本宮は和歌山ですが　十津川へ　3

2020/03/20 - 2020/03/20

奈良県の南端　十津川村まで来たら　県境を越えて　熊野本宮大社まではすぐ
せっかくここまで来たのですから　お参りもしておかなければ…

エリア 和歌山

• 交通手段: 自家用車

国道168号線を南下して　和歌山県に入りました

和歌山県に入ると　工事が進んでいます

これも二階の……　それは知りませんが
やくにんのそんたくはあるものですから

少しわき道　本当は旧国道になるところに　道の駅奥熊野古道ほんぐうがあります

道の駅 奥熊野古道ほんぐう 道の駅

ここで　ランチでもと狙っていたものが有るのです

だいたい　そばやうどんが　500円か600円
それより定食が良いなと　800円

ちゃんと前回下調べをしているのが
おかずが二倍ご飯は大盛りの定食が　1100円
先着10名までですが　

まだ11時過ぎた所

これはチャンスですね

自動販売機　食券を買う前にレジの人にまだ特盛　行けますよねと聞きました

どうぞと言われて　嬉しかった

ところがこんなところで貧乏人は迷ってしまう

カツカレー　とんかつ　唐揚げ　カキフライ　ミックスフライ
さてどれにしよう…

さんざん悩んで　一番絵になりそうにないものを頼んでしまった

それがこれ　おかず二倍と言っても
それが写真に写るか？
どうしたら特盛の魅力を伝えられるのか…笑

まあ　考えても仕方がないか
窓の外の瀞峡の眺めです

売店はこんな感じ
この川側にフードインの場所が有ります

来ました　焼肉定食特盛

ご飯は確かに二倍ですが

焼肉定食の二倍
でも　これをどうやって皆に見せればいいのだろう？

そうだ！

焼肉丼にしてみよう

山盛りのご飯はある　　これで焼肉丼をどれだけ楽しめるかで　写真に撮ろう

我ながら良い思い付きでしたが


隣のテーブルのひとから　チラッと　何度も見られてました


とりあえず一杯目　大盛りです

上の部分だ食べて今度は二杯目の焼肉丼に

そして残り少ない所で　これで3回目

いやいや　満足じゃ～

満足して　道の駅の売店探索に

と言っても酒だけかい！

何となく見ているのが酒ばかりなのは何故？？

そしてその奥に　勉強の時間が

藤原定家　熊野詣の様子が書いてあるのです


「伊勢へ七度、熊野へ三度、愛宕さまへは月参り」と、
十返舎一九の『東海道中膝栗毛』にも登場するように、
江戸期の人々の信心深さと、
熊野詣への憧憬をうかがうことができますが
伊勢参り　熊野詣は　特別なものだったのです

京都から熊野への道
このランプのあるところが

休憩所だったところ　　王子と言う名前の付いているとこは
熊野詣の　休憩所だったのです

おおさの天王寺も　　東京の八王子は違いますが…

藤原定家の後鳥羽院熊野御幸随行日記

そのあらましを見て　
熊野詣がどのくらい辛い物かと　考えてみましょう

後鳥羽上皇のの熊野詣で

最高の位の人の旅ですから　大名行列の比でも無い旅なのです

折烏帽子で参りなさい。
ただし三津の辺りでは、立烏帽子を用いなければならない

そんな　服装などについても　指定された約ひと月の旅です

都から大阪までは　淀川を船で下ります

そこまでは天国でしょうね

天王寺で泊まり
平松皇子で泊まり
（今で言う　大阪府 和泉市幸町）

途中から徒歩となる

和歌山県に入り　藤代　湯浅で宿をとる

徒歩が続き　山越えの峠は大変だと



水戸黄門の漫遊記のように　一緒に動くわけでは無い
もともと水戸黄門漫遊記は　作りごとだが

上皇と会えるのは　呼ばれた時と

途中で歌会をする時ぐらい

田辺から　富田へ（白浜の山手）

そこから中辺路へと入っていく

馬も使うが　足が持たず輿に乗ることになる

大門大路をけて　山中小屋で朝をむかえる　寒い

輿のうえで　3日　山また山を越えて　熊野本宮に

千里の道を越えて　涙が止まらないと

本宮大社で　二泊して　川を下り新宮へ

新宮速玉大社で泊まり

那智大社をお参りして泊まる

これで　熊野詣　
満願だが
近道と　本宮へ　山越えの道を選ぶ

馬にも乗れず輿の上

本宮からは馬の上

帰りも山また山の旅

湯浅から　紀ノ川を渡り　大阪へ

大阪を抜けて　淀川は船で　そうして　都に戻る旅

四国88か所御遍路旅もですが
随伴の家来や荷持ちの苦労はいかばかりかと

たとえ現在道路状況が良くなっても
歩きの旅はごめんですね

熊野詣　何度も来ているのだが
三社参りをしたのは数えるほど

この熊野本宮は多いのですが
那智大社は　一人では　駐車場代もかかるし
かなり歩かなきゃならないので…　　
結局滝まで行くことになるから
と言うことで最近は一人で来たら本宮だけですが

