都心ではなく、広々とした郊外へ出かけて、ランチを楽しんだある一日。

2020/03/26 - 2020/03/26

新型コロナウィルスの進撃はとどまるところを知れず・・・

昨年のように桜をゆっくりと愛でる気持ちにもなれず、
かといって季節は着実に移り変わっていく日々。
つい最近まで安全を保障されていた暮らしから一転しての
不安な日々となってしまった。
こんな閉ざされたような気持ちで毎日を過ごすことが
かってあったのかしら、と憂える今日このごろ。

とかく閉じこもりがちになってしまうけれど
折角なので、大切なお友達（実はフラメンコのお師匠さん）
と約束をして、少しだけ足をのばしてランチに出かけた。

3月26日の一日の記録です。
旅行記とは言えないような内容ですけれど、
こんな時もあったと後で思い返す記録になれば、と思っての
投稿です。

エリア 佐倉・四街道(千葉)

• 旅行の満足度: 4.5
• グルメ: 4.5

• 同行者: 友人
• 交通手段: JRローカル 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

当日ランチをいただいたレストランの名前は
リストランテ　カステッロ　(CASTELLO)
当日は船橋駅で待ち合わせをして京成線に乗り換え
京成臼井駅から徒歩でやってきた。
駅からはゆっくり歩いて20分弱といった距離。

最期はゆるやかな登り坂を上がり一息入れる頃、
左手に大きな一戸建ての南欧風の
建物が現れる。

アプローチからすでに期待でわくわくするような演出。

手間暇をかけて整えられた庭園と
四季折々の花であふれかえった鉢植えの数々が
まず視覚から楽しませてくれる。

エントランスを入り
右手にある中位のサイズのお部屋に案内された。
ホームページで見ると
用途に合わせて小部屋があるようだが
Hallと称されるお部屋だったようだ。

（Palazzoというお部屋が宴会などに対応できる
40~60人収容可能なお部屋のようだ。）

まず飲み物を先にオーダー。
私はシチリア産の白ワイン、
お友達はビールを。

Hallの大きな開口部の二面は
外側をロートアイアン（と言うのでしょうか？）、
鉄細工で覆われている。

鉄細工越しにみる庭園の姿が
美しい。

当日は時間と、どのコースをチョイスするか
予約時にお伝えしてあった。
選んでおいたのは Pranzo B というコース。

お料理のチョイスは現地で。

前菜の盛り合わせ

フォカッチャ
一つはぷくっと膨らんでいて、可愛らしい姿。

二皿目の前菜。
銚子産　金目鯛のカルパッチョ仕立て。

金目鯛の皮とプレートの模様がぴったりと
同じ色彩、柄までも！

お友達の二皿めの前菜。
車海老のサルトゥー　ナポリ風リゾットのオーブン焼き。

車海老の濃厚なお味がしみ込んだリゾットが絶品。

パスタ料理
ウニのクリーミーなスパゲッティ。

ウニのかたまりがコロコロと入っている。

お友達のパスタ料理
ふきのとうと春野菜をいれた
生アワビのペペロンチーノ。

生アワビの食感がソフトで
食材の風味を損なわないような辛さの
ペペロンチーノだった。

メイン料理
和牛頬肉の赤ワイン煮込み　マッシュポテト添え。

頬肉はナイフでスッと切れるほどの柔らかさ。
ポテトもクリーミィ。

お友達のメイン料理
フランス産　キントア豚のオスティア風。

キントア豚は別名フランス、バスク豚と言うそうです。
高級食材らしい。
オスティアは古代ローマ時代に栄えた港町の名前で
ガルムという魚醬を調味料として使っているそうだ。

脂身の部分も風味があって美味しく頂きました。

Dolce まで辿り着いた。
メニューのチョイスが良かったのか？
余裕をもちつつのDolce となった。
これにミルクティーをいただいた。

ホームページによれば
常に4000本を超えるワインを常備しており
お店の貯蔵庫で熟成させたものが
サーブされるとのこと。
（写真はホームページより拝借しました。）

Hall を出たところ、
右手にも小部屋がありそう。
小グループが食事会をされていた。

右に曲がると小部屋があるようだ。

反対側、レセプションへ向かう側。

バーカウンターだった？

近くにあった小部屋。
小グループに対応。
このお部屋からもお庭の緑が綺麗に
眺められる。

まっすぐ先にも
お部屋がありそうだった。

更に奥まったところにはOtto と呼ばれる
少人数に対応するお部屋もある。
（ホームページより写真を借用）
どのように各部屋が配置されているのか平面プランを
見てみたい。

レジのコーナーも良い場所を与えられている。
多分、玄関を入る際には、左手側に位置している。
お支払いをしながら、或いはどこにいても
庭園を眺められる仕組みのようだ。

洗面所にかけられていた
可愛らしい絵たち。

ホームページより借用した
ライトアップされた頃の店内の様子。

（同様)
次回はディナーをと思った。
ただ少々不便なところにあるので
車で来る際は、誰かが犠牲になって
お酒を我慢しなくてはならないかも。

たくさんおしゃべりもして
こころもお腹も満たされて
外へ。

通路は綺麗に掃き清められ

数多く配置されている植木鉢は
多彩な花々で彩られている。

吹き渡る爽やかな風のなか

京成臼井駅まで歩いて帰った。
つかの間の良い一日だった。

京成臼井駅からのマップです。
距離は1.2キロ、丁度良い散歩コースでした。

この旅行記へのコメント （10）

• tabinakanotaekoさん 2020/08/10 07:00:42

  いいですねえ～。

  mistralさん、
  郊外へのランチ。れっきとした旅記録だと思いますよ。お料理の数々は言うまでもなく
  お庭やインテリアなど雰囲気が素晴らしかったですね。近くなら地図を参考に行ってみたいという気にさせてくれました。
  　　　　　　　　　taeko

  mistralさん からの返信 2020/08/10 13:44:49

  Re: いいですねえ～。

  taekoさん
  
  コメントをありがとうございました。
  
  電車に揺られて郊外の街へのランチでのお出かけも
  ちょっとした旅気分とはなりました。
  
  思い返せばこの初冬までは、いつでも思い立った時に
  好きなところに旅立てていたわけですので
  コロナ禍によって大きな方向転換を迫られましたね。
  地球上を人間が自由気ままに歩き回った、そのツケが
  回ってきたのでしょうか。
  
  いつの日か安心して旅が出来るようになるその日まで
  なんとか健康で過ごしたいと思います。
  
  mistral
  
  

• salsaladyさん 2020/04/21 10:49:46

  この頃までは許されていた！近場のランチ～

  ☆平常時なら、すぐにも行ってみたい”CASTELLO”です。ちょっとお高いけど～
  
  ☆3月中は、私も郊外の散歩くらい許してよ！と出掛けたのですが。。。
  ☆ここまで来ると「社会情勢を考えてるの？大丈夫？」と引き返さざるを得ません。
  
  ☆lineで友人から医療現場では漢方（ツムラ50番）を使用して感染力を下げる効果を試してる！とか。。。長男に報せると「眉唾」と無視されましたが、アレルギー対処の効果は期待できそうです。
  
  ☆もう一つ大切な動画が「Riya Sokol"Thank you,Coronavirus"poem」と言う真実を思いしらせてくれる詩でした。人間の傲慢さが飽食を意のままに、経済優先を当然と考えて米中先導の世界を築いてしまったmiss leadへの後悔を～感謝と表して～

  mistralさん からの返信 2020/04/21 14:36:30

  Re: この頃までは許されていた！近場のランチ～

  salsaladyさん
  
  お変わりなくお過ごしでしょうか。
  日常生活がすっかり変わってしまいました。
  当たり前に出来ていたことに制限を受けるようになりました。
  近場のランチでも、今は流石に憚れる日々、
  まして旅に出るなんてとんでもない事。
  せめて、他の方の過去の旅行記を眺めたりして、仮想の旅
  をするぐらい。
  
  我が家では、麹から作ったドリンクを飲んで、
  せめて免疫力を高めようと僅かながらの努力をするぐらいです。
  ウィルス流行の兆しがあった頃、ちょうど、風の谷のナウシカ、
  全7巻のアニメを読んでいました。
  おっしゃるように経済活動最優先だった人間たちが
  地球上で我が物顔に振る舞い
  結果、人間は腐海のほとりで汚染された大気から避ける様に
  ひっそりと暮らす日々の物語。
  今の地球の姿から将来を予測される様なストーリーでした。
  
  今回のウィルスの猛威をふるう様が、今までと今後の
  ありようを考えるきっかけになるやも知れませんね。
  
  mistral

• しにあの旅人さん 2020/04/21 08:09:09

  コロナお見舞い

  旅の禁断症状がでていませんか。
  4トラベラーのみなさん、どこにも行けないので、無人の林道などに行って、我慢しているようです。わたしも足柄山でウサを晴らしてきました。
  mistralさんは、近場のセンスのいいレストランときましたね。コロナ避難の、最後のオアシスかなと思いました。
  わたしの地元の九十九里の海岸は駐車禁止になりました。サーファーなどが来て、混雑させないためだそうです。まだコロナ非汚染地区なので、都会から来るなということらしい。だんだん排他的になっていきます。
  コロナ余波、かな。
  
  亀の子作戦で、引きこもり、なんとか嵐の過ぎ去るのを待つしかありません。
  ご自愛ください。

  mistralさん からの返信 2020/04/21 11:57:05

  Re: コロナお見舞い、有難うございます。

  しにあの旅人さん
  
  コメントを有難うございます。
  禁断症状、ダメと言われるとますます募りますね。
  しにあの旅人さんご夫妻も、今頃はイタリアでした？
  私も5月にはフランスの巡礼道を歩こうと密かに想っていました。
  そんな計画もあえなく崩れ去ってしまいました。
  
  しにあの旅人さん、
  以前、千葉県の隅々を歩かれての旅行記をアップされていて、
  もしかしたら千葉県ご在住？かと思いましたら
  その後は山陰山陽など遠方の地からの旅行記で？？
  関西ご在住、など想像していました。
  
  こんな折です。
  時間、体力の有り余る若者サーファーが来て、ウィルスで
  汚染される事は、出来るだけ避けたい事ですね。
  最初は、Ushimaru さんというレストランの予約を考えた
  のですが、日程が合わずに断念したのです。
  ランチに出向くのも、こんな折には慎まなくては
  ならなくなりました。
  
  引きこもりの生活
  なんとか辛抱して、旅の解禁を迎えたいと思います。
  
  mistral

• cokemomoさん 2020/03/30 18:12:59

  お天気にも季節にも恵まれて

  mistralさん、
  臼井にこんな素敵なレストランがあるんですね。
  良いお天気でよかったですね！花々も気持ちよさそうに咲いていて、幸せな春のひとときを過ごされたようで、免疫力がぐんと向上したこと間違いなし。
  お出かけになってよかったですね♪
  メニューの写真に私はこれとそれとあれを・・などと妄想が止まりませんー。夕暮れから夜にかけての食事も素敵そう、運転技術は底辺ですが飲まないことにかけては自信がありますよ！
  
  世界がウィルスに振り回されている状況、実家に帰省するのも憚られるような時が来るとは思ってもいませんでした。
  無神論者ですが、ふとバベルの塔のエピソードを思い浮かべる昨今です。
  人類があまりにも容易に世界中を行き来できるようになってーーだってただのおばちゃんの私でさえ不要不急のイタリア旅行を気楽（は言い過ぎ）に楽しめるのですーー
  「つけ上がるんじゃねぇぞ」と神様が・・・なんて。
  
  元来引きこもりタイプなので自粛生活も苦ではないですが、でもたまには素敵な息抜きを。何か考えまーす。

  mistralさん からの返信 2020/03/30 23:10:54

  Re: お天気にも季節にも恵まれて

  cokemomoさん
  
  こんばんは。
  こんな状況の時のお出かけって、ちょっとあたりを憚りながら、という感じですね。
  実はここに予約する前に、別のレストラン予約を入れたのですが、すでに満席でした！そこは2、3週間前には満席に
  なってしまうようです。
  自主規制どころではないですね。
  
  でも実際は、郊外の綺麗な空気をタップリと吸い込み
  思いっきりおしゃべりをして、美味しいものを食べ
  リフレッシュしました。
  もし遠出を厭われないようでしたらご案内致します。
  電車だったら、飲む人、飲まない人、それぞれが楽しめます。
  
  私は、このところ「風の谷のナウシカ」アニメ、全7巻を
  読んでいました。かつて栄えていた文明が滅び、その後は
  文明によって残された腐海と汚れた大気、、、
  という設定が、まさに現代の地球の行く末の姿のよう。
  そんな地球上の人類に対するウィルスからの警告！
  のような気がするのです。
  そうです。まさに「ふざけるんじゃねぇぞ」生物は
  人間だけじゃないんだ、と叫んでいる！？
  
  悔い改めないと、と想う日々です。
  
  mistral

• たらよろさん 2020/03/29 11:53:10

  ステキな一軒家レストラン☆

  こんにちは、mistralさん
  
  収束が見えないコロナの影響で、
  いろいろと不便もありますが、ここは一踏ん張り頑張らないとですねー
  そして、たまにはこういう息抜きを…
  素敵な一軒家レストランで、
  美味しいものが更に美味しく見えるロケーション☆
  さわやかな春の日差しの中、リフレッシュですねー
  
  たらよろ

  mistralさん からの返信 2020/03/29 19:29:50

  Re: ステキな一軒家レストラン☆

  たらよろさん
  
  こんばんは。
  いつも有難うございます。
  
  今まで安全と思いこんでいた日々の生活が
  忍び寄ってきたウィルスのせいで脅かされる日々と
  なってしまいました。
  これはウィルスからの人類に対する警告かも？とも思います。あまりに地球上を我がもの顔で歩き回ったせい？と。
  
  そうです。
  息抜きです。
  たまには郊外の空気の綺麗なところで
  思いっきりおしゃべりをして
  美味しい食事を楽しんで
  それで免疫力が上がれば、か細い？ウィルスぐらいには
  勝てるやもしれません(笑)
  
  たらよろさんの息抜きはどちらで？
  
  mistral