2019/12/26 - 2020/01/06
349位(同エリア4050件中)
オスカーさん
この旅行記のスケジュール
2019/12/28
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電車での移動
FRECCIAROSSA1000 9719
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船での移動
ヴァポレット(LINEA2) Ferrovia ~ Rialto
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サン・ポーロ広場
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サン・ポーロ教会
2019/12/29
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船での移動
ヴァポレット(LINEA2) S.Zaccaria ~ S.Giorgio
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船での移動
ヴァポレット(LINEA2) S.Giorgio ~ S.Zaccaria
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この旅行記スケジュールを元に
ミラノからヴェネツィアにやって来ました。
ヴェネツィアにはカラヴァッジョ作品がないけれども、
ずっと行きたかった憧れの街だったので訪れないわけにはいかない!
今回、教会や美術館くらいしか巡っていませんが、1箇所をじっくり見るタイプなので時間が足りない足りない。
腰痛のせいで機動力が落ち、思うように動けなかったですが執念で朝から晩まで歩き回りました!笑
前編ではヴェネツィアでは外せないフラーリ教会を中心にサン・ポーロ地区を訪れ、2日目のサン・ジョルジョ・マッジョーレ島を訪れるまでをご紹介します。
《日程》 この旅行記は★印が付いている日
2019.12.26 関西国際空港 → アムステルダム スキポール空港乗り継ぎ → ミラノ マルペンサ空港 → ミラノ
2019.12.27 ミラノ
★2019.12.28 ミラノ → ヴェネツィア
★2019.12.29 ヴェネツィア
2019.12.30 ヴェネツィア → フィレンツェ
2019.12.31 フィレンツェ
2020.01.01 フィレンツェ → ピサ → フィレンツェ
2020.01.02 フィレンツェ → ローマ
2020.01.03 ローマ(ヴァチカン)
2020.01.04 ローマ
2020.01.05 ローマ → ローマ フィウミチーノ空港 → アムステルダム スキポール空港乗り継ぎ → 機中泊
2020.01.06 関西国際空港
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 船 徒歩
- 航空会社
- KLMオランダ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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ヨーロッパの特急電車は出発の5~10分前くらいにならないと何番線から発車かが分からないことが多い。
電光掲示板の前で表示されるのをひたすら待つ。 -
ホーム番号が表示された途端、周囲にいた人達が一斉に大移動。
これが出発5分前だと、狭いホームがとんでもないことになります。
私も13番線に早足で向かう。 -
Trenitalia(イタリア国鉄)の特急「FRECCIAROSSA1000」に乗ります。
イタリア初の列車の旅でワクワク♪
座席は「BUSINESS AREA SILENZIO」を日本で予約済み。
42.90ユーロ(早割あり)プラス2ユーロ(座席指定)
Trenitaliaのサイトは日本語対応のスマホ向けのサイトもあるので予約は簡単でした。
ちなみに、Italoのサイトは9月末の時点で12月後半から1月の予約が、Trenitaliaは10月1日にサイトを覗いたら同じく12月後半から1月までの予約が出来るようになっていました。 -
スーツケースを置くスペースは少ないので争奪戦状態。
なんとか場所を確保! -
1人掛けの席を予約。
このシート、後日乗ったイタロと比べて座面が長く感じました。
そのおかげで姿勢が安定せず、コートやかばんをクッション代わりにしましたが、腰痛がさらに悪化してしまいました… -
ミラノを発って30分ほどするとドリンクとスナック、ミネラルウォーターが配られました。
スナックは甘い系か塩系を選べます。
お手拭きは香り付きでした。 -
ブォンジョルノ!
車掌さんが検札に来ました。 -
またもや単焦点レンズ1本勝負!?
広角レンズが欲しくなるヨーロッパですが、なんとかなりました。 -
イタリア本土を離れ、車窓に海が見えてくるとテンションUP!
