2020/02/04 - 2020/02/09
186位(同エリア828件中)
さるおさん
遅い夏休みを二月に取ることになったものの長期の旅行は厳しくせいぜい6日ぐらいという事で、6日の日程で行ける旅行先を検討した結果、キューバに行くことにしました。最初は個人旅行でハバナ6日間の予定で計画をしていたのですが、オプショナルだなんだ計算してたらツアーに参加する方が安いことが判明。段々計画を自分で立てる事も面倒になってきて(なんてたって無精者ですから・・・)、J〇Bさんのキューバ6日間のツアーの申込欄をポチッとクリック。最後の最後まで個人で行くかどうか悩んだけど果たして結果は如何に!?
行程:ハバナクラブ蒸留博物館→ヘミングウェイ博物館→コヒマル(ヘミングウェイの像)→ホテル・アンボスムンドス(ヘミングウェイの定宿)でランチ&511号室の観光→ハバナ散策(カピトリオ・サンフランシスコ広場・カテドラル・アルマス広場・オビスポ通り)→フロリディータ(フローズン・ダイキリ発祥の地)→クラシックカー乗車→革命広場→ポデギータ(モヒート発祥の地)で夕食
宿泊ホテル:ホテル・コモドロ
- 旅行の満足度
- 4.0
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- JTB
-
伊丹→羽田→トロント→ハバナ、略30時間のフライト。ホテルにチェックインできたのは深夜1時を回ってから。もう疲れましたわ。エアーカナダは機内食もサービスもアッサリしてイマイチだったし。
ホテル? まぁ設備が古い。壁なんてボロボロよ。一応、エアコンもかかったし熱いお湯も出たけど、日本だったらとても客室としては使えないレベルだわね(笑)。その上部屋中虫だらけ。イモリまで出たのよ。虫よけスプレーふり回ったら、その匂いに自分が殺られた(笑)。まぁ、キューバなのでしょうがないわね。
リビングとベッドルームが別れているバンガロータイプの部屋に泊めて頂いたのはいいけど、一人なので、そんな広さは必要無いのよねぇ。リビングは全く使わなかったわ。 -
ホテルの朝食はブュッフェ。意外に(失礼!)良かったわよ。ホツトミールの品数も多くオムレツも作ってもらった(嬉)。果物にグアバがあったこと、流石にキューバ、コーヒーが美味しかったこと、「焼きバナナ(トストーネス)」などローカルフードもあったこと、種々満足のいく内容でした。
-
「ハバナクラブ蒸留博物館」から観光、レッツ、スターティン!!
-
この博物館、ラム酒を作る工程などが見れるわけだが、一番の見所は、この昔の工場のジオラマでしょう。個人で作った人がいたってさ。キューバ人なのに気長に細かい仕事をする人が居たんだね。
-
「ホイサ、ホイサ、今日も嫁と子供の為に働くでぇ~!!」(何故か関西弁)
-
工場見学が終わっての試飲タイム。この時の為に博物館を見学したと言っていい。多分7年物。お兄さん、慣れた手付き。
-
キューバの飲み物No1「ラム酒」、by「ハバナクラブ」。
まずはラム酒。そりゃそうだ、ハバナのお酒の基本だもの。 -
街中を走ってるのはクラシックカーばかりじゃないのよね。むしろクラシックカーの殆どは観光用じゃないかしら。
-
出たぁ、「クラシックカー」。まず最初に見た一台は写真に撮っとく。コレ、お約束。
-
「ヘミングウェイ博物館」
