2020/01/26 - 2020/02/04
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ヒコにゃんさん
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今回、バンコクで泊まったホテルはサパンクワイにあるプラディパット通りソイ10から少し入ったところにあるサイアムパレスホテル。宿泊は昨年12月が初めて、今回は2度目になる。フロントに置いてあるホテルカードをもらい、見てみると漢字で「華僑酒店」と記載されていた。
チェックインした翌朝、朝食を取るため、ホテルから外に出た。プラディパット通りに出て西に2~3分歩いたところに、豚まん屋というかその手のお店を発見。ウィキペディアで中華まんを調べてみると、中国の三国時代(220年頃)蜀漢の宰相、諸葛亮(諸葛孔明)が作らせたことが始まりとされている。~諸葛亮は南蛮征伐の帰りに風雨で川が氾濫し渡れなかったが、氾濫した川を鎮めようと願うとき水神に人間の首を切り落として捧げて祭るという南蛮の信仰を、戦いで失われた人命を人柱にこれ以上犠牲には出来ないとして、小麦粉を水で練った皮に羊や牛の肉を包んで饅頭(まんじゅう)を作り、人頭に代わって供えて川に投じると見事に氾濫は収まったという。これが饅頭(中華まん)の始まりとされている~ ほんとかな-?
なので、豚まんは中国の食文化であり、それが、いつ頃か分からないがタイに入ってきているのであった。
そして、サパンクワイのプラディパット通りに入ったところはレートのよい両替エリア。両替といえばお金を扱う。お金を扱うを漢字2文字で言えば金融。タイの金融を牛耳るタイ華僑が、プラディパット通りの両替屋をやっているのだろうと容易に想像出来る。
高山正之さんの著書「変見自在 プーチンよ、悪は米国に学べ」(新潮社)にタイ華僑について興味深い記述があったので引用させて頂く。
~タイには地元生まれのコンタイと、後から流れ込んできたコンチンがいる。チンは清、華僑のことだ。ついでながら華僑の僑の字は根無し草を意味する。東南アジア諸国がそうであるように、彼らは居ついた国の権力者に取り入り、うまい汁を吸い、吸い尽くしたらさっさと出ていく。(中略)タイにも多くの華僑が流れ込み、タイの経済、政治の中枢に食い込んだ。しかし他のアジア諸国が華僑に生き血を吸われ、衰退していく中で、タイは少し違う道を選んだ。自身も華僑の忌まわしい血が流れる国王プミポンは根無し草の華僑に食い逃げをさせないよう、彼らの定住化を図った。具体的には中国語をやめさせ、名もタイ風にさせ、漢字の看板も禁止した。それが嫌なら重税を課した。カネが命の華僑はもちろん従い、形だけでもコンタイを装った。不思議なもので形を整えると、心根も改まる。流れ者の華僑が絶対やらなかった高速道路の建設などのインフラ整備に元華僑が乗り出して今では地下鉄まで開通させた。しかし華僑がみな善人になるわけもない。(中略)悪い華僑の種は尽きない。警察官上がりのタクシンはタイの基幹通信産業をシンガポール華僑に売り、さらに中国の鉄鋼集団、自動車産業を入れて「タイの中国化」を急いだ。彼の善政とされる北部タイ開発も要はラオスまできた中国勢力のための入口整備だった。タクシンは中国と組んで国王より強い政権を作ろうとして国を追われた。~
泊まったホテル、朝食で頂いた豚まん、麺屋で見つけたお茶のプラスチックポット、両替屋などなどタイ華僑の文化をいろいろ感じたサパンクワイプラディパット通りを帰国日2月4日にぶらぶら歩いた。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩 バイク
- 航空会社
- タイ・エアアジア X ノックスクート (運航停止)
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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2020年1月26日(日)、自宅から最寄り駅の始発に乗り、関空を目指した。
乗る飛行機はノックスクートエアーXW111便。AM8時30分発。機体はBOEING777-200。椅子は狭かった。上部のライトは点かなかった。揺れまくり。もう一つ。 -
バンコクドンムアン空港には、現地時間昼過ぎに到着。
一番北の出口を出て、歩道橋を渡り線路の向こうの屋台街を目指した。
いつもどおり鉄板の美味しさ、カオマンガイを頂いた。
この日から8泊、パタヤで過ごした。朝テニス、バーで全豪オープンテニス観賞、テニ友さんたちとの食事会、タイ料理などなど楽しんだ。
