2019/09/20 - 2019/09/25
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さくらいろさん
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旅友達と行く台北旅行3泊4日、とても楽しく過ごしました。
皆さんはそれぞれのフライトで帰国(最後まで自由旅です)。
私は夫と2人でこれまで行ったことのない台南・高雄にも足を
延ばそうと計画していました。
鉄ちゃん夫と一緒ですから、台北から台南までは台湾新幹線です。
高鉄台南駅から市街地までは無料のバスがありました。
ホテルは「台南大億ランディスホテル」大型ホテルです。
着いた日に、さっそく安平古堡(ゼーランディア城)と安平樹屋を見学。
ここは夫が高校生の時に授業で習って、印象的で行ってみたいと思った
場所とのこと。
私は知らなかったのですが、安平樹屋は1本のガジュマルの木が
建物を呑みこんでしまったという不思議な景観でした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 鉄道 タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
皆さんがそれぞれに帰国する日です。
私達は台南に移動する日。
ホテルの部屋から外を見ると、整然と並んだ
バイクで通勤風景? -
台北に滞在中は雨や曇りでしたが、この日は
晴れてきました。
朝、8時にはホテルをチェックアウトして
台北駅に向かいます。 -
トランクもあったので、タクシーにしました。
15分ほどで駅に着き、110元(約380円)でした。
台北駅は台北のターミナル駅。
台湾高速鉄路(高鉄)と台湾鉄路管理局(台鉄・TRA)
及び台北捷運(MRT)、桃園空港への機場捷運も
乗り入れています。 -
駅前で、鉄ちゃん夫がまたも昔の電車を見つけました。
LDK58号蒸気機関車で、日本統治時代の1923年に
日本車両で造られたもの。
後ろには1956年台湾製のディーゼルカーLDR2201が
あります。 -
駅の構内に入ると広いです。
吹き抜けで広々とした台鉄のコンコース。
立派です。 -
台北から台南へは新幹線で行きます。
チケットは事前にKKdayで予約しました。
会員登録してバウチャーを受け取ります。
当初は外国人限定新幹線割引乗車券(20%引き)の
予定でしたが、今回はもっとお得なキャンペーンが
ありました。
2名分料金が1名分無料という台湾観光局のクーポンが
あったので(使用1回限り)それを使いました。
バウチャーは窓口で乗車券に交換してもらいました。
これがその表紙。 -
中を開くと乗車券になっています。1人1枚です。
記名式で有人の改札口を通ります。 -
こちらの窓口でバウチャーを見せて、乗車券に
交換しました。 -
無事に乗車券を手にしたので、朝食のお弁当を
探します。
こちらは高鉄のお店。 -
上の照明がついたところにお弁当の種類が
あります。 -
こちらは台鉄のお弁当売場。
時間があったので両方の店を見ました。
それぞれにお弁当を選んで乗り場に行きます。 -
改札口では係員に乗車券を見せて入場しました。
-
新幹線が入ってきました。
9:21発で台南には11:06着の予定です。 -
車内に入ると、あれ、日本の新幹線と同じ。
この車両は日本の新幹線の技術を輸出・現地導入して
車両はT700系。日本のN700系とほとんど同じとのこと。
なるほど技術の輸出なのですね。 -
指定席で2人並びでした。
席に着いたらさっそく朝食のお弁当を開きます。
夫が買ったのは、その名も「台鉄弁当」 -
右側が「台鉄弁当」
拝骨(パイコー)、油揚げの煮込み、
味付け卵などがのっています。
60元(約210円)
夫曰く「びっくりするほど安くて美味しい」 -
私はこちらのお弁当。
ご飯の上にいろいろのっています。
こちらもとても美味しかったです。
80元(約280円)
リンゴジュースは10元(約35円)でした。
店で食べた台湾料理はどれも美味しかったけど
駅で買うお弁当も安くて美味しい。 -
景色を眺めながら台南に向かっています。
車内も快適です。 -
のどかな風景を見ながら、台北で旅仲間に
いただいたケーキでおやつも食べました。
のんびり。 -