要はヘミングウェイが昔住んでた家ね。豪邸という訳ではないけど、高台にあって、気持ちのいい風が吹いてたわ。ヘミングウェイは人生の1/3をキューバで過ごしているの。彼は"キューバには私の持っている全てがある"と言ってキューバを愛したの。
庭先にあるのは「セイバの木」。ガイドさんによるとキューバの神木。一本のセイバに他の色んな植物が寄生しているのよ。 -
この博物館は窓から中を覗きこんで見学するシステム。ヘミングウェイのリビング。
別にヘミングウェイの研究家でも何でもないけど、この人、作家としての才能もあったけど生き方そのものがカッコイイんだわ。ヘミングウェイが愛した土地、ヘミングウェイが愛した女、ヘミングウェイが愛したお酒、それだけで価値があるような気がするの。 -
ヘミングウェイの寝室。
-
ヘミングウェイの書斎。
-
ヘミングウェイのダイニング。
-
ヘミングウェイのバスルーム。
奥の体重計の壁には日々の体重が記録されている。なんかさ、紙とかじゃなくて、直接壁に書いちゃうってのがカッコヨクない? それが体重でもさ(笑)。 -
ヘミングウェイの庭から見える景色です。奥にはメキシコ湾が見える。毎日毎日、こんな景色を見てたのか。景色までカッコイイ。
-
ヘミングウェイが愛した船と、4匹の愛犬の墓。
ヘミングウェイは猫好きでも有名なのよね。昔、キーウェストの家に行ったことがあるけど、そこはヘミングウェイの愛猫の直系子孫がまだ暮らしているのよ。しかもね、ヘミングウェイの猫は足の指が6本ある多指症で、その遺伝子を引き継いでいるんですって。ヘミングウェイの猫=6本指の猫。ここにもドラマがあるわよね。 -
「コヒマル」
ヘミングウェイ「老人と海」の舞台。 -
漁師たちが建てたというヘミングウェイの銅像。それにしても、キューバはヘミングウェイ押しだな(あとはチェ・ゲバラ)。不思議なモンだ。アメリカとは国交を断絶しているのに、今のキューバの観光を支えているのがアメリカ人のヘミングウェイなんだからな。
※因みに、もう一人のキューバのビッグスター"チェ・ゲバラ"はアルゼンチン人です。 -
長閑な漁村。
-
あの古い桟橋にヘミングウェイは愛船を停泊させていた。この穏やかな海の向こうに老人が鮫と死闘を交わしたメキシコ湾が広がっている。
-
ハバナ名物「ココタクシー」。
-
いよいよハバナ旧市街を巡ります。
-
こんな可愛らしい看板もあるの。
-
ヘミングウェイが定宿にしていた「ホテル・アンボスムンドス」
入口を入るとクラシック映画に出てくるような手動のエレベーターがある。エレベータガールならぬエレベータボーイ(エレベータオジサン?)が案内してくれるよ。 -
「ホテル・アンボスムンドス」の屋上から見たハバナの風景。屋上はバーレストランになっていて多くの観光客で賑わっていました。
-
いい天気ね。二月のハバナは日中は暑いけど夕方になれば過ごしやすかったわ。
-
「ホテル・アンボスムンドス」の屋上レストランでランチ。
「マイマイ」と言う魚。日本名では銀目鯛。あまり日本で食べられることはありませんが、白身の食べ易い魚。美味しかったです。デザートはアイスクリームと「フラン・デ・キューバ(プリン)」。アイスクリームは美味しかったけど、プリンは全然プルンとしてなかったわね(笑)。蜜に浸したスポンジケーキを食べてる感じにちかかったわね。 -
ヘミングウェイが定部屋にしていた511号室。そのままの姿で残されており、見学することかできます。
-
ヘミングウェイのベッド。
-
ヘミングウェイの部屋から見たハバナ旧市街。
-