東京から来られているテニ友さんとは、準決勝ティエム対ズベレフ、決勝ティエム対ジョコビッチで握った。私はどっちもティエム勝ちに賭けた。
結果、ティエム3-1ズベレフ。ティエム2-3ジョコビッチ。
2勝0敗なら勝ち逃げになってしまう、0勝2敗なら悲しい。なので1勝1敗でちょうどよかった。 -
さて、帰りはパタヤカンからBTSモーチットまでの直通ミニバスにした。このミニバスの乗り場をパタヤ到着後歩いているときに見つけた。パタヤカンのビッグCエクストラを更に東に行ったところにあるミニバス発着所がある。今回、初めて乗ってみることにした。
バス車体のメーカー名はYUTONG。中国製。乗り心地は当然であるが悪かった。トヨタとは雲泥の差を感じた。あたりまえの話。
2月3日(月)13時40分発。MRT Chatuchak駅(すぐ横がBTSモーチット駅)には16時10分に到着。52番の路線バスに乗り換えホテル最寄りバス停まで移動した。ホテル到着は16時40分。
バンコクまでのバス、ミニバス、ロッツゥーはいろいろあるが、これだけ早くて乗り換えも1回なので、乗り心地は我慢して、これからはこのルートを選ぶことになりそうだ。
ミニバスのお代金150バーツ×2人=300バーツ(日本円換算1,080円) -
ルート図が張り出されている。タイムスケジュールの張り出しはなかった。
ちなみに我々は12時45分にこのミニバス発着所についたので、55分待ちだった。 -
この日の宿泊はサイアムパレスホテル。ホテル前にはずらっと車が止まっている。
1階にあるレストランは営業しているのだがほとんど客はいない。建物自体はかなり古い。典型的なタイ人向け中級ホテルと思われる。宿代は1泊687バーツ(日本円支払額2,464円)。部屋はツイン、ベッドが2台で広い。独房感皆無。居心地よし。夜は隣の部屋などうるさくない。快適。冷蔵庫付き。リモコンのないブレーカーオンオフのエアコン。しかしなんとナショナル製(松下電器)。ホテルのエレベーターは日立製。欠点は、シャワーの湯がぬる過ぎの1点だけ。
「華僑酒店」とネームカードに書いてあるが、フロントのお嬢さん、ポーターさんに反日ムードは皆無。
このお値段にしてこれだけの設備。これからのバンコクの定宿になりそうです。 -
サパンクワイ駅の下のいつもの屋台で晩ごはんチムチュムを頂いた。食後、この屋台のの1本北の筋が商店街になっており、進んだところに寺院発見。商店街は寺院の門前街だった。
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さて、2月4日の翌朝。小さい豚まん2個、緑茶1杯。美味。喫茶店でコーヒーとケーキを食べているような感覚がした。
お代、豚まん20バーツ×2個、グリーンティー1杯30バーツ。タイにしては、かなりいいお値段だと思うが、次から次にお客さんがやってくるので、華僑はお金持ちだなあと感じた。 -
お店の外観。
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さて、まだお腹が空いていたので麺屋に入った。
お水と氷を汲もうと思ってその場所に行ってみると、そこにあったのはお茶のプラスチックポット。普通は水である。こんなのタイでは初めて。このお店でも中華の香りを感じた。 -
バミーナーム。お味は普通。
50バーツ×2杯=100バーツ(日本円換算360円) -
外に出た。
プラディパット通りには大型ホテルが数か所ある。
カーンマニーパレスホテル。 -
ミドホテル。サイアムパレスホテルのすぐ近所。超大型。
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エリザベスホテル。写真には看板のみ。建物はこの奥。見た目古そう。ここも大型。
なんでこんな名前にしたのかな。
昔々、ベトナム戦争時代アメリカ兵が利用していたのかも。 -
プラディパットホテル。ここも大型ホテル。くたびれ感が否めない。
写真を撮った4ホテルは、すべてタイ人向けホテルのような感じである。 -
2020年完成予定の地上46階建てコンドミニアム、LINE。
目を引く。 -
その東には細いノッポのコンドミニアム。
奥にも。
サパンクワイは今や、コンドミニアム乱立状態。 -
サパンクワイには大きなビッグCあり。大抵のものはなんでもそろう。パホンヨーティン通りの西側は建物を取り壊したところ。ここもコンドミニアムが立つのかもしれない。
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両替屋。
