2020/02/11 - 2020/02/12
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かっちんさん
今日は「さっぽろ雪まつり2020」最終日の2月11日。
夜の「さっぽろ雪まつり」は、プロジェクションマッピングを利用して昼とは違う色合いの雪像になります。
雪まつり閉会は22:00。解体・撤去作業はすすきの会場の氷像が徹夜で行い、大通公園会場の雪像が翌朝から始まります。
駅前通りや南一条通りは「ホワイトイルミネーション」が点灯し、幻想的な雰囲気が漂います。
そして、札幌市内には路面電車が走り、いろんな形式の車両と出会います。
平成27年(2015)に札幌市電ループ化されたことにより新設されたお洒落な「狸小路停留場」は「グッドデザイン賞」を受賞しています。
この旅行記では夜のさっぽろ雪まつりとイルミネーション、閉会後の解体作業、札幌市電の雑学などを紹介します。
なお、2020年のさっぽろ雪まつりの状況は、下記旅行記にもまとめているのでご覧ください。
・さっぽろ雪まつり2020~大通会場に並ぶ雪の世界と雪像~(札幌)
https://4travel.jp/travelogue/11603568
・すすきのアイスワールド2020~さっぽろ雪まつり氷像~(札幌)
https://4travel.jp/travelogue/11608449
なお、旅行記は下記資料を参考にしました。
・第71回 さっぽろ雪まつり 公式ガイドパンフレット
・さっぽろガイドブック2020「第71回さっぽろ雪まつり特集!」パンフレット
・大通モコモコ団HP
・イルミネーションガイド2019-2020「札幌のイルミネーション」
・札幌市「路面電車」
・I LOVE ODORIのHP
・さっぽろテレビ塔「ライトアップ・イルミネーション」
・狸小路商店街HP
・J:COMひろば「さっぽろ雪まつりの雪像の作り方と壊し方 いつ、誰が作るのか?」
・札幌&大通公園観光情報ガイド「さっぽろ雪まつり解体」
・ウィキペディア「札幌市交通局220形・240形・1100形・3300形・8500形・A1200形電車」
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
駅前通りを飾る美しいイルミネーション(すすきの)
ここは「さっぽろホワイトイルミネーション」駅前通会場。
すすきのの中央分離帯の立木が夜になると美しく彩ります。 -
イチオシ
雪国の都会を走る札幌市電(すすきの)
平成27年(2015)12月20日の札幌市電ループ化により、行先表示が「循環」になりました。
この電車は内回りです。 -
幻想的な街並み
ここは「さっぽろホワイトイルミネーション」南一条会場の西4丁目(三越前)イチョウ並木です。 -
「西4丁目」に停車する路面電車
運転席に「臨時」の案内板を掲げ、ハウスタウンの全面広告車両です。
南一条通りから右に曲がって駅前通りに入るため、路面電車専用信号機が「黄色⇒」になるのを待っています。 -
交差点を右折する路面電車(西4丁目)
路面電車専用信号機が「黄色⇒」になると、自動車等は赤信号で全方向停止し、路面電車が優先して右折できます。
外回りと内回りの二つの電車は交差点手前で待ち合わせ、同時に曲がります。 -
札幌三越前の交差点を待つ人々
おやっ、ピンクのモコモコを着ているのは誰? -
三越でお馴染みの「ライオン像」
キャンペーン「ラブリー(ハート)な大通モコモコ団を探せ」が2020年2月4日~14日まで開催されています。
ライオン像が「大通モコモコ団」のひとつになっています。写真を撮り、Instagramに投稿すると大通エリアで使えるお宝チケットが当たります。
「I LOVE ODORI」とは、大通地区の商店街・商業施設が合同で行う販売促進の取り組みです。 -
夜の「さっぽろテレビ塔」
雪まつり大通会場に到着。
夜のテレビ塔は、雪まつり特別バージョンのイルミネーションが点灯しています。 -
ライトアップとイルミネーションの切り替わり(さっぽろテレビ塔)
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「ラブ・ツリー」(大通1丁目)
屋外スケートリンクの中にハートの「ラブ・ツリー」が輝いています。 -
巨大ジャンプ台(大通3丁目)
ナイトセッションでも迫力あるジャンプが見られます。 -
マトショリカ(大通7丁目)
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白亜の大雪像(大通7丁目)
HBCポーランド広場の「ワジェンキ公園の水上宮殿とショパン像」。
夜になると色とりどりのライトアップで輝きます。 -
落ち着いた色の宮殿(ポーランド広場)
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紫色に染まる宮殿(ポーランド広場)
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イチオシ
華麗なる宮殿(ポーランド広場)
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浮かび上がる「あんさんぶるスターズ!」(大通8丁目)
五奇人のスノードームをイメージした雪像。 -
「巨大カップヌードル&八村塁の雪像トンネル with ミニSL」の中雪像(大通10丁目)
昼の時間帯にミニSLのミニ鉄道が走っていました。 -
口を閉じないでね・・・(八村塁トンネル)
最終日なので、線路はすでに撤去されていました。 -
トンネルを通ればヌードルの具になれます(巨大カップヌードルトンネル)
現在の時刻は20:15。
閉会の22:00まであと2時間弱を、寒さを凌げる地下鉄に乗り時間をつぶします。 -
放送開始50周年を迎えた国民的アニメ「サザエさん」(大通10丁目)
時刻は21:58。閉会までまもなくです。 -