「アルマス広場」とギューバ女性。
こういう民族衣装着た人、もっとたくさんいるのかと思ってたけど、あんまり見かけなかったな。
キューバ人って中米の人だから底抜けに明るくてフレンドリーなイメージがあったけど、そうでもなかった(笑)。穏やかで大人しい感じ。なんか日本人ぽかった。同じ島国だからかな。
でも、日本人と大きく違うのは、女の子の足がひたすら長くて、しかも真っ直ぐなこと。日本人と骨格が違うのだろうね。それとお尻ね。あのプリッとしたお尻、あれも日本人には無いわね。 -
ガイドさんの説明を聞きながらの街歩きです。このガイドさんが良いオジサンでね。60代ぐらいなのかな。昔、大阪外大に留学していた経験があるそうです。なんか親戚のオジサンに観光案内してもらっているみたいだった。
このガイドさんを通してキューバという国を見たからか、穏やかな印象を受けたのかもしれませんね。 -
ハバナで一番古い要塞。
-
「サンフランシスコ広場」
-
こういう人通りの少ない通りが素敵だわね。
-
両脇がピンクと黄色の建物って・・・。
-
どこを歩いていてもキューバミュージックが聞こえてくる「オビスポ通り」。
多くの生バンドがレストランの店先で演奏しています。
ルンバ、マンボ、ボレロ、チャチャチャなどキューバで生まれた音楽は多く、その煽情的な南米の音楽はこの街の風景にあっていて否が応でも気分を高揚させてくれる。ただ歩いているだけで旅情を感じさせてくれるハバナの魅力が少しわかった気がするわ。 -
旧市街で猫に餌をあげるオバサン。どこの国にも居るよな。
-
「カテドラル」
-
角に見える赤いお店がフローズンダイキリ発祥の地「フロリディータ」。
-
キューバの飲み物No2「フローズン・ダイキリ」、by「フロリディータ」
ラムとライムと砂糖と氷をミキサーで混ぜてシャーベット状にしたカクテル。 -
店内、キューバミュージックがガンガン鳴ってるし、観光客でいっぱいの店内でダンスする人がいたり凄い喧噪。
何せ自由時間が20分しか無いもんだから、注文して、席取って、ダイキリ飲んで、ついでにアテのバナナチップス(コレが意外に美味しかった)つまんで、写真撮ってたら、もう集合時間になっちゃった。雰囲気を楽しむ時間なんて無かったわ。"ハイ、とりあえず有名なカクテル飲みましたっ"て感じ(笑)。
最初は添乗員に"ダイキリ飲んでる時間はありません"て言われてたから味わえただけでも良しとしましょう。 -
"ダイキリ発祥の地"って書いてあるそうです。
-
この店の常連客のヘミングウェイさん。「わがダイキリはフロリディータにて、わがモヒートはボデギータにて」との言葉を残しています。
-
ツーリスト用のバスも走ってます。でも、基本、キューバの交通事情は良いとは言えない。市街地を出るとヒッチハイクをする人たちを多く見かけます。ヒッチハイクは特別な事では無い様。公共のバスの数が少ないから、ヒッチハイクが通勤の交通手段の一つなんですって。毎朝ヒッチハイクして会社行く? そんなの始業時間までに着ける保証が無いじゃんね。
-
「カビトリオ(旧国会議事堂)」
-
「グランテアトロ・デ・ラ・ハバナ」
ハバナ最大の劇場。ホテルの部屋はボロボロなのに(笑)、こんな綺麗で重厚な建築物もあるのね。 -
さぁ、いよいよクラシックカーに乗車するわよ!
-
オープンカーのドアを開けて、
-
さぁ、サングランスをかけて・・・
-
目指すは「革命広場」、あれがキューバの英雄「チェ・ゲバラ」よ!
