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重厚長大産業の象徴である日本製鉄東日本製鉄所の工場見学ツアーに参加しました。<br />東日本製鉄所の君津地区(旧君津製鉄所)は東京ドーム220個分、東京ディズニーランド20個分の広さ、その中に高炉が3つあり、生産調整で現在稼働しているのはその内2つです。<br />製鉄所って映画やドラマで出てきますが、中を見学する機会ってそうそうないかと思います。8年前にたまたま仕事でここの工場の中に入ったことがあるのですが、初めて行ったディズニーランド、いやそれ以上にスケールの大きさにびっくりしました。工場の敷地内を100mくらいの真っ赤な鉄の塊が運ばれているのですよ。確か8月くらいだったと思いますが、50mくらい離れていても猛烈な熱気を感じ汗だくだくになりました。<br />現在は新型コロナウイルス感染症の感染予防のため工場見学ツアーの予約は中止されていますが、通常であれば下記の日本製鉄所のサイトで「FAX」経由で予約できます。見学は平日の午前と午後に実施されています。<br />https://www.nipponsteel.com/works/east_nippon/kimitsu/about/visit.html

大人の社会科見学ツアー/日本製鉄東日本製鉄所(君津製鉄所)の工場見学ツアーに参加しました。

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2020/03/16 - 2020/03/16

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てくてく

てくてくさん

重厚長大産業の象徴である日本製鉄東日本製鉄所の工場見学ツアーに参加しました。
東日本製鉄所の君津地区(旧君津製鉄所)は東京ドーム220個分、東京ディズニーランド20個分の広さ、その中に高炉が3つあり、生産調整で現在稼働しているのはその内2つです。
製鉄所って映画やドラマで出てきますが、中を見学する機会ってそうそうないかと思います。8年前にたまたま仕事でここの工場の中に入ったことがあるのですが、初めて行ったディズニーランド、いやそれ以上にスケールの大きさにびっくりしました。工場の敷地内を100mくらいの真っ赤な鉄の塊が運ばれているのですよ。確か8月くらいだったと思いますが、50mくらい離れていても猛烈な熱気を感じ汗だくだくになりました。
現在は新型コロナウイルス感染症の感染予防のため工場見学ツアーの予約は中止されていますが、通常であれば下記の日本製鉄所のサイトで「FAX」経由で予約できます。見学は平日の午前と午後に実施されています。
https://www.nipponsteel.com/works/east_nippon/kimitsu/about/visit.html

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  • 朝5時半に自宅を車で出発し、通勤ラッシュの渋滞に巻き込まれながら工場の中央門に10分前に到着しました。

    朝5時半に自宅を車で出発し、通勤ラッシュの渋滞に巻き込まれながら工場の中央門に10分前に到着しました。

  • しかし、ここで事件が発覚、受付のお兄さんに集合場所を聞いたら、ここじゃなくて信号を4つくらい行った東門だって。慌てて車に戻り、連れが見学ツアーの電話して入口を間違えてしまい、ちょっと遅れてしまうかもと連絡しました。お姉さんに事故が起きないよう「ゆっくり」と来てくださいとの優しい返答を得ましたが、見学ツアーの担当者にご迷惑をおかけしてしまうし、同じ見学ツアーを予約した人にも申し訳ないと恐縮・・・

    しかし、ここで事件が発覚、受付のお兄さんに集合場所を聞いたら、ここじゃなくて信号を4つくらい行った東門だって。慌てて車に戻り、連れが見学ツアーの電話して入口を間違えてしまい、ちょっと遅れてしまうかもと連絡しました。お姉さんに事故が起きないよう「ゆっくり」と来てくださいとの優しい返答を得ましたが、見学ツアーの担当者にご迷惑をおかけしてしまうし、同じ見学ツアーを予約した人にも申し訳ないと恐縮・・・

    日本製鉄東日本製鉄所 名所・史跡

  • 東門にある見学ツアーの本館に5分ほど遅れて到着。<br />係員男女2名が玄関で待っており、なおさら恐縮・・・<br />ちなみに、この写真はツアーが終わった後に撮った本館の写真ですから。遅刻して写真を撮っている暇はありません。

    東門にある見学ツアーの本館に5分ほど遅れて到着。
    係員男女2名が玄関で待っており、なおさら恐縮・・・
    ちなみに、この写真はツアーが終わった後に撮った本館の写真ですから。遅刻して写真を撮っている暇はありません。

