2020/01/04 - 2020/01/04
119位(同エリア1180件中)
Fidelioさん
- FidelioさんTOP
- 旅行記63冊
- クチコミ619件
- Q&A回答2件
- 105,590アクセス
- フォロワー70人
この旅行記のスケジュール
もっと見る
閉じる
この旅行記スケジュールを元に
皆さんは、年末年始の休みはどれくらいあるでしょうか。
仕事をしている方であれば、おそらく毎年6日間程度ある方が多いかと思います。
しかし、僕は勤め先の業界の事情で基本年末年始は31日~3日までの4日間しかありません。
もう年末の27とか28ぐらいになると朝の出勤時間帯はあまり人がおらず、電車は空いているので快適に通勤できます。
と同時に、「なんで自分は会社に行ってるんだ」とバカバカしくなるのが毎年のお約束です。
そんな薄休の自分(同業者も)にもラッキーイヤーが存在します。
それは4日間以上の休みがある年。すなわち土日が31~3日の前後にドッキングされている年です。この年ばかりは最大6日間の休みを得ることができるのです。ありがてぇ…。
2020年はまさに1/4と5が土日の当たり年。長い休みがあることはなんとありがたいことでしょうか。東京オリンピックよりもこちらの方が大事です。
…しかしいざ休みを迎えるとなると、暇です。暇。我が家は地方に親戚がいないので毎年年末年始に泊りがけの旅はしません。
でもせっかくだからどっか出かけたい!日帰りでどこか行けるところはないか…?そうだ、SYD(Sano Yakuyoke Daishi)だ。名前はよく知ってるのによくよく考えたら行ったことない。行ってみよう。多分この機を逃したら確実に行かない。佐野市民や出身者の人たちには申し訳ないけども。
そんなわけで、初詣も兼ねて、同じく暇を持て余していた父と栃木県は足利と佐野に日帰り旅をすることにいたしました。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 3.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
北千住からおはようございます。そして2020年、明けましておめでとうございます。
まずは東武線の駅構内にあるドトールで朝食。
こちらのドトール、テラス席があるようです。
「こんな寒いのに誰がテラス席使うんだよ」と思いながら食べていましたら、なんとさも当たり前のごとくテラス席に行く人がいるではありませんか。
僕には理解できません。 -
電車の時間が近づきましたのでホームに。
今回は特急りょうもう号を使って足利市駅まで向かいます。
スペーシアで日光・鬼怒川に行ったことはありますが、りょうもうは初めて乗ります。北千住駅 駅
-
この赤いラインの車両が特徴のりょうもう号。
スペーシアは車両がリニューアルされましたが、こちらはそのままです。北千住駅 駅
-
乗車率は3~4割といったところでしょうか。
電車は定刻通り進みます。特急 りょうもう 乗り物
-
乗ることおよそ1時間10分で、足利市駅に到着です。
栃木県南部を訪れるのはこれが初めてですね。
空気が美味しい。足利市駅 駅
-
駅からは徒歩で街の中心部へと向かいます。
歩き始めてすぐ、渡良瀬川が見えてきました。
この川を渡ると足利の中心部へとたどり着きます。渡良瀬川 自然・景勝地
-
まず最初の目的地は足利学校。
歩いて15分もするとこのように石畳の道が表れ、一気に歴史を感じさせるような佇まいになってきました。 -
足利学校に到着。写真の門は「入徳門」です。
創設されたのは平安時代か鎌倉時代かとも言われ、度々論争の的になり正確なところは分かっていないそうです。1432年には、関東管領の上杉憲実が蔵書を寄贈するなどして再興し、儒学をベースとして兵学や医学も教えていたところから、「日本最古の総合大学」とも言われています。