向こうにヴェネツィアの街が見えてきます。 -
ヴェネツィア・サンタ・ルチア駅に到着です。
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まずは駅構内のチケットオフィスでヴァポレット(水上バス)の48時間券を購入します。
30ユーロ也。
ここは混んでいたので、とりあえずヴァポレットの1回券を買うなら、外にある乗り場で切符を買う方が早いかもしれません。 -
駅を出て目の前に広がる光景を見た瞬間、
ドキドキしたのを覚えてます。
運河を進む船、教会、歴史ある建物。
夢にまで見た水の都ヴェネツィアに上陸です。 -
サンタ・ルチア駅は質素な外観。
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駅を出て左前方にはヴァポレットのチケットオフィスと乗り場があります。
サンタ・ルチア駅前の停留所名はFerroviaといいます。
旅行の計画を立てるとき、この停留所名に「サンタ・ルチア」の名前がひとつもなくて戸惑いました。 -
各ヴァポレット乗り場にはこのような電光掲示板があり、
行き先・途中に停まる停留所・あと何分で来るかが表示されますので、
ヴェネツィア初心者でも迷う事なくヴァポレットを使えました。 -
チケットを改札のようなところでピッとかざすと、乗り場へと進めます。
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ヴァポレットに乗り込み、右舷側に陣取ります。
向こう岸にあるのはサン・シメオン・ピッコロ教会。
サンタルチア駅の正面にあるのでヴェネツィアで初めて見る教会です。 -
いよいよ出航じゃ~!
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ヴァポレットが走り出し、次々と迫ってくる海の上に浮かぶ建物が「水の都」を実感させ、テンションが上がりっぱなしです。
この館は「カ・ペーザロ」
2階と3階が現代美術館、4階が東洋美術館になっています。 -
この建物の横が魚市場です。
残念ながら市場はすでにCloseでした。 -
リアルト橋の下をスイスイと進むゴンドラ。
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ヴァポレットの停留所「リアルト」で下船。
ヴァポレットの1番は各停なのですが2番は快速なのであっという間にリアルトに着きます。
左の建物が停留所ですぐ右に建物があり、しかも道が狭いのでいつも混雑してる印象です。 -
またもやグーグルマップ起動!
こういうアプリに頼ることなく、紙の地図だけで迷いながら目的地に向かうのが私の旅のモットーでしたが、
このこだわりも腰痛の前には崩れさりました・・・笑 -
10分もかからずにヴェネツィアの宿「ア・ラ・コメディア」に到着。
1回辿り着いてしまえば、リアルト停留所からの道はめっちゃ簡単だった。 -
部屋は「デラックス ダブルルーム」
2泊朝食付きで302.60ユーロ
BOOKING.COMにて予約。 -
嬉しいバスタブ付き♪
今宵は熱いお湯に浸かって腰を労わりましょう。 -
部屋の鍵は重たいキーホルダー付き。
出掛けるたびにフロントへ預けます。 -
部屋の探索もそこそこに街に繰り出します。
ヴェネツィアの劇作家カルロ・ゴルドーニの名前をとった「ゴルドーニ劇場」 -
客待ちのゴンドリエーレ。
ゴンドラという昔からの歴史ある乗り物の漕ぎ手が、スマホという現代の道具を使っている姿が面白かったので撮ってみた。 -
ヴェネツィアの街もクリスマスのイルミネーションが通りを飾ります。
夜が楽しみ。 -
リアルト橋を渡り、サン・ポーロ地区へと向かいます。
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リアルト橋の上は常に写真を撮る観光客でいっぱい。
しかも普通に景色を撮るだけでなく、自撮りする人が多く、狭い階段部分がしっちゃかめっちゃか。 -
橋の内側には広い階段があり、お店が並んでいました。
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ヴェネツィアの街は太陽の光や水面に反射する光など、光が豊かな街でした。
ヴェネツィア絵画が色鮮やかな色彩で描かれていくのも納得です。 -
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クレーン車ならず、クレーン船が作業中。
ヴェネツィアは車がなく、警察や消防はもちろん、物資の運搬も全て船で行っているんですね。 -
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客待ちのゴンドリエーレをよく見かけましたが、冬はやっぱり暇なんでしょうか?