ウィンタースポーツを楽しむ「サザエさん一家」(大通10丁目)
クロスカントリースキーを楽しんでます。
閉会の22時を過ぎたのですが、解体作業の重機はすぐには現れないため、すすきの会場へ移動します。 -
イチオシ
すすきの会場の氷像解体が始まる
時刻は22:30。
すすきの会場は駅前通りを使用しているので、翌朝までに解体し撤去する必要があります。 -
最初に照明の配線撤去
次に解体される氷像は寂しそうな表情・・・
歩道で見ていても解体作業の邪魔になるので、ホテルに戻ります。 -
翌朝はきれいさっぱり
跡形もなく片付けられています。 -
昨日まではこんなだったのに・・・
道路の中央に氷像が並んでいました。
解体屋さんのパワーは凄いですね。
では、札幌市電や狸小路を見ながら、解体作業中の大通公園会場へ向かいます。 -
札幌市電 1100形(すすきの)
平成30年(2018)に登場したバリアフリーに対応した新型低床車両1100形。
愛称は「シリウス」。
シリウスはおおいぬ座の星で、太陽を除けば地球から見える最も明るい恒星であり、街中を颯爽と走る姿と、明るい都市=札幌をイメージしています。 -
外回り線軌道を走る黄色いトラック(狸小路)
「市電維持作業車」から作業員が降りて来て、線路を点検しています。 -
札幌市電 240形(狸小路)
昭和35年(1960)に登場した240形。
210形・220形・230形と同一の「札幌スタイル」と呼ばれる丸みの多い、正面1枚窓のデザインが採用された「札幌綜合鉄工協同組合」製造の道産電車です。 -
市電路線図(狸小路)
平成27年(2015)12月20日に、「西4丁目」と「すすきの」停留場との間、約400mの路線がつながりループ化し、「内回り(反時計回り)」と「外回り(時計回り)」の運行となりました。
また、「狸小路」停留場が新設され、内回りの「西4丁目」停留場が駅前通りに面した場所に変わりました。 -
東京2020パラリンピックのマスコット「ソメイティ」ののぼり(狸小路)
この当時はまだ開催延期になっていません。 -
軌道敷内(狸小路)
電車が歩道のすぐ横を走る「サイドリザベーション方式」。
自転車は車道横の軌道を走りたくなりますが走行禁止です。 -
2017年度「グッドデザイン賞」を受賞した「狸小路停留場」
路面電車ループ化開業に合わせ、都心部に新たに設置したものであり、歩道から直接路面電車に乗り降りできる点が特徴になっています。
歩道と一体感を持たせたデザインとしたことで、利用者がスムーズに導かれ、街並みや風景に溶け込み、開放的で透明感のあるデザインとしています。 -
お洒落な「狸小路停留場」
木製ベンチを導線に配置し、乗降者はもちろん歩行者に憩いを提供するなど、人にやさしく温もりを感じる空間になっています。 -
札幌市電 3300形(狸小路)
平成10年(1998)に登場し、330形の電装品を用いて車体を新製した車体更新車です。
行先表示は方向幕。
運転席のバックミラーが3個もあり安全確保していますね。 -
イチオシ
内回り線を走る「市電維持作業車」(狸小路)
狸小路停留所に停車。 -
格好いい札幌市電 A1200形(狸小路)
平成25年(2013)に登場した3車体連接車の超低床電車(LRV)。愛称は北極星を意味する「ポラリス」。 -
札幌市電 220形(狸小路)
昭和34年(1959)に登場した220形。
この車両はコカ・コーラの全面広告車両です。 -
札幌市電 8500形(狸小路)
昭和60年(1985)に20年ぶりの新製車として登場。
VVVFインバータ制御、誘導モーターを採用しています。
この車両はロッテガーナミルクチョコレートの全面広告車両です。 -
狸小路5丁目商店街
北海道で最古の商店街の一つで、2020年で147年目(明治6年~)を迎えました。
規模も最大級で7ブロック総延長約900m・店舗数約200軒の全蓋アーケードを持つ商店街です。 -
「だっこポン」のご挨拶(商店街)
商店街に入ると、狸小路商店街のマスコットキャラクターが「だっこポン」だポン!と挨拶。
青いモコモコを着ているので、「大通モコモコ団」のひとつですね。 -
本陣狸大明神社(商店街)
狸小路100周年を記念して当初狸小路4丁目に建立され、現在は狸小路5丁目にあります。
狸には八つの徳(八徳)があるといわれており、日々多くの参拝者で賑わっています。 -
赤れんが庁舎(大通公園)
狸小路商店街から西5丁目通りに入り大通公園に来ると、正面に「北海道庁 赤れんが庁舎(旧本庁舎)」が見えています。 -
大通会場の解体作業(大通5丁目)
5丁目の道新広場に重機が入り、朝から解体が始まったようです。 -
雪山の上に重機(大通4丁目)
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イチオシ
雪山を崩しています(大通4丁目)
STV広場だったところです。 -
どんな雪像があったのだろう・・・(STV広場)
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「アイヌラックル」の大雪像がありました(STV広場)
大雪像の制作期間は1ヶ月ほど。モチーフの検討・設計を含めると全体で半年以上もの歳月を費やしています。
12月下旬に木枠を組み、1月上旬にその内部に雪を詰めて固めていきます。
1月中頃には木枠を外して全体を荒めに削っていき、その後に彫刻や化粧雪で細部を丁寧に整え、2月4日会期直前に完成を迎えます。
雪まつりの翌朝には大雪像の取り壊しが始まり、重機によって雪の山へと姿を変えます。
その後、排雪作業となります。 -
高さ24mもあるジャンプ台(大通3丁目)
ジャンプ台の雪を取り除き、次に足場の撤去が終わるまで全部で約2週間かかるそうです。
さっぽろ雪まつりの昼と夜、展示と解体など、雪まつりをあらゆる視点から見学することができました。
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