    日本製鉄東日本製鉄所 名所・史跡

  • 建物の中に案内されましたが、説明会場に他の見学者がいない。あれどうしたんだろう。<br />恐る恐る係員に聞いてみました。「あのぅ他の見学者はどちらに?」<br />係員曰く「新型コロナウイルスの影響もあって、他の予約された方は全員キャンセルされました・・・」<br />何と、我々は呑気に来てしまってよかったんだろうか。<br />これだから「ゆっくり」来てくださいといわれたり、玄関で待っててくれたりとのVIP対応だったのですね。

    建物の中に案内されましたが、説明会場に他の見学者がいない。あれどうしたんだろう。
    恐る恐る係員に聞いてみました。「あのぅ他の見学者はどちらに?」
    係員曰く「新型コロナウイルスの影響もあって、他の予約された方は全員キャンセルされました・・・」
    何と、我々は呑気に来てしまってよかったんだろうか。
    これだから「ゆっくり」来てくださいといわれたり、玄関で待っててくれたりとのVIP対応だったのですね。

  • 頂いたたくさんの資料。クリアファイル収集家の連れが「NIPPON STEEL」入りのクリアファイルに喜ぶ。

    頂いたたくさんの資料。クリアファイル収集家の連れが「NIPPON STEEL」入りのクリアファイルに喜ぶ。

  • ここで君津製鉄所の歴史のビデオを10分ほど見て、質疑応答の時間もありました。

    ここで君津製鉄所の歴史のビデオを10分ほど見て、質疑応答の時間もありました。

  • 我々が装着するヘルメット。何故か理由は分かりませんが、私が旅に出るとバイクに乗らなくてもヘルメットを被る機会が多い気がする。<br />長野の松代地下壕や長崎の池島とか・・・

    我々が装着するヘルメット。何故か理由は分かりませんが、私が旅に出るとバイクに乗らなくてもヘルメットを被る機会が多い気がする。
    長野の松代地下壕や長崎の池島とか・・・

  • 君津製鉄所の地図。東京ドーム220個分の広さだと説明を受ける。そんな広くちゃ入口を間違えるよねと心の中で言い訳し自分を慰める。<br />でも東京ドーム220個分といわれてもピンとこない。東京ディズニーランド20個分の方がしっくりくるかな(元TDLの準社員としてはね)。

    君津製鉄所の地図。東京ドーム220個分の広さだと説明を受ける。そんな広くちゃ入口を間違えるよねと心の中で言い訳し自分を慰める。
    でも東京ドーム220個分といわれてもピンとこない。東京ディズニーランド20個分の方がしっくりくるかな(元TDLの準社員としてはね)。

  • さて構内は高級1BOXカーで工場構内を移動です。10人強乗車できる車内に、運転手さん、案内人2人、我々2人とVIP気分で見学です。<br />4トラ的に残念なことに、工場見学ツアーは原則として撮影禁止。そう何と撮影禁止なのだ。<br />車は動き出し、この先の岸壁で「華麗なる一族」の撮影が行われ、木村拓哉が泳いだところとか説明を受け、連れが大きく反応する。過剰に反応すると年がばれるだろうと小声で呟く私。係員もあのような反応されると蛇足の説明した甲斐があろう。その後にプラスチックリサイクル設備に行く(撮影禁止)。

    さて構内は高級1BOXカーで工場構内を移動です。10人強乗車できる車内に、運転手さん、案内人2人、我々2人とVIP気分で見学です。
    4トラ的に残念なことに、工場見学ツアーは原則として撮影禁止。そう何と撮影禁止なのだ。
    車は動き出し、この先の岸壁で「華麗なる一族」の撮影が行われ、木村拓哉が泳いだところとか説明を受け、連れが大きく反応する。過剰に反応すると年がばれるだろうと小声で呟く私。係員もあのような反応されると蛇足の説明した甲斐があろう。その後にプラスチックリサイクル設備に行く(撮影禁止)。