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カナル・グランデ(大運河)沿いの道を少し中に入れば静かな世界が広がっている。
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ヴェネツィアはいくつもの橋が巡らされています。
再訪することがあれば、じっくりと島内を歩いて回りたいですね! -
サン・ポーロ広場にやって来ました。
この時期のヨーロッパでお馴染みのスケートリンクが広場を占領中。
営業は夕方以降かな。 -
広場に面しているサン・ポーロ教会へやって来ました。
大きな鐘楼です。 -
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入場料は3ユーロ。
Chorus加盟の教会なので、他の加盟教会に4ヶ所以上訪問するならChorus Pass(12ユーロ)がお得です。 -
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ティントレット【Assunta e santi】
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教会に入って左手にティントレット作【最後の晩餐】があります。
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こちらはキリストの受難が描かれた絵『十字架の道の14留』を展示している部屋でした。
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主祭壇。
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弟子の足を洗うキリストの絵。
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サン・ポーロ教会を出ます。
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サン・ポーロ教会から西に歩くと小さな運河に突き当たります。
そこから右手に進む建物の向こうから大きな教会が現れました。 -
サンタ・マリア・グロリオーサ・デイ・フラーリ教会です。
サン・マルコ広場の東にあるドミニコ会のサンティ・ジョバンニ・エ・パオロ教会とともにヴェネツィアの二大ゴシック教会の一つです。
1250年から1338年にかけて建設されましたが、改築されて1445年に現在の姿になりました。 -
この教会はフランシスコ会が建てたもので、フラーリとはヴェネツィア方言で「フランシスコ会士」を言うそうです。
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中に入ると右側にチケット売り場があります。
こちらも入場料は3ユーロ。
Chorus加盟です。 -
入場料は比較的お安めなのに、中身はそれ以上の価値があります!
オススメの教会です。 -
入ってすぐ、左右両側に大きな墓碑があります。
右側はティツィアーノのもの。
椅子に座っているティツィアーノの背後には『聖母被昇天』の浮彫があります。 -
ティツィアーノの向かいにあるのが彫刻家カノーヴァの墓碑です。
ピラミッドと、その中に入ろうとしていくドラマ仕立ての彫像が目を惹きます。 -
聖歌隊席の入り口の向こうに【聖母被昇天】が見えます。
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主祭壇に早く行きたい気持ちを抑えて、聖歌隊席の左手前にあるティツィアーノの作品をまずは観ます。
【ペーザロの祭壇画】
左端で跪いているのがこの絵の注文主ヤコポ・ペーザロ。
彼を中央にいる聖ペテロが聖母マリアに紹介しているという絵です。
人物の配置を同心円状ではなく、斜めに配している斬新な構図です。 -
右下に描かれている人物はこの絵の注文主ヤコポ・ペーザロの四人の兄弟で、こちらを向いている若い少年は甥だそうです。
色の使い方がとても鮮やかな絵でした。 -
主祭壇に向かいます。
このティツィアーノ作【聖母被昇天】は高さが7メートルもあります。
後陣の窓の高さや絵の手前にいる人と見比べて、とにかく大きいのが分かります。 -
主祭壇向かって右側にヴェネツィア元首フランチェスコ・フォスカリの墓廟。
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向かって左側はヴェネツィア元首ニッコロ・トロンの墓廟。
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動きのある人物描写と見事な色彩によるこの絵はヴェネツィア絵画の画期的な大作となり、ティツィアーノは有名になったそうです。
この絵の前には椅子があるのでしばらく座って眺めながら「腰痛が治りますように」とお祈りしました。 -
バルトロメオ・ヴィヴァリーニ『多翼祭壇画』
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ジョバンニ・ベッリーニの『フラーリの祭壇画(聖母と諸聖人)』
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パオロ・ヴェネツィア ーノ『ダンドロの半円飾り』
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この礼拝堂にはヴィヴァリーニの祭壇画、サンソヴィーノの彫刻とジョーバネの絵があります。