最盛期の学生数は3000人を超え、フランシスコ・ザビエルは「日本最古にして最も有名な坂東の大学」と評したそうです。
見学料はSuicaとPASUMOで支払うことができます。
さっそく中に入りましょう。史跡足利学校跡 名所・史跡
-
入ってすぐ左手に孔子像があります。
日本にもいくつか孔子廟がありますが、足利学校もその1つです。 -
「学校門」をくぐります。
この門が足利学校を象徴しているそうです。史跡足利学校跡 名所・史跡
-
こちらの遺蹟図書館は、足利学校に伝わる書籍の保存を目的として大正4年に完成されたものだそうです。
史跡足利学校跡 名所・史跡
-
校内には築山泉水庭園があります。
史跡足利学校跡 名所・史跡
-
こちらは「衆寮」という場所。
学生たちが寄宿していたところになります。
3000人もいたというわりには小さいな…。
別の場所にも宿舎はあったんでしょうか。 -
「方丈」と呼ばれるこの建物が、足利学校の中心的な建物になります。
靴を脱いで中を見学することができます。史跡足利学校跡 名所・史跡
-
その方丈の入り口にあるこの装置、水槽の上に2本の鎖で不自然に支えられた金属製の器。名を「宥座之器」と言います。
少し難しい言葉ですが、「自らの戒めのために身近に置いてある道具」という意味もあります。
「水が空の時は傾き、ちょうどいい時は真っすぐになり、水を入れすぎるとまた傾きすべてこぼれてしまう。一杯になってしまうと覆らないものはない。無理や慢心はいけない。ちょうどいいのが一番いい。」という孔子の教えを現したものになります。 -
漢字試験の体験コーナーもありました。
時間があまりなかったのでやりませんでしたが、自学自習を重んじる足利学校では「自分が納得したら卒業」というウルトラ高い自律性が求められます(笑) -
方丈の軒先にて。
-
軒先から北庭園を眺めることができます。
快晴のいい天気になりました。当たり前です。晴れ男の自分がいるんですから。
・・・慢心はいけませんね、さっき教わったばっかり(笑) -
一通り見たあとは次の場所へ向かいましょう。
-
足利学校のちょうど目の前に、麦とろ銀丸本店という老舗の味噌専門店があります。
足利では稲の裏作として麦を栽培してきた歴史があるそうです。
店内ではそばも食べることができます。麦とろ 銀丸本店 グルメ・レストラン
-
ちょうど味噌汁の試飲ができたので飲んでみることに。
見た目は三河の八丁味噌のような色合いですね。
飲んでみると、一瞬赤だしのような濃い味わいがしますが、のどを通るとさっぱりとした感じがします。 -
石畳の通りを歩きます。両側の建物も趣がありますね。
考えてみると足利は面白い街です。
大きな城下町でもなければ門前町でもないのに、これほど歴史のある寺社や老舗のお店が今でも現存している街はそう多くないと思います。
当時の世情柄、世の中が荒れていたこともあり室町幕府は3つあった幕府の中で(主観ですが)印象が薄いですが、元々足利家は源氏の流れを汲む名門ですし、幕府が京都にありながらも関東管領によって大事に治められてきた要所であったからこそ今に至るまでその趣が残っているのでしょう。 -
この地域は昌平町といいます。
「昌平」とは、孔子の出身地である昌平郷に由来します。足利学校が儒学を教授していたことから、その地域にも儒教に関連した名前が付けられているそうです。
東京神田にあった昌平坂学問所も、同じ理由でその名がつけられました。 -
足利学校から歩いて5分足らず、鑁阿寺(ばんなじ)に到着です。
ここも足利家の由緒あるお寺で、この日は初詣に訪れる地元の人が多くいました。
鑁阿寺の「鑁」ってすごい難しい字だな…
おそらくこれからの人生でこの字を書く機会は1度あるかないかでしょうな。
さっそく本堂でお参りです。鑁阿寺 寺・神社・教会
-