  • 撮影禁止だから、やむなく頂いたパンフレットの写真を抜粋。<br />こんな入口から中に入りました。

    撮影禁止だから、やむなく頂いたパンフレットの写真を抜粋。
    こんな入口から中に入りました。

  • パンフレットの写真を抜粋<br />中では集められたプラスチックゴミの選別して、発生するガスを含めて100%リサイクルしているとのこと。

    パンフレットの写真を抜粋
    中では集められたプラスチックゴミの選別して、発生するガスを含めて100%リサイクルしているとのこと。

  • そしてプラスチックリサイクル設備の見学の後、本日のメーンイベントでもある第四高炉へ。

    そしてプラスチックリサイクル設備の見学の後、本日のメーンイベントでもある第四高炉へ。

  • 第四高炉というから、ここ君津製鉄所に4つあったみたいですけど、現存するのは2つ。

    第四高炉というから、ここ君津製鉄所に4つあったみたいですけど、現存するのは2つ。

  • ここのポイントだけは工場内で唯一撮影が許可されている場所。高炉の周囲は工場専用の線路が引かれ、ディーゼル機関車と貨車が行き来している。

    イチオシ

    ここのポイントだけは工場内で唯一撮影が許可されている場所。高炉の周囲は工場専用の線路が引かれ、ディーゼル機関車と貨車が行き来している。

  • 鉄オタの人なら一度は見ておいたほうがいい風景。<br />昭和の国鉄末期を彷彿する。親の田舎の高崎駅前もこんな感じでしたね。

    鉄オタの人なら一度は見ておいたほうがいい風景。
    昭和の国鉄末期を彷彿する。親の田舎の高崎駅前もこんな感じでしたね。

  • 線路と高炉の端とダストリサイクル設備の一部。ダストリサイクル設備を丸々撮影不可でしたが、この角度までならOK出た。

    線路と高炉の端とダストリサイクル設備の一部。ダストリサイクル設備を丸々撮影不可でしたが、この角度までならOK出た。

  • 高炉でドロドロになった銑鉄を運ぶ車両

    高炉でドロドロになった銑鉄を運ぶ車両

  • あの壺の中にドロドロの銑鉄を入れ、別の工場に運ばれるのだと思います。

    あの壺の中にドロドロの銑鉄を入れ、別の工場に運ばれるのだと思います。

  • 哀愁のある線路。<br />タイの泰緬鉄道やカンボジアの北線を思い出すねえ。

    哀愁のある線路。
    タイの泰緬鉄道やカンボジアの北線を思い出すねえ。

  • 結構車両が多いですね。

    イチオシ

    結構車両が多いですね。

  • 博物館級のディーゼル機関車です。

    博物館級のディーゼル機関車です。

  • コークスと焼結鉱

    コークスと焼結鉱

  • 第四高炉の説明版

    第四高炉の説明版

  • 歩く程度の速度でディーゼル機関車は動いています。

    歩く程度の速度でディーゼル機関車は動いています。

  • しばらくすると高炉から火が見えると教えて頂きました。<br />真ん中のちょっと上にオレンジ色の炎が見えます。

    しばらくすると高炉から火が見えると教えて頂きました。
    真ん中のちょっと上にオレンジ色の炎が見えます。

  • タイミングがよくないと見られないそうです。高炉でドロドロとなった銑鉄を先ほどのツボのような車両に流し込んでいる様子でしょうか。←聞き忘れましたので推測です。

    タイミングがよくないと見られないそうです。高炉でドロドロとなった銑鉄を先ほどのツボのような車両に流し込んでいる様子でしょうか。←聞き忘れましたので推測です。

  • 案内係の男性は40歳代半ばとお見受けされましたが、入社して20年以上経っても高炉の中に入ったことがないそうです。そんなことから当然我々も中を覗くことが出来ません。ちなみに、製鉄所の従業員って塩を舐めながら汗だくになって働いているイメージでしたが、今は現場はすべて自動化されて、保守要員が工場内で働いでいるだけだそうです。

    イチオシ

    案内係の男性は40歳代半ばとお見受けされましたが、入社して20年以上経っても高炉の中に入ったことがないそうです。そんなことから当然我々も中を覗くことが出来ません。ちなみに、製鉄所の従業員って塩を舐めながら汗だくになって働いているイメージでしたが、今は現場はすべて自動化されて、保守要員が工場内で働いでいるだけだそうです。