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バルトロメオ・ヴィヴァリーニの祭壇画。
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パルマ・イル・ジョーヴァネことヤコポ・ネグレッティ【La discesa al Limbo】
下の彫刻はサンソヴィーノによるもの。 -
元首ジョバンニ・ペーザロ墓廟。
黒い大理石で出来た四人のムーア人の人像柱が目につきます。 -
ジュゼッペ・ノガリの絵とアレッサンドロ・ヴィットーリアの彫刻
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入り口の上にも見事な絵画、彫刻があります。
ヴェネツィアで1箇所だけ教会を訪れるならココ!と言われるほど、ちょっとした美術館にも引けを取らない美術の宝庫となっていますので、ヴェネツィアに来た際は是非とも訪れてみてください。 -
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フラーリ教会の鐘楼。
ヴェネツィア島内では、サン・マルコ広場にある鐘楼に次ぐ高さだそうです。 -
続いてフラーリ教会のすぐ裏手に来ました。
左側にサン・ロッコ大同信会館(スクオーラ・グランデ・ディ・サン・ロッコ)があります。
右側はサン・ロッコ教会。 -
大同信会館の方に入ります。
入場料は10ユーロ。
ローマなどは無料の教会がほとんどでしたが、ヴェネツィアは逆にほとんどが有料です。
教会巡りだけでも結構な金額になります。
ちなみに、ここは入場は17時までで、閉館が17:30と早めですので夕方に訪れる時は時間に余裕を持ってください。 -
ここはティントレットの、ティントレットによる、ティントレットのための建物です。
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1階の壁にはティントレットによる聖母マリアの生涯を描いた8枚の大型の絵の連作が飾られています。
これは入り口の左にある【受胎告知】
ここからぐるっと回り、入り口の右の【聖母被昇天】まで続きます。 -
【東方三博士の礼拝】
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部屋の隅にもこのような縦長の絵が2枚ありましたが、
もうひとつを撮り忘れてしまいました。 -
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【聖母被昇天】
ぐるっと回って入り口の所まで戻って来ました。 -
2階へと上がる階段。
階段の入り口の上にあるアーチの部分を見ると・・・ -
誰かがこちらを覗いている・・・笑
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最初の階段を上がると踊り場があり、次に左右の壁に絵が描かれた大階段があります。
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大階段の右側を見たところ。
絵の大きさが分かるでしょうか? -
大階段の右の壁にはアントニオ・ザンキ『ペスト退散を祈る聖ロクス』
絵の間に柱があるので、その右側です。
この左右の壁の絵は1630年に流行ったペストを描いています。
右の壁の絵は当時の凄惨な情景が描かれています。 -
同じく柱の左側部分。
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左の壁にはザンキの弟子ピエトロ・ネグリ『ペスト終息をヴェネツィアにもたらす聖母』
これは柱の左側部分。 -
柱の右側です。
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いよいよ2階の大広間へと入ります。
階段の途中から中の様子が見えてきますが、良い意味でヤバそうですね。 -
2階の大広間に入ると、天井と壁面を覆うティントレットによる絵画群に圧倒されます。
天井に描かれたティントレットの【聖ロクスの栄光】
この天井画が1番最初に完成したそうです。 -
その下の壁面には【磔刑】
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【羊飼いの礼拝】
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天井画を観るために、このように鏡が準備されています。
鏡越しだと上手く観る事ができない(鏡の動きが反対になるのでややこしいから)ので私は使わずじまいでした。 -
大きな天井画【岩から水を湧き出させるモーセ】
しかしながら、天井を見上げ続けると腰にきますね… -
【キリストの復活】
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フランチェスコ・ピアンタ【彫刻】
ピアンタ自身を表しているそうです。
ピアンタの変わった彫刻がズラーッと飾ってあったのですが、腰がもう限界で写真を撮る気力もなくなってしまいました。 -
遂に1歩歩くとたびに腰に痛みが走るようになってきました。これはヤバい…
頭の中はもはや絵画鑑賞よりも歩けなくなったら、この後のフィレンツェ とローマはどうしよう?という不安でいっぱいです。
集中力が途切れると、ダメですね。
頭の中に何も入ってこない。
壁際にずらっと並んで置かれている椅子にしばらく座って休憩し、
ホテルに戻ることにしました。 -
大同信会館からホテルまでひぃこら歩いてなんとか戻れました。
ひと休みしてから夜ご飯タイム。
ホテル近くのレストランに来ました。
ヴェネツィアにて、ようやくイタリアらしい物を食べます!