時間通りに11:06高鉄台南駅に着きました。
車両はほんとに日本の新幹線と同じです。 -
高鉄台南駅の外観。
この駅は市街地から遠く離れていて、周りには
何もありません。 -
連絡通路があり、台鉄の沙崙駅があって台鉄台南駅まで
25分で結んでいます。
そのため、高鉄は台南市街まで無料シャトルバスを
走らせています。
高鉄と台鉄、紛らわしいですね。
高鉄は新幹線、台鉄は在来線です。 -
この電車が台鉄沙崙線を走っています。
私達は行きは無料シャトルバスを利用しましたが
最終日はこの電車を使いました。
(バスの渋滞が心配だったので) -
無料シャトルバスです。
宿泊予定のホテルまでは、H31の奇美博物館方面、
原住民文化会館行きに乗りました。
小西門で降ります。
バスは20分ごとに出発します。 -
小西門まで約50分とありましたが、道路が
すいていて乗客も少なく、35分で着きました。
バス停から道路を渡るとすぐにホテルがありました。
「大億ランディスホテル」
地上22階、地下5階、全315室の五つ星ホテルです。
隣には新光三越デパートがありました。 -
ホテルに入って、ロビー。
立派なホテルです。 -
素敵な階段。
横の壁には各国の有名人が宿泊した写真が
たくさん飾られていました。 -
12時過ぎにはホテルに着いたのですが、すぐに
チェックインできました。
22階(最上階)の部屋に案内されました。
部屋は広くてベッドもキングサイズで広々、
リノベーションされていてきれいです(43㎡) -
大きめの椅子とテーブルもありました。
-
小テーブルにはフルーツも。
-
セフティボックスや冷蔵庫、フリーの水、
お茶のセットなど。 -
バスルームもきれいです。
-
シャワーブースもあり、トイレはウォシュレット付き。
設備もいいです。 -
窓側から入り口を見たところ。
テーブルは一部を引き出して広く使えます。
予約はTRIP.Comからしました。
朝食付きで2泊24,932円でした。
台北よりも台南の方がホテル代は安かったです。 -
部屋の前の通路は吹き抜けになっています。
-
ホテルに荷物を置いて、昼食に出かけました。
歩いてやって来たのは「矮仔成蝦仁飯」
蝦仁飯(えび飯)は台南でよく食べられる地元グルメ
とのこと。
この店は人気店ですが、ホテルから歩いて行ける場所に
ありました。(海安路沿い)
うろうろと探しましたが、店が新しくなったようです。 -
店内の様子。
お客さんが多いです。 -
注文したのは左から「蝦仁飯」(60元)
「湯青菜」(25元)「肉絲飯」(50元)
蝦仁飯は鰹だしと醤油で味付けられたご飯に、むきエビと
葱が散らされ、プリプリの海老との相性が最高。
肉絲飯は細切り肉がのっていて、こちらもいい味。
湯青菜も副菜にぴったりでした。 -
それにプラスして、蛤のだしが効いたスープ
「蛤仔湯」を頼むのがおススメ。
それぞれに器は小さくて、男性用の茶碗サイズ。
どれも美味しくて、計170元(約600円)
安くて美味しいもの、多いです。 -
昼食の後は、さっそく観光へ。
台南と高雄を観光しようと思うと2泊ではかなり
慌ただしいことが分かりました。
それで着いた日に台南の観光をすることに。
タクシーで安平老街区に向かいました。180元でした。
まずは安平古堡に入場します。 -
入場券。
1人50元でした。
安平古堡はゼーランディア城とも呼ばれます。
台湾で最も古い城堡で、オランダ東インド会社に
よって1624年に建設された台湾統治の中心地です。 -
1662年には鄭成功が攻略、オランダ人勢力を
台湾から一掃、安平城と改称し、鄭氏政権3代に
わたって王城として使用されました。
清朝時代になると荒廃していきました。
さらにイギリス軍艦の攻撃を受け、甚大な被害を受け
廃墟と化しました。 -
日本植民地時代には、日本軍の駐屯基地に
利用され、オランダ時代に築城された城砦は
姿を消し、かろうじて城壁の一部が当時のものと
して残されています。
いかにも古城の城壁。
これだけでも、よく残っていたものです。 -
安平古堡の石碑。
-
展望台のある広場。
展望台は1945年に城周辺の動きを監視するために
建設され、1975年にはこの展望台が新たに設けられました。
現在では安平古堡のランドマークとなっています。 -
古砲もいくつか並んでいました。
-