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時計屋。酒屋。いずれも漢字が併記されているので華僑経営なんでしょう。
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プラディパット通りソイ20。ボーイズストリート入口から撮影。お昼なのでいかがわしさは何ら感じなかった。でも、夜入って行く勇気はありません(汗)。
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唯一見つけたムスリム料理屋。プラディパット通りでここだけだった。
サパンクワイでは、中国人、インド人、中東の人達を見かけなかった。そしてたまに白人を見かける程度。日本人も見かけなかった。居るのはタイ人のみ。でもタイの田舎のように街がタイ語の表示のみ、タイ語しか通じない。ちょっとどうしようか躊躇うといった感じは、サパンクワイ周辺にはない。私にとっては極めて居心地がいい。ヤワラーのようにごちゃごちゃ感がなく、わりとスッキリしているからだろうか。 -
屋外フードコート。入口には中華風の提灯が並んでいた。
ぶっかけ飯屋が営業していたので、ホテルで何泊もするようであれば重宝しそう。 -
ソイ10入口にお菓子屋台発見。
20バーツ分を注文。 -
20個以上入れてくれた。
揚げパンの感触。お味はまあまあ。 -
歩道に交通整理の警察官。
普通、バンコクでこういう風景は見ないが、プラディパット通りは特別。
地元有力者のタイ華僑と警察が上でつながっているのではないか。
と勝手に思うほど、プラディパット通りには警察は至れり尽くせりの感がある。 -
きちっと整備された歩道。
ただ昨年12月に来たときは屋台街があったのに、今回は見事に全部撤去されてしまっていた。サパンクワイの名物だったのに。作家、下川佑治さんもここが大好きだったのに。寂しい限りである。 -
バス停の目印も洒落ている。ソイ18近辺で撮影。バス停はソイ10にもあった。
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ホテルチェックアウトはAM10時40分。
プラディパット通り1本南の筋に出た。
この通りにも歩道があって道は綺麗。パタヤのソイブッカオの歩きにくさとは別世界。
この筋にもコンドミニアムが目白押し。
ガードマンが道路を見張ってくれているので、治安面問題なしと思う。 -
東へ東へと進むとパホンヨーティン通りに突き当たる。その正面がバンスー警察。
ここまでホテルから徒歩10分。
バンスー警察前バス停から路線バス510番に乗車。 -
青バス。ドンムアンまでお代は25バーツ×2人分=50バーツ。(2人で180円)。路線バスとしては最高級のお値段。でも車内は空いていてエアコン完備。最初から最後まで25分間座って行くことができた。ラッキー。
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行きつけのカオマンガイ屋さんが閉まっていたので、昼食は、屋台街一番南側にあるぶっかけ飯屋にした。
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激辛。食後10分くらい経ってからやっと口の中の火事が収まった。
恐るべし、バンコク郊外の屋台。
35バーツ×2皿=70バーツ。安~! -
ドンムアン空港の出発便掲示板
WUHAN。見つけてドキリ。右の赤字を見てホッ。WUHANは武漢のこと。
WIXI无?便、ノックNANJING南京便も欠航。 -
更にはTianjin天津便、MACAOマカオ便、ノックスクートNANJING南京便も欠航。
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ドンムアン空港出発ゲート通路。
こんなガラガラ過去に見たことありません状態でした。 -
帰りはエアアジアX。機体はエアバスA330-300。
椅子広い~!ありがたい!揺れもなし。
私的には、エアバス対ボーイング。エアバスの勝ち。
この日は、これまで禁酒状態。
最後に贅沢した。ビール150バーツ+おつまみ40バーツ=190バーツ
(日本円換算680円)最後もチャンビール締め。美味しかった。
文章の多い、長い旅行記になってしまいました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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