ロシア大満喫②サンクトペテルブルグ／夏の宮殿

2011/09/22 - 2011/09/29

旅はいよいよバルト海に面した、「サンクトペテルブルグ」へと続きます。
1914年までロシア帝国の首都が置かれていました。
サンクトペテルブルグといえば、かのロシア帝国バルチック艦隊の母港です。
正直言って、それ以外にイメージはありません。('_')

この街は近代史では「レニングラード」と呼ばれた時代がありました。
第二次世界大戦で、ドイツ・ナチス軍がこの近くまで迫りましたが、
ロシア軍の徹底抗戦で陥落を阻止しロシアを救った栄光の町です。

しかしこの旅が私の旅物語に大きな１ページを書き加えることになるのです。
（ちょっと大袈裟過ぎました('_')・・・）

エリア サンクトペテルブルク(ロシア)

• 旅行の満足度: 4.5

• 交通手段: 観光バス

9月25日夕方、セルギエフ ポサードの観光を終えて
モスクワ（シェレメチェボ空港）１９：２５発の
飛行機でサンクトペテルブルグへ向かいます。

サンクトペテルブルグ到着後、バスで夕食のレストランへ。
えっ！赤坂ナイトクラブみたいな外観ですよね。(^^♪

最初の料理です。？

「ヒロシキ」

今夜から３泊するホテル「パーク イン プリバルチスカヤ ホテル」です。

9月26日朝、ホテルでの朝食。

さぁ、サンクトペテルブルグの旅の始まりです！
バスを降り、しばらく歩くと遠くと、玉ねぎ頭の教会が見えてきました。

グリボエードフ運河沿いにあるのが「血の上教会」です。　
ロシア正教会の聖堂で、
公式名は、「ハリストス復活大聖堂」といいます。

1881年、アレクサンドル2世が暗殺され、その死を悼んだ
アレクサンドル3世によって建てられた美しい教会です。

ネヴァ河畔にある、デカブリスト広場（旧元老院広場）に来ました。
ここは1825年12月に貴族たちが皇帝制度と農奴制の廃止を目的とし、
武装蜂起した、「デカブリストの乱」が起こった場所です。

デカブリスト広場と通りを隔てて建つ、「聖イサク寺院」です。
高さは約１００m、面積は１万平方ｍと壮大なスケールで、
世界で３番目に大きな聖堂です。

ドイツ軍によるレニングラード包囲戦では、聖イサク大聖堂の黄金の
ドームがドイツ軍にとって絶好の標的となりえたため、ソ連側はこの時期
ドームを灰色に塗りなおした歴史があります。
第二次世界大戦でのドイツ軍からの銃撃の跡が残る柱があるとのこと。

サンクトペテルブルクの生みの親、「ピヨートル大帝」の騎士像。
台座は「雷の石」と呼ばれた巨大な花崗岩で、重量は1600トンあるそうです。
ビョートル大帝はいわゆる「ヨーロッパかぶれ」の人だったとのこと。
だからサンクトペテルブルグは、建物が美しい街になったのですね。

この二人、中世のロシア貴族といった感じです。
きっと観光客などの記念撮影で有料で一緒に撮るのでしょう。

マリインスキー宮殿。かつては迎賓館として使用されたこともあります。
現在は1991年からサンクトペテルブルク市議会が置かれています。

マリインスキー宮殿を背にして立つ、「ニコライ一世馬上像」。
ロマノフ王朝の第11代ロシア皇帝で1825年に即位しています。
ロシアの勢いが良かった頃の皇帝です。

本日のランチです。

ロシア風水餃子、「ペリメニ」。　味が薄かったので、
日本から持ってきた醤油をかけて食べたら美味しかったです。
やはり日本人なのかなぁ？？

昼食の後は、夕食時間まで自由時間です。
妻と二人で、サンクトペテルブルグの街を歩くことにしました。

ネフスキー大通りに面して建っている「カザン聖堂」。
バチカンのサン・ピエトロ大聖堂を模して造られたそうです。
カザン聖堂はロシアの守護神「カザンの聖母」のイコンを安置するために
1811年に建てられました。

事前に調べて行った、百貨店や小売店を訪ねましたが、中には
なかなか見つからない店もありました。
店員さんの多くは無表情、なかなか笑顔を見ることが無かったです。
愛想笑いもありません、('_')　お国柄ですかね。

「血の上教会」の裏手に戻ってきました。

グリボエードフ運河です。

店構えを見ると、高級レストランみたいだと思いませんか？
ここで夕食を食べます。

壺焼きです。
今日はこれでお終い。(-。-)y-゜゜゜

9月27日の朝を迎え、西に約30km離れた「夏の宮殿」に来ました。
18世紀にピョートル大帝がベルサイユ宮殿をモデルにして建設したそうです。

歴代ロシア皇室により拡大・装飾され離宮として利用されていましたが、
1917年のロシア革命の後は博物館群として公開されています。

大宮殿のすぐ下にあるのが、大滝と呼ばれる噴水。

大宮殿の横にあるのが聖堂です。
あれ、噴水が・・・出ていない？？

勢いよく噴水が出てきました。(^^♪

階段状に並んでいる金色の彫像は古代ギリシャ神話の神々です。
中央にある像はライオンの口を引き裂くサムソン像。

黄金の彫像と大噴水。
大滝の噴水は運河に続き、フィンランド湾に流れ出ます。

全体で20の宮殿と7つの公園から構成されています。

アダムの噴水。　広大な庭園内の噴水の数は150を超えます。
ただし噴水がでるのは5月から10月の間だけのようです。

ローマの噴水
ローマのサンピエトロ寺院前の噴水がモデルだそうです。

広い庭園にはお馴染みの「機関車」が登場。

チェス山。チェス盤のような黒白の盤の上を水が滑り落ちています。
左右にはイタリアから持ってきた（？）彫刻が置かれています。

海の怪物の口を引き裂くトリトンの像。
亀の口からも噴水が・・・

圧倒された「夏の宮殿」から出てきました。

散策しながら駐車場にもどります。
秋の足音が深い森から聞こえてくるようです。

昼食のレストラン。

ボルシチ。

レストラン内に置かれた人形。
思わず「乾杯～っ！」と言ってしまいそうでした。　(^^)/

こちらは、暖炉の前のお嬢様。「さようなら、またね」

レストランの出入り口にあった店の看板です。
昼食後に「エルミタージュ美術館」へ行きます。