重要指定文化財の一切経堂。現存する建物は1407年に建てられたそうです。
鑁阿寺 寺・神社・教会
-
多宝塔。
-
境内のお店で「足利シュウマイ」なるものを売っていました。
聞いたことありませんね…。
せっかくなので食べてみましょう。 -
揚げシュウマイと蒸しシュウマイの2種類を注文(1本150円)。
それぞれソース、お好みで辛子をつけて食べます。
普通のシュウマイは肉が詰まっていますが、この足利シュウマイは玉ねぎと片栗粉のみで出来たものなんですね。
とてもヘルシーで美味しいです。普通に日常でも食べたいな…。
食べた後はJR足利駅へ向かいます。 -
駅へ向かうがてら、途中太平記館によりお土産の古印最中を購入。
足利や栃木のお土産はここでいろいろ買えます。太平記館 美術館・博物館
-
歩いて10分少々、JR足利駅へやってきました。
駅名の看板がシャレオツですね。足利駅 駅
-
両毛線に乗り佐野まで向かいます。
1時間に1本のダイヤなので乗り遅れたらえらいこっちゃ。 -
およそ10分で佐野駅に到着しました。
東武佐野駅とも接続しており、駅舎はなかなか立派です。
時間は12時、ちょうどお昼の時間です。
というわけでお昼ご飯を食べに行きましょう。佐野といったらもちろん・・・、佐野駅 駅
-
ですよねぇ、佐野ラーメンですよね~。佐野来たらこれ食べないと。
駅前の日光軒というラーメン屋に向かいます。人気店ともあり、少し並んで入れました。僕たちが並んだ直後にぞろぞろと待ちが出来ていたので危ないところでした。
創業自体は古いお店ですが、中はおしゃれなカフェ風のお店です。
佐野ラーメンを食べるのはこれが初めて。乗せものはメンマ、チャーシュー、海苔、なると、ネギと大変シンプルで、透き通るようなスープに手打ちの平打ち麺が投入されています。(せっかくなので大盛を)
スープを一口飲むと、上品な出汁の効いた醤油味が時間が経つにつれてじんわりと染み渡るようなあっさりしたおいしさです。もちろん麺との相性も抜群!
日本人が本当に1番好きな味のラーメンといっても過言ではないくらいのおいしいラーメンです。無限に食べられます。
佐野に来てよかった~!日光軒 グルメ・レストラン
-
餃子(5個420円)も頼んじゃいました。餃子1個が大きく食べ応えがあります。
ちなみにこの日光軒というお店、ハラルフードならぬハラルラーメンも提供しているとのこと。イスラム教徒の人も安心して食べられますね。
美味しいラーメンでお腹を満たした後は、本日のメイン、佐野厄除け大師(SYD)にお参りに行きます。
っとその前にスマホ充電しなきゃ。
・・・あれ、ない。忘れてきた(笑)
駅前のセブンで買うか、余計な出費乙。。。 -
徒歩で向かいますが、人通りは少ないです。
佐野にも歴史を感じさせる建物がありますね。 -
歩いて15分ほど、佐野厄除け大師に到着しました。
道すがら全然人歩いていなかったのになんだこの人だかりは(笑)
さすがは関東三大師。露店もたくさん出てるし大いに賑わっています。
こりゃいい! -
参拝待ちの列に並びます。
(最初並んだのはお札を納める列だったので、別の列に並び直しました。)
中で警備員さんが「中で祈願してもらう人はこっちの列、ただお金入れて拝む人はこっち」という非常にシンプルかつ明快な案内をしていました(笑)。 -
「田中翁之墓」
明治時代、足尾銅山鉱毒事件で地域住民救済のために奔走した衆議院議員・田中正造のお墓がここにあります。出身が佐野なんですね。
小学校6年の頃、国語の教科書で田中正造の伝記を読み、その生き方に小学生ながら非常に感銘を受けた記憶があるのは今でも強く残っています。
その年の日光への修学旅行で足尾銅山を訪れたこともよく覚えています。
あれから12年、こうしてまた田中正造のことを思い返す機会が訪れたのも、縁というものでしょう。田中正造墓所 (惣宗寺) 名所・史跡
-
「参 拝 者」