大好きなボロネーゼ。
カルボナーラと迷ったんですけど、こちらは麺がタリアテッレで珍しいなぁと思い選びました。 -
メニューを見ていたら無性にサーモンが食べたくなり注文しました!笑
せっかくのヴェネツィアなので海の幸を食べよう♪ -
ヴェネツィアで買った忘れられない物。
それはお土産ではなく薬局で買った湿布。笑
これがまた微妙で、貼ってもすぐに剥がれてくるので効果あるんかいな?と思いました。
しかも箱の大きさとは対照的に湿布が小さく、薄くてペラペラ・・・
これで5枚入り、15.90ユーロ(約2000円)しました。
やはり日本の物の方がいいですね。
次の旅行からは、湿布も持ち物リスト入り決定!笑
さて、持ってきた入浴剤を入れて湯船に浸かり、おやすみなさいです。
本日のApple Watchのアクティビティの計測
歩数:11,473
距離:8.0km
消費カロリー:2,135KCAL -
2019.12.29
ホテルの朝食会場にて。
クリスマスらしい飾り付け。 -
朝食の品数は少なかったですが、珍しく生のサーモンがありました。
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朝食後、サン・マルコ広場の方へ。
夕方になると腰がまたヤバくなるだろうから、動き回るなら朝のうちが勝負です! -
広場に出ると左手にサン・マルコ寺院と鐘楼が現れました。
鐘楼の大きさに圧倒されます。 -
サン・マルコ寺院の左には時計塔があります。
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サン・マルコ寺院は聖マルコの遺体を安置するために、1094年に完成したビザンツ様式の聖堂です。
ヴェネツィアはキリスト教国でしたがビザンツ帝国と結びつきが強く、コンスタンティノープルにあった聖堂をモデルに建てられています。
だから他の街の聖堂と比べて見た目が特徴的なんですね。
中央入り口の2階部分にはコンスタンティノープルから略奪してきた4頭の青銅の馬(レプリカ)が飾られています。
ラングドン教授の映画(インフェルノ)にも出てきましたね~。 -
寺院正面には5つのアーチがあり、それぞれにモザイクが施されています。
こちらは中央入り口の【栄光のキリストと最後の審判】 -
中央入り口以外の4つのアーチには、聖マルコの遺体をアレキサンドリアからサン・マルコ寺院に運び出すまでの物語がモザイクが描かれています。
この左端(北側)だけ描写が古く感じられるのは、1260~1270年ごろに作られたため。
【大聖堂への聖マルコの遺体の運搬】 -
【アレキサンドリアから運び出される聖マルコの遺体】
イスラム教徒が豚肉を不浄なものとして嫌うことを利用して、遺体の上に豚肉をのせて隠して運び出したエピソードです。 -
【聖マルコの遺体の到着】
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【ヴェネツィア総督と市民の聖マルコ遺体の歓迎】
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ヴェネツィアの政治的中枢の建物であるドゥカーレ宮殿。
当初はもっと要塞チックな建物だったそうですが、1172年の再建時に邸館風に姿を変えて15世紀に現在の姿になったそうです。
国の中枢の建物なのに要塞のような造りではなく、攻められたらどうするの?と思いましたが、
当時のヴェネツィア共和国はイタリア半島の内乱とは無縁で、独立した平和な国であったという事を知って納得しました。 -
サン・マルコ小広場には小ぶりなクリスマスツリーがありました。
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小広場といえばこの2本の柱が印象的ですが、ここは昔、公開処刑場だったようです。
左の柱の上にはヴェネツィアの守護聖人「聖マルコ」の象徴でもある『翼のあるライオン』が、
右の柱の上は聖マルコの前の守護聖人「聖テオドロス」がワニに乗っています。 -
小広場を抜けてゴンドラ乗り場に来ると右手にサルーテ教会が見えます。
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ゴンドラと向こう岸のサン・ジョルジョ・マッジョーレ教会がとても絵になる。
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朝早いので溜息橋を独占♪
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ボートを洗っている、日常的な光景。
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スキアボーニ河岸を東へと進み、サン・ザッカリア停留所からヴァポレットに乗ります。
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ヴァポレットの操舵室。
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晴れて良かった!
