプリ」という名のレストランがありました。シフリとは玉ねぎのこと。玉ねぎ屋根だから。

ウスペンスキー大聖堂 寺院・教会

傘の棒がフィンランド カラーです。

大統領官邸 建造物

港にフェリーが。

近くのショッピングモールのカフェでお茶していたら、大阪のおばちゃんもびっくりの若い女性の席の取り合いが。フィンランドは若い女性が強い、のか。

ヘルシンキ中央駅 駅

フィンランディアホール前、浅い池に鴨が集まってました。かわいい。

フィンランディアホール 劇場・ホール・ショー

池の外にも鴨がいっぱい。兎もいたのですが、撮れず。

看板全部、フィンランド語とスウェーデン語と英語、同じサイズで書いてるのが、新しい印象。

フィンランディアホールはアアルトの建築です。

散策中に入った本屋さんで、フィンランド のいろいろなことを説明する日本語の本を見つけ、これがいいわとプレゼントしてくれました。今夜の献立の説明にも活用。

夕食には、2人の友人4人くらいも加わってフィンランド 料理パーティー。

ヘルシンキ工科大学 散歩・街歩き

ニシンsilliの瓶詰め
sipulisilliって玉ねぎニシンか！（いま気づいた）

このサーモンケーキを一緒に作ったのですが、美味しかった！素朴なクセになる味。

3日目はヤーン・シベリウスの住んでいた家アイノラへ。5～9月しかあいていません。
アイノラという名前はヤーンの奥さんアイノから来てます。

アイノラ 建造物

建物内は撮影禁止。使っていた当時の状態をかなり保っているようで、案内パネルや展示ケースなどはなく、ガイドの方が色々説明してくれました。
特に説明などなく家があるだけで、たまに係の人が説明してくれる。

気難しいシベリウス、朝起きてから約2時間は一言も喋らない、そして彼が口を開くまで、誰も話しかけてはいけない。
彼が家にいる間は、誰もピアノをひいてはいけない。
ヘルシンキは騒がしいから嫌いで、こっちに移り住んだと。そのため5人の娘は家庭で教育。シベリウスが教えるのは生物で、外で遊ばせる方式。
この家の設計で、唯一シベリウスが希望したのが、緑の暖炉。
緑大好き　緑は森の色　緑はヘ長調！

シベリウスがお金をたくさん使うからアイノは大変だった。
書斎に置いてあるタバコの種類で、その日の機嫌を読みとり気を使った。
シベリウスが交響曲を暖炉で焼いてしまった時が、
アイノにとって人生最大の苦しみの時だった。

などなど。

長閑なところに建ってます。

お庭でケーキや飲み物を食べられるようになっていました。とても気持ち良い雰囲気。

アイノラのあと、ハイキングへ。

こちら、フィンランドの森でよく見る「アリの巣」だそうです！言われないとわからない。

東山魁夷の白夜光のような風景ではないですか？！

別荘のスモークサウナに入らせてもらいました。

薪を焚いて石を温めて水をかける！

パン屋さんで買ったカレリアンピーラッカ（カレリアパイ）中身はミルクリゾット。一口食べて感動するようなものではないけれど、クセになる素朴な味わいで、数年後に京都のパン屋さん「キートス」でこの味に再会できたときは感動しました。

もう一つフィンランド 名物だからと言われたチーズブレッド（レイパユースト）も食べました。こちらはすごく普通な見かけだったので写真撮らなかったんですが、チーズ好きな私には一口食べて感動な味。しかし日本では売っているのを見たことがなく、まだ再会できていません。