-
あまりにも有名な「チェ・ゲバラ」の壁画。
-
実はね、このクラシックカーのドライブはね、今回のキューバ旅行のメインだったの。昔"旅猿"っていうTV番組で東野幸治がクラシックカーでハバナのマレコン(海岸)通りをドライブしてたの。その時彼が"コレが勝ち組やぁ!"って叫んでたの。別にハバナをクラシックカーで走ったからって勝ち組だとは思わないけど、"気持ちよさそうだなぁ"って思ったのね。でも、実際「マレコン通り」を走ってみると季節柄か思ってたほど海の色が綺麗じゃなくて(笑)、オープンカーに50分も乗ってたら日焼けの方が気になってきちゃたわ。
-
「ホセ・マルティ記念博物館」
-
「ラ・ポデキータ・デル・メディオ」
ヘミングウェイが通ったレストランにしてモヒート発祥の地。
「わがダイキリはフロリディータにて、わがモヒートはボデギータにて」のポデギータね。この店、先述の"旅猿"で岡村と東野も行ってたの。ハバナの人気店よ。 -
この店、壁の至る所に有名無名を問わず来店したお客さんのサインがあるのよ。この日はサインしている人は誰も居なかったから今はもう禁止なのかもね。
-
キューバの飲み物No3「モヒート」、by「ラ・ポデキータ・デル・メディオ」
「モヒート」ラムをベースとしたキューバのハバナが発祥の地の有名なカクテル。 -
メインはキューバ料理。「プエルコ・アサード(豚の炭火焼き)」、「キャッサバ(芋料理)」、「ロパ・ビエハ(細切りにした牛肉のシチュー)」、「アロス・コングリ(赤インゲンの炊き込みご飯)」等。炊き込みご飯とお芋さんが美味しかった。シチューは塩辛くて。
デザートはアイスクリーム。このツアー、食事のデザートは殆どアイスクリームだったわね。 -
生演奏してくれたバンドの人たち。この人たちのCDを10クックで買いました。特に気に入ったという訳ではありませんが、クックを使い切りたかったのと、"中南米の音楽が嫌いじゃない"という理由からです。今、そのCDを聞きながら旅行記を作成していますが、思ってたよりキューバ色が薄いのよね。シャンソンみたいな音楽やアメリカンポップみたいな曲が入っている(笑)。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (4)
-
- 機乗の空論さん 2021/10/17 09:24:09
- 懐かしく拝見しました!
- 初めまして!、懐かしく拝見しました~、旧市街はほとんど変わってませんね。でも、かなり観光化されているのは驚きです?。私が行った頃は30年も前、メキシコ・カンクンからアエロメヒコ(飛行機)で、全て自分で手配の時代。ゲバラやカストロに魅かれて自分の目で確かめに行ったようなもの。もう一度老いた体に鞭打ってキューバ国内を歩きたいです。有難うございました。
- さるおさん からの返信 2021/10/24 19:31:33
- RE: 懐かしく拝見しました!
- 今晩は。30年も前にキューバに行かれたのですね。今とは大分違っているでしょうね。今でも日本人が驚くことが色々あるのに30年も前なら尚更だったでしょうね。でも、その分興味深い事が沢山あったのでは? 羨ましく思います。だって、キューバに行く事はできても(今はコロナで難しいですが・・・)、30年前のキューバに行く事は出来ませんもの。旅って、そういう面白さも有りますよね。貴重なお話、有難うございました。
-
- 行き当たりばったりさん 2020/03/05 05:36:12
- 2月4日の週
- はじめまして。
行き当たりばったりと申します。
今わかっているだけで、この時にハバナにオイラ含めて3人の4トラ住人が来ていたようです。
みなさんそれぞれのハバナステイをされていて、
「あ、ここ行った!」とか、
「こんなところあったんだ‥」などと懐かしさと発見が入り混じっています。
台北、ホノルル、ソウルみたいに近場でないのに、こんな短い期間にこんなにたくさんの日本人が来ていること、自分がいた場所を別の視点から見ることができるなんてすごいですね。
ま、今年の11月のアメリカ大統領選挙次第でしょうが、もしかしたら今のうちに行っておくべきところでしたし‥
あ、長々と失礼しました。おじゃましました。
2月はじめの「第3のキューバ旅行記」をこれから作成する行き当たりばったりでした。
- さるおさん からの返信 2020/03/07 14:38:38
- Re: 2月4日の週
- コメント、有難うございます。
行き当たりばったりさんもハバナに行かれたんですね!
私はツアーで行きましたが、欲を言えば、もう一日、ハバナでゆっくりしたかった。もっとハバナの街巡りを楽しみたかったです。
その分は他の方の旅行記で補います。行き当たりばったりさんの旅行記も楽しみにしています。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
4
60