フェリーさんふらわあ 太陽に守られて志布志へ！

2020/01/03 - 2020/01/04

2018年就航の新造船で快適な船旅を味わってきました。
シップオブザイヤーを受賞した船内には業界初のプロジェクションマッピングをはじめドッグラン、レストラン、大浴場と充実しています。空路よりゆっくりですが、広い船内でゆったり過ごすことができました。移動と宿泊込みでこのお値段はお得です！

新春の太平洋、黒潮を逆らって大阪からへ鹿児島県志布志へsail out！

1月3日17:55大阪第2タ→1月4日9:40志布志　プライベートシングル利用(13,860円)

エリア 大阪ベイエリア(大阪)

• 旅行の満足度: 5.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 船

かわいい顔した新交通システム大阪メトロ南港ポートタウン線「ニュートラム」のトレードセンター前駅にやってきました。

トレードセンター前駅 駅

案内に従ってフェリーターミナルへ。

窓口はATC(アジアトレードセンター)建物の一角にあります。ネットで予約しておいてQRコードを取得しておけばタッチパネルで簡単にチケットを出力できます。
係の人もいるので安心です。

手渡された乗り場までの案内図を頼りに建物多くの方へ。
行先によって乗り場が異なるので注意！

手前の船は別府行きで奥が志布志行きになります。

徒歩客の場合は、志布志行きには専用のシャトルバスで移動です。これの最終の時間に間に合わないと乗船できなくなるので要注意。

駐車場の中を進んで…

到着

さんふらわあと言えばこの太陽マーク

ターミナルの建物も新しくてきれいです。
乗船開始までここで待機です。トイレはありますが売店等はありません。

なかなか混んでいるようです。こちらのターミナルでも窓口があるので発券手続きは可能です。雑魚寝タイプのツーリストも満席です。

乗船券はカードキー方式なのでタッチして解錠します。
このパネルにかざすと部屋の位置がモニタに表示されるので乗船後も迷いませんね。

こんな感じ。下船時に船内の専用ボックスに入れて回収というシステムです。
名前と部屋番が書かれている大洗のMOLフェリーとは違いますね。

顔はめ
柳原良平氏の素敵なイラストです。

では乗船。太陽の赤い部分に入口があります。触ったけど熱くはないよ。

エスカレータで船内居住区へ。この時点で装飾がすでにおしゃれ。テーマパークかよっ！
BGMにはもちろん「さんふらわあの唄」♪太陽に守られて～いこう！

これ船ですよ…どっかのリゾート地のホテルじゃないんですよ。
天井にあるのがプロジェクションマッピング。

部屋は何種類かありますが、今回はプライベートシングル。相部屋の中では最上位ということで壁とアコーディオンカーテンで仕切られています。中からは気休め程度のカギがかけられます。

中にはベッドとテレビ。人目を気にせず着替えたりくつろいだりするには十分な広さです。
テレビはアームがついていてデッドで横になった状態で見やすい角度に調整できます。

船内散策へ。
3階建てになっています。天井がプロジェクションマッピングのエントランスは楕円形の吹き抜けになっています。階段のほかにエレベータもありますよ。

1番上のフロアから外へ出られます。オレンジ一色の煙突はMOLグループの証。

少し南にある別のターミナルから名門大洋フェリーが一足先に出ていきました。あちらは門司行きかな。いってらっしゃ～い

記念撮影用のスペースかな。

フロントの横にショーケースがあって良く見るといろいろ展示がありました。
シップオブザイヤー受賞の記念の盾。

こちらは入港記念品。

海上は街明かりが少ないので晴れていれば天体観測にもってこい。ということでこんな掲示もありました。
曜日限定で星空ガイドもあるそう。特に冬は空気が澄んで明るい星が多いので楽しいですよね。

さんふらわあは歴史あるフェリーの一つです。船内には歴代の船の写真が飾られていました。
こちらは現在横浜で活躍しているロイヤルウイングのくれない丸時代のもの。別府航路に今度投入される新造船もくれない丸の名前を襲名することになりましたよね。

船好き地理好きにはいくらでも見ていられる展示です。

出航の合図はやっぱり銅鑼。船旅に染まってしまうとこれが無いと物足りなく感じてしまいますよね。

天井には華やかなプロジェクションマッピング。
写真ではこの感動は伝わらないでしょう。残念ですねぇ。

乗船が1月3日でしたので門松がありました。鏡餅もありましたよ。

それでは出航。離岸、接岸の時だけ使用されるサイドスラスタの波が岸壁を打ち付けます。

陸上職員の皆さんがサイリウムでお見送り。ありがとう～ いってきま～す

晩御飯は食券を買ってレストランでバイキング。
新年ということあっておせち料理が並んでました。食べ放題！贅沢じゃ。別料金でアルコールもあり。

ホテルじゃないんですよ～フェリーですよ～

コインランドリーもあります。移動中の時間を有効活用できますね。
洗濯機をよく見ると天井にしっかり固定されバンドでぐるぐる巻きになっているのは揺れる船ならでは。

船内には無線LANが飛んでいますが、インターネットするにはちょっと遅いです。(海の上なので仕方ありませんが)
かわりにフェリーの情報や天気予報、映画とかが見られます。

曇ってていまいち星が見えん。この航路は紀伊水道を南下して四国沖の太平洋を進むので夜景もほとんどありません。
このあと南海フェリーと交錯しました。

館内アナウンスで上映会をするというのでエントランスへ。
フェリーが宇宙船になって時空を旅する的な映像が流れました。大阪の観光地案内を360度カメラで撮影した映像も面白かったよ。

朝
宮崎沖かな。

さんふらわあきりしま から眺める霧島？(多分違う山だと思うけどそういうことにする)

記念撮影用のイラストはここにありますよ。撮ってる人見たことないけど。

朝食も食券買ってバイキング！ちょっとおせちっぽいかな。パンもありました。
昨晩に続いて食べ過ぎて困っちゃうんだなぁ。

オリジナルカレーもあるぞ。

九州を見ながらモグモグ。

当ブログ定番のアングル。ファンネル(煙突)は飛行機でいう尾翼のような船の顔の一つですからね。

鹿児島までもう少し…

降り注ぐ太陽に見守られて

志布志まであと少し

都井岬の灯台と風車。
このあと反対舷にはロケットの基地で知られる肝付町内之浦が見えてきます。

対岸に石油備蓄基地が見えたら志布志はもうすぐ。
一般に知名度は高くないですが主要貨物港として国内に複数の定期航路を持ちバルク(穀物)の戦略港湾として整備が進んでいます。

名残惜しいかな。もうすぐついてしまう。。。

船の先っぽが見える窓があります。

こんな感じの通路なので誰でも見ることができます。
他船では進行方向の窓はお高い部屋かロビーになっていることもあるのでちょっと意外な使い方と感じました。

子供部屋とゲームコーナー

それでは下船。

ここは大阪ではありません、鹿児島です。
移動とホテルとセットなのがやはりフェリーの強み。マイカーもバイクも運べますし。最近は弾丸フェリー、弾丸クルーズという企画もやっているのでリーズナブルに九州・大阪旅行に来られますよ。
志布志から鹿児島までの連絡バスも運行中！

志布志港 乗り物

今回の航路
およそ583km、15時間半の旅でした。

さてと私はこれから志布志観光の始まり～

つづく