現在の洋風建築物は1930年に日本が建設した
税関舎で、安平の歴史を紹介する資料館として
利用されています。 -
展望台にも上がってみました。
半円形の内郭城壁と古砲、古井戸などが
見えます。 -
遠くまで見晴らせました。
-
こちらは台南駅方面かな。
-
そして鄭成功(てい せいこう)の像。
台湾各地、特に安平では致る所に鄭成功の像が
設置され、絵が描かれています。
台湾の開発始祖として、孫文、蒋介石とならぶ
「三大国神」の一人。
「明」が「清」に滅ぼされる際に抵抗運動を続け
台湾に渡り、鄭氏政権の祖となった人物。
国姓爺と呼ばれます。
因みに「国性爺合戦」は近松門左衛門の人形浄瑠璃で、
のちの歌舞伎となっています。
鄭成功を題材として脚色したもの。
(ただし、国姓→国性と変えていることに加えて
結末も史実とは異なる展開とのこと)
夫は高校時代に、歴史として鄭成功の史実を習い、さらに
歌舞伎「国性爺合戦」を観劇したとのこと。
そういうことで安平は心に残っていたのですね。 -
安平古堡を出て、次は安平樹屋/徳記洋行へ
行きます。
歩いて10分ほど。 -
こちらも入場料は50元でした。
-
徳記洋行は1867年にイギリス人によって設立された
貿易会社(商社)で、アヘンや樟脳、砂糖などを
扱っていました。
日本統治時代には日本の製塩会社のものでしたが、
第二次大戦で撤退した後は放置され、廃墟となりました。
現在は博物館になっています。 -
中を見学すると当時の商社の再現などが
ありました。 -
そして同じ敷地内にあるのが「安平樹屋」です。
元は徳記洋行の倉庫だった建物。 -
廃墟となった倉庫の屋根の上で1本のガジュマルの
木が成長し始めました。 -
それが根をたらし、壁を伝わり、70年という
年月の間に建物を呑み込んでしまったのです。 -
今では、たくさんのガジュマルが生い茂って
います。 -
まさに建物を呑み込んでしまった景観。
2000年頃からは観光施設として整備され、
見学ルートに木桟道がつくられ、その全容を
見ることができます。
こんな景観を見たのは初めてでした。
安平のガジュマルは侵略性を持った樹木で、自らの
繁殖地を拡大する傾向があり、さらに強い排他性を
持っているとのこと。
ガジュマル、恐るべし。
夫はこの安平樹屋も安平を調べる時に、とても
興味を持ち、見てみたいと思っていたとのこと。 -
樹屋の後方にはブリッジ歩道がありました。
-
展望台まで行くと樹屋を眺めることができます。
-
反対側は観光船が行くのが見えました。
ここはマングローブの景観エリアとなって
いるとのこと。 -
さて、暑い中、安平古堡と安平樹屋を見学して
きました。
歩き疲れたので、どこかで休憩と思ったら
ちょうどかき氷屋さんがありました。
「同記安平豆花」
入ってみることにしました。 -
夫が注文しています。
-
豆花ではなく、「新鮮牛奶雪花冰」にしました。
60元。
雪花冰とは「練乳や果汁などを混ぜた氷」を削って
作るかき氷で、なめらかで濃厚、フワフワと雪のような
感触のかき氷。
トッピングには小豆あんが使われていましたが、この
小豆あんもこの店のこだわりとのこと。
(台湾は良質な小豆の産地)
食べてみると、本当にフワフワとして冷たくて
美味しかったです。小豆あんも。 -
壁にあった店の歴史。
たまたま入った店でしたが、調べてみると
豆乳で作る「豆花」の老舗有名店でした。 -
休憩の後、帰りのバスも見たのですが、50分ほど
待たないと来ないので、タクシーにしました。
林百貨店まで乗りました。160元。
林百貨店は日本統治時代の1932年、山口県出身の林方一が
開業した百貨店。
建物は鉄筋コンクリート造りの6階建てで、台南唯一の
近代的エレベーターを備えていました。
1945年の空爆で損傷、戦後は製塩公社や軍などの施設に
流用されましたが、1980年代から空きビルとなっていました。
台南市の市定古跡に認定されて、復元修復作業により創業当時の
姿が再現され、2014年に特産品販売施設「林百貨」として
開業しました。 -
中に入ってみると、あら素敵。
とてもおしゃれな空間です。 -
台湾のお土産などがきれいに並んでいます。
-
そして、ここは是非とも屋上へ、ということで
(今では歴史を感じる)エレベーターで、上がってきました。
開業した頃は5階にレストラン、6階は屋上庭園、展望台と