そうです。我々は参拝者です。惣宗寺(佐野厄よけ大師) 寺・神社・教会
-
並び始めてから30分弱、ようやく本堂にたどり着きました。
栃木県出身のお笑いコンビ、U字工事が漫才の中で佐野厄除け大師のことをSYD(Sano Yakuyoke Daishi)と表現したことから、ちょっとした人気になりました(と思われます)。
無事お参りを済ませ、おみくじを引きます。 -
通りを挟んだところにある物産館で、桜あんぱんやさのまるくんヨーグルトなどお土産を購入。
この佐野市のゆるキャラであるさのまるが可愛すぎる…
https://www.city.sano.lg.jp/sanomaru/index.html
物産館の後は、帰路につくべく東武佐野市駅へ向かいます。 -
途中レトロな看板が掲げられているレトロな建物がありレトロな郵便ポストを目の前に構えている光景がとってもレトロな雰囲気で・・・
-
歩いて10分、東武佐野市駅に到着しました。
厄除け大師をモチーフにしたような駅舎です。佐野市駅 駅
-
待合室はこんなモダンな感じ。
-
2両編成の電車がやってきました。
乗車距離は短いですが、館林まで向かいます。 -
世界の車窓…いや、佐野線の車窓から。
のどかな光景です。 -
館林に到着。埼玉から栃木に伸びる東武伊勢崎線ですが、途中ここだけちらっとグンマーです。特段入国審査などはありません。
ここから途中久喜で乗り換え、次は春日部まで向かいます。
普段半蔵門線を使って通勤しているので久喜行きの電車に乗るんですが、初めて「普段乗ってる電車はここまで伸びてるんか」と知りました(笑)館林駅 駅
-
春日部に到着。
かすかべ防衛隊の隊長、野原しんのすけと愛犬シロがお出迎えです。
さらにさらにここから東武アーバンパークライン(東武野田線)に乗り、柏乗り換えで新鎌ヶ谷まで向かいます。
いや~今日は東武鉄道乗りまくりの日だな。春日部駅 駅
-
佐野市駅を14時半ごろに出ておよそ2時間半、計4回乗り換え新鎌ヶ谷駅に到着。
VIE DE FRANCEでちょっと一服したところで、今回の足利・佐野日帰り旅は終了!
観光にグルメにお参りに鉄道三昧の充実した1日でした。
地元から近距離にあるけど行ったことのない場所って意外とありますよね。
こうして時間があるときにそういった場所に行ってみると新たな発見や気づきを得ることができることを、改めて実感しました。 -
「望禄応重山(出世を望むならまず立ち上がれ)
花紅喜悦顔(その決意に花も咲き喜悦する)
挙頭看皎月(頭を挙げて輝く月を看れば)
漸出黒雲間(漸く黒雲の合間より現れ出る)」
― 何事も、熟慮の末の決断が必要。肝を据えて立ち上がれば、世界は一変して見え、花も美しく、月も雲間を抜けて輝きわたっています。 ―
厄除け大師で引いたおみくじの言葉です。
普段はあまりおみくじの言葉は当てにしないのですが、この言葉はまさに今の自分を見透かされたようなものだったので、非常に深く刺さりました。(定期入れにお守りとして入れています。)
何かと悩む場面に多く出くわしますが、軽々に物事を進めるのではなく、現状の自分をしっかり見極め、そして先の未来をしっかり熟考した上で決断ができるようになりたいと思います。
今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
新型コロナウィルスの影響で先行きの見えない苦しい生活が続く世の中ですが、いつか皆様の生活に花が咲き、月が輝く日が戻りますように…。
- 2020迎春 栃木・足利/佐野 日帰り旅 ~歴史散歩と厄除け大師でお参り~ - 完
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
もっと見る
足利(栃木) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
50