  • また別の車両が動いています。

    また別の車両が動いています。

  • こちらもいぶし銀のディーゼル機関車ですね。

    こちらもいぶし銀のディーゼル機関車ですね。

  • 進化する日本製鉄君津第四高炉だそうです。

    進化する日本製鉄君津第四高炉だそうです。

  • コークスと焼結鉱

    コークスと焼結鉱

  • 鉄鉱石と石灰を混ぜ合わせ焼き固めた焼結鉱

    鉄鉱石と石灰を混ぜ合わせ焼き固めた焼結鉱

  • 石炭を蒸し焼きにして炭素部分だけを残した燃料のコークス。

    石炭を蒸し焼きにして炭素部分だけを残した燃料のコークス。

  • また別の車両が動いています。このタンクのようなものは何なんでしょう。

    また別の車両が動いています。このタンクのようなものは何なんでしょう。

  • 高炉から出る煙も今では綺麗なようです。

    高炉から出る煙も今では綺麗なようです。

  • 次に訪れたのは圧延工程。<br />ここも撮影禁止なのでパンフレットの写真を抜粋。<br />韓国や中国に高度の生産技術を盗まれまくっていますから、やむを得ないかとは思いますけど。<br />もう少し正方形状の真っ赤になった厚板が流されていました。音は地下鉄工事現場でヘビメタを大音響で聴いている感じ。工場見学ツアーに参加した子どもがたまに泣き出すそうです。ここも相当迫力があります。

    次に訪れたのは圧延工程。
    ここも撮影禁止なのでパンフレットの写真を抜粋。
    韓国や中国に高度の生産技術を盗まれまくっていますから、やむを得ないかとは思いますけど。
    もう少し正方形状の真っ赤になった厚板が流されていました。音は地下鉄工事現場でヘビメタを大音響で聴いている感じ。工場見学ツアーに参加した子どもがたまに泣き出すそうです。ここも相当迫力があります。

  • 最後に工場見学ツアーを終えて元の本館へ戻り、質疑応答の時間。<br />工場の現業職は24時間稼働のため8時間勤務の交代制だそうで、8時~16時、16時~24時、24時~翌8時の3交代。休暇を挟んでそのシフトが変わるそうだ。炭鉱と一緒なんですね。<br />それを終えると資料コーナーへ。

    最後に工場見学ツアーを終えて元の本館へ戻り、質疑応答の時間。
    工場の現業職は24時間稼働のため8時間勤務の交代制だそうで、8時~16時、16時~24時、24時~翌8時の3交代。休暇を挟んでそのシフトが変わるそうだ。炭鉱と一緒なんですね。
    それを終えると資料コーナーへ。

  • いろいろな展示がされていました。

    いろいろな展示がされていました。

  • 君津製鉄所の俯瞰図。<br />グリーンベルトがある道路の右手海側が製鉄所。

    君津製鉄所の俯瞰図。
    グリーンベルトがある道路の右手海側が製鉄所。

  • 本当は工場内の食堂で昼食を食べる予定でしたが、食堂の場所を聞き忘れてしまい場所が分からず、中で食べることを断念しました。まあ外で食べればいいよね。<br />関係者の皆さん、ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。<br />いろいろとありがとうございました。<br />新型コロナウイルスのためにこの2時間余りの工場見学ツアーが、我が家の2020年上半期で最大の行事になりました。

    本当は工場内の食堂で昼食を食べる予定でしたが、食堂の場所を聞き忘れてしまい場所が分からず、中で食べることを断念しました。まあ外で食べればいいよね。
    関係者の皆さん、ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。
    いろいろとありがとうございました。
    新型コロナウイルスのためにこの2時間余りの工場見学ツアーが、我が家の2020年上半期で最大の行事になりました。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • アルデバランさん 2020/05/15 12:02:30
    「製鉄所の工場見学ツアー」に反応
    てくてくさん こんにちわ

    アルデバランです

    昔、35前に仕事の関係で工場見学しました。
    製鉄所は住金鹿島でしたが…
    やむを得ないけどメインの圧延作業、カメラNGで残念でしたね。
    鹿島の場合、見学用のデッキが割と近くて、
    真っ赤な長大な鉄が轟音と凄い熱風を伴い一気に流れ出る様に圧倒されました。
    旅して絶景とか見ても数年で忘れちゃいますが、あの強烈なシーンだけは未だに焼き付いてます…

    他にも色々見学行ったけど、感動したのはあとは王子製紙の工場くらい…
    新人の頃、逆にガラス張りの中で見学されるような部署にいて、
    時々大勢の人に見られながらサボるわけにもいかず、真面目そうに働いたっけ…
    今思うと私の職場もいい職場だったなぁ、と改めて思い出させてくれる報告ありがとうございます。

    てくてく

    てくてくさん からの返信 2020/05/15 14:07:11
    Re: 「製鉄所の工場見学ツアー」に反応
    アルデバランさま

    こんにちは。コメントしていただきありがとうございます。
    あの圧延工程の真赤な鉄の塊は印象的ですよね。あとは製紙工場ですか、今は新型コロナウイルスで無理だけど、見学出来るか調べてみよう。
    てくてく

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