神社がありました。
復元してあるので、昔の姿そのまま。 -
さらに米軍機空爆による機銃掃射の跡が
保存されています。
よく残っていたな、と思いました。 -
神社も「林百貨頂楼神社遺跡」として
復元されていました。
歴史を感じ、屋上からの景色も眺めらました。 -
屋上からは階段で降りていきます。
ここは、台湾の食品がいろいろ並んでいた階。 -
センスのいい雑貨が並ぶフロアも。
-
衣類もおしゃれ。
フロアは広くないので、ぐるりと見て回れます。 -
バッグ売場にあった赤のトートバッグなどは
とても好みでした。
全体的にセレクトショップのように良い品物を
集めているという印象でした。
もう少し時間があったら、買い物したかったです。 -
林百貨店を見てから、ホテルに歩いて戻りました。
少し休んで、今度は隣にある新光三越へ。
ここは日本と同じ造りの現代的なデパートです。
B2にデパ地下的なフロアがあったので、そこで
パイナップルケーキなどのお土産を買いました。 -
三越から一度ホテルに戻り、19時頃から夕食へ。
タクシーで行きました。
夫が調べていたのは「度小月 台南本舗老店」
度小月は台南を代表するグルメ店。
清朝末期の1895年創業とのこと。
麺の屋台から始まり、今でも伝統を守って机や椅子も
屋台時代を彷彿とさせる小ぶりのものを使用しているそう。
特に「擔仔麺」(タンツーメン・そぼろ肉の麺」が有名で
夫は期待してやってきました。 -
ところが店の前にある看板を見ると
何だか不吉な予感が・・。
「人手不足」と書いてあります。
他の意味は分かりませんが、ようこそ!という
感じではなさそう。
とりあえず、店に入りました。
2階まである店ですが、使っているのは1階のカウンターと
テーブル席のみ。
活気がなく、アルバイトらしき店員さんがやる気もなし。
あれれ・・。 -
夫は店のHPなどで見てオーダーしたいものを
4品リストにしていました。
ところが店員さんは「ない」ばかり。
希望の品は1つのみ。
仕方がないので「擔仔麺」「肉燥販」(牛そぼろご飯)
「貢丸」(肉団子・擔仔麺の上にゴロンとのっている)
にビールを注文。 -
さらに「五味軟絲」ならできるというので追加。
茹でた冷たいイカにピリ辛の五味ソースをかけたもの。
夫曰くは、どれも出来合いもので調理の工夫もなく
運ばれてきたので、美味しく感じられなかった。
370元でした。
食いしん坊夫、がっかりの巻。
店を出てもぶつぶつと文句を言いながら歩いていると
林百貨店が見えました。
そういえば屋上から眺めた時に「度小月」の大きな
看板が見えていました。
今の店は小さく、近くに違う店があるようです。 -
ということで地図を見たり、通りがかった人に
聞いたりして別の「度小月」を見つけました。
ここは中正路に面した立派な店です。
「度小月 擔仔麺中正旗艦店」
店の前にあるメニューを見ると夫の希望した品も
あるようです。
まさかの「度小月」のはしご?
そのまさか、で入ってみることにしました。 -
中に入ると店内も広くて、新しい。
席も多くて、お客さんもたくさんいます。
店員さんもきちんと対応してくれます。
かなり印象が違う。 -
店員さんに聞くと、夫の希望の4品のうち
3品はできますとのこと。
先ほど「擔仔麺」は食べたので、他を注文。
頼んだのは「黄金蝦捲」エビの春巻き。
度小月の中でも1,2を争う人気料理。
前日の淡水で食べた蝦捲よりも、高級感がありました。 -
もう1品は「烤虱目魚肚」
虱目魚(サバヒー・ミルクフィッシュ)は台南を
代表する白身魚。
開いて人の手で小骨を取り、特製の塩胡椒で焼いて
あります。
あっさりした味の記憶ですが、夫の好みには合わなかった
とのことでした。
カードも使えて484元でした。
21時で閉店らしく片付け始めたので、店を出て歩いて
ホテルに戻りました。
結局は度小月の名物料理4品は制覇できたので(リストの4品では
なかったけれど)夫の気も納まって、まあ、良かった。
最初の店も創始店らしく、小さくて風情はあったのですが
やはり活気がなかったのと、できる料理が少なかったのが
残念でした。
ホテルに戻って、大きなバスタブでゆったりできて
台南観光も終わり。
明日は高雄に向かいます。
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