さぁ、出発! -
沖合から見るドゥカーレ宮殿、鐘楼。
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いよいよサン・ジョルジョ・マッジョーレ島に到着です。
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島とはいえ、地上と海面にあまり差がないのが分かります。
今回の旅行の前(11月)にアクア・アルタがありました。
今回のアクア・アルタは過去50年間で最も深刻な被害をもたらしたといわれ、その時はこの島も大変な事になったのだろうと想像させられます。
この聖堂のファサードは三角形の破風がふたつあり、一見すると複雑な外観ですが、縦長の神殿と横長の神殿を組み合わせた造りになっており、当時としては画期的な設計だそうです。 -
外光が結構入ってくるので明るい教会です。
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鐘楼へ上がるにはエレベーターを使います。
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主祭壇の裏にある部屋。
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案内表示に従い教会の奥へ進むと、鐘楼に上るチケットの売り場に着きます。
チケットを買ってエレベーターの乗り場に行くと、日本人の方に会いました。
もうすでに鐘楼に上がってきたらしく「今なら貸し切りですよ!」と教えてくださいました。
ワクワクしながらエレベーターに乗り込み、上を目指します。 -
鐘楼に上がると絶景が待っていました!
ジュデッカ運河を行き来する船、サルーテ教会、ヴェネツィアの街並みなどを一望できます。 -
先ほどの位置から半時計回りに見ていきます。
ジュデッカ方面。 -
南の方を撮る。
この島にはもともとベネディクト会の修道院、果樹園や葡萄畑があったそうです。
鐘楼へ上がるチケットにも果樹園などがイラストで描かれていました。
迷路風の庭園(?)が気になる。 -
東の方。
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頭上には大きな鐘があります。
景色を眺めていたら鐘が鳴り、めっちゃビックリしました! -
柵のような扉が閉められていて中に入れない部屋があったのですが、奥に祭壇画が見えたので扉の隙間から撮ってみた。
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主祭壇。
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主祭壇の左壁面にはティントレットの【マナの収集】があります。
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同じく右壁面にはこちらもティントレットによる【最後の晩餐】があります。
両作品ともティントレット晩年の大きな作品です。 -
外光が絵に当たり、全体が綺麗に見えなかったです。
昼以降の方が見やすいのかな? -
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朝早く、人も少ないのでしんとした空間がやっぱりイイですね。
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リアルな磔刑像。
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ヤコポ・バッサーノ【羊飼いの礼拝】
赤ん坊のキリストが光って聖母たちを照らしている夜景画です。 -
予定よりも長居してしまいましたが、このマッジョーレ聖堂は思っていた以上に良かったです。
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サン・ザッカリア停留所に戻るヴァポレットがやって来た。
ジュデッカ方面に向かうヴァポレットは人がいっぱいでした。
今度はそっちにも行ってみたい。 -
スキアボーニ河岸に戻ってきました。
日が昇ってきたので光が増し、朝に見た時よりも景色が綺麗です。 -
誰もいなかったゴンドラ乗り場も人が増えてきて、活気が出てきました。
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さて、次はドゥカーレ宮殿に向かいます。
予定ではサン・マルコ広場の鐘楼に上る予定でしたが、混むであろうドゥカーレ宮殿を先に行くことにしました。
今回の旅行記はここまで~。
後編につづく
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