本宮と言っても
三本の川の中州にあたる聖地、大斎原（おおゆのはら）に社殿が建てられたのは、崇神天皇65年（紀元前33年）のことでした。

ここまで山道を歩いてきた人たちは

新宮川で身を清め　あの大鳥居のある場所で　お参りをしたのです


熊野本宮の歴史は　洪水の歴史
何人もの人が　そして建物が　洪水に流されてきたのです

最後には明治22年の大洪水により、大斎原は大きな被害を受けました。
当時は能舞台などもあり、今の８倍の規模を誇っていましたが、
明治24年に上四社が現在地へ移されました。

平成23年9月、紀伊半島大水害により、
再び大斎原や瑞鳳殿などに大きな被害を受けました。

平成26年には瑞鳳殿が再建され現在に至ります。

旧社地 (大斎原) 名所・史跡

こちらは世界遺産になって作られた
世界遺産センター
こちらのおかげで　駐車場もトイレも楽になりました

世界遺産熊野本宮館 美術館・博物館

もともと山岳信仰の　山伏のいたところです

こちらは　熊野本宮地域キャラクター

八咫之輔　八咫姫

三本脚の神の鳥　八咫烏は
神武天皇が、宮崎県（日向）から奈良県（橿原）に都を移し、大和朝廷を開いて初代天皇に即位するまでを描いた物語で。神武天皇が熊野に到着された時、神の使者である八咫烏が奈良まで道案内をしたと言われています。

解説はこのぐらいにして
小高い丘の上の　熊野本宮に参りましょう

この鳥居でお辞儀をして
参道を参りましょう

このぐらい　　
歩いてやるわい

なのに……
どうして　気持ちをくじくような看板を

昔の　熊野詣は命がけだったのですがら…

今は　外国人の団体のいない時期

すこしは　日本らしい落ち着いたお参りができると思ったのだが

真中は　神様の通り道です

神様に道を譲らせることはするなよ

そう思うのですが　

今の日本人字の読めない人がなんと多い事か

よめなくても　常識さえ知っていれば…

此処にもコロナの足音が

手水場　進入禁止です

宝物殿は　換気が悪いのでパスしよう

けっして　貧乏だからでは…　

そうだけれど

熊野本宮大社 宝物殿 寺・神社・教会

面白いことやっていますね、

白足袋用意のこと　ワンポイント禁止って

靴下と間違う奴が居るの？？

気にせずに手をつないで上がって来る

もう少し　かんがえろよ　そう思ったら

金の力で　こんな格好させても

常識は守ろうぜ　おばさん

石畳の上は　右側を歩こうよ

真中は神様の通る道だよ

家では　神でも　ココではだめだよ

最近はご朱印ブームで

こちらも忙しそう

でも　今は日本語だけだから…

では　本殿にお参りを

熊野本宮大社 寺・神社・教会

由緒を見て

今回は日本人ばかりだったのに

この字の読めない人ばかり

いいえ　カメラは　三人並んだら　真中の人の魂を抜くけれど
スマホは　かまわないと思っているのだろうか

この中で　写メを送っている御仁までいました

お参りの順序や仕方の前に

神の前では両手を開けておくこと

それをかけよ

となりの脇社の前でも……

変わりないのは　お前だけだな

ポストの上の八咫よ
そうおもったのだが　金に成ったり　緑に成ったりしてたよね

今では黒に戻ってました

ちなみに　料金は…

いいえ　初穂料です

太鼓も鳴らしてもらえます

ただ　〇〇円より　　

よりの意味が……

絵馬やおみくじ

昔若いころ　外人の友達が驚いていました

折角買い求めたもの　何故置いて帰るんだと

神様への手紙だと説明したことを思い出します

そのほか　色々と案内などはあるのですが

見てえない人が　7割はいるんだろうなぁ

お参りする前に寄っている人たちが…
お参りした後のご褒美でしょうが

中には土産を買い込んで　石段を重たいとぼやきながら持って上がる人も

やっぱりお参りは両手を開けて
これを流行らせないと　いけませんね


さて　次に向かいましょうか。
コロナの影響で　
気持ちの良い参拝ができると思ったのが　間違いでしたね。


アンタら日本人だろう

大和の心はどこに行ったんだ～～