2020/04/04 - 2020/04/07
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Komabaanさん
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緊急事態宣言前に那須で静かに過ごそうと都内を出発、北関東のマイナーな史跡を訪ね、二日目は白河市から三春滝桜へと向かいます。途中で陸奥國一之宮と称される神社を訪ねます。結局、緊急事態宣言直前に帰京しました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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昼前に都内を出て、首都高 東北自動車道で佐野へ。まずはいつもの佐野ラーメン屋さんで昼食を。
岡崎麺 グルメ・レストラン
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主要道路から外れた位置にあり、地元の方中心の顧客層です。創業50年近いいわゆる典型的な佐野ラーメンです。
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さて史跡巡り開始です。まずは「天應寺」さんへ。
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当山には彦根藩 井伊家廟があります。ほとんど知られていませんが当地 佐野(当時の呼称は安蘇郡)は江戸時代に200年以上の長きにわたり彦根藩領で、藩主井伊家の菩提寺もありそれがこの天應寺さんです。
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こちらが桜田門外ノ変に倒れた井伊直弼のお墓ですが、遺髪と詩句のみが埋葬されているようです。
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井伊直弼の遺骸を収めた「本当の」墓は、世田谷の豪徳寺(江戸における彦根藩菩提寺)、彦根の龍潭寺(公式な菩提寺)、天寧寺(井伊家私的な菩提寺)などのどちらなのか、いまだに議論があるようです。
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東武佐野線沿いに北上しますと立派な稲荷神社さまに出合いました。
一瓶塚稲荷神社 寺・神社・教会
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「一瓶塚稲荷神社」さま、ちょうど「初午祭」(諸事情で今年はこの四月まで遅れたそうです)当日で多勢の氏子さんたちが集まっていらっしゃいました。
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折角なので御朱印のご対応をお願いしました。
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門前商店街。氏子さんの数といい、商店街がまだ生きていることといい、東武佐野線沿線はもう少し探訪してもいいかと思いました。再訪すべし!
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「道の駅 どまんなか たぬま」に立ち寄りました。広大な駐車スペースに屋根付きの道の駅は初めて見ました。盛夏には有効ですね。
道の駅 どまんなかたぬま 道の駅
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物販もかなりの規模で、いわゆる地元名産も。
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黒磯駅前到着、これから那須へと入ります。
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駅前の温泉饅頭のお店「明治屋」さんで練りきり購入です。
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お茶を一服、
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滞在中は栃木県ワインを!
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二日目は朝イチで白河市にある日本最初の公園「南湖公園」へ。
南湖公園 公園・植物園
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日本におけるいわゆる「公園」は明治6年の太政官布告により制定されましたが、「寛政の改革」で知られる白河藩三代藩主 松平定信は「士民共楽」を理念として1801年にこの地を一般に開放したそうです。
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公園内にある「南湖神社」さま。御祭神は松平定信公。
南湖神社 寺・神社・教会
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境内の桜もいよいよ本格的に開花しはじめたようです。
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さてここからが今回の旅の「こだわり」部分です。
日本各地を旅する際に、その土地土地の古い寺社を訪ねるのですが、神社については特に旧官幣・国幣社、一之宮などへのお参りをしております。
この地域「陸奥国」の一之宮ですが、実は福島県最南部の東白川郡に二社、石川郡にも二社のあわせて四社が「陸奥國一之宮」を掲げております。このうち東白川郡棚倉町の馬場都都古和氣神社さまと八槻都々古別神社さまへは以前お参りしたことがあり、今回は石川郡の二社へのお参りを叶えたいと考えました。
車はほぼJR水郡線に沿って北上するイメージです。 -
まずは石川町の「石都々古和氣神社」さま。
石都々古和気神社 寺・神社・教会
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町名の由来でもある清和源氏に遡る名族石川氏の本拠地「三芦城」(別名石川城)のあった八幡山に鎮座ましますのがこちらの神社です。石川氏は最終的には伊達家に属して重臣最上位の一門首席となり、現在の宮城県角田へと移り幕藩体制末まで続いたそうです。
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山麓から階段を登り続けると次々と巨石が現れます。
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おそらく太古の昔からの巨石信仰のお山が石川氏の軍事拠点になり、その後陸奥国一之宮が勧請されたものと推察します。社名には「石」都々古和氣神社、とこの地の特徴である石が付けられていますので。
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駐車場のある山麓からはこの階段を登ります。
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途中で休憩がてら「猫啼(ねこなき)温泉」に立ち寄り入浴しました。
和泉式部が都へ上る際に連れていた猫が当地に置きざりにされ、その猫が式部を慕って啼き続け病に罹り、こちらの温泉で回復したという現代の動物愛護的な感覚ではトンデモナイ開湯伝説があります。猫啼温泉 式部のやかた 井筒屋 宿・ホテル
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透明無臭ながら、アルカリ性放射能泉のなかなかよいお湯でした。
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かつては二軒ほど宿があったようですが、現在は井筒屋さんのみが営業しているようです。
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そして遂に石川郡玉川村の「都々古別神社」さまに到着。
こちらも長い石段の上に鎮座まします。 -
拝殿の前に「陸奥國一宮」の扁額があります。
しかし神社自体の立地、規模や現状などから見て、こちらも東白川郡の都々古別神社を地元の方々が勧請してきたと考えるのが妥当かと思います。 -
この石段を登ってお参りしました。
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ふと地図を見ると「福島空港」が同じ玉川村にあるので寄ることにしました。
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1993年の開港の「地方管理空港」ですが、無駄な公共投資の典型のようにいわれて久しいですね。
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一日5便の発着時間でもないかぎりおとずれる人もいません。
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チェックインカウンター。現在はANAとANAとコードシェアで運行している(機体はANA)IBEXという「地方経済の活性化に貢献」を謳っている航空会社の二社です。
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一階ロビーの売店。奥にコンビニもありました。
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円谷英二の出身地須賀川が近いこともあり、空港が全面的にウルトラマン仕様です。
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閉鎖された国際線チェックインカウンター。
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国内線は一日5便、大阪、千歳便です。
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二階ロビー。大規模な土産物店があります。
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煩いほどウルトラマン…
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暇そうなロビー…
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出発口
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レンタカー会社のカウンターも暇そう…
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誰もいない出発ロビーのウルトラマンvs怪獣対決像の前を自動清掃機が、なんともシュールな画です…
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かつてはヨン様がお忍びで利用していた国際線…
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おっと科学特捜隊のビートル号が!
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ポストも!
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決して福島空港をディスるものではありませんが、
訪れた時間帯もありますが、客がいない・全くキャッシュフローが生まれていないトンデモない状況でした。
最盛期で年間利用者70万人台(もちろん羽田の8,700万人台と比べても仕方ないですが…)。一度造ってしまったインフラは簡単には止められない…
日本の現状みると、むしろ福島空港を「使い切れる」ような新しい発想がないとニッポン全体の復活はない、と思います。
それにしてもなんでもかんでもウルトラってのは煩い! -
さてついに今回の旅の目的地「三春滝桜」です。今年は特殊な状況ですので噂に聞いていた混雑は全くなく。今日は六、七分咲きでしょうか。
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三春滝桜
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樹齢千年を超えているそうですが、実際には同じ場所で接木なり株分けをして地元の方々が守ってきた、ということでしょうか。
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今年は社会状況が尋常ではないですが、滝桜は千年変わらず咲いているのですね。
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若干の見物客と、
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菜の花とのコラボも美しい!
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最終日は那須のうどんくらべ、
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ここ岡本のうどんは那須でも一番人気です。
うどん匠人 岡本 グルメ・レストラン
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「道の駅 友愛の森」、那須地域の道の駅の中では一番農家の出店も多くローカル色が強いです。
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天ぷらうどん、には巨大な椎茸天とかき揚げがついてきます。うどんは市販のものなので見ての通りのお味です。
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この旅行記へのコメント (1)
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- 機乗の空論さん 2020/10/09 15:48:57
- 三春桜と菜の花美しい!
- こんちにちわ!、私も先週大阪から千歳に向かう際に福島経由・乗り継ぎで利用しましたが、ターミナル内・外共にウルトラマンだらけでちょっと鼻に着きましたね?~、古関裕而さんとかフラダンスとかあるでしょう!…、それ以上に必要もない空港を造った後がこの始末なんです…とつくづく実感しました(閑古鳥状態で維持すのに大量の税金が注ぎ込まれてます)。
三春町の三春滝桜は圧巻ですね!、妻は観た事があるので京の円山公園の枝垂桜どころではないと言っていたのですが、来年こそは私も観に行きたいです!、有難うございました。
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