鶴林寺ヒルクライム

2018/10/01 - 2018/10/31

徳島県の山奥にある鶴林寺。
四国八十八箇所霊場の第20番札所。

何の酔狂かチャリで行くことにしました！
物好きと笑わば笑え(≧ｍ≦)

▽使用機材：CANON IXY 150

エリア 阿南・日和佐・海陽・那賀(徳島)

• 旅行の満足度: 5.0

『へんろころがし』の別名で有名な鶴林寺。
今日は自転車で行ってみよう。?

『一に焼山、二にお鶴、三に太龍』ってコトバもあるみたい。
お遍路さん泣かせなんですね。

ま、大抵みんなクルマだから、気にもしなさそ(≧ｍ≦)

お寺さんまでは6km。
平地だったら15分もあれば着いちゃう距離。

でも、山道だからどうなるか・・・
途中で倒れちゃわないかな(≧ｍ≦)

まだまだ平和です。
のんびりポタリング気分で進みます。

この辺りは標高で25ｍぐらい。
お寺さんは480mぐらいなので、ザックリで450mの登攀。

分岐点。クルマはまっすぐ。徒歩の人は左。
さて、どっち行きましょうか。

歩きのほう行って、階段とかあったら・・・
普通にクルマルートにしましょ(〃'▽'〃)

鶴林寺さんはこまめに看板出てるので助かります。
地図持ってなくてもフツーに着けちゃう。

つらいルートなのか、遠回りルートとか。
そーゆーこと全然考えなければだけど（笑

山が少しずつ迫ってきてます。
明らかにあの山に近づいてます。

あれに登るんですね？
ヒューマンパワーなんですね？(≧ｍ≦)

麓のほうを眺めて。のどかでいい景色。

この日はまだ誰とも逢わないけど、歩き遍路さんはいないのかな？
クルマも全然走ってないのが不思議。

そして山道はついに牙を剥き出した！

坂バカなローディならまだしも、私のようなヘタレにはフツーに具合の悪くなるような坂(≧ｍ≦)

おお！いい景色だ！ヽ(´▽｀)/

チャリの良いトコロは、こういった何気ない景色でも気軽に拾って行けるトコロ。クルマやバイクだったら、停まりたくても停まれないことあるし。

これは・・・遍路道？
獣道のようにも見えるけど、石段のようにも見える。

こんな道を歩きの人は登ってくるのか・・・
参拝ってゆーより、トレッキングだなぁ（*´Д｀*）

ココもどうやら遍路道みたい。
や、普通に車道を歩いたほうが楽なんじゃない？

あーでも。本格的なトレッキングシューズはいてたら、遍路道のほうが楽かも。私も登山靴持ってるけど、ソールが硬いからアスファルトの上歩くと、結構しんどいもん＞＜

えっちらおっちら登ってます。
途中何度も遍路道と交差しながら、上へ上へ。

ま、ぶっちゃけ。チャリで来るトコじゃないですわ。
100m進むたびに寿命が1年ずつ縮んでいってるカンジ( *´艸｀)

でも、チャリより歩きのほうが絶対いい！
チャリは命と魂が削られる・・・

てゆーか、午前中も別な山を登ってきたので、ヒルクライムは本日2度目。
1日に2回もヒルクライムとかアタオカ( *´艸｀)

グーグルのストリートビュー見たら、同業者がいた！
しかも荷物超満載。気合入ってる・・・(・∀・；)

真のチャリダーですね！カッコいい！
たった3kgの荷物でヒーヒー言ってる私 (/∀＼*) ハズカチー

着いたー！やったー！ヽ(´▽｀)/

お寺さんに着いて、嬉しいって気持ちって。
不思議なカンジだけど、やっぱり嬉しい。

人間って少しぐらいは、辛い思いしたほうがいい。
そのほうが幸せになれます(*´ω｀*)

さ、それでは参拝しましょ♪

ウソ。ちょっと休ませて？
息切れしてるの、ホントは（笑

よっこいしょういちっと♪ε-(･´ω`･;A

山門をくぐると、右手には苔がモリモリ。

岩がベースなのか、土の上に生えてるのかはわからない。
けど、この造形美は摩訶不思議で奇妙奇天烈。

ココでちょっと鶴林寺さんのご紹介。

霊鷲山（りょうじゅさん）宝珠院鶴林寺が正式名。
真言宗のお寺さんで、ご本尊は地蔵菩薩さま。

798年の開基というから、実に1200年以上の歴史を誇ります。

まずはこちらの本堂へ。

本堂は小高い丘の上にあります。

山寺らしく地形をそのまんま生かしてるみたい。

お寺さんなんだけど、どことなく神社のような趣き。
しっとりとした風情があります。

今日はお遍路さんは少ないのかな？
人の多いトコは苦手なので、私には嬉しいけど(*´ω｀*)

おさいせん～(〃・ω・)ノ　゜　ポイッ

怪我なく事故なく無事にココまで来れました。
ありがとうございます♪

鶴林寺さんといえば、やっぱり鶴にまつわるエピソード。

弘法大師がこの山で修行中、鶴が梢で小さな地蔵菩薩像を護っているのを見つけて。それを見て霊木に地蔵菩薩を刻み、中に鶴が守っていた地蔵像を納めて本尊とし、寺号を鶴林寺と決めて大切にしてきたそう。

鶴は守護者なんですね(〃'▽'〃)

輪光の付きの地蔵菩薩さま。

ちょっと豆知識。
仏像の光背って如来さまや菩薩さまごとに決まってまして。
もしも『これって何てゆー仏さまっだっけ？』ってなっても、光背を調べれればすぐにわかるので便利です。

私もよく忘れるんですよ(￣▽￣)ゞ

本堂の右手には江戸時代に建てられた三重塔。

徳島県のお寺さんの中で三重塔があるのはココだけです。

柱や軒は彩色していないので、一見するとちょっと地味かも。
でも、この造りは見事。素人の私が見てもすごい。

ここまでアーティスティックに造れるものかと。
こーゆー意匠って誰が初めに考え出したんだろう(〃'▽'〃)

三重塔からも一度本堂のほうを見て。

外廊下がなければ、やっぱり神社っぽい。

人が増えて来ましたね。

そろそろ撤収のタイミングかしらん。

このお寺さんにとっては、鶴は神獣みたいなもの。

なんか鎧を着てるように見えちゃう。
ご本尊を抱えて護るためのパワードスーツ的な役割？

ま、何にしても今日は晴れて良かった良かった。
これがもし雨だったら、ずぶ濡れになりながらのヒルクライム。
考えただけで恐ろしい・・・

これも日頃の行い・・・あ、いや。
お大師さまのご加護ですねっ！(*ゝ∀・*)b

楽に来るなら、クルマやバイクが一番なのは承知。
でも、楽ばっかじゃダメなんだ。

無駄に見えるようなコトの中にも、見つけられるものってある。
そんなものを見つける旅が私は好きだ(*´ω｀*)

おしまい。

PS. この後、お宿までさらに40km走りました。
どんだけ走るの好きやねん（笑

この旅行記へのコメント （2）

• ほいみさん 2020/12/08 08:33:39

  初めまして・・

  いつも「いいね」をありがとうございます。
  
  鶴林寺、昨年お遍路で19番の立江寺から歩きました。だらだら歩いてたら5時間も掛かっちゃいました。信仰心が希薄な私には辛かったです。
  
  自転車、いいですね。
  
  私も学生時代はよく乗っていたのですが、社会人になってからはクルマばかりです。実は安部さんが10万円くれたの3万円の折り畳み自転車を買って、クルマに積み込んだものの「やっぱ、だり～なぁ・・」となって実用してません。
  
  　ほいみ

  ほわほわわかな。さん からの返信 2021/01/30 03:51:42

  RE: 初めまして・・

  こんにちは。
  お返事遅くなりました。
  
  歩き遍路さんはすごいなあっていつも思います。
  お金と時間もそうですが、何より体力がないと。
  もちろん精神力も。
  そういった意味で、歩き遍路さんにはいつも尊敬のまなざしです。
  
  自転車は運動にもなりますし、維持費安いのが嬉しいです。
  坂道や雨の日はきついですけど、旅先ではかなりの機動力発揮します。
  クルマやバイクとはまた違った楽しさありますよ(〃'▽'〃)